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決戦前夜
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──だが。
「うぎゃあ!?」
後ろに立っていたのは、巨大な石の人形──いや、ゴーレムだ。
光太郎は後退り、慌てて扉を開け放つ。中に飛び込むと、そこには小柄な教諭、ミトン先生がいた。
彼女はのんびりと植木鉢に水をやっている。
「……すまんの、あれは我が造ったゴーレムじゃ」
「ゴ、ゴーレム!? あんた何してんだよ!」
「ふむ、ザクナの無礼に怒っておるな。我も様子を見ておったのじゃ」
「……え、どうやって?」
「このゴーレムよ。お主を遠巻きにつけておった。さっきの会話も聞いておったよ」
さらりと衝撃的な事実を告げると、ミトン先生は手際よく土いじりを続ける。水やりを終えると、植木鉢を愛おしそうに見つめた。
「……何をしてるんですか?」
「品種改良じゃ。もっと実るように、もっと病気に強くなるようにな」
「……なんの?」
「野菜じゃよ、食堂の野菜はすべてわしの手で育てたものじゃよ。美味かったじゃろ?」
「あれ、先生が……? ああ、美味かったです!」
光太郎の反応に満足そうに笑みを浮かべるミトン先生。
「むー……むーん……!」
だがその直後、壁に掛けられた大きな斧に手を伸ばし始めた。どう考えても彼女の体格では届かない高さにある。
「先生、それ無理ですよ」
光太郎は思わずミトン先生を抱え上げた。その軽さに少し驚きつつ、斧を取る手伝いをする。
「おお、すまんの。恩に着るぞ」
ミトン先生が斧を取ると、光太郎は彼女を下ろした。その動作を終えると、ミトン先生は斧を差し出す。
「これをお主にやろう」
「え!? 俺に?」
「ドワーフ族が鍛えた斧じゃ。運が良ければ天使でも倒せるかもしれん」
重々しく語るその瞳に真剣さが宿る。光太郎は戸惑いつつも、斧を受け取った。
「……ありがとうございます」
「礼などいらん。お主に渡すべきものじゃ」
その時、ミトン先生は部屋の奥へと進み、厚手のカーテンを開け放つ。そこに現れたのは、巨大なメイス。彼女の体格に似つかわしくないほどの凶悪な武具だった。
「これは我が杖じゃ。天使なぞこれで叩き潰してやるわ……校長が決意を固めたのじゃ。我も後に続こう。無論、他の教諭も同じ思いじゃ」
その一言に、光太郎は目を見張る。
「少年よ。決して最後まで諦めてはならんぞ」
ミトン先生の静かな声が、心の奥深くに染み入った。どこかで聞いたことがある気がするその言葉が、胸を締め付けるようだった。
(……最後まで……)
どこか懐かしい響きに、光太郎はそっと斧を見つめた。
──光太郎は、風呂場でさっぱりと汗を流し、リリーの部屋へと戻る。扉を開けると、そこにはリリーだけでなくセリオンとティエラの姿もあった。
「ただいま、リリー……セリオン、に……ティエラさん、だっけ?」
光太郎が少し戸惑いながら挨拶をすると、リリーは柔らかく微笑みながら出迎えた。
「おかえりなさいコタロー。……その斧はどうしたんですの?」
光太郎はリリーの視線を追い、手にした見事な斧を見下ろす。なんとなく、セリオンとティエラの顔がどこか硬いことに気づきつつ、軽く肩をすくめた。
「ああ、これ?ミトン先生がくれたんだ。リリー、斧の使い方、教えてくんない?」
「……いいですわよ」
リリーの笑顔は少しぎこちなかったが、光太郎にはそれ以上問いただす理由もなく、その場を収めようとした。
「やめろ」
ティエラの冷静な声が場を切り裂くように響く。
「こんな時間にカンコンやられたら、他の生徒たちに迷惑だろう」
「真面目ですのね、ティエラさんは」
リリーが皮肉を込めた笑みを浮かべると、ティエラはため息をついた。
そんな空気の中、セリオンが震え始めた。その瞳に浮かぶ涙が零れ落ちるのを光太郎は見逃さなかった。
「う……うぇ……」
「セリオン……!?おい、どうした」
驚いた光太郎が声をかけると、セリオンは嗚咽混じりに叫ぶ。
「こんな酷い話があるかよぅ……!ボクたち友達だって……握手したばっかりなのに……!なのに、明日……天使が来るなんて……!」
その言葉に、光太郎は彼らがすべてを知っていると悟った。
「やっぱり……知ってたのか」
呟く光太郎に、ティエラが一歩前に出る。
「ストラングス、やはり無理だ。この学校は周囲を広場と森に囲まれていて、ほぼ逃げ場がない。森に紛れ込んだとしても、天使にはすぐ見つかるだろう」
「何が言いたいのかしら?」
リリーが鋭く問い返す。
「巡礼者になってくれ……!そうすれば助かるんだ!調べたんだが、今までこの学校でイレギュラーが発生したとき、皆、ルミア教国へ巡礼の旅を選んで生き延びている。命より家柄が大事か……?」
ティエラの声は熱を帯びていたが、リリーの目は冷たく決意に満ちていた。
「おくどい、これで何度目ですか、ティエラさん。私に改宗しろと仰るの?私はあくまでエルデ信者ですわ」
静かなリリーの言葉が、部屋の中に重く響く。その場にいた全員が、それ以上何も言えず、黙り込んでしまうのだった。
──全員が重苦しい沈黙の中にいる中、ティエラが静かに口を開いた。
「ストラングス、天使が降臨する正確な時刻は?」
その冷静な問いかけに、リリーは扇子を閉じながら答えた。
「明日の正午ですわ」
「ストラングス軍の到着予定時刻は?」
「……わかりません」
ティエラは小さく息をつきながら続けた。
「概算でいい。いつになる?」
「午後2時頃かと……」
その答えを聞くと、ティエラの眉間に一瞬、皺《しわ》が寄った。
「2時間も稼がなければならないのか……!それで、来るのか、リフォー閣下は?」
ティエラの鋭い視線がリリーに向けられる。リリーはわずかに顎《あご》を上げ、毅然《きぜん》とした態度で応じた。
「リフォーお兄様には、お父様とは別に直接伝書を送りましたわ」
その一言に、場の空気が少しだけ変わった。
「なら、完全に望みがないわけじゃない……か」
ティエラが呟くように言うと、セリオンが突然息を呑み、瞳を輝かせた。
「え……!り、リフォー軍団長閣下が来るのか!?」
その声には期待と高揚が滲み出ていた。
「誰なんだ?そのリフォーって」
光太郎が首をかしげながら尋ねる。
「閣下をつけろよコタロー!!リリーの一番上のお兄さんだよ!世界最強の雷属性使いなんだぞ!」
セリオンは身を乗り出すようにして説明する。その熱のこもった口調に、光太郎はさらに興味を引かれた。
「と同時に、もっとも危険なイレギュラーとも言われている。その力で、今まで天使の粛清を三度も単独で撃退することに成功している。まさしく鬼才だな」
ティエラが補足するように言う。その冷静な説明とは裏腹に、その言葉の一つ一つに感じられるリフォーの異常な存在感に、光太郎はごくりと唾を飲んだ。
「リフォー閣下が来てくだされば怖いもんなしだ!」
セリオンは拳を握り締め、まるで勝利を確信しているかのように言い放つ。
しかし、ティエラは鋭い視線を光太郎に向け、低い声で言った。
「2時間、保てばいいがな……」
その言葉には、誰も反論できなかった。リフォー到着までの時間。その間に何が起こるのか、誰も予測できなかったからだ。
その日の夜は、全員リリーの部屋で過ごした。
「うぎゃあ!?」
後ろに立っていたのは、巨大な石の人形──いや、ゴーレムだ。
光太郎は後退り、慌てて扉を開け放つ。中に飛び込むと、そこには小柄な教諭、ミトン先生がいた。
彼女はのんびりと植木鉢に水をやっている。
「……すまんの、あれは我が造ったゴーレムじゃ」
「ゴ、ゴーレム!? あんた何してんだよ!」
「ふむ、ザクナの無礼に怒っておるな。我も様子を見ておったのじゃ」
「……え、どうやって?」
「このゴーレムよ。お主を遠巻きにつけておった。さっきの会話も聞いておったよ」
さらりと衝撃的な事実を告げると、ミトン先生は手際よく土いじりを続ける。水やりを終えると、植木鉢を愛おしそうに見つめた。
「……何をしてるんですか?」
「品種改良じゃ。もっと実るように、もっと病気に強くなるようにな」
「……なんの?」
「野菜じゃよ、食堂の野菜はすべてわしの手で育てたものじゃよ。美味かったじゃろ?」
「あれ、先生が……? ああ、美味かったです!」
光太郎の反応に満足そうに笑みを浮かべるミトン先生。
「むー……むーん……!」
だがその直後、壁に掛けられた大きな斧に手を伸ばし始めた。どう考えても彼女の体格では届かない高さにある。
「先生、それ無理ですよ」
光太郎は思わずミトン先生を抱え上げた。その軽さに少し驚きつつ、斧を取る手伝いをする。
「おお、すまんの。恩に着るぞ」
ミトン先生が斧を取ると、光太郎は彼女を下ろした。その動作を終えると、ミトン先生は斧を差し出す。
「これをお主にやろう」
「え!? 俺に?」
「ドワーフ族が鍛えた斧じゃ。運が良ければ天使でも倒せるかもしれん」
重々しく語るその瞳に真剣さが宿る。光太郎は戸惑いつつも、斧を受け取った。
「……ありがとうございます」
「礼などいらん。お主に渡すべきものじゃ」
その時、ミトン先生は部屋の奥へと進み、厚手のカーテンを開け放つ。そこに現れたのは、巨大なメイス。彼女の体格に似つかわしくないほどの凶悪な武具だった。
「これは我が杖じゃ。天使なぞこれで叩き潰してやるわ……校長が決意を固めたのじゃ。我も後に続こう。無論、他の教諭も同じ思いじゃ」
その一言に、光太郎は目を見張る。
「少年よ。決して最後まで諦めてはならんぞ」
ミトン先生の静かな声が、心の奥深くに染み入った。どこかで聞いたことがある気がするその言葉が、胸を締め付けるようだった。
(……最後まで……)
どこか懐かしい響きに、光太郎はそっと斧を見つめた。
──光太郎は、風呂場でさっぱりと汗を流し、リリーの部屋へと戻る。扉を開けると、そこにはリリーだけでなくセリオンとティエラの姿もあった。
「ただいま、リリー……セリオン、に……ティエラさん、だっけ?」
光太郎が少し戸惑いながら挨拶をすると、リリーは柔らかく微笑みながら出迎えた。
「おかえりなさいコタロー。……その斧はどうしたんですの?」
光太郎はリリーの視線を追い、手にした見事な斧を見下ろす。なんとなく、セリオンとティエラの顔がどこか硬いことに気づきつつ、軽く肩をすくめた。
「ああ、これ?ミトン先生がくれたんだ。リリー、斧の使い方、教えてくんない?」
「……いいですわよ」
リリーの笑顔は少しぎこちなかったが、光太郎にはそれ以上問いただす理由もなく、その場を収めようとした。
「やめろ」
ティエラの冷静な声が場を切り裂くように響く。
「こんな時間にカンコンやられたら、他の生徒たちに迷惑だろう」
「真面目ですのね、ティエラさんは」
リリーが皮肉を込めた笑みを浮かべると、ティエラはため息をついた。
そんな空気の中、セリオンが震え始めた。その瞳に浮かぶ涙が零れ落ちるのを光太郎は見逃さなかった。
「う……うぇ……」
「セリオン……!?おい、どうした」
驚いた光太郎が声をかけると、セリオンは嗚咽混じりに叫ぶ。
「こんな酷い話があるかよぅ……!ボクたち友達だって……握手したばっかりなのに……!なのに、明日……天使が来るなんて……!」
その言葉に、光太郎は彼らがすべてを知っていると悟った。
「やっぱり……知ってたのか」
呟く光太郎に、ティエラが一歩前に出る。
「ストラングス、やはり無理だ。この学校は周囲を広場と森に囲まれていて、ほぼ逃げ場がない。森に紛れ込んだとしても、天使にはすぐ見つかるだろう」
「何が言いたいのかしら?」
リリーが鋭く問い返す。
「巡礼者になってくれ……!そうすれば助かるんだ!調べたんだが、今までこの学校でイレギュラーが発生したとき、皆、ルミア教国へ巡礼の旅を選んで生き延びている。命より家柄が大事か……?」
ティエラの声は熱を帯びていたが、リリーの目は冷たく決意に満ちていた。
「おくどい、これで何度目ですか、ティエラさん。私に改宗しろと仰るの?私はあくまでエルデ信者ですわ」
静かなリリーの言葉が、部屋の中に重く響く。その場にいた全員が、それ以上何も言えず、黙り込んでしまうのだった。
──全員が重苦しい沈黙の中にいる中、ティエラが静かに口を開いた。
「ストラングス、天使が降臨する正確な時刻は?」
その冷静な問いかけに、リリーは扇子を閉じながら答えた。
「明日の正午ですわ」
「ストラングス軍の到着予定時刻は?」
「……わかりません」
ティエラは小さく息をつきながら続けた。
「概算でいい。いつになる?」
「午後2時頃かと……」
その答えを聞くと、ティエラの眉間に一瞬、皺《しわ》が寄った。
「2時間も稼がなければならないのか……!それで、来るのか、リフォー閣下は?」
ティエラの鋭い視線がリリーに向けられる。リリーはわずかに顎《あご》を上げ、毅然《きぜん》とした態度で応じた。
「リフォーお兄様には、お父様とは別に直接伝書を送りましたわ」
その一言に、場の空気が少しだけ変わった。
「なら、完全に望みがないわけじゃない……か」
ティエラが呟くように言うと、セリオンが突然息を呑み、瞳を輝かせた。
「え……!り、リフォー軍団長閣下が来るのか!?」
その声には期待と高揚が滲み出ていた。
「誰なんだ?そのリフォーって」
光太郎が首をかしげながら尋ねる。
「閣下をつけろよコタロー!!リリーの一番上のお兄さんだよ!世界最強の雷属性使いなんだぞ!」
セリオンは身を乗り出すようにして説明する。その熱のこもった口調に、光太郎はさらに興味を引かれた。
「と同時に、もっとも危険なイレギュラーとも言われている。その力で、今まで天使の粛清を三度も単独で撃退することに成功している。まさしく鬼才だな」
ティエラが補足するように言う。その冷静な説明とは裏腹に、その言葉の一つ一つに感じられるリフォーの異常な存在感に、光太郎はごくりと唾を飲んだ。
「リフォー閣下が来てくだされば怖いもんなしだ!」
セリオンは拳を握り締め、まるで勝利を確信しているかのように言い放つ。
しかし、ティエラは鋭い視線を光太郎に向け、低い声で言った。
「2時間、保てばいいがな……」
その言葉には、誰も反論できなかった。リフォー到着までの時間。その間に何が起こるのか、誰も予測できなかったからだ。
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