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第1話 これが彼の日常
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ここはとある県のとある街のとある家
そんな家のある一室で男は目覚めた
端正な顔立ちに男にしては少し長めな髪、何か武術を嗜んでいるのだろうか、身長が高く、体格もよい、見る人が見たら威圧感を受けそうな男
彼の名は砂山 修二(さやま しゅうじ)
高校1年生の青年である
修二「んん……支度をしなければ」
そうして修二はベットから起き、リビングに向かうとテーブルには書き置きが残してあった
修二へ
朝ごはんは作っておきました
しっかり食べなさい
母
修二「仕方がない…食べよう…」
修二の親は両親共働きであまり家にいる時間は少ない
それでも誕生日などの要所要所で休みをとって家族サービスをしてくれたりしているので修二に不満はなかった
修二「いってきます」
そして修二は朝食を食べ、身支度を整え、学校に向かうために家を出ていった
彼の自宅から徒歩で30分
修二「はぁ…」
修二は学園の校門に立つとため息を吐く
彼の前に広がるのは無数の落書き、ひび割れた窓、人と人が殴り合う音
まるで荒れ果てた大地のようなおおよそ学園とは言い難い光景が広がっていた
ここが修二の通う相良沢学園
県内1の不良高校である
まるで世紀末のような雰囲気の中、修二は平然と教室に向かって歩いていく、まるで慣れたものだと言わんばんがりのように
「おい砂山ぁ…ちと待てやぁ…」
修二「蛇川…」
ねちっこい喋り方で修二を呼び止めたのはまるで蛇のような面長の男子生徒、蛇川だった、彼、蛇川は修二とは因縁のある間柄なのだ
へ「砂山ぁ…決着ぅつけようぜぇ…今度こそよぉ…」
修二「…………(面倒だな)」
蛇川「行くぜぇ…大蛇貫手ぇ(おろちぬきて)!!!」
蛇川が蛇のようなクネクネとした動きから鋭い貫手を放つ
しかし修二はこれを冷静に躱し、高速で脚を振り回し風の斬撃を放つ
修二「風神斬波(ふうじんざんぱ)!!セヤァ!」
蛇川「なにぃ!?ぎぃ……!」
蛇川は上手く躱すことが出来ず、肩を切り裂かれてしまう
修二「まだやるか……蛇川、お前に勝ち目はない」
蛇川「まだまだぁ……だぁ……喰らえぃ!蛇鞭打ちぃ(へびむちうち)!!」
修二の忠告を無視し、蛇川は右手を鞭のようにしならせ攻撃をしてくる
修二「…………」
パシィ!
蛇川「な、なにぃ!?ぐぅ!?」
修二はそれを受止め、逆にパンチを放ち、蛇川を吹き飛ばす
修二「いくぞ蛇川!群狼風神脚(ぐんろうふうじんきゃく)ーーーー!!!」
修二は蛇川に強烈な連続蹴りを喰らわせる
蛇川はたまらずダウンし、蛇川は負けを悟る
蛇川「ぐわぁあぁぁあああ!!」
修二「蛇川…これで俺の勝ち越しだな、早く起きろ授業が始まるぞ」
………これが彼、砂山修二の日常である
相良沢学園、ここはただの不良高校ではない
ここは世界中から武術、武器術、超能力、様々な者たちが集う魔境なのだ!
果たして彼はこの学園を生き残れるのか!
登場人物紹介
砂山 修二
相良沢学園に通う高校1年生
昔はどこにでもいるような少年だったが、
彼の素質に目をつけた祖父の砂山 喜八(さや
ま きはち)に風雷双神拳を教わり、今に至
る。風雷双神拳は雷神を司る上半身の技と風
神を司る下半身の技を併せ持つ拳法である。
ちなみに両親はこの事を護身術だと思っている
蛇川 捻 (へびかわ ねじり)
相良沢学園1年生
入学時に修二と肩がぶつかり、因縁をつけ、
戦いをふっかけるも返り討ちにされて以降、
しつこく修二を狙う
先祖代々受け継がれてきた大蛇闘法(おろちとうほう)を使う
大蛇闘法は自分を蛇にたとえ、蛇のようにしなやかにうごき、音もなく相手を奇襲する事が得意である。
そんな家のある一室で男は目覚めた
端正な顔立ちに男にしては少し長めな髪、何か武術を嗜んでいるのだろうか、身長が高く、体格もよい、見る人が見たら威圧感を受けそうな男
彼の名は砂山 修二(さやま しゅうじ)
高校1年生の青年である
修二「んん……支度をしなければ」
そうして修二はベットから起き、リビングに向かうとテーブルには書き置きが残してあった
修二へ
朝ごはんは作っておきました
しっかり食べなさい
母
修二「仕方がない…食べよう…」
修二の親は両親共働きであまり家にいる時間は少ない
それでも誕生日などの要所要所で休みをとって家族サービスをしてくれたりしているので修二に不満はなかった
修二「いってきます」
そして修二は朝食を食べ、身支度を整え、学校に向かうために家を出ていった
彼の自宅から徒歩で30分
修二「はぁ…」
修二は学園の校門に立つとため息を吐く
彼の前に広がるのは無数の落書き、ひび割れた窓、人と人が殴り合う音
まるで荒れ果てた大地のようなおおよそ学園とは言い難い光景が広がっていた
ここが修二の通う相良沢学園
県内1の不良高校である
まるで世紀末のような雰囲気の中、修二は平然と教室に向かって歩いていく、まるで慣れたものだと言わんばんがりのように
「おい砂山ぁ…ちと待てやぁ…」
修二「蛇川…」
ねちっこい喋り方で修二を呼び止めたのはまるで蛇のような面長の男子生徒、蛇川だった、彼、蛇川は修二とは因縁のある間柄なのだ
へ「砂山ぁ…決着ぅつけようぜぇ…今度こそよぉ…」
修二「…………(面倒だな)」
蛇川「行くぜぇ…大蛇貫手ぇ(おろちぬきて)!!!」
蛇川が蛇のようなクネクネとした動きから鋭い貫手を放つ
しかし修二はこれを冷静に躱し、高速で脚を振り回し風の斬撃を放つ
修二「風神斬波(ふうじんざんぱ)!!セヤァ!」
蛇川「なにぃ!?ぎぃ……!」
蛇川は上手く躱すことが出来ず、肩を切り裂かれてしまう
修二「まだやるか……蛇川、お前に勝ち目はない」
蛇川「まだまだぁ……だぁ……喰らえぃ!蛇鞭打ちぃ(へびむちうち)!!」
修二の忠告を無視し、蛇川は右手を鞭のようにしならせ攻撃をしてくる
修二「…………」
パシィ!
蛇川「な、なにぃ!?ぐぅ!?」
修二はそれを受止め、逆にパンチを放ち、蛇川を吹き飛ばす
修二「いくぞ蛇川!群狼風神脚(ぐんろうふうじんきゃく)ーーーー!!!」
修二は蛇川に強烈な連続蹴りを喰らわせる
蛇川はたまらずダウンし、蛇川は負けを悟る
蛇川「ぐわぁあぁぁあああ!!」
修二「蛇川…これで俺の勝ち越しだな、早く起きろ授業が始まるぞ」
………これが彼、砂山修二の日常である
相良沢学園、ここはただの不良高校ではない
ここは世界中から武術、武器術、超能力、様々な者たちが集う魔境なのだ!
果たして彼はこの学園を生き残れるのか!
登場人物紹介
砂山 修二
相良沢学園に通う高校1年生
昔はどこにでもいるような少年だったが、
彼の素質に目をつけた祖父の砂山 喜八(さや
ま きはち)に風雷双神拳を教わり、今に至
る。風雷双神拳は雷神を司る上半身の技と風
神を司る下半身の技を併せ持つ拳法である。
ちなみに両親はこの事を護身術だと思っている
蛇川 捻 (へびかわ ねじり)
相良沢学園1年生
入学時に修二と肩がぶつかり、因縁をつけ、
戦いをふっかけるも返り討ちにされて以降、
しつこく修二を狙う
先祖代々受け継がれてきた大蛇闘法(おろちとうほう)を使う
大蛇闘法は自分を蛇にたとえ、蛇のようにしなやかにうごき、音もなく相手を奇襲する事が得意である。
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