よせあつめ ─詩集─

古部 鈴

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銀杏

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陽を受けて
輝く黄金の手を大きく広げた
銀杏の木の下で息を吸う

きらきらと輝く金の葉の
風を受け重なり合い音を立てて
目に見える秋の足音
冴冷えた空気

風にひらり落ちてきた黄金を
拾い青く澄んだ空に掲げた

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