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第1章 覚醒篇 ー6
第10話 シアラ
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「えっと、君は?」
「シアラと申します。お見知りおきを」
メイド服のスカートをつまんで、そう挨拶をするシアラと名乗った少女。
金色の髪を後ろで束ね、感情の無いような表情に氷のような青い瞳。
だがイナに負けず劣らずの美少女。
背は俺と同じぐらいだろうか、彼女を見ても視線が下がることも上がることも無い。
桃色の唇から吐き出された抑揚のない言葉に戸惑いながらも、だが俺のために仕えてくれる少女なのだろうと、一瞬で判断する。
「すげー可愛い……お、俺、ゴルム。よろしくね!」
「俺はブィー!」
「ウィーニェ……」
「はぁ」
三人組の精一杯の明るい声に対して、シアラの冷たい声。
三人はその場で凍り付いてしまった。
「食事の用意はできています。中へどうぞ」
「あ、ありがとう」
シアラの手で食堂の扉が開ける。
中にはニール以外の兄弟が揃っていた。
「お、友達も一緒なんだな。ダンカンに友達ができて、お兄ちゃんは嬉しいよ」
「それは俺もだぞ。それに同じ運動仲間が出来て良かったな!」
素直に喜んでくれるマグヌスとアングス。
だがイナは溜息をつき、シアラに負けず劣らずの冷たい言葉を吐き出す。
「筋肉仲間ができて嬉しいのはアングス兄様だけでしょ。それにこの子たち、いつダンカンを裏切るか分かったもんじゃないわ」
突如ゴルムたちは必死な顔になり、イナに対して詰め寄る。
「お、俺らはダンカンを裏切らない! ダンカンだけなんだ……俺たちを対等に見てくれるのは! 他のやつらは俺たちを見下して、だから絶対に裏切りません、信じてください!」
「そうですよ。俺たちはダンカンについていくって決めたんです」
「ダンカンは俺たちの友達……」
三人の心の叫びに対して、イナはまた溜息をつくばかり。
だがどこか優し気な表情を見せ、彼らの顔を半目で見る。
「とりあえずは様子見ってところね。いいこと? ダンカンを裏切ったら承知しないからね。それが分かったら、さっさと食事をしなさい」
「あ、ありがとうございます!」
口は悪いが本当は優しいイナ。全て俺のことを思っての言動。
それを理解したのかゴルムたちは感激の表情で食事を開始する。
「美味い……こんな美味い飯は初めてだ!」
「感動……」
「普通じゃない? これぐらい」
「これをこれぐらいって言うぐらいだから、イナは世間知らずだなぁ」
マグヌスがクスクス笑いながらそう言うと、イナは顔を真っ赤にして怒鳴り返す。
「マグヌス兄様は世間をご存知なのかしら!?」
「当然さ。なんなら、お兄ちゃんが世間ってやつを教えてやろうか?」
「……それは御免だわ。マグヌス兄様と一緒にいたら不良になってしまいますもの」
「それ正解! でも自由に遊ぶのは楽しいぞ」
そんなやりとりをしていると、ニールが食堂へやって来る。
ゴルムたちはニールの姿を見るなり食事の手を止め、彼に挨拶をした。
「おはようございます!」
「ああ、おはよう。僕のことは気にしなくていいから、食事を楽しんで」
あくびをしてまだ寝ぼけ眼のニール。
普段は凛々しいニールのこんな姿。ゴルムたちは本人なのかどうか、疑わしい顔をしていた。
「おはよう、兄さん」
「おはようダンカン。友達ができて良かったね」
「うん。初めての友達だ。皆のことは大事にするし、兄さんも良くしてやってくれ」
「分かってるよ。ダンカンの友達なら、それなりに対応するさ」
眠たそうだが笑顔でそう言ってくれるニール。
三人の将来のために少しづつ土台を固めていってやろう。
ニールに気に入られるということは、将来の王に気に入られるということ。
どう考えてもゴルムたちにとってはいい話でしかないよな。
楽しく笑顔の絶えない朝食。
庶民であるゴルムたちが参加していたとしても、誰も顔色一つ変えることはない。
こんな素敵な感性をどうやって兄弟は手にしたのだろう。
あんな父親のもとでそうなるなんて、想像もできないけど……誰の影響なのだろうか。それが不思議で仕方なかった。
◇◇◇◇◇◇◇
朝食を終え、着替えをするために俺は自室へ戻ることにした。
「ダンカン様、こちらへ」
「?」
部屋の行先は知っている。
なのにシアラは俺を先導するように前を歩く。
俺は怪訝に思いながらも彼女の後をついていくのだが……自室とは違う方向へと進んでいる。
「シアラ、どこに行くつもりなんだ……?」
「…………」
シアラは振り返ることもなく、無言で廊下を進むのみ。
困り果てながらも、だが俺は静かに彼女の後をついて行くことにした。
「こちらがダンカン様の新しいお部屋です」
「お部屋っていうか……小屋?」
裏庭に出て、城の敷地内を北側へと曲がると、木造の小さな小屋が立てられていた。
急ごしらえなのか、どこか雑にも思える造りの小屋。
俺は恐る恐る小屋の扉を開いてみた。
木の感触を手に覚えながら中を覗き込んでみると……ベッドが一つとテーブルあり、後は服を収納しているであろうチェストが一つ設置されているだけ。
後は何も無い、涼し気というか、寒そうな場所。
広さは一般家庭の子供部屋かってぐらい狭い。
「えっと……今日からここに住めってこと?」
「はい。国王様の命でございます」
「それは……どうしようもないな」
とうとう城からも追い出されてしまったか。
俺は落胆しながらも、だが天井がある場所を提供されただけでも良しとしようと、自分にそう言い聞かせる。
「私は隣の部屋で生活していますので、用事があれば遠慮なく申し付けください」
「隣ね……」
部屋を出て隣の部屋とやらの存在を確認してみると、確かに隣にも同じように扉があった。
なるほど、メイドと同じ扱いというわけか。
今更ながら、やるなら徹底的にする人なんだな俺のお父様は。
だが俺は鼻で笑い、木造の小屋を見上げて声を出す。
「住む場所があれば十分! 今日からこれが俺の城ってわけだ」
「……それで良いのですか?」
「良いも悪いも、ここで住むしかないんだから。なら、その現状を受け入れないとね」
シアラは納得したのか、コクコクと何度か頷いてみせる。
そして俺と同じように、小屋を見上げた。
「城と思えば、城のような気がして参りました」
「でしょ? 住めば都なんて言ったりするからね」
「?」
言葉の意味は理解できなかったようで、頭に疑問符を浮かべているシアラ。
俺はそんな彼女に、逆に質問をしてみた。
「シアラは、なんで俺に仕えることになったの? 家族は?」
「母が元々お城に仕えておりましたがつい先日亡くなってしまい、行くところもなくて、こちらで世話になることなりました」
「あー……そうなんだ、ごめん」
まさか母親が死んでいるとは……
話の流れから察するに、父親もいない状況なんだろうな。
それを聞くのは酷かと感じた俺は、申し訳ない気持ちになり顔を逸らすしかなかった。
「何故謝るのですか?」
「いや、お母さんが亡くなったばかりで辛いだろう……。辛いのは皆一緒なんだら。俺だけじゃない。シアラもゴルムたちも皆辛いことがある。環境にも身分にも関係なく、悩みは誰にでもついてまわるものなんだな」
俺はそう言って俺は苦笑いを浮かべる。
シアラはそれ以上何も言わずに、また小屋を見上げるばかり。
「兎に角、今日からよろしくね、シアラ」
「はい。こちらこそよろしくお願いいたします」
こうして俺とシアラは出逢った。
ゲームの中に登場しないキャラクターであったため、少し困惑する部分はあれど、だがそれはそれで新鮮で喜ばしい気分だ。
俺は小屋を見上げる美少女の横顔を眺めながら、微笑を浮かべた。
そしてこれより少し先、俺は後悔することとなる。
シアラが置かれている状況を、何も知らなかったことを……
「シアラと申します。お見知りおきを」
メイド服のスカートをつまんで、そう挨拶をするシアラと名乗った少女。
金色の髪を後ろで束ね、感情の無いような表情に氷のような青い瞳。
だがイナに負けず劣らずの美少女。
背は俺と同じぐらいだろうか、彼女を見ても視線が下がることも上がることも無い。
桃色の唇から吐き出された抑揚のない言葉に戸惑いながらも、だが俺のために仕えてくれる少女なのだろうと、一瞬で判断する。
「すげー可愛い……お、俺、ゴルム。よろしくね!」
「俺はブィー!」
「ウィーニェ……」
「はぁ」
三人組の精一杯の明るい声に対して、シアラの冷たい声。
三人はその場で凍り付いてしまった。
「食事の用意はできています。中へどうぞ」
「あ、ありがとう」
シアラの手で食堂の扉が開ける。
中にはニール以外の兄弟が揃っていた。
「お、友達も一緒なんだな。ダンカンに友達ができて、お兄ちゃんは嬉しいよ」
「それは俺もだぞ。それに同じ運動仲間が出来て良かったな!」
素直に喜んでくれるマグヌスとアングス。
だがイナは溜息をつき、シアラに負けず劣らずの冷たい言葉を吐き出す。
「筋肉仲間ができて嬉しいのはアングス兄様だけでしょ。それにこの子たち、いつダンカンを裏切るか分かったもんじゃないわ」
突如ゴルムたちは必死な顔になり、イナに対して詰め寄る。
「お、俺らはダンカンを裏切らない! ダンカンだけなんだ……俺たちを対等に見てくれるのは! 他のやつらは俺たちを見下して、だから絶対に裏切りません、信じてください!」
「そうですよ。俺たちはダンカンについていくって決めたんです」
「ダンカンは俺たちの友達……」
三人の心の叫びに対して、イナはまた溜息をつくばかり。
だがどこか優し気な表情を見せ、彼らの顔を半目で見る。
「とりあえずは様子見ってところね。いいこと? ダンカンを裏切ったら承知しないからね。それが分かったら、さっさと食事をしなさい」
「あ、ありがとうございます!」
口は悪いが本当は優しいイナ。全て俺のことを思っての言動。
それを理解したのかゴルムたちは感激の表情で食事を開始する。
「美味い……こんな美味い飯は初めてだ!」
「感動……」
「普通じゃない? これぐらい」
「これをこれぐらいって言うぐらいだから、イナは世間知らずだなぁ」
マグヌスがクスクス笑いながらそう言うと、イナは顔を真っ赤にして怒鳴り返す。
「マグヌス兄様は世間をご存知なのかしら!?」
「当然さ。なんなら、お兄ちゃんが世間ってやつを教えてやろうか?」
「……それは御免だわ。マグヌス兄様と一緒にいたら不良になってしまいますもの」
「それ正解! でも自由に遊ぶのは楽しいぞ」
そんなやりとりをしていると、ニールが食堂へやって来る。
ゴルムたちはニールの姿を見るなり食事の手を止め、彼に挨拶をした。
「おはようございます!」
「ああ、おはよう。僕のことは気にしなくていいから、食事を楽しんで」
あくびをしてまだ寝ぼけ眼のニール。
普段は凛々しいニールのこんな姿。ゴルムたちは本人なのかどうか、疑わしい顔をしていた。
「おはよう、兄さん」
「おはようダンカン。友達ができて良かったね」
「うん。初めての友達だ。皆のことは大事にするし、兄さんも良くしてやってくれ」
「分かってるよ。ダンカンの友達なら、それなりに対応するさ」
眠たそうだが笑顔でそう言ってくれるニール。
三人の将来のために少しづつ土台を固めていってやろう。
ニールに気に入られるということは、将来の王に気に入られるということ。
どう考えてもゴルムたちにとってはいい話でしかないよな。
楽しく笑顔の絶えない朝食。
庶民であるゴルムたちが参加していたとしても、誰も顔色一つ変えることはない。
こんな素敵な感性をどうやって兄弟は手にしたのだろう。
あんな父親のもとでそうなるなんて、想像もできないけど……誰の影響なのだろうか。それが不思議で仕方なかった。
◇◇◇◇◇◇◇
朝食を終え、着替えをするために俺は自室へ戻ることにした。
「ダンカン様、こちらへ」
「?」
部屋の行先は知っている。
なのにシアラは俺を先導するように前を歩く。
俺は怪訝に思いながらも彼女の後をついていくのだが……自室とは違う方向へと進んでいる。
「シアラ、どこに行くつもりなんだ……?」
「…………」
シアラは振り返ることもなく、無言で廊下を進むのみ。
困り果てながらも、だが俺は静かに彼女の後をついて行くことにした。
「こちらがダンカン様の新しいお部屋です」
「お部屋っていうか……小屋?」
裏庭に出て、城の敷地内を北側へと曲がると、木造の小さな小屋が立てられていた。
急ごしらえなのか、どこか雑にも思える造りの小屋。
俺は恐る恐る小屋の扉を開いてみた。
木の感触を手に覚えながら中を覗き込んでみると……ベッドが一つとテーブルあり、後は服を収納しているであろうチェストが一つ設置されているだけ。
後は何も無い、涼し気というか、寒そうな場所。
広さは一般家庭の子供部屋かってぐらい狭い。
「えっと……今日からここに住めってこと?」
「はい。国王様の命でございます」
「それは……どうしようもないな」
とうとう城からも追い出されてしまったか。
俺は落胆しながらも、だが天井がある場所を提供されただけでも良しとしようと、自分にそう言い聞かせる。
「私は隣の部屋で生活していますので、用事があれば遠慮なく申し付けください」
「隣ね……」
部屋を出て隣の部屋とやらの存在を確認してみると、確かに隣にも同じように扉があった。
なるほど、メイドと同じ扱いというわけか。
今更ながら、やるなら徹底的にする人なんだな俺のお父様は。
だが俺は鼻で笑い、木造の小屋を見上げて声を出す。
「住む場所があれば十分! 今日からこれが俺の城ってわけだ」
「……それで良いのですか?」
「良いも悪いも、ここで住むしかないんだから。なら、その現状を受け入れないとね」
シアラは納得したのか、コクコクと何度か頷いてみせる。
そして俺と同じように、小屋を見上げた。
「城と思えば、城のような気がして参りました」
「でしょ? 住めば都なんて言ったりするからね」
「?」
言葉の意味は理解できなかったようで、頭に疑問符を浮かべているシアラ。
俺はそんな彼女に、逆に質問をしてみた。
「シアラは、なんで俺に仕えることになったの? 家族は?」
「母が元々お城に仕えておりましたがつい先日亡くなってしまい、行くところもなくて、こちらで世話になることなりました」
「あー……そうなんだ、ごめん」
まさか母親が死んでいるとは……
話の流れから察するに、父親もいない状況なんだろうな。
それを聞くのは酷かと感じた俺は、申し訳ない気持ちになり顔を逸らすしかなかった。
「何故謝るのですか?」
「いや、お母さんが亡くなったばかりで辛いだろう……。辛いのは皆一緒なんだら。俺だけじゃない。シアラもゴルムたちも皆辛いことがある。環境にも身分にも関係なく、悩みは誰にでもついてまわるものなんだな」
俺はそう言って俺は苦笑いを浮かべる。
シアラはそれ以上何も言わずに、また小屋を見上げるばかり。
「兎に角、今日からよろしくね、シアラ」
「はい。こちらこそよろしくお願いいたします」
こうして俺とシアラは出逢った。
ゲームの中に登場しないキャラクターであったため、少し困惑する部分はあれど、だがそれはそれで新鮮で喜ばしい気分だ。
俺は小屋を見上げる美少女の横顔を眺めながら、微笑を浮かべた。
そしてこれより少し先、俺は後悔することとなる。
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