追放された宮廷魔術師は実家へ帰るようです~国が危機に見舞われているようですが知ったことじゃないです~
平民出身で宮廷魔術師にまで上り詰めたエミエル・クルストフ。平民からなるのは不可能とまで言われるほどの難しさから、その名は国中に知れ渡っている。
しかし、そんなエミエルは――奴隷のようにこき使われていた。平民出身であるが故に、貴族出身者は気に入らなかったのだ。
そんなある日、エミエルに追放という名の転機が訪れる。どれだけ片付けても無くならない書類の山、一日に三度の魔術の講義、そして魔物の侵入を防ぐ結界の維持といった様々な仕事から解放された彼女はとっとと実家へ帰り。
彼女に任せ切りにしていた国は未曾有の危機に陥るーー!
※改稿、加筆作業を行っております。それによりストーリーの変更などがありますことをご了承ください。
しかし、そんなエミエルは――奴隷のようにこき使われていた。平民出身であるが故に、貴族出身者は気に入らなかったのだ。
そんなある日、エミエルに追放という名の転機が訪れる。どれだけ片付けても無くならない書類の山、一日に三度の魔術の講義、そして魔物の侵入を防ぐ結界の維持といった様々な仕事から解放された彼女はとっとと実家へ帰り。
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元大臣覚悟や責任感は有るんだから逃げる覚悟も出来るんじゃないかな隣国に行けば仕事は有るししがらみから解放されると思います
「君君たらずとも臣臣たれ」は儒教だけの妄言ですよ!
むしろ「君君たらずんば臣臣たらざるべし」でさっさと見切ってすげ替えることが封建社会の基本です。
元大臣、作中でも言われていたけど、貴族絶対主義の頑迷さが目と耳を塞いでいたんでしょうね。
それが無ければ有能で責任感も強い人みたいなんだけど。
こういう人って、たとえ上の立場の人から言われても、
「いや、そんなことはない!ワシは〇〇を信じる!」
って、かえって頑なになりがちだから、王様も直接言うのではなく、
ヒントを出して貴族の腐りっぷりに元大臣自身が気づくように仕向けたんでしょうね。
目が覚めるのが少々遅すぎたようですが。
大臣は身分ある者は無条件で信頼出来るって思い込みが大失敗ですね( ̄~ ̄;)果たして国はたち直す事が出来るのか?国王の行方は(゚∀゚*)(*゚∀゚)
何か23話のはじめの部分
「軽く伸びをした」って何かおかしくないですか?「をした」がいらない気がします
簡潔に「軽く体を伸ばした」に修正しました。
元大臣、王都に帰った時には、王が民衆から殺されてたら国から開放されるんじゃない?その後、身の振り方で大変になるだろうけど…
これは、12話の続きになるのか。
やっと、自分の中で話がつながりました。
エミエル、例え謝られても『平民なんかもう雇わない』って言われたのは、許しちゃダメだ。
他国に別荘でも建てたら良いと思います(゜-゜)(。_。)。これからも国に残るなら牽制にもなるのでは?(  ̄ー ̄)ニヤリ
心からの謝罪なら受けていいけど、もし上辺だけなら?
クラウス「娘さんとの結婚をゆるしてください」
父「きさま、金目当てだな」
クラウス「そんなことはありません」
父「だが、お前は大金を受け取るところを見ていた」
クラウス「信じて下さい」
父「では、娘が持ってきた金と同額を稼いでくれば、信じてやる」
クラウス ガーン(゚◇゚)ガーン
前大臣は次回現大臣の依頼を切り出すのだろうか?やだよなぁ?「現大臣からの依頼だが」とか枕をつけた方がいいね。どうせならその後下野して明治の元勲みたいに教育者になるのもいいかもしれませんね。これなら「平民の人材を育成する為」とでも言って穏便に暗君の影響下から逃れられるってものです。
12話でエリナが渡したお金は、エリナ自身が仕事を押し付けた分を金銭で支払った。
21話で元大臣が渡したのは、国王から預かった没収した財産。
こう読めるのですが……。
感想欄で、エリナが渡したのが主人公の給料で、元大臣が渡したのが慰謝料って解釈で合ってるって返信してますが、本文変更のご予定なのでしょうか?
変更したら本文の印象だいぶ変わるので、話数の後ろにでも〇〇話(改)とか付けて頂けるとありがたいです。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
申し訳ありません、書き方が悪かったですね。
エリナが渡したのは自分が押し付けた分の給料を、元大臣は没収した主人公の給料となります。
あげは様の解釈で合っております。
あらあら、さぁ、この大金の行方はどのようにつかわれるのかぁ?
父親、卒倒したよ。
勘違いかもですが
12話でエミルから未払い給与を受け取り
21話で補佐官(前大臣)より慰謝料を受け取る
という解釈で合ってますか?
その解釈で合っております。今までの給与をエリナが支払った後に、元大臣が街に到着しました。
ちなみにエミエルは主人公の名前です。
色々考えるより、素直に謝罪するのが一番
少しでも、良い方向にいけるといいですね、元大臣様
謝罪と給与を受け取ってエルミルは何を思い、どう補佐官に返すんでしょうかねー…
今更な謝罪ですし、サラッと流す様に受け取って追い返すとか?
当然の報いでしょう。そりゃぁ、ハインツがあれだけ暴れれば、誰だって知ることになる。
しかも、貴族の馬車を狙われても仕方ないよ。だけど、エミエルは、どのように判断するかなぁ?
21話には大臣視点という但し書きがないですね。いつ主人公視点に戻るのでしょうか?
報告ありがとうございます。修正いたしました。
次話はエミエル視点になる予定です。
国王陛下もねぇ。😰
役職を与えて…後は自分で
考えろとか、ちょっと厳しスギルと思うのよ!ほんの( ̄∇ ̄)アハハ
ちょっぴりでも、彼に示唆する必要があったのではないの?と
考えてしまうワタクシめは😅
甘ちゃん!なのかしらね!?
貴族至上主義を貫く(´Д`)ハァァ
大臣は、かなりお歳を召された大人ですからね😁方向転換は、
かなり厳しい💦根っからの貴族。
ごま粒ほどのヒントを
あげても良かったのにね。
貴族達の腐りきった😰膿を
出すためのスケープゴートに
なりましたね!(||゜Д゜)ウワァァァ-
コレからの時代は😅
柔軟性のある考え方が
出来る方々が、(//∇//)ヤッタネ♡
引き立てられるのかしら…。
まあ…事実確認をまったく(^_^;)
やらなかったのだから…弁解の余地はありませんがね!アハハッ😁
さてさて😃
平民だが有能な彼女に
大臣の…厚かましいお願いは😅
届くのか?続きが楽しみですね。
九割方は…無理かな。🌱🐥💮
既に大臣ではない今、素直に誤ったのはよろしい!貴方が今謝罪すべきは主人公に対してだけです。言葉の赴くままに謝罪しましょう。現大臣の依頼は忘れてしまっても問題ありません。「とても言い出せる状況ではなかった」と答えて「任務を全うできそうもないので辞任する」としてしまってもいいでしょう。
大臣としてたしかにあった「国政を全うできなかった」という責任は「解任と降格」という形で取らされています。このまま下野しても問題ありません。
あとは前大臣の身分次第で行動が分かれます。移住か独立をがメインですが、もし王族だった場合はどうせ崩壊する現王の後釜に座れるように活動を始めてもいいと思いますよ。
今更『ごめんなさい』では済みません
が…
そのまま放置しておくわけには行きません
困ったもんです
大臣、格下げになるしあんな王に愛想つかして辞めてスローライフしたほうがいいんじゃない?
王ももうちょっと早く行動起こしてれば、国の結界も綻びが出なかったのにな!?腐敗がすすんだ所で隣国のように貴族制度の廃止、実力主義への字移行とはかなりの出血覚悟での改革だな!元大臣も優秀で真面目ゆえに補佐官への降格で済んだようだ!
追放された彼女へ給金と退職金を支払ったあと、説得出きるかな?
なんだ、隣に良い国あるじゃないですか。
この国の存在意義、とっくに無かった。
ん〜王も王だと思う
大臣に現状を自身で把握し修正して欲しいとか夢ものがりにも程がある、いくら知力が高かろうが相手は人間であり習慣(なれ)を気付くのは至難ですね。王も十分悪い
象徴である愚王は自身に何を課すのかな?
一言、面白いです(*ΦωΦ)
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