166 / 179
忘れたくない
しおりを挟む
あなたの面影が
儚く消えて逝こうとする感触に
身ぶるいをする
薄暗がりの道を目を凝らし
ゆっくりと手探りで
そっと心の手を伸ばして
ゆらめくか細い灯のような
或いは薄く壊れやすい玻璃のような
もう増えることのないあなたとの思い出達
時の流れに流されないように
繰り返し手繰り寄せる
それは続いていく日常に
ふぅと消えて逝ってしまうようで
過ぎゆく時に
切なく狂おしい想いに駆られながら
それでも忘れたくないと
必死に何度も何度も手繰り寄せる
そっと吹き消えてしまいそうなあなたを
大切に大切に繰り返し手繰り寄せ
ひとつひとつ拾い集め抱きしめる
忘れてしまいたくない
今はいないあなたを
儚く消えて逝こうとする感触に
身ぶるいをする
薄暗がりの道を目を凝らし
ゆっくりと手探りで
そっと心の手を伸ばして
ゆらめくか細い灯のような
或いは薄く壊れやすい玻璃のような
もう増えることのないあなたとの思い出達
時の流れに流されないように
繰り返し手繰り寄せる
それは続いていく日常に
ふぅと消えて逝ってしまうようで
過ぎゆく時に
切なく狂おしい想いに駆られながら
それでも忘れたくないと
必死に何度も何度も手繰り寄せる
そっと吹き消えてしまいそうなあなたを
大切に大切に繰り返し手繰り寄せ
ひとつひとつ拾い集め抱きしめる
忘れてしまいたくない
今はいないあなたを
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる