腐男子異世界転生して王子になる〜チートになっちゃった僕でゴメンね!〜

優木王

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第二章

26話ルッカに連れられて

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翌日、僕はルッカからの手紙をもらって、一緒に教会に行こうと言うお誘いをもらった。ティモシーも一緒に。

そして、3人で待ち合わせ場所で顔を合わせて、ルッカが言う、教会へと歩き始めた。

「ルッカが言う、教会ってどこの教会なんだよ」

と少し不服げに眉尻を下げて聞く、ティモシー。僕は2人をじっと見て、歩いた。

ルッカは自信げに、顔を上げて言った。

「東の教会だ!」

「東の教会?……」

と僕は呟いた。

「東の教会って13歳になったら行く教会だぞ!何でそんな教会に行くんだよ」

「いいだろ、俺の勝手だよ。そんなの」

とティモシーの言葉にルッカはフンッと顔を逸らして、言った。

「13歳なったら行くって?」

と僕はティモシーに聞いたら、ティモシーは僕の横に来て、手を繋いで歩きながら、教えてくれた。

「義だよ。決まった年齢で、魔力がそこまでノルマをクリア出来た証の儀式をする教会。東西南北で年齢で違った儀式をするんだ」

「そうなんだ~。儀式があるんだ~!」

僕はルッカの話しを聞いて、わわわと興味が湧いて、目をきらきらさせた。ティモシーはそんな僕を見て、真剣な顔して言った。

「儀式は厳しいんだよ。自分の魔力の実力で義を行って、実力がなかったら、とても痛い目に合うんだから」

と言った。僕は困った顔してティモシーを見た。

「そうだぞ。チーロ。俺にはもう今から向かう儀式の魔力を持ってるんだ。見とけよ」

とルッカは後ろを歩く、僕たちに体を向けて、偉そうに言いのけた。

「ルッカ。僕は知らないからな。お前が痛い思いしてもな」

とティモシーが反感した。

「いいよーだ。俺の実力を目の前にして、お前が劣ってることを思い知らせてやるから」

とルッカがティモシーをあおった。ティモシーは頭を熱くして、怒ってる様子を見て取れた。そんなティモシーに僕は心配そうな顔を浮かべ、ボソッと言った。

「ティモシー…」

すると、ティモシーは僕の頭を撫でて、

「大丈夫だよ、チーロ。僕はね。ただ、ルッカが心配だ」

と言った。ルッカが、そっか。ルッカは無理難題なことしようとしてるんだ。ルッカとティモシーはまだ7歳なんだもんね。ルッカ、大丈夫かな。

ふと、街中の奥の馬車が気になって、目を向けた。すると、赤色のスカーフに大きな茶色の鞄を下げた、出会った時のアロツォみたいな服装の男の子を見かけた。
すると、ちょうど、風がぎり、その男の子のスカーフがフッと飛ばされそうになった。けれど、男の子は手でグイッと抑えた。一瞬だけど、顔を見た。その男の子は前世での蓮にそっくりだった。

そして、その赤色スカーフの男の子が僕たちの横を通って行った。僕は思わず、振り返ってまで見てしまった。

蓮……。蓮だったよね。

「チーロ、どうしたの?」

とティモシーに言われ、僕はハッとして前に向き直った。

「馬車に乗るぞ」

とルッカが言って、3人で馬車に乗り込んだ。

馬車は木製で、気のいい匂いがする。上には白の布地での屋根が被せられている。向かい側に座るルッカは何やら、魔法書を開けて、眉を寄せて、真剣な顔で見ている。ティモシーはそんなルッカを見て、不服げにはぁとため息をついて、ルッカの横に行った。

「なんだよ、ティモシー」

「なんだよって、ルッカは義の内容を見ているんだろ。出来るのか、僕が判定するから」

「お前に判定されたくねぇよ」

とルッカは反発したが、ティモシーは魔法書の上端を持って、2人で取り合いみたいな状況になった。

そんな様子に僕は戸惑って口をついた。

「ぼ、僕も見たい!どんなことするの?」

と言ったら、ルッカもティモシーも取り合いをやめ、じっと黙って、2人は口を揃えて言った。

「そうだよね。チーロも見よっか」

「そうだな。チーロも見よう」

とルッカとティモシーは意気投合に似た言葉を言う。本当は、2人、気が合うんじゃないかと僕は思った。僕は笑顔で頷いて言った。

「3人で見よっ!」

そして、3人で同じ向きで椅子に座り、3人で仲良く魔法書を見ることになった。

「ルッカ、僕がさっきも忠告したが、もう一度言う。7歳での俺らが受ける義じゃないんだぞ。分かってるのか?危ないんだからな」

「分かってるっての」

とティモシーは真剣な声で言って、ルッカは少しばかり、イライラと応えた。

そして、馭者ぎょうしゃのおじさんが後ろに振り返って言った。

「着きましたよ。東のイースト・サイレス教会に」

と言った。すると、ルッカはどこか顔を強ばらせても、「はい」と言った。ティモシーはそんなルッカを見て、心配げに顔をしかめて見た。

そして、ルッカが先に降り、僕はティモシーに抱き上げらて、降りた。

ルッカとティモシーが2人で馭者の人に「ありがとうございます」と伝えた。馭者の人はそれを見て、ペコと一礼して、馬にピシッとして、走らせ、行ってしまった。

教会の周りは暗がりな森の中だった。
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