よせあつめ ─詩集─

古部 鈴

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サンダルを脱ぎ捨て
焼けた素足で踏み入れる波打ち際
打ち寄せる波の感触
きつい潮の香りを感じながら

抜けるような青空
足元には白い砂浜と白い波
眩しい光と碧の波の揺めき



潮騒の声を聞きながら
軽やかに引いては打ち寄せる波に遊ぶ
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