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第1章 覚醒篇 ー6
第6話 誘拐計画
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【強固】の【グラーデ】を持つブィーと【水】の【グラーデ】を所持するウィーニェを一蹴した俺。
完全敗北を決したゴルム一味は俺に頭を下げていた。
「ダンカン様! 今日から俺らはあなたの手下です!」
「うむ。分かればいいのだ。って、別にそんな偉ぶるつもりもないし、普通に接してくれたらいいから」
「え? でも手下って……」
「あれは言葉の綾というかなんと言うか……とにかく普通でいいから。友達になってくれ。それでいいよ」
俺の言うことが意外だったのか、三人はキョトンとする。しかし次の瞬間、嬉しそうに破顔する。
「だけどダンカン様は王子様で……」
「王子様と言っても皆ご存じの通り、父親から見捨てられた人間だけどね」
俺が肩を竦めて困った風にそう言うと、ゴルムたちは意を決したような表情をし、そして口を開く。
「分かったダンカン、今日から俺たちは友達だ!」
「お、俺はダンカンにちょっかいを出すのは反対だったんだよ、本当は」
「僕も……」
「お前ら……俺だけ悪いみたいな感じにすんじゃねえ!」
二人の言葉にゴルムが一瞬憤慨するが、だがゴルムは神妙な面持ちで俺に頭を下げる。
「すまねえ……ダンカンに対しては王族として接しなくてもいいって……無能扱いしていいって聞いたから、調子に乗っちまった」
「調子に乗って人を貶めて、それで誰かが幸せになると思う?」
「……思わない」
肩を落とすゴルム。自分がやったことを完全に反省しているようだ。
俺は彼を許すように、肩に手を置いてやる。
「お互いが楽しくなることならやっていいと思うけど、自分の快楽のためだけに人を傷つけちゃいけない。俺と友達になるってのなら、そういうことは今後一切禁止だ」
「分かった。約束するよ……ごめん」
ダンカンと同じく、この三人は他人よりも能力が低い劣等者としてゲームでは説明をされていた。
すぐに見下せる俺を攻撃してきたってことは、すでにそういう兆しというか、壁みたいなものにぶつかっているのではと俺は推測する。
そしてもう一つ面白いことを思いつく。
本来弱いキャラクターを強くするのも一興かもと。
それは俺の楽しみだけではなく、三人のためになることだと俺は考える。
自分だけが楽しむのではなく、お互いのためになるならそれは良し。
それに将来、ニールのための力になるかも知れない。
使える人材は多いに越したことはないだろう。
ということで、俺は三人の強化を決定する。
当然、相手の気持ちを尊重するけれど。
「ゴルムたちは成績も悪いみたいだし、能力もありふれたもので、肩身が狭い思いをしてるんじゃないか?」
「う……確かにそうだけどさ」
三人は俺が言い放ったことに深く傷ついているように見えた。
まだ10歳の子供がこんな表情を見せるとは、この世界では地位と能力の良し悪しが人生に影響を相当与えているようだ。
俺は位が高いはずだが、父親から梯子を外されているから論外と。
というか、実の子供相手に容赦なさすぎだろう。そんなに能力が大事かね。
「そこでだ。これから俺たちを見下している連中を見返してやりたいと思わないか? 直接手を出すんじゃなくて、結果で見返してやるんだ。悪い成績を良いものにして、低い能力を努力で補う。そうすることによって、皆は他の生徒たちより優秀になれると思うんだ。想像してみなよ、ゴルムたちが皆より優秀になっている姿を」
三人は目を閉じ、実際に想像をしたのだろう。身震いをして、喜びに笑みを浮かべている。
「そ、そんなことができるのか?」
「もちろん。ゴルムたち次第だけどね。でも可能だと俺は思ってるよ。皆を見下すより、上から皆を見守ってやれる、そんな人間になれたら最高だろ?」
「ぼ、僕、そんな風になりたい。人を傷つけるのは元々好きじゃないし、争わずに済むならそれがいい……」
「俺も。皆に見下されるのは嫌だ。でもダンカンが言ったみたいに、自分が楽しいだけのことはしたくない」
ウィーニェもブィーも見下される人生から脱却したいらしく、そう言ってくれた。
ゴルムも頷き、そして俺の計画は実行されることに。
自分だけじゃなく仲間を強くする。ゲーム感覚だけど楽しいかも。
俺は三人のキラキラした瞳を見つめながら、心を躍らせた。
◇◇◇◇◇◇◇
夜。
しっかりと昼寝をして夕食を終わらせておいたので調子は万全。
今日も今日とてレベルアップのお時間だ。
同級生の【グラーデ】持ち……と言ってもゴルムたちだけど。でも彼らよりも高い能力をすでに誇っている俺。
たった一日でこれだけ強くなれたのだ。もう少しの間は、弱いモンスターを相手にしているだけで戦闘能力の強化は見込めるだろう。
俺は自室の窓を開け、遠くに見える門に向かって地面を蹴る。
月夜の下を飛翔し、城門の上に着地する俺。跳躍力も上昇しているな。これなら町を抜けるのもそう時間はかからないだろう。
屋根から屋根を伝い、外を目指す。ものの数分で草原まで移動ができた。
「とりあえず速度はいい感じ。次は腕力を試してみるとしよう」
近くを闊歩するゴブリンの姿。俺は相手の正面から距離を縮める。
「ギギッ!!」
「それ!」
構えるゴブリンの腹に拳を叩き込む。
数歩後退するゴブリン。手ごたえはあった。でも拳の一撃で倒せるほどの力はまだ無いと。
だけどよし。俺のレベルアップはまだこれからだ!
「ほっ」
ゴブリンの眼前で回転をし、【ヴァナッシュ】の刃で胴体と下半身を切り分ける。
まずは一体撃破。
昼間はモンスターの数は少ないが、夜になると頻繁に現れる。
今も倒したそばから、新しいゴブリンが地面から生えてくるではないか。
不思議な感覚だけど、ゲームでは見慣れた光景。
「大豊作大豊作。経験値をどんどん稼がせていただきますよ」
全力で駆けながら、ゴブリンたちを切り裂いていく。
生えてくるのが見えたらそちらの方に走り、また一体退治する。その繰り返しだ。
効率もよく、息が切れるまでこうして倒していこう。
それから一時間ほど経過しただろうか、さらに力が上昇したような感覚があった。
走る速度がまた上昇。ゲームではなく現実だから、足が速くなる分効率がさらに上がる。
次々にゴブリンを倒すことができる状況に、わんこそばを思い出す。
本当にわんこそばのようだ。倒したらすぐに表れまた倒す。その繰り返し。
「ほらほらほらほら。もっと来い、もっと」
大きな声を出し、ゴブリンがこちらに向かって来るように促す。
もうゴブリン相手に負けることはないだろう。攻撃も何度か食らったが、ダメージは皆無だ。
防御能力も問題無く上がっているのに、俺は気分上々であった。
「もっと来いよ、もっと――って、なんだあれ」
依然としてゴブリンが接近する中、町の入り口付近で数人の男の姿が見えた。
数は四人。面白いことに全員が怪しさ万歳。あれは何かやらかす連中であろうなと直感がビンビン告げてくる。
かかってくるゴブリンをあらかた片付け、俺は男たちに気づかれないように接近した。
周囲は暗く、相手は真剣な顔で話をしており、こちらに気づく様子はない。ある程度距離を縮めたところで匍匐前進に変更して近づいて行く。
「あの話は本当か?」
「ああ、マグヌスで間違いない」
マグヌス?
うちの長兄がどうかしたのか?
俺は不安を感じ、聞こえてくる会話に集中する。
「あいつがいる場所は把握している。王族の長男を拉致し、身代金をいただくとしよう」
「うまく行くか?」
「うまく行かなきゃ、死が待っているだけだ。降りるなら今だぜ?」
「…………」
一人の男の話を聞き、残りの三人は冷や汗をかいているようだ。
しかし拉致とは……これはどうにかして阻止しないと。
別の誰かでも見逃せないが、俺の兄妹に危険な目に遭わせるつもりなど言語道断。
絶対にこいつらをひっとらえてやる。
経験値稼ぎの最中であったが、まさかの展開に俺は内心憤慨するのであった。
完全敗北を決したゴルム一味は俺に頭を下げていた。
「ダンカン様! 今日から俺らはあなたの手下です!」
「うむ。分かればいいのだ。って、別にそんな偉ぶるつもりもないし、普通に接してくれたらいいから」
「え? でも手下って……」
「あれは言葉の綾というかなんと言うか……とにかく普通でいいから。友達になってくれ。それでいいよ」
俺の言うことが意外だったのか、三人はキョトンとする。しかし次の瞬間、嬉しそうに破顔する。
「だけどダンカン様は王子様で……」
「王子様と言っても皆ご存じの通り、父親から見捨てられた人間だけどね」
俺が肩を竦めて困った風にそう言うと、ゴルムたちは意を決したような表情をし、そして口を開く。
「分かったダンカン、今日から俺たちは友達だ!」
「お、俺はダンカンにちょっかいを出すのは反対だったんだよ、本当は」
「僕も……」
「お前ら……俺だけ悪いみたいな感じにすんじゃねえ!」
二人の言葉にゴルムが一瞬憤慨するが、だがゴルムは神妙な面持ちで俺に頭を下げる。
「すまねえ……ダンカンに対しては王族として接しなくてもいいって……無能扱いしていいって聞いたから、調子に乗っちまった」
「調子に乗って人を貶めて、それで誰かが幸せになると思う?」
「……思わない」
肩を落とすゴルム。自分がやったことを完全に反省しているようだ。
俺は彼を許すように、肩に手を置いてやる。
「お互いが楽しくなることならやっていいと思うけど、自分の快楽のためだけに人を傷つけちゃいけない。俺と友達になるってのなら、そういうことは今後一切禁止だ」
「分かった。約束するよ……ごめん」
ダンカンと同じく、この三人は他人よりも能力が低い劣等者としてゲームでは説明をされていた。
すぐに見下せる俺を攻撃してきたってことは、すでにそういう兆しというか、壁みたいなものにぶつかっているのではと俺は推測する。
そしてもう一つ面白いことを思いつく。
本来弱いキャラクターを強くするのも一興かもと。
それは俺の楽しみだけではなく、三人のためになることだと俺は考える。
自分だけが楽しむのではなく、お互いのためになるならそれは良し。
それに将来、ニールのための力になるかも知れない。
使える人材は多いに越したことはないだろう。
ということで、俺は三人の強化を決定する。
当然、相手の気持ちを尊重するけれど。
「ゴルムたちは成績も悪いみたいだし、能力もありふれたもので、肩身が狭い思いをしてるんじゃないか?」
「う……確かにそうだけどさ」
三人は俺が言い放ったことに深く傷ついているように見えた。
まだ10歳の子供がこんな表情を見せるとは、この世界では地位と能力の良し悪しが人生に影響を相当与えているようだ。
俺は位が高いはずだが、父親から梯子を外されているから論外と。
というか、実の子供相手に容赦なさすぎだろう。そんなに能力が大事かね。
「そこでだ。これから俺たちを見下している連中を見返してやりたいと思わないか? 直接手を出すんじゃなくて、結果で見返してやるんだ。悪い成績を良いものにして、低い能力を努力で補う。そうすることによって、皆は他の生徒たちより優秀になれると思うんだ。想像してみなよ、ゴルムたちが皆より優秀になっている姿を」
三人は目を閉じ、実際に想像をしたのだろう。身震いをして、喜びに笑みを浮かべている。
「そ、そんなことができるのか?」
「もちろん。ゴルムたち次第だけどね。でも可能だと俺は思ってるよ。皆を見下すより、上から皆を見守ってやれる、そんな人間になれたら最高だろ?」
「ぼ、僕、そんな風になりたい。人を傷つけるのは元々好きじゃないし、争わずに済むならそれがいい……」
「俺も。皆に見下されるのは嫌だ。でもダンカンが言ったみたいに、自分が楽しいだけのことはしたくない」
ウィーニェもブィーも見下される人生から脱却したいらしく、そう言ってくれた。
ゴルムも頷き、そして俺の計画は実行されることに。
自分だけじゃなく仲間を強くする。ゲーム感覚だけど楽しいかも。
俺は三人のキラキラした瞳を見つめながら、心を躍らせた。
◇◇◇◇◇◇◇
夜。
しっかりと昼寝をして夕食を終わらせておいたので調子は万全。
今日も今日とてレベルアップのお時間だ。
同級生の【グラーデ】持ち……と言ってもゴルムたちだけど。でも彼らよりも高い能力をすでに誇っている俺。
たった一日でこれだけ強くなれたのだ。もう少しの間は、弱いモンスターを相手にしているだけで戦闘能力の強化は見込めるだろう。
俺は自室の窓を開け、遠くに見える門に向かって地面を蹴る。
月夜の下を飛翔し、城門の上に着地する俺。跳躍力も上昇しているな。これなら町を抜けるのもそう時間はかからないだろう。
屋根から屋根を伝い、外を目指す。ものの数分で草原まで移動ができた。
「とりあえず速度はいい感じ。次は腕力を試してみるとしよう」
近くを闊歩するゴブリンの姿。俺は相手の正面から距離を縮める。
「ギギッ!!」
「それ!」
構えるゴブリンの腹に拳を叩き込む。
数歩後退するゴブリン。手ごたえはあった。でも拳の一撃で倒せるほどの力はまだ無いと。
だけどよし。俺のレベルアップはまだこれからだ!
「ほっ」
ゴブリンの眼前で回転をし、【ヴァナッシュ】の刃で胴体と下半身を切り分ける。
まずは一体撃破。
昼間はモンスターの数は少ないが、夜になると頻繁に現れる。
今も倒したそばから、新しいゴブリンが地面から生えてくるではないか。
不思議な感覚だけど、ゲームでは見慣れた光景。
「大豊作大豊作。経験値をどんどん稼がせていただきますよ」
全力で駆けながら、ゴブリンたちを切り裂いていく。
生えてくるのが見えたらそちらの方に走り、また一体退治する。その繰り返しだ。
効率もよく、息が切れるまでこうして倒していこう。
それから一時間ほど経過しただろうか、さらに力が上昇したような感覚があった。
走る速度がまた上昇。ゲームではなく現実だから、足が速くなる分効率がさらに上がる。
次々にゴブリンを倒すことができる状況に、わんこそばを思い出す。
本当にわんこそばのようだ。倒したらすぐに表れまた倒す。その繰り返し。
「ほらほらほらほら。もっと来い、もっと」
大きな声を出し、ゴブリンがこちらに向かって来るように促す。
もうゴブリン相手に負けることはないだろう。攻撃も何度か食らったが、ダメージは皆無だ。
防御能力も問題無く上がっているのに、俺は気分上々であった。
「もっと来いよ、もっと――って、なんだあれ」
依然としてゴブリンが接近する中、町の入り口付近で数人の男の姿が見えた。
数は四人。面白いことに全員が怪しさ万歳。あれは何かやらかす連中であろうなと直感がビンビン告げてくる。
かかってくるゴブリンをあらかた片付け、俺は男たちに気づかれないように接近した。
周囲は暗く、相手は真剣な顔で話をしており、こちらに気づく様子はない。ある程度距離を縮めたところで匍匐前進に変更して近づいて行く。
「あの話は本当か?」
「ああ、マグヌスで間違いない」
マグヌス?
うちの長兄がどうかしたのか?
俺は不安を感じ、聞こえてくる会話に集中する。
「あいつがいる場所は把握している。王族の長男を拉致し、身代金をいただくとしよう」
「うまく行くか?」
「うまく行かなきゃ、死が待っているだけだ。降りるなら今だぜ?」
「…………」
一人の男の話を聞き、残りの三人は冷や汗をかいているようだ。
しかし拉致とは……これはどうにかして阻止しないと。
別の誰かでも見逃せないが、俺の兄妹に危険な目に遭わせるつもりなど言語道断。
絶対にこいつらをひっとらえてやる。
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