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第1章 覚醒篇 ー6
第15話 シアラのトラブル2
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「ストレスは美容の敵なんて言うけど、どうやら本当らしいね」
「は? 何言って――」
「だってそうでしょ。ストレス発散でこういうことしてるんだろうし、醜悪さが顔に出てる。ストレスが溜まっている証拠だ。まぁこれがストレス発散じゃないのなら、元からそういう性根の腐った顔をしてるってことだけど」
俺は緊張しながらそう言ってやった。
美容というか容姿というか……あんまり触れてはいけない部分かもしれないが、だが怒りの矛先をこちらに向けさせなければ。
シアラを傷つけさせはしない。
彼女たちが俺を敵視してくれたら、その方が色々とやりやすいから。
「美容って……怖い顔してるあんたに言われたくないわよ!」
「今怖いのはそっちでしょ。まるで鬼だよ、鬼。平気で子供を傷つけられるあんたは鬼だ」
「この無能が!」
メイドの一人が俺の顔を本気で引っぱたく。
乾いた音が夜闇に響き、背後でシアラの体がビクッと動くのが分かった。
だが俺はシアラを守るようにその場を微動だにせず、メイドたちと対峙するのみ。
「流石にやりすぎじゃ……」
「面倒になる前に、私たちは引かせてもらうわよ」
「ちょ、あんたたち!」
俺が殴られたのを見ていた他のメイドたちが、大慌てで逃げて行く。
見放された人間だとしても、相手は子供だし一応王子だし。
きっとトラブルを避けたいと考えたのだろう。俺だって逃げるだろうし気持ちは分る。
でも子供をイジメるような腐った性格はしてないよと、彼女たちの背中を睨みつけておいた。
「大丈夫か」
「はい。問題ありません」
「問題は大ありだ。いつからあんな風にやられていたんだ?」
「いつから……ここでお世話になってから間もなくです」
すぐにイジメに入ったのか。
無感情のシアラにイラついたのか、それとも普段から仕事に鬱憤を感じているのか。
しかしどちらにしてもイジメをしてもいい理由にはならないし、子供だったら守ってやれよ!
「あの人たちのことは俺が何とかする。だからもう心配するな」
「大丈夫です。私、気にしてませんから」
「っ……」
まるで他人事のようだ。
自分が傷つけられているのにそのこちに無関心で、心さえもここに無いように感じられる。
「……お母さんが亡くなったって言ってたよね。お母さんはここで働いて長かったのか?」
「はい。学業を終えてから、ずっとだったらしいです。私が生まれる前ですから、十年以上ですね」
シアラの頬が少し緩んだように思える。
母親のことなら、若干感情が出るのか?
「そうなんだ。優しいお母さんだった?」
「はい。優しかったと思います。だけどお母さんは、いつも私のことを心配していましたね」
「そりゃそうさ。子供を心配しない親がどこにいるんだよ」
そんなことを言っておいて、国王閣下のことが頭をよぎる。
いたな、子供を心配どころか、最悪な扱いをする人が。
でも今はそのことは黙っておこう。シアラとの会話の流れを大事にしよう。
「そうなんですね」
「ああ。でもどんな心配を?」
「私が感情を表に出さないからといつも困っておりました」
そこを心配されてたのか! そりゃ当然か。こんだけ感情が読めない表情ばかりだったら、心配するよな。
「表に出さないってことは、シアラも色々と感じているんだな」
さも当然のことを確認する俺。
冷徹な人間にも思えないし、感情はあるはずだ。
「はい。私だって嬉しいことはありますし、悲しいことだってあります。でもどんな顔をすればいいのかが分かりません。笑う練習なんかもしましたが、どこでどのように笑えばいいのか分からないのです」
「なるほど。感情を表に出すのが本当に苦手なんだな。でも人は苦手なことがあるわけだから、無理に感情を表に出さなくてもいいんじゃない?」
俺がそう言うと、シアラの瞳が少しだけ動く。
「表に出さなくていい……?」
「うん。俺はシアラが悪い人じゃないって分かってる。だから腹が立つことはないし、心配ではあるけど、そういう人なんだって受け入れるからさ。等身大でいいんだよ。自分らしくいればいい。うん。それがきっと一番だ」
大きく見せる必要もないし、自分を卑下して小さくなる必要もない。
人はありのままが一番。ありのままで、素直にいれたらそれがいいんだ。
「私らしく……お母さんもそう言っていました」
「じゃあやっぱりそれでいいじゃないか。お母さんも知ってたんだ。心配はしてるけれど、そのままのシアラが一番だって」
「…………」
メイド服を着ているシアラは、白いエプロン部分をギュッと握る。
彼女から感情を読み取ることはまだできないが、だが何か思うところがあるのだろう。
感情はあるけどそれを顔に出すのが苦手なだけで、シアラは可愛い女の子。
それでいいじゃないか。
俺は嘆息し、彼女の瞳を真っ直ぐに見つめる。
「お母さん、死ぬ間際まで私のことを心配していました。今も心配しているでしょうか?」
「それはそうでしょ。子供はいくつになっても子供だって言うしね。死んでもシアラはお母さんの子供で、死んでもお母さんはシアラのお母さんなんだ」
「そうですね……でも怒ってないでしょうか」
突然そんなことをシアラが言い出し、俺はキョトンとするばかり。
「怒ってって……怒らせるようなことをしたの?」
「ちゃんとお別れを言えませんでした。何をどうすればいいのか分からず、大人が死んだお母さんのことを処置してくれているのを黙って見ていただけで……」
「怒ってないはずだよ。お母さんはきっと分ってくれているさ」
「それならいいんですが」
「シアラは泣いたの?」
俺の問いに、シアラの表情に動揺が走る。
きっと泣いてないだろう。感情を表に出すのが苦手だと言っていたから。
泣くことだけが正しいことじゃないけど、でも感情を出せないのは時には心を暗くするのではないだろうか。
俺はそう思案し、咄嗟に彼女に聞いてしまった。
「泣いていません……泣いたらお母さん、心配するかと思って」
「どちらにしてもずっと心配しているよ、シアラのことを。だってシアラのこと好きなんだから」
「そうなのでしょうか……」
「そうだよ。シアラはお母さんのこと好きだった?」
「はい」
「ならお母さんもそう思ってたはずだ。断言する。そしてシアラの幸せを願っているはずだよ」
シアラは俯き、何も話さなくなってしまった。
だが彼女は体を震わせ、すすり泣く声が聞こえてくる。
「お母さん……まだ一緒にいたかったのに。なんでこんな早くに死んでしまったの。大好きだった……お母さんと一緒にいられるだけで幸せだったのに」
涙が止まらなくなってしまったシアラは、膝を抱えて座りこんでしまう。
大きな声で泣いて泣いて……きっとその声はお母さんに届いているよ。
心配かけさせないでやっていくには無理な話だ。
大好きなお母さんは大好きなシアラのことばかり、あの世でも考えているはずだから。
俺はシアラが泣き止むかで、彼女の頭を撫でてやった。
天国にいる母親の代わりに。おこがましいかもしれないが、それが最前だと思ったから。
空には数えきれない程の星が散りばめられており、この中にシアラのお母さんがいるのかも。
そんなことを考えながら、静かな夜にシアラの大きな泣き声をずっと聞いていた。
「は? 何言って――」
「だってそうでしょ。ストレス発散でこういうことしてるんだろうし、醜悪さが顔に出てる。ストレスが溜まっている証拠だ。まぁこれがストレス発散じゃないのなら、元からそういう性根の腐った顔をしてるってことだけど」
俺は緊張しながらそう言ってやった。
美容というか容姿というか……あんまり触れてはいけない部分かもしれないが、だが怒りの矛先をこちらに向けさせなければ。
シアラを傷つけさせはしない。
彼女たちが俺を敵視してくれたら、その方が色々とやりやすいから。
「美容って……怖い顔してるあんたに言われたくないわよ!」
「今怖いのはそっちでしょ。まるで鬼だよ、鬼。平気で子供を傷つけられるあんたは鬼だ」
「この無能が!」
メイドの一人が俺の顔を本気で引っぱたく。
乾いた音が夜闇に響き、背後でシアラの体がビクッと動くのが分かった。
だが俺はシアラを守るようにその場を微動だにせず、メイドたちと対峙するのみ。
「流石にやりすぎじゃ……」
「面倒になる前に、私たちは引かせてもらうわよ」
「ちょ、あんたたち!」
俺が殴られたのを見ていた他のメイドたちが、大慌てで逃げて行く。
見放された人間だとしても、相手は子供だし一応王子だし。
きっとトラブルを避けたいと考えたのだろう。俺だって逃げるだろうし気持ちは分る。
でも子供をイジメるような腐った性格はしてないよと、彼女たちの背中を睨みつけておいた。
「大丈夫か」
「はい。問題ありません」
「問題は大ありだ。いつからあんな風にやられていたんだ?」
「いつから……ここでお世話になってから間もなくです」
すぐにイジメに入ったのか。
無感情のシアラにイラついたのか、それとも普段から仕事に鬱憤を感じているのか。
しかしどちらにしてもイジメをしてもいい理由にはならないし、子供だったら守ってやれよ!
「あの人たちのことは俺が何とかする。だからもう心配するな」
「大丈夫です。私、気にしてませんから」
「っ……」
まるで他人事のようだ。
自分が傷つけられているのにそのこちに無関心で、心さえもここに無いように感じられる。
「……お母さんが亡くなったって言ってたよね。お母さんはここで働いて長かったのか?」
「はい。学業を終えてから、ずっとだったらしいです。私が生まれる前ですから、十年以上ですね」
シアラの頬が少し緩んだように思える。
母親のことなら、若干感情が出るのか?
「そうなんだ。優しいお母さんだった?」
「はい。優しかったと思います。だけどお母さんは、いつも私のことを心配していましたね」
「そりゃそうさ。子供を心配しない親がどこにいるんだよ」
そんなことを言っておいて、国王閣下のことが頭をよぎる。
いたな、子供を心配どころか、最悪な扱いをする人が。
でも今はそのことは黙っておこう。シアラとの会話の流れを大事にしよう。
「そうなんですね」
「ああ。でもどんな心配を?」
「私が感情を表に出さないからといつも困っておりました」
そこを心配されてたのか! そりゃ当然か。こんだけ感情が読めない表情ばかりだったら、心配するよな。
「表に出さないってことは、シアラも色々と感じているんだな」
さも当然のことを確認する俺。
冷徹な人間にも思えないし、感情はあるはずだ。
「はい。私だって嬉しいことはありますし、悲しいことだってあります。でもどんな顔をすればいいのかが分かりません。笑う練習なんかもしましたが、どこでどのように笑えばいいのか分からないのです」
「なるほど。感情を表に出すのが本当に苦手なんだな。でも人は苦手なことがあるわけだから、無理に感情を表に出さなくてもいいんじゃない?」
俺がそう言うと、シアラの瞳が少しだけ動く。
「表に出さなくていい……?」
「うん。俺はシアラが悪い人じゃないって分かってる。だから腹が立つことはないし、心配ではあるけど、そういう人なんだって受け入れるからさ。等身大でいいんだよ。自分らしくいればいい。うん。それがきっと一番だ」
大きく見せる必要もないし、自分を卑下して小さくなる必要もない。
人はありのままが一番。ありのままで、素直にいれたらそれがいいんだ。
「私らしく……お母さんもそう言っていました」
「じゃあやっぱりそれでいいじゃないか。お母さんも知ってたんだ。心配はしてるけれど、そのままのシアラが一番だって」
「…………」
メイド服を着ているシアラは、白いエプロン部分をギュッと握る。
彼女から感情を読み取ることはまだできないが、だが何か思うところがあるのだろう。
感情はあるけどそれを顔に出すのが苦手なだけで、シアラは可愛い女の子。
それでいいじゃないか。
俺は嘆息し、彼女の瞳を真っ直ぐに見つめる。
「お母さん、死ぬ間際まで私のことを心配していました。今も心配しているでしょうか?」
「それはそうでしょ。子供はいくつになっても子供だって言うしね。死んでもシアラはお母さんの子供で、死んでもお母さんはシアラのお母さんなんだ」
「そうですね……でも怒ってないでしょうか」
突然そんなことをシアラが言い出し、俺はキョトンとするばかり。
「怒ってって……怒らせるようなことをしたの?」
「ちゃんとお別れを言えませんでした。何をどうすればいいのか分からず、大人が死んだお母さんのことを処置してくれているのを黙って見ていただけで……」
「怒ってないはずだよ。お母さんはきっと分ってくれているさ」
「それならいいんですが」
「シアラは泣いたの?」
俺の問いに、シアラの表情に動揺が走る。
きっと泣いてないだろう。感情を表に出すのが苦手だと言っていたから。
泣くことだけが正しいことじゃないけど、でも感情を出せないのは時には心を暗くするのではないだろうか。
俺はそう思案し、咄嗟に彼女に聞いてしまった。
「泣いていません……泣いたらお母さん、心配するかと思って」
「どちらにしてもずっと心配しているよ、シアラのことを。だってシアラのこと好きなんだから」
「そうなのでしょうか……」
「そうだよ。シアラはお母さんのこと好きだった?」
「はい」
「ならお母さんもそう思ってたはずだ。断言する。そしてシアラの幸せを願っているはずだよ」
シアラは俯き、何も話さなくなってしまった。
だが彼女は体を震わせ、すすり泣く声が聞こえてくる。
「お母さん……まだ一緒にいたかったのに。なんでこんな早くに死んでしまったの。大好きだった……お母さんと一緒にいられるだけで幸せだったのに」
涙が止まらなくなってしまったシアラは、膝を抱えて座りこんでしまう。
大きな声で泣いて泣いて……きっとその声はお母さんに届いているよ。
心配かけさせないでやっていくには無理な話だ。
大好きなお母さんは大好きなシアラのことばかり、あの世でも考えているはずだから。
俺はシアラが泣き止むかで、彼女の頭を撫でてやった。
天国にいる母親の代わりに。おこがましいかもしれないが、それが最前だと思ったから。
空には数えきれない程の星が散りばめられており、この中にシアラのお母さんがいるのかも。
そんなことを考えながら、静かな夜にシアラの大きな泣き声をずっと聞いていた。
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