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7話
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野菜の詰め込まれた段ボールを軽トラックに積み込む。
近いところと美農は言っていたが、実際には車でなければ行くのが面倒くさい程度には距離があるらしい。
それでも近い方となるということは、お店などに行こうと思うととんでもない距離があるのかもしれない。
「ほれ、隣に乗れ」
その体で運転出来るのかと疑問に思っている間に運転席へ座った美農は、ぽふんと音を立てて莉乃の姿になった。
あの小さな体ではやはり運転は出来ないのかと察しながら隣に座り、擬態であると分かるところがあるのかとマジマジ見つめる。
「どうかした?」
「口調も変わっちゃうの?」
「うん、化けてる間は口調とか仕草もそれっぽくなるよ」
そう言っていつもの莉乃と化した彼女を見て、化ける技術のすごさに感動していると、慣れた手つきで運転を始める。
私もマニュアル車を運転出来るようにしなければならないなと、その姿を眺めながら考えていると、スマホがバイブレーションを鳴らし始めた。
何だと手に取ってみれば知らない電話番号からの着信で、アパートの大家や不動産の可能性を考えて出てみる事にした。
「はい、もしもし」
「おう、三浦か?」
聞こえて来た声はクソ上司……新ため大塚琉人のそれだった。
一番関わりたくなかった人からの電話で言葉を失っていると、電話口の方ではどことなく楽しそうに笑う。
「俺今よお、お前の家の前にいるんだわ。早く出て来い」
「家の前……?」
得意気なその声でこっちの家を特定したのかとヒヤッとしたが、電話越しに聞こえてくるチャイムの音が前まで住んでいたアパートの物であることに気付いてホッと安心した。
どうやら電話の向こうでは借金取りのようにチャイムを連打しているらしく、ピンポンピンポンとうるさく鳴り響く。
――ふと、隣に住む強面な男の事を思い出した。
「テメエ、ゴラ! うっせえんだよボケ!」
「うぇっ?!」
余程驚いたらしく、間抜けな声がよく聞こえた。
土木関係の会社で働いているようで体格もガッチリしていたし、弱い相手にしか調子乗った事の出来ないあの人では、それ以上のことは何も出来ないだろう。
ヤクザのような口調で怒鳴り付けられ、タジタジになっている大塚を鼻で笑いながら電話を切った私は、その電話番号も着信拒否した。
それにしても、会社のスマホが着信拒否されたからと、今度は自分のスマホを使って電話を掛けて来るとは驚きである。ストーカーとして通報してしまえばつかまるのではないだろうか。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫。クソ上司が痛い目見てただけだから」
「どういうこと?」
「多分、もう掛かってくることは無いと思うし、ここまで来ることは無いと思うから大丈夫だよ。それに、もしもまた電話掛けて来たら会社に苦情いれるから」
困惑した様子で苦笑いする美農に申し訳なく思う。
あの人は自分の父親が社長だからと何をしても良いと思っている節がある。可能性はゼロだと思うけれど、もしもここが特定されてしまったら、屋敷の人たちに何をされるか分かったものでは無い。
……早めに警察へ相談しておくべきだろうか。
「そんなにそいつ恐いの?」
「何するか分からない人だからちょっと警戒してるけど、恐いってわけじゃ――」
「私に嘘は通じないよ?」
「……屋敷の人に迷惑掛けちゃいそうで怖い」
見透かしているのがよく分かる彼女の口調に、誤魔化すのは辞めて正直に答えた。
すると、彼女はケラケラと笑い出す。
「何だ、私たちの心配してたの?」
「だって、これからたくさんお世話になる人たちに余計な迷惑を掛けるかもしれないんだよ?」
「大丈夫だって。私が妖狐だってこと忘れたの?」
「防犯対策バッチシ?」
「もちろん」
そう言って笑って見せた彼女は、何か見つけた様子で斜め前を指差す。
「あそこ、土地神の家だよ。臭いヤバいから、覚悟決めてね」
「気絶したらごめんね」
「その時は豚さんと一緒に出荷よー」
「やめてよ」
同居する前はあまりそう言った不謹慎なネタは言わなかったのだが、私が色々と受け入れてくれると分かったから言うようになったのだろうか。
嬉しいような嬉しく無いような、何とも言えない気分になっていると、酪農場の独特な激臭が窓から入り込む。
糞尿なのか、それとも獣の臭いなのか分からないそれは、北海道へ旅行した時に嗅いだことがあり、懐かしい気持ちになりながら鼻を摘まむ。
美農は慣れているからなのか特に気にしている様子は無く、いずれ私も慣れるのだろうと察している内に、民家の前で車は止まった。
「土地神ちゃーん、可愛い狐ちゃんですよー!」
冗談めかして美農が叫ぶと、引き戸が内側から開けられて、犬耳と犬の尻尾を生やした長身の男が現れた。
年齢は二十代前半くらいに見えるが身に纏っている雰囲気は同年代ではなく、獣耳と尻尾が無くても人間では無いと察することが出来る。
「よく来たな……そいつは?」
「人の子だよ。可愛いでしょ?」
「は、初めまして、三浦夏月です。今日から美農さんの屋敷で住み込みで働くことになりました」
「おめえ、また攫って来たのか?」
その言葉でチラと美濃に目を向けると、彼女は少し焦った様子で。
「またって何さ。前のは捨て子だからセーフだし、今回の子は合意の上で連れて来たから」
「なるほどな。美農に酷いことされたら俺のところに来な」
「しないから!」
揶揄われっぱなしなのが癪らしく、美農は頬を膨らませて不満を露にする。
そんな彼女を楽し気に笑った土地神は「ちょっと待ってろ」と言い残して家の中に戻って行き、その隙に私は野菜の詰まった段ボールを荷台から降ろす。
約五キロのその荷物は運動不足の体によく響き、持っているだけでも腕がキツく、午後の予定に筋トレも加える。
「待たせたな。ほらよ、うちの豚肉だ。たぬきどもと、貧弱な都会っ子にたくさん食わせてやれ」
「あ、あの、今朝も土地神さんのお肉頂きました。とても美味しかったです」
「だろう?」
嬉しそうに、そして自慢げに笑った彼は大きな手で私の頭を撫でると、「そんじゃ、またな」とだけ言って中へ戻って行った。
クールに去ったような雰囲気を醸し出しているが、彼の尻に生える尻尾は分かりやすいほど振り回されていて、褒められたのが嬉しいのだと一目で分かる。
「分かりやすいでしょ?」
「うん、あの人となら仲良くなれそう」
美農は楽しげに笑って見せると「行くよ」とだけ言って軽トラに乗り込み、また今度ゆっくりと話をする機会を設けたく思いながら、私も車に乗り込んだ。
近いところと美農は言っていたが、実際には車でなければ行くのが面倒くさい程度には距離があるらしい。
それでも近い方となるということは、お店などに行こうと思うととんでもない距離があるのかもしれない。
「ほれ、隣に乗れ」
その体で運転出来るのかと疑問に思っている間に運転席へ座った美農は、ぽふんと音を立てて莉乃の姿になった。
あの小さな体ではやはり運転は出来ないのかと察しながら隣に座り、擬態であると分かるところがあるのかとマジマジ見つめる。
「どうかした?」
「口調も変わっちゃうの?」
「うん、化けてる間は口調とか仕草もそれっぽくなるよ」
そう言っていつもの莉乃と化した彼女を見て、化ける技術のすごさに感動していると、慣れた手つきで運転を始める。
私もマニュアル車を運転出来るようにしなければならないなと、その姿を眺めながら考えていると、スマホがバイブレーションを鳴らし始めた。
何だと手に取ってみれば知らない電話番号からの着信で、アパートの大家や不動産の可能性を考えて出てみる事にした。
「はい、もしもし」
「おう、三浦か?」
聞こえて来た声はクソ上司……新ため大塚琉人のそれだった。
一番関わりたくなかった人からの電話で言葉を失っていると、電話口の方ではどことなく楽しそうに笑う。
「俺今よお、お前の家の前にいるんだわ。早く出て来い」
「家の前……?」
得意気なその声でこっちの家を特定したのかとヒヤッとしたが、電話越しに聞こえてくるチャイムの音が前まで住んでいたアパートの物であることに気付いてホッと安心した。
どうやら電話の向こうでは借金取りのようにチャイムを連打しているらしく、ピンポンピンポンとうるさく鳴り響く。
――ふと、隣に住む強面な男の事を思い出した。
「テメエ、ゴラ! うっせえんだよボケ!」
「うぇっ?!」
余程驚いたらしく、間抜けな声がよく聞こえた。
土木関係の会社で働いているようで体格もガッチリしていたし、弱い相手にしか調子乗った事の出来ないあの人では、それ以上のことは何も出来ないだろう。
ヤクザのような口調で怒鳴り付けられ、タジタジになっている大塚を鼻で笑いながら電話を切った私は、その電話番号も着信拒否した。
それにしても、会社のスマホが着信拒否されたからと、今度は自分のスマホを使って電話を掛けて来るとは驚きである。ストーカーとして通報してしまえばつかまるのではないだろうか。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫。クソ上司が痛い目見てただけだから」
「どういうこと?」
「多分、もう掛かってくることは無いと思うし、ここまで来ることは無いと思うから大丈夫だよ。それに、もしもまた電話掛けて来たら会社に苦情いれるから」
困惑した様子で苦笑いする美農に申し訳なく思う。
あの人は自分の父親が社長だからと何をしても良いと思っている節がある。可能性はゼロだと思うけれど、もしもここが特定されてしまったら、屋敷の人たちに何をされるか分かったものでは無い。
……早めに警察へ相談しておくべきだろうか。
「そんなにそいつ恐いの?」
「何するか分からない人だからちょっと警戒してるけど、恐いってわけじゃ――」
「私に嘘は通じないよ?」
「……屋敷の人に迷惑掛けちゃいそうで怖い」
見透かしているのがよく分かる彼女の口調に、誤魔化すのは辞めて正直に答えた。
すると、彼女はケラケラと笑い出す。
「何だ、私たちの心配してたの?」
「だって、これからたくさんお世話になる人たちに余計な迷惑を掛けるかもしれないんだよ?」
「大丈夫だって。私が妖狐だってこと忘れたの?」
「防犯対策バッチシ?」
「もちろん」
そう言って笑って見せた彼女は、何か見つけた様子で斜め前を指差す。
「あそこ、土地神の家だよ。臭いヤバいから、覚悟決めてね」
「気絶したらごめんね」
「その時は豚さんと一緒に出荷よー」
「やめてよ」
同居する前はあまりそう言った不謹慎なネタは言わなかったのだが、私が色々と受け入れてくれると分かったから言うようになったのだろうか。
嬉しいような嬉しく無いような、何とも言えない気分になっていると、酪農場の独特な激臭が窓から入り込む。
糞尿なのか、それとも獣の臭いなのか分からないそれは、北海道へ旅行した時に嗅いだことがあり、懐かしい気持ちになりながら鼻を摘まむ。
美農は慣れているからなのか特に気にしている様子は無く、いずれ私も慣れるのだろうと察している内に、民家の前で車は止まった。
「土地神ちゃーん、可愛い狐ちゃんですよー!」
冗談めかして美農が叫ぶと、引き戸が内側から開けられて、犬耳と犬の尻尾を生やした長身の男が現れた。
年齢は二十代前半くらいに見えるが身に纏っている雰囲気は同年代ではなく、獣耳と尻尾が無くても人間では無いと察することが出来る。
「よく来たな……そいつは?」
「人の子だよ。可愛いでしょ?」
「は、初めまして、三浦夏月です。今日から美農さんの屋敷で住み込みで働くことになりました」
「おめえ、また攫って来たのか?」
その言葉でチラと美濃に目を向けると、彼女は少し焦った様子で。
「またって何さ。前のは捨て子だからセーフだし、今回の子は合意の上で連れて来たから」
「なるほどな。美農に酷いことされたら俺のところに来な」
「しないから!」
揶揄われっぱなしなのが癪らしく、美農は頬を膨らませて不満を露にする。
そんな彼女を楽し気に笑った土地神は「ちょっと待ってろ」と言い残して家の中に戻って行き、その隙に私は野菜の詰まった段ボールを荷台から降ろす。
約五キロのその荷物は運動不足の体によく響き、持っているだけでも腕がキツく、午後の予定に筋トレも加える。
「待たせたな。ほらよ、うちの豚肉だ。たぬきどもと、貧弱な都会っ子にたくさん食わせてやれ」
「あ、あの、今朝も土地神さんのお肉頂きました。とても美味しかったです」
「だろう?」
嬉しそうに、そして自慢げに笑った彼は大きな手で私の頭を撫でると、「そんじゃ、またな」とだけ言って中へ戻って行った。
クールに去ったような雰囲気を醸し出しているが、彼の尻に生える尻尾は分かりやすいほど振り回されていて、褒められたのが嬉しいのだと一目で分かる。
「分かりやすいでしょ?」
「うん、あの人となら仲良くなれそう」
美農は楽しげに笑って見せると「行くよ」とだけ言って軽トラに乗り込み、また今度ゆっくりと話をする機会を設けたく思いながら、私も車に乗り込んだ。
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