追放された宮廷魔術師は実家へ帰るようです~国が危機に見舞われているようですが知ったことじゃないです~
平民出身で宮廷魔術師にまで上り詰めたエミエル・クルストフ。平民からなるのは不可能とまで言われるほどの難しさから、その名は国中に知れ渡っている。
しかし、そんなエミエルは――奴隷のようにこき使われていた。平民出身であるが故に、貴族出身者は気に入らなかったのだ。
そんなある日、エミエルに追放という名の転機が訪れる。どれだけ片付けても無くならない書類の山、一日に三度の魔術の講義、そして魔物の侵入を防ぐ結界の維持といった様々な仕事から解放された彼女はとっとと実家へ帰り。
彼女に任せ切りにしていた国は未曾有の危機に陥るーー!
※改稿、加筆作業を行っております。それによりストーリーの変更などがありますことをご了承ください。
しかし、そんなエミエルは――奴隷のようにこき使われていた。平民出身であるが故に、貴族出身者は気に入らなかったのだ。
そんなある日、エミエルに追放という名の転機が訪れる。どれだけ片付けても無くならない書類の山、一日に三度の魔術の講義、そして魔物の侵入を防ぐ結界の維持といった様々な仕事から解放された彼女はとっとと実家へ帰り。
彼女に任せ切りにしていた国は未曾有の危機に陥るーー!
※改稿、加筆作業を行っております。それによりストーリーの変更などがありますことをご了承ください。
あなたにおすすめの小説
そんなに幼馴染の事が好きなら、婚約者なんていなくてもいいのですね?
新野乃花(大舟)
恋愛
レベック第一王子と婚約関係にあった、貴族令嬢シノン。その関係を手配したのはレベックの父であるユーゲント国王であり、二人の関係を心から嬉しく思っていた。しかしある日、レベックは幼馴染であるユミリアに浮気をし、シノンの事を婚約破棄の上で追放してしまう。事後報告する形であれば国王も怒りはしないだろうと甘く考えていたレベックであったものの、婚約破棄の事を知った国王は激しく憤りを見せ始め…。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】この運命を受け入れましょうか
なか
恋愛
「君のようは妃は必要ない。ここで廃妃を宣言する」
自らの夫であるルーク陛下の言葉。
それに対して、ヴィオラ・カトレアは余裕に満ちた微笑みで答える。
「承知しました。受け入れましょう」
ヴィオラにはもう、ルークへの愛など残ってすらいない。
彼女が王妃として支えてきた献身の中で、平民生まれのリアという女性に入れ込んだルーク。
みっともなく、情けない彼に対して恋情など抱く事すら不快だ。
だが聖女の素養を持つリアを、ルークは寵愛する。
そして貴族達も、莫大な益を生み出す聖女を妃に仕立てるため……ヴィオラへと無実の罪を被せた。
あっけなく信じるルークに呆れつつも、ヴィオラに不安はなかった。
これからの顛末も、打開策も全て知っているからだ。
前世の記憶を持ち、ここが物語の世界だと知るヴィオラは……悲運な運命を受け入れて彼らに意趣返す。
ふりかかる不幸を全て覆して、幸せな人生を歩むため。
◇◇◇◇◇
設定は甘め。
不安のない、さっくり読める物語を目指してます。
良ければ読んでくだされば、嬉しいです。
玉の輿を狙う妹から「邪魔しないで!」と言われているので学業に没頭していたら、王子から求婚されました
歌龍吟伶
恋愛
王立学園四年生のリーリャには、一学年下の妹アーシャがいる。
昔から王子様との結婚を夢見ていたアーシャは自分磨きに余念がない可愛いらしい娘で、六年生である第一王子リュカリウスを狙っているらしい。
入学当時から、「私が王子と結婚するんだからね!お姉ちゃんは邪魔しないで!」と言われていたリーリャは学業に専念していた。
その甲斐あってか学年首位となったある日。
「君のことが好きだから」…まさかの告白!
私はもう、殿下の元へ戻る気はございません
小倉みち
恋愛
公爵令嬢メリッサはその日、人生最大の失恋をした。
婚約者である第一王子から、
「婚約破棄をしてくれ」
と、頼まれたのだ。
彼女は殿下を愛していたが、彼はそうじゃなかった。
常につきまとってくる彼女が、鬱陶しいらしかった。
「君とは正直、やっていける気がしない――すまないが、別れてくれ」
殿下の隣にいたのは、麗しい令嬢。
どうやら自分と別れて、彼女と生きていきたいらしい。
メリッサはショックを受けた。
もう、彼が自分を見てくれないのだと。
自分を愛してくれることはもうないのだと、悟ってしまった。
彼女は泣きじゃくり、熱を出した。
3日3晩眠り続け、起きては泣く、起きては嘆きを繰り返し――。
とうとう彼女は、あることを決意した。
そうだ、旅に出ようと。
もともと旅行や船が好きで、彼女の家が所有する船の船長や船員とも仲が良かった。
その船長から、
「一緒に船に乗って、各国を回らないか?」
という誘いを受けていたのだ。
もちろん、自分には愛する婚約者がいる。
そんな彼を放っておいて、自分の好きなことが出来るはずない。
そう言って断ろうとしていた矢先に、あの失恋があった。
ちょうど良い。
失恋旅行だ。
いろんな場所を回ることで、私の彼への気持ちが薄れるかも。
そうして両親の反対を押し切り、船に乗って2年間旅に出かける。
その間様々なことがあり、色んな刺激を受けていく中で、殿下に対する想いも下火になっていく。
すっかり吹っ切れた彼女は、自分の国に戻る。
学園に復学し、きちんと勉強しよう。
人生をやり直そう。
しかし、彼女のいなかったこの2年間で、国の情勢は大きく変わっていた。
殿下と新たな婚約者は、既に破局していた。
彼女の浮気が原因らしい。
そんなこんなで、殿下は傷つき落ち込み――。
「やっぱり、こんな自分を愛してくれたメリッサだ」
という考えに至ったらしい。
この2年間で例の話は目まぐるしく変わり、人々の間では、
「旅をして次期王妃に必要な経験を積んでいた公爵令嬢メリッサが国に戻り、お互いに想い合っていた殿下と結婚する」
というロマンチックなものとなっていた。
しかし、完全に吹っ切れている彼女にとって、その話は想定外以外の何物でもなかった。
「急にそんなこと言われても……。私はもう、殿下の元へ戻る気はございませんし」
【本編完結】婚約を解消したいんじゃないの?!
as
恋愛
伯爵令嬢アーシアは公爵子息カルゼの婚約者。
しかし学園の食堂でカルゼが「アーシアのような性格悪い女とは結婚したくない。」と言っているのを聞き、その場に乗り込んで婚約を解消したつもりだったけどーーー
王子様は王妃の出産後すぐ離縁するつもりです~貴方が欲しいのは私の魔力を受け継ぐ世継ぎだけですよね?~
五月ふう
恋愛
ここはロマリア国の大神殿。ロマリア歴417年。雪が降りしきる冬の夜。
「最初から……子供を奪って……離縁するつもりだったのでしょう?」
ロマリア国王子エドワーズの妃、セラ・スチュワートは無表情で言った。セラは両手両足を拘束され、王子エドワーズの前に跪いている。
「……子供をどこに隠した?!」
質問には答えず、エドワーズはセラを怒鳴りつけた。背が高く黒い髪を持つ美しい王子エドワードの顔が、醜く歪んでいる。
「教えてあげない。」
その目には何の感情も浮かんでいない。セラは魔導士達が作る魔法陣の中央に座っていた。魔法陣は少しずつセラから魔力を奪っていく。
(もう……限界ね)
セラは生まれたときから誰よりも強い魔力を持っていた。その強い魔力は彼女から大切なものを奪い、不幸をもたらすものだった。魔力が人並み外れて強くなければ、セラはエドワーズの妃に望まれることも、大切な人と引き離されることもなかったはずだ。
「ちくしょう!もういいっ!セラの魔力を奪え!」
「良いのかしら?魔力がすべて失われたら、私は死んでしまうわよ?貴方の探し物は、きっと見つからないままになるでしょう。」
「魔力を失い、死にたくなかったら、子供の居場所を教えろ!」
「嫌よ。貴方には……絶対見つけられない場所に……隠しておいたから……。」
セラの体は白く光っている。魔力は彼女の生命力を維持するものだ。魔力がなくなれば、セラは空っぽの動かない人形になってしまう。
「もういいっ!母親がいなくなれば、赤子はすぐに見つかるっ。さあ、この死にぞこないから全ての魔力を奪え!」
広い神殿にエドワーズのわめき声が響いた。耳を澄ませば、ゴゴオオオという、吹雪の音が聞こえてくる。
(ねえ、もう一度だけ……貴方に会いたかったわ。)
セラは目を閉じて、大切な元婚約者の顔を思い浮かべる。彼はセラが残したものを見つけて、幸せになってくれるだろうか。
「セラの魔力をすべて奪うまで、あと少しです!」
魔法陣は目を開けていられないほどのまばゆい光を放っている。セラに残された魔力が根こそぎ奪われていく。もはや抵抗は無意味だった。
(ああ……ついに終わるのね……。)
ついにセラは力を失い、糸が切れた人形のようにその場に崩れ落ちた。
「ねえ、***…………。ずっと貴方を……愛していたわ……。」
彼の傍にいる間、一度も伝えたことのなかった想いをセラは最後にそっと呟いた。
拝啓、私を追い出した皆様 いかがお過ごしですか?私はとても幸せです。
香木あかり
恋愛
拝啓、懐かしのお父様、お母様、妹のアニー
私を追い出してから、一年が経ちましたね。いかがお過ごしでしょうか。私は元気です。
治癒の能力を持つローザは、家業に全く役に立たないという理由で家族に疎まれていた。妹アニーの占いで、ローザを追い出せば家業が上手くいくという結果が出たため、家族に家から追い出されてしまう。
隣国で暮らし始めたローザは、実家の商売敵であるフランツの病気を治癒し、それがきっかけで結婚する。フランツに溺愛されながら幸せに暮らすローザは、実家にある手紙を送るのだった。
※複数サイトにて掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
そういえば、屑男、王に次ぐ権力持ちの賢者を(心の中とはいえ)呼び捨てにしてるな。
常日頃の俺様具合が分かるというものだ。
最低限「追放」ではない状態でないと王都に居られない(追放された者を勝手に連れ戻したらその者も犯罪者となる)ハズだけど、賢者が王に次ぐ権力持ちなら、大臣の出した追放の取り消しも可能って事なのかな?
大臣が口頭で言っただけだからまだ正式な処分にはなっていないとか?
まあ、実家の場所が分かっているとしても乗り合い馬車で往復12時間(+待ち時間)だし、そもそも気付いていないようだし、貴重な時間はどんどん無くなっていくね。
ハインツ氏…大丈夫よ( *´艸`)
例えバレても『追放』はないのではと推測。
何故ならば…(今後)大変な事態が推測されるので、追放より(奴隷堕ちか喉・片足潰して)魔力提供のみに命かけて専念してもらえばいいのだから←
追放して楽なんてさせないよ?
めっちゃ面白くて一気読みしちゃいました!
エミエルの性格がさっぱりしてて好きです。
ブラックな職場から離れられて本当よかった!
気になったので質問なんですが、1話でエミエルは同僚に実家に帰ると言っているのに、実家の場所が分からないで探してるってことですか?
平民の実家までは把握されてない説、とか同僚は書類のことで頭がいっぱいで聞き流してた説、実は同僚の中に味方がいてあえて報告してない説、妄想が膨らみます笑
それにつきましては今後の展開にご期待を、と思います。ネタバレになっちゃうので^^;
賢者ですら、魔力充填できないとは、エミエル、どんだけ魔力あるの?役に立たない賢者って必要があるの?王都の住民、逃げて!馬鹿共のせいで王都は、危険です。
実家はクズ共に捕まりそうなので、色々な所を見て歩いたり、王都とは逆方面に旅したり。自由を謳歌して欲しい。
だってねぇ…同僚の誰かに、実家に帰るっていっちゃってるもん。覚えてないみたいだけど(バカだからねー)
王都のクズ共は今日締め切りの仕事をほっぽって探してるけど、怒られる案件が増えるだけ。この調子で時差で1つづつ発覚していくのかしら~♪楽しみ~(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪
エミエルがやってたのは、騎士団の予算の計算と、結界の管理と、侵入者の迎撃と兵士の魔法訓練、各部署の仕事の押しつけ。
これだけ次々に発覚すれば探しに来る暇なんて無さそうねぇ…。
ハインツは能力もないのに全てをエミエルのせいにしてるけど、「追放」されたのも自分達が虚偽の報告したからなのにね~(ー。ー#)
『なんで追放されたのかしらないが』ってさぁ…。
それでまだ冤罪被せようとか…この男クズで下衆で…ホント腹立つーー((ヾ(≧皿≦メ)ノ))
言葉が悪くなりますが、どうにも我慢出来ません‼️なんなんだこいつは💢お前は頭がおかしいのか‼️屑が‼️死んでしまえ‼️
いや、死ぬんじゃ生温い、拷問だ拷問
生きてる事に絶望しろ💢まわりも止めないし腐り切ってる…この国はなくなった方が世の為人の為
自業自得の極みを他人のせいにするとは………
こんな超絶ブラックな職場、たとえどんな理由であっても辞めれて良かったよね…ホロリ
主人公の年齢はいくつ位ですか?
私は22歳ほどと想定しています。
各話で視点が変わるならサブタイに記載をしてください。
前話の続きと思って開いてガッカリしました。
了解しました。誰の視点なのか付け足します。
屑国家は滅びろ!騎士団も貴族階級も皆、屑ばかり、管理できていない王様も同罪です!早く国外に避難して、安全な場所に拠点を築いて家族連れて屑国家から避難しましょう😆
まさか⁉賢者って魔法や魔法薬や魔道具などの、そっち系特化の常識ない人かな?
追放された人=信用ならない人。ここまでは、理解するけど
当番を何年も押し付けていた愚者に、追放者を追わせるとか、最悪口封じの殺害とか考えないのかな?
そして騎士も、仕事を押し付けられていたのが誰か気付けば、追放された魔術師が誰だかわかるよね?
各部署の人も、書類を早急に引き上げないと、バレたら追放だよね(・∀・)ニヤニヤ
大臣も、言い訳だろうと確認しなければ、職務怠慢で降格よね(笑)
賢者が常識人か否かで、主人公への危険度が変わるけど、サラッと追手とすれ違いしそう(笑)
寄生虫国家
面白いけど、この勝手に見下して仕事押しつけ(頼る)といて、いなくなって困ったらその人のせいにするクズにムカつきます。はぁ~こうゆう無責任な人いるんですよね。ほんと見下して馬鹿にして攻撃しておいて頼ってることに気づかないんですよね。クズに盛大なざまぁして欲しいです。
クソアマは女性に対してだったか、男はクソヤロウかな。
更新楽しみにしてます。
なんですね。この屑しかいない国。
えっ?もしや屑国家??
おぉう、そりゃ、関わっちゃなんねぇや!
何かさ、馬鹿じゃないかと思う。
冤罪で追放されてんのにタダ働きとか。
ないわぁ・・・
あり得ないわぁ・・・
勤勉なる労働者に土下座して謝れや、ワレェ!!おらぁ、勘違いも大概にせぇや!
因果応報 自業自得 自縄自縛
が、頑張れ?
取り敢えず、賢者様が身分よりも能力や仕事処理能力を考える人で良かった。
まぁ彼女の身分を知らないだけかもしれないが
城努めの誰も彼もが気付かないけど、追放刑を受けた人間が戻る訳ないだろう(´-_-`)
追放されるようなて決め付けて言う前に何で追放になったを知ろうよ、そんなルイスだから部署の管理も人間関係の把握も出来てないんでしょう!ドン引きで呆れてしまう
逆恨みも甚だしい、平民だからって都合のいいようにこき使っておいて、自分たちのサボりを人に押しつけておいて、お前が、悪いって巫山戯るな!追放して置いて仕事が滞るから、連れ戻せ!ってずいぶん自分勝手な人ばかりですね。やっとブラック企業から解放されて、戻るわけないでしょ?
ハインツ、殺していいですか?
退会済ユーザのコメントです
まず追放された理由を大臣に訊けよ?
あ、一人で結界を支えていた事を評価しないんだ。帰ってきてもらえではなく連れ戻すって発想な時点でダメな人っぽいですね。
ついでに言えば、念のために不眠不休で新しい結界石を用意する、とか次善策を取らないのもアウト。そもそも重要設備に予備がない時点でどうなの?
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。