よせあつめ ─詩集─

古部 鈴

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あなたの姿が扉の向こうから現れ
あなたを私のこの目が映した途端

世界に新たな光が差した気がした

妙なる光を
隠しきれない輝きを

あなたの澄み渡る瞳に
あなたの魂は宿り
それは私を強く惹きつけた

やさしく清らかな輝きを放つ双眸
私はただただ見つめるばかりで

そこにうつる全てを知ろうと
知ることが出来ないだろうかと

その瞳の奥の奥を
その魂の深淵を

あなたを知りたくて

あなたを見つめて
ただただ見つめて

目の前で輝き魅せるその魂に
ただただ立ち尽くし
魅入る他私にはない


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