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第一章
9話ティモシーから教えてもらった
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ー翌朝、僕は縦に長い枕に抱きつきながらムクッと起き上がり、朝を迎えた。
はぁあ~。とあくびを一つつき、着替え始める。
もう僕はここの生活習慣に慣れた。上の服を脱ぐと僕の色白な綺麗なお腹が出る。そして、いつもの服を着る。
そして、アンジェロが挨拶に来て、食堂に向かう。たまに、お父さんとアンジェロが2人で食もとらずに、仕事に励む事があって、皆んなで食べれない事もあるけれど…。
それと、家には替わり替わり、宮殿を見張る人達が外にいる。すごく、安全だけれど、前、木に誰かいた気がするんだよな~。ま、いっか。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
僕は自分の部屋でお利口にいた。すると、後ろにあるベッドの横が光り出した。そう、僕の剣だ。
僕は剣に近づいて行った。そして、恐る恐る、触れようとした。とその時。
ーガチャ
とドアが開き、アンジェロが来た。猫耳と2つの尻尾は出てない。あってもかっこ良かったのにな~。なんて僕は思っちゃった。
「チーロ様、ティモシー様がご一緒にお遊びになりたいとやって来ましたよ!」
とアンジェロはにこにこして言う。
「ティモシーが来たの!」
と僕は言い、アンジェロに抱きついた。
やったー。ティモシーと遊べるんだ。あの時以来、会ってないし、僕が楽しみにしていた事だから、すごく嬉しい。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
「チーロ、大きくなったね~」
とティモシーが言い、僕の頭を撫でる。僕ははにかみながら、
「うん!」
と笑顔で返事をした。
僕の部屋でティモシーとカーペットの上に座っている。この2人の空間が僕には堪らなく思えた。
「ねぇ、チーロ。チーロはもう君主の剣を貰ったんだよね?」
「君主の剣…。うん、貰ったよ」
「チーロ早すぎる。僕なんて、5歳で貰ったのにな。5歳にならないと、魔力がしっかり備わってないってお兄さん達から聞いていたのに…」
「…そうなの。ティモシー。僕、まだ魔力の事よくわかないんだよ」
真剣に言う、ティモシーに僕はそう応えた。
「チーロはもう魔力が備わっているって事だよ。でも、本当、オーウェン様はぶっ飛んだ事をするな~。僕のお父さんでじゃあ、考えられない。やっぱり…、そういう人が…いいのかな」
最後の言葉はティモシーの中で考え込みながら言ったのか、小さかったけれど、僕の耳で聞き取れた。そういう人がいいか~。何がだろう。
「ねぇ、チーロ。その君主の剣持って見せてよ」
とティモシーに言われ、僕は承諾した。朝方、この剣、持ってもないのに、光ってたんだよね。僕は少し臆病になりながらもそっと手を伸ばし、持った。
すると、前の持った時の色とりどりの光よりも盛大に光を放つ。僕は何かしらの力に飛ばされるような気がしながらも、グッと力を入れて持った。
すると、ヒュッと体が宙に浮かび、ものすごい早さで天井まで浮かんだ。やばい、天井にぶつかる。と思い背中を丸めた。すると、ぶつからなかった。
ふわふわした綿菓子みたいなのが僕の身を守ってくれた。
下を見ると、ティモシーが手を僕の方へ翳している。
そして、ティモシーは手で文字を描くように動かしたら、僕は宙からゆっくりと下に降りれた。
ティモシーが助けてくれたんだ。僕はそれだけでうっとりしちゃう。
「ティモシー、ありがと」
と言った。ティモシーは微笑んだ。
「チーロと僕は仲間なんだら。助けるのは当たり前だよ。チーロ、背中にガラスみたいな羽もあるんだね」
とティモシーは僕の背中をまじまじと見て言う。
「うん。これね」
と僕は言って、自分の背中を見ようとしたけれど、見れない。付いているのは分かるのだけれども。
「チーロ、魔力見せてくれてありがとな。あと、チーロに僕から教えてあげるよ。よく聞いてね」
その言葉に僕は重要さを感じて、唾を飲み込み、コクと頷き、2人でまた、座った。
「君主の剣はね、契約した物でね。持ち主の魔力に合わせて威力も大きさも変わっていくんだ。これまでの魔力の強い者で剣の大きさは最長、3.6m。これは王者なんだ。チーロは今の歳で魔力が備わってる。威力…も。
それで、これから成長途中なのが、僕は羨ましいな」
と言った。
「ティモシーの魔力もすっごいよ。…僕が羨ましいなんて言わないで」
と悲しげに言った。ティモシーが元気が無いように見えたから。
ティモシーは初めて会った時のように撫でた。
そして、ティモシーとの今日が終わった。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
チーロは凄過ぎるよ。僕の4つ下のはずなのに。2歳で君主の剣を貰うなんて。
オーウェン様は飛力と雷力って言っていたけれど。それだけじゃない。僕ははっきり見た。チーロにはまだ魔力の種類がある…。
年上の僕が負けていられない。ましてや、僕は家系で3代目。こんなの差がすごいあるじゃないか…。チーロが羨ましいよ。
僕はチーロの兄になれるだろうか…。僕にはそんだけの力があるのだろうか。
はぁあ~。とあくびを一つつき、着替え始める。
もう僕はここの生活習慣に慣れた。上の服を脱ぐと僕の色白な綺麗なお腹が出る。そして、いつもの服を着る。
そして、アンジェロが挨拶に来て、食堂に向かう。たまに、お父さんとアンジェロが2人で食もとらずに、仕事に励む事があって、皆んなで食べれない事もあるけれど…。
それと、家には替わり替わり、宮殿を見張る人達が外にいる。すごく、安全だけれど、前、木に誰かいた気がするんだよな~。ま、いっか。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
僕は自分の部屋でお利口にいた。すると、後ろにあるベッドの横が光り出した。そう、僕の剣だ。
僕は剣に近づいて行った。そして、恐る恐る、触れようとした。とその時。
ーガチャ
とドアが開き、アンジェロが来た。猫耳と2つの尻尾は出てない。あってもかっこ良かったのにな~。なんて僕は思っちゃった。
「チーロ様、ティモシー様がご一緒にお遊びになりたいとやって来ましたよ!」
とアンジェロはにこにこして言う。
「ティモシーが来たの!」
と僕は言い、アンジェロに抱きついた。
やったー。ティモシーと遊べるんだ。あの時以来、会ってないし、僕が楽しみにしていた事だから、すごく嬉しい。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
「チーロ、大きくなったね~」
とティモシーが言い、僕の頭を撫でる。僕ははにかみながら、
「うん!」
と笑顔で返事をした。
僕の部屋でティモシーとカーペットの上に座っている。この2人の空間が僕には堪らなく思えた。
「ねぇ、チーロ。チーロはもう君主の剣を貰ったんだよね?」
「君主の剣…。うん、貰ったよ」
「チーロ早すぎる。僕なんて、5歳で貰ったのにな。5歳にならないと、魔力がしっかり備わってないってお兄さん達から聞いていたのに…」
「…そうなの。ティモシー。僕、まだ魔力の事よくわかないんだよ」
真剣に言う、ティモシーに僕はそう応えた。
「チーロはもう魔力が備わっているって事だよ。でも、本当、オーウェン様はぶっ飛んだ事をするな~。僕のお父さんでじゃあ、考えられない。やっぱり…、そういう人が…いいのかな」
最後の言葉はティモシーの中で考え込みながら言ったのか、小さかったけれど、僕の耳で聞き取れた。そういう人がいいか~。何がだろう。
「ねぇ、チーロ。その君主の剣持って見せてよ」
とティモシーに言われ、僕は承諾した。朝方、この剣、持ってもないのに、光ってたんだよね。僕は少し臆病になりながらもそっと手を伸ばし、持った。
すると、前の持った時の色とりどりの光よりも盛大に光を放つ。僕は何かしらの力に飛ばされるような気がしながらも、グッと力を入れて持った。
すると、ヒュッと体が宙に浮かび、ものすごい早さで天井まで浮かんだ。やばい、天井にぶつかる。と思い背中を丸めた。すると、ぶつからなかった。
ふわふわした綿菓子みたいなのが僕の身を守ってくれた。
下を見ると、ティモシーが手を僕の方へ翳している。
そして、ティモシーは手で文字を描くように動かしたら、僕は宙からゆっくりと下に降りれた。
ティモシーが助けてくれたんだ。僕はそれだけでうっとりしちゃう。
「ティモシー、ありがと」
と言った。ティモシーは微笑んだ。
「チーロと僕は仲間なんだら。助けるのは当たり前だよ。チーロ、背中にガラスみたいな羽もあるんだね」
とティモシーは僕の背中をまじまじと見て言う。
「うん。これね」
と僕は言って、自分の背中を見ようとしたけれど、見れない。付いているのは分かるのだけれども。
「チーロ、魔力見せてくれてありがとな。あと、チーロに僕から教えてあげるよ。よく聞いてね」
その言葉に僕は重要さを感じて、唾を飲み込み、コクと頷き、2人でまた、座った。
「君主の剣はね、契約した物でね。持ち主の魔力に合わせて威力も大きさも変わっていくんだ。これまでの魔力の強い者で剣の大きさは最長、3.6m。これは王者なんだ。チーロは今の歳で魔力が備わってる。威力…も。
それで、これから成長途中なのが、僕は羨ましいな」
と言った。
「ティモシーの魔力もすっごいよ。…僕が羨ましいなんて言わないで」
と悲しげに言った。ティモシーが元気が無いように見えたから。
ティモシーは初めて会った時のように撫でた。
そして、ティモシーとの今日が終わった。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
チーロは凄過ぎるよ。僕の4つ下のはずなのに。2歳で君主の剣を貰うなんて。
オーウェン様は飛力と雷力って言っていたけれど。それだけじゃない。僕ははっきり見た。チーロにはまだ魔力の種類がある…。
年上の僕が負けていられない。ましてや、僕は家系で3代目。こんなの差がすごいあるじゃないか…。チーロが羨ましいよ。
僕はチーロの兄になれるだろうか…。僕にはそんだけの力があるのだろうか。
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