これが彼の学園生活

蜂付き樹液

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第2話 これが彼の周囲

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今日も今日とて、彼、砂山修二の1日は始まる

顔を洗い、朝食を食べ、歯を磨き、制服に着替え、家を出て学校に向かう

修二が相良沢学園に着くと早速、2人の不良が修二に襲いかかって来た

赤いモヒカンと青いモヒカンの双子

中井赤司と中井青矢の中井兄弟である

赤司「ギャハハハハハハハハ!砂山ぁーーーーーー!」

青矢「今日こそてめーをぶっ倒してやるぜーーーーーー!!」

中井兄弟「赤青挟撃ぃ(せきせいきょうげき)ーーーーーーー!!!」

中井兄弟は修二を挟み込むようにして襲いかかる

しかし修二は彼らの攻撃をあえてギリギリでよけ、2人を衝突させる

中井兄弟「ぐへぇ!?」

そして修二は中井兄弟に素早く拳を叩き込む

修二「雷神双撃拳(らいじんそうげきけん)!!!」

中井兄弟「ぎぃあぁーーーー!」

中井兄弟を倒した修二は彼らを一瞥して教室へと向かう

一限 国語

2年生「よーう、一年坊ども!この俺様がお前らをしつけてやるぜぇ!ひゃーっはっは「せやぁ!!」はぎゃ!?」

突如乱入してきた2年生に修二はペンを投げつけ撃退する

修二「授業の邪魔だ。失せろ」

二限 理科

3年生「ここか、砂山修二のいる教室はよぉ…随分勝手にやってるみたいだから俺がしつ「風神刺突脚(ふうじんしとつきゃく)!」けばぁ!?」

今度は乱入してきた3年生の胸に修二は蹴りを突き刺し撃退する

このような感じで修二は乱入者を撃退しながら授業をこなしていった

そして放課後、下校しようと下駄箱に向かう彼に声をかける者がいた

「砂山修二ぃ!ちょっと待ちやがれ!」

修二が振り向くと、そこには大量の人を引き連れて女性が立っていた

藍色の長髪に丈の長いスカートを履いた制服を着たいわゆるスケバンだった

修二「愛梨…また貴様か、蛇川共々懲りない奴らだ」

愛梨「あたりめーだろ!てめーを倒すまで何度でも挑んでやる、やれ!お前たち!!」

愛梨の舎弟「おぉーー!!!!」

愛梨の号令を聞き、舎弟たちがいっせいに修二に襲いかかる

修二「雷神斬波(らいじんざんぱ)ーーーー!!」

雷神を象った構えから高速で両腕を振り回す事で斬撃を発生させ、愛梨の舎弟達を蹴散らしていった

舎弟「怯むなー!数ではこっちが上なんだ!押し通せー!」

舎弟達が、圧倒的な人数差で追い込もうとする

修二「地雷神(じらいじん)!!」

修二は右手に闘気を溜め、地面に突き刺し、闘気を放出させることで地面から闘気が一斉に吹き出し、愛梨の舎弟を吹き飛ばす

そして残るは愛梨だけとなった

修二「愛梨…残るはお前だけだ」

愛梨は冷や汗を流しながら、布で包んでいた槍を構える

愛梨「へっ…やってやるぜ!綺羅星一閃(きらぼしいっせん)!!!」

愛梨が目にも止まらぬ速さで槍を突く

しかし修二はそれを冷静に躱し、かかと落としを愛梨の肩に決める

修二「風神鉄槌脚(ふうじんてっついきゃく)!!!」

愛梨「ぐぅ!?…くそ!流星五月雨突き(りゅうせいさみだれづき)!!」

愛梨は怯むも負けじと無数の突きを繰り出す

修二「無駄だ…ふん!雷神一指突き(らいじんいっしづき)!!」

しかし修二は突きを華麗に躱し、己の人差し指に力を込め愛梨の鳩尾に突き刺す

愛梨「ぐぅ!?ぐはっ!はぁはぁ………ちくしょう……まだだ……まだやられてねぇ!くらえー!奥義!隕鉄撃滅突(いんてつげきめつとつ)!!」

愛梨は渾身の力を込め、上空から隕石の如く槍を投げる

それを修二は躱しきれずに腕で受け止める

修二「ぬぅ……!?なんという力だ、気を抜けばこちらがやれてしまう…だが!」

修二は気合いを込め槍を投げ捨てると愛梨に向かって猛烈なスピードで向かっていく

愛梨「な、速い!?」

狼狽している愛梨に対して修二は無数の蹴りと拳の連打を放つ

修二「風雷千手連撃(ふうらいせんしゅれんげき)!!」

愛梨「きゃああああああ!!」

愛梨は大きく吹き飛び、修二は地面に激突しそうな愛梨を受け止める

愛梨「な、なんで助けた……」

修二「俺は向かって来るものには容赦はしない。だが、それが終わればお前は私の学友だ。さぁ、保健室まで送っていこう」

愛梨「これが…砂山修二……」

後日、彼女とその舎弟が全員、修二に惚れ込み、舎弟になろうとしている姿が見られたという

人物紹介

砂山修二

主人公

向かって来るものには男女関係なく容赦しない

ただしアフターケアはバッチリな主人公

星川愛梨

相良沢学園1年生

1年生の中では2番目に大きい派閥

星川流槍術の使い手

修二の事はアニキとしたっている
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