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第二章
23話僕は破壊しました!
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「チーロ、すごいよ」
「ま、まぢかよ!チーロあの波動壊しやがった」
とティモシーとルッカ口々に僕に驚愕して言う。
僕は、ハーヴィーに抱かれながら、波動のガラスみたいな破片が飛び散って、ついていなかいと心配され、ハーヴィーに顔をパッパッとはたかれた。心配してるハーヴィーの姿はとてもかっこ良くて素敵だななんて思った。
「よし、もうついていないな。チーロくん、大丈夫か?」
「うん!大丈夫」
と僕は笑顔で言った。アロンツォは魔法書に近づいていって、波動の破片を指に付けて、指と指で擦り、眺めた。
「って言うかな。お前ら、注意事項にこの魔法書の上に二人での魔力を合体させて、波動を作るなって書いてあんだろ!強力な波動になるんだからな。危ないんだぞ」
「ご、ごめんなさい」
とハーヴィーの言葉にティモシーがたどたどしく、顔を悲しそうに俯かせ言った。
「ルッカもだろ」
「うぇえーん、ごめんなさい」
ルッカは涙を堪えきれず、涙を流して、言った。
「はぁ、まったく…。にしても、なんでチーロくんあの波動止めれたんだ?7歳児の二人で作り上げた魔力の波動を…」
「そうだな。ハーヴィー。不思議だ。この魔法書に二人での波動を作り上げると時間と共に波動の力が上がるらしい」
ハーヴィーは不思議そうに驚愕(きょうがく)しながら、言った。僕はなんだか、恥ずかしくなって、ハーヴィーの肩に頭を乗っけた。ハーヴィーの温もりがあったかい。
アロンツォもハーヴィーに同調し、魔法書に書かれてある注意事項を見て言った。
「チーロはきっと、僕らより強いんだ。ハーヴィー兄。だって、僕見たから。チーロの魔力…」
ティモシーが両手の拳(こぶし)を強くしめ、聞いてと言わんばかりに訴えた。
「チーロくんの魔力か。…そうか。オーウェン様、いや、ステファーノ家の血を継いでいるから、そういう事もありえるな…。チーロくん手のひら見せて」
と言われ、僕はくすぐったさを覚悟に、ハーヴィーの目を見合わせて、「はい」と言って、右手の手のひらを見せた。
「うーん、チーロくんの手小さいな。もう少し、パッと広げて」
「え…ても…、くすぐったい」
と僕はハーヴィーに応えたが、ハーヴィーは真剣そのものだった。僕はくすぐったくて、くすぐったくて、手のひらをだんだん丸くしちゃう。でも、ハーヴィーが真剣だから、パッと広げて見せよう。
「お~、なるほどな。チーロくんの魔力は一貫性がないらしい。この手の線から分かる。ってことは、チーロくんは……」
「チーロは!」
ハーヴィーの言葉と興味津々にルッカが言葉を言った。
「チーロくんは、無属性ってことに…なる、よな」
とハーヴィーは言って、アロンツォは僕をじっと見つめる。アロンツォだけじゃなく、ティモシーもルッカもハーヴィーも僕を見る。僕はかぁと熱くなって、ぎゅむとハーヴィーに抱きつき、ハーヴィーの肩に顔を押し付けた。
ハーヴィーはそんな僕の様子を見て、時計に目をやり、3時ということを確認し言った。
「3時だ。ティータイムにするか」
「うん。じゃあ、僕お菓子取ってくるよ」
とティモシーが言って、ルッカはきょろきょろとして言った。
「…俺はお利口に椅子に座ってる」
アロンツォはルッカの前の席に座った。
「じゃあ、俺はティー注いで、持ってくるから。待ってて」
とハーヴィーは言って、僕を椅子に下ろした。そして、ティモシーと喋りながら出て行った。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
「よし、じゃあティータイムを楽しもう」
とハーヴィーは僕たちを見て、笑顔で言った。すると、ティモシーもルッカも満面な笑顔で、嬉しそうにお菓子を取り始めた。
机の上には大きな薄黄色の丸いお皿の上にクラッカー、クッキー、プレッツェル、マカロンが乗せてある。どれも綺麗。
ハーヴィーはティーの入った、綺麗な黄色色のティーカップを一人一人の前に歩いて、お洒落に置いていった。
ちゃんとしているんだな。めちゃめちゃ王子様だ。
アロンツォは綺麗にプレッツェルを取って、ちまちまと食べ始めた。
僕は、大、大、大好きな、かわいいマカロンに手を伸ばした。
マカロンの色はピンク。ピンク色っていいよね。まるで、綺麗な恋心を描いている色みたいで…。大好き。
僕は幸せそうにマカロンを食べた。
美味しい。
ティモシーとルッカはどっちがたくさん食べれるか勝負なのか、綺麗な白のテーブルクロスの上にお菓子を積んでいって、食べ比べをし始めた。
「おい、ティモシー、ルッカ。みんなのことも考えろよ。二人でたいらげんじゃねーよ」
とハーヴィーは注意して、椅子を引いて、綺麗に座った。
「はーい」
とティモシーが手を止めて、言った。
ルッカはそんなティモシーを横目に見て、手に取ったお菓子を飲み込んで、コクンッと頷いて言った。
「わかりました!ハーヴィー様」
そして、4人での勉強会が終わった。
「ま、まぢかよ!チーロあの波動壊しやがった」
とティモシーとルッカ口々に僕に驚愕して言う。
僕は、ハーヴィーに抱かれながら、波動のガラスみたいな破片が飛び散って、ついていなかいと心配され、ハーヴィーに顔をパッパッとはたかれた。心配してるハーヴィーの姿はとてもかっこ良くて素敵だななんて思った。
「よし、もうついていないな。チーロくん、大丈夫か?」
「うん!大丈夫」
と僕は笑顔で言った。アロンツォは魔法書に近づいていって、波動の破片を指に付けて、指と指で擦り、眺めた。
「って言うかな。お前ら、注意事項にこの魔法書の上に二人での魔力を合体させて、波動を作るなって書いてあんだろ!強力な波動になるんだからな。危ないんだぞ」
「ご、ごめんなさい」
とハーヴィーの言葉にティモシーがたどたどしく、顔を悲しそうに俯かせ言った。
「ルッカもだろ」
「うぇえーん、ごめんなさい」
ルッカは涙を堪えきれず、涙を流して、言った。
「はぁ、まったく…。にしても、なんでチーロくんあの波動止めれたんだ?7歳児の二人で作り上げた魔力の波動を…」
「そうだな。ハーヴィー。不思議だ。この魔法書に二人での波動を作り上げると時間と共に波動の力が上がるらしい」
ハーヴィーは不思議そうに驚愕(きょうがく)しながら、言った。僕はなんだか、恥ずかしくなって、ハーヴィーの肩に頭を乗っけた。ハーヴィーの温もりがあったかい。
アロンツォもハーヴィーに同調し、魔法書に書かれてある注意事項を見て言った。
「チーロはきっと、僕らより強いんだ。ハーヴィー兄。だって、僕見たから。チーロの魔力…」
ティモシーが両手の拳(こぶし)を強くしめ、聞いてと言わんばかりに訴えた。
「チーロくんの魔力か。…そうか。オーウェン様、いや、ステファーノ家の血を継いでいるから、そういう事もありえるな…。チーロくん手のひら見せて」
と言われ、僕はくすぐったさを覚悟に、ハーヴィーの目を見合わせて、「はい」と言って、右手の手のひらを見せた。
「うーん、チーロくんの手小さいな。もう少し、パッと広げて」
「え…ても…、くすぐったい」
と僕はハーヴィーに応えたが、ハーヴィーは真剣そのものだった。僕はくすぐったくて、くすぐったくて、手のひらをだんだん丸くしちゃう。でも、ハーヴィーが真剣だから、パッと広げて見せよう。
「お~、なるほどな。チーロくんの魔力は一貫性がないらしい。この手の線から分かる。ってことは、チーロくんは……」
「チーロは!」
ハーヴィーの言葉と興味津々にルッカが言葉を言った。
「チーロくんは、無属性ってことに…なる、よな」
とハーヴィーは言って、アロンツォは僕をじっと見つめる。アロンツォだけじゃなく、ティモシーもルッカもハーヴィーも僕を見る。僕はかぁと熱くなって、ぎゅむとハーヴィーに抱きつき、ハーヴィーの肩に顔を押し付けた。
ハーヴィーはそんな僕の様子を見て、時計に目をやり、3時ということを確認し言った。
「3時だ。ティータイムにするか」
「うん。じゃあ、僕お菓子取ってくるよ」
とティモシーが言って、ルッカはきょろきょろとして言った。
「…俺はお利口に椅子に座ってる」
アロンツォはルッカの前の席に座った。
「じゃあ、俺はティー注いで、持ってくるから。待ってて」
とハーヴィーは言って、僕を椅子に下ろした。そして、ティモシーと喋りながら出て行った。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
「よし、じゃあティータイムを楽しもう」
とハーヴィーは僕たちを見て、笑顔で言った。すると、ティモシーもルッカも満面な笑顔で、嬉しそうにお菓子を取り始めた。
机の上には大きな薄黄色の丸いお皿の上にクラッカー、クッキー、プレッツェル、マカロンが乗せてある。どれも綺麗。
ハーヴィーはティーの入った、綺麗な黄色色のティーカップを一人一人の前に歩いて、お洒落に置いていった。
ちゃんとしているんだな。めちゃめちゃ王子様だ。
アロンツォは綺麗にプレッツェルを取って、ちまちまと食べ始めた。
僕は、大、大、大好きな、かわいいマカロンに手を伸ばした。
マカロンの色はピンク。ピンク色っていいよね。まるで、綺麗な恋心を描いている色みたいで…。大好き。
僕は幸せそうにマカロンを食べた。
美味しい。
ティモシーとルッカはどっちがたくさん食べれるか勝負なのか、綺麗な白のテーブルクロスの上にお菓子を積んでいって、食べ比べをし始めた。
「おい、ティモシー、ルッカ。みんなのことも考えろよ。二人でたいらげんじゃねーよ」
とハーヴィーは注意して、椅子を引いて、綺麗に座った。
「はーい」
とティモシーが手を止めて、言った。
ルッカはそんなティモシーを横目に見て、手に取ったお菓子を飲み込んで、コクンッと頷いて言った。
「わかりました!ハーヴィー様」
そして、4人での勉強会が終わった。
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