37 / 179
誰か
しおりを挟む
伏せた顔をそっとあげても
そこには誰もいない
薄く笑う
どうにもならない
自分自身を嘲笑う
誰もいるはずはない
いるはずもない
望まない
望めるはずもない
誰もいない部屋の中
掌を開いて掴んでみても
そこには何もなくて
ただ空を掴むばかり
何も掴めない
掴めるわけもない
熱くなる目頭
眉をきつく寄せた後
嘲笑う
ただただ自分を嘲笑う
何もない
誰もいない
なのに
誰かを望む自分の心を嘲笑う
望みながら
拒む自分を
それでも誰かと望んでしまう
そんな自分を嘲笑う
そこには誰もいない
薄く笑う
どうにもならない
自分自身を嘲笑う
誰もいるはずはない
いるはずもない
望まない
望めるはずもない
誰もいない部屋の中
掌を開いて掴んでみても
そこには何もなくて
ただ空を掴むばかり
何も掴めない
掴めるわけもない
熱くなる目頭
眉をきつく寄せた後
嘲笑う
ただただ自分を嘲笑う
何もない
誰もいない
なのに
誰かを望む自分の心を嘲笑う
望みながら
拒む自分を
それでも誰かと望んでしまう
そんな自分を嘲笑う
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 2
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる