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第二章
33話妹のお披露目と2人っきり
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「皆さん、わたくし達の元に、新たな命がお生まれになりました。赤子は女の子です。この国の姫となります、ニーノです」
とお父さんがニーノを抱っこして言う。お父さんの隣にはお母さんが微笑んで立っている。僕は手をフェンスに掴んで下にいる、街の人々を見た。僕の頃のように、たくさん集まって来ている。
「今後は、引き継ぐ、後継者の第一王子のチーロと姫となるニーノを健やかに、育てていきたいと思っています。皆さんも今後ともチーロとニーノを見守り下さい」
とお父さんは続けて言った。僕はそんなお父さんの言葉に惚れた。僕、立派な素敵なニーノのお兄ちゃんになるよ。
お父さんの言葉、お父さんの伝えた方が僕の心に響いた。ニーノはまだ赤ちゃんだから、お父さんの言っている言葉がわかんないかな。僕は前世、高校生の記憶を持って生まれたから、分かるんだけれど。
とニーノが気になって、ニーノの方に顔を向けた。ニーノは何がなんやらかと、きょちきょちと瞬かせ、キョトンとした顔で見ている。ふふ。かわいい、かわいい僕の妹。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
「なんだ、姫が出来たのか。これは良いな。2人とも、我の元に置いときたい。今にも連れて行きたいよ」
白狐の獣人はジャラジャラとたくさんのじゅじゅやら、ライトのぶら下がっている、薄明かりの中、大きな、大きな水晶からチーロの国である、ラミーシア国のニーノのお披露目会を映して、見ていた。白狐の獣人は、とても手入れのとどこおっている、真っ白なふわふわな尻尾を撫でながら、眺め見ていた。
「我の目は間違えぬからな…。我は君たちに会いたい。今すぐにも、攫いたいが、そうもいかん。我はちゃーんと考えておるぞ。なぁ、アロンツォよ。そして、君たちが大きくなる頃には、あいつも元に着いているだろう。
我は君たちが欲しい。だから、我はあそこの学校の長へと務めた方がよかろう。もうすぐだね。あの子たちが入学してくるのはもうすぐだが、君たちが入学してくるのはまだ、先で悲しい。だが、我はちゃんと待っているからな。しっかりとな」
「…様。フラウド様。入りますよ」
「おい、まずは、ドアを叩いて聞くのが先じゃろ。何しているんだ」
「す、すみません。俺、アァ~、ダメだ。僕ですよね。あはは、すみません」
「ちっ」
白狐の獣人、いや、フラウドの元に、少年がドアを開け、入って来た。フラウドは少年の言葉に嫌気をさしながらも、注意をして、バロック調のふわふわなクッションの置かれた、椅子に指さし、上から下に下げ、座れと合図を出した。少年は、その合図にコクッと頷き、従い、座った。
「おい、返事忘れておるぞ!」
「は、は、はい!すみません!」
「はぁ…、お前は我の元に何しに来たんだよ」
「フラウド様の王権に従いたく、司祭見習いとして参りました!」
「そうだ、そうだぞ。忘れるのではないぞ」
「はい!」
•*¨*•.¸¸☆*・゚
ニーノのお披露目会が終わり、今回は王家の人々を呼んでのお披露目会は無かった。理由はニーノが姫ということもあり、他の王家の方々の子供たちは王子ばかりと言うことで王家を呼んでのお披露目会は無かった。
そして、お父さんとお母さん、アンジェロは今後のことを見積もるための話しを始めると言うことで、僕の部屋にニーノを置いて、僕とニーノの2人っきりとなった。
ニーノは僕が赤ちゃんの頃に使われていた、たまごみたいな形で何もしなくても揺れる、ゆりかごに入れられている。僕はニーノに近づいて、ニコッと笑んで、横側に立ち、ゆりかごの縁を両手で持って見つめた。
ニーノはそんな僕に両手を伸ばしてきた。そして、鼻を触られた。小さなニーノの手が触れてきて、くすぐったくって、僕はうーんと目を瞑った。
「くすぐったいよ~。ニーノ」
と言って、ニーノの頬に手を伸ばし、触れた。
すると、ニーノは目をキラキラと輝かせ始めた。かわいい。とても綺麗な形の瞳がぱっちりと開かれている。
「ニーノは、目、めちゃ綺麗だね」
と呟いた。すると、ニーノは両手を胸に手を合わせて、もっと、目をキラキラと輝かしている。
ニーノは、何を思っているんだろう。そんなに僕の鼻が面白かったのかな。僕はニーノが目を輝かしていることが何でか分からずにいた。
そして、ニーノが僕にこんなことになるなんて思いもしなかった。
とお父さんがニーノを抱っこして言う。お父さんの隣にはお母さんが微笑んで立っている。僕は手をフェンスに掴んで下にいる、街の人々を見た。僕の頃のように、たくさん集まって来ている。
「今後は、引き継ぐ、後継者の第一王子のチーロと姫となるニーノを健やかに、育てていきたいと思っています。皆さんも今後ともチーロとニーノを見守り下さい」
とお父さんは続けて言った。僕はそんなお父さんの言葉に惚れた。僕、立派な素敵なニーノのお兄ちゃんになるよ。
お父さんの言葉、お父さんの伝えた方が僕の心に響いた。ニーノはまだ赤ちゃんだから、お父さんの言っている言葉がわかんないかな。僕は前世、高校生の記憶を持って生まれたから、分かるんだけれど。
とニーノが気になって、ニーノの方に顔を向けた。ニーノは何がなんやらかと、きょちきょちと瞬かせ、キョトンとした顔で見ている。ふふ。かわいい、かわいい僕の妹。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
「なんだ、姫が出来たのか。これは良いな。2人とも、我の元に置いときたい。今にも連れて行きたいよ」
白狐の獣人はジャラジャラとたくさんのじゅじゅやら、ライトのぶら下がっている、薄明かりの中、大きな、大きな水晶からチーロの国である、ラミーシア国のニーノのお披露目会を映して、見ていた。白狐の獣人は、とても手入れのとどこおっている、真っ白なふわふわな尻尾を撫でながら、眺め見ていた。
「我の目は間違えぬからな…。我は君たちに会いたい。今すぐにも、攫いたいが、そうもいかん。我はちゃーんと考えておるぞ。なぁ、アロンツォよ。そして、君たちが大きくなる頃には、あいつも元に着いているだろう。
我は君たちが欲しい。だから、我はあそこの学校の長へと務めた方がよかろう。もうすぐだね。あの子たちが入学してくるのはもうすぐだが、君たちが入学してくるのはまだ、先で悲しい。だが、我はちゃんと待っているからな。しっかりとな」
「…様。フラウド様。入りますよ」
「おい、まずは、ドアを叩いて聞くのが先じゃろ。何しているんだ」
「す、すみません。俺、アァ~、ダメだ。僕ですよね。あはは、すみません」
「ちっ」
白狐の獣人、いや、フラウドの元に、少年がドアを開け、入って来た。フラウドは少年の言葉に嫌気をさしながらも、注意をして、バロック調のふわふわなクッションの置かれた、椅子に指さし、上から下に下げ、座れと合図を出した。少年は、その合図にコクッと頷き、従い、座った。
「おい、返事忘れておるぞ!」
「は、は、はい!すみません!」
「はぁ…、お前は我の元に何しに来たんだよ」
「フラウド様の王権に従いたく、司祭見習いとして参りました!」
「そうだ、そうだぞ。忘れるのではないぞ」
「はい!」
•*¨*•.¸¸☆*・゚
ニーノのお披露目会が終わり、今回は王家の人々を呼んでのお披露目会は無かった。理由はニーノが姫ということもあり、他の王家の方々の子供たちは王子ばかりと言うことで王家を呼んでのお披露目会は無かった。
そして、お父さんとお母さん、アンジェロは今後のことを見積もるための話しを始めると言うことで、僕の部屋にニーノを置いて、僕とニーノの2人っきりとなった。
ニーノは僕が赤ちゃんの頃に使われていた、たまごみたいな形で何もしなくても揺れる、ゆりかごに入れられている。僕はニーノに近づいて、ニコッと笑んで、横側に立ち、ゆりかごの縁を両手で持って見つめた。
ニーノはそんな僕に両手を伸ばしてきた。そして、鼻を触られた。小さなニーノの手が触れてきて、くすぐったくって、僕はうーんと目を瞑った。
「くすぐったいよ~。ニーノ」
と言って、ニーノの頬に手を伸ばし、触れた。
すると、ニーノは目をキラキラと輝かせ始めた。かわいい。とても綺麗な形の瞳がぱっちりと開かれている。
「ニーノは、目、めちゃ綺麗だね」
と呟いた。すると、ニーノは両手を胸に手を合わせて、もっと、目をキラキラと輝かしている。
ニーノは、何を思っているんだろう。そんなに僕の鼻が面白かったのかな。僕はニーノが目を輝かしていることが何でか分からずにいた。
そして、ニーノが僕にこんなことになるなんて思いもしなかった。
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