トテ子

双葉紫明

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第36話

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 筋肉フェチの明美。
 捕まえる事は出来る筈だ。
 しかし、背後を取れない限り、あのEカップビンタにえぐられる。
 課長はただの脳筋。
 しかも女に冷酷になれない。
 さっきのベアハッグも一瞬の迷いが隙を生み、Eカップビンタを作動する間を与えてしまった。
 いや、あれはビンタじゃない。
 ドリル?
 昨今Eカップは巨乳では、ないんだ。
 タテ・ヨコ・ナナメにひっぱたく弥生ちゃんのビンタは破壊力は抜群だ。
 しかし、明美のあの硬くて速い乳首を至近で食らったら、今度こそ無事ではないだろう。

 一方、明美はどうだ。
 射程がないぶん、接近戦には有利だが、それには相手を誘い込むか、自分から飛び込む必要がある。
 脳筋バ課長には豊富なプロレス技がある。
 仮に捕まって、アルゼンチン・バックブリーカーでも掛けられたら、ひとたまりもない。
 つまり、明美の攻撃は、唯一隙を作る行為となる。

 ハアハア荒い息遣いでファイティングポーズのまま微動だに出来ない課長。

 虚しくぷるぷるEカップを揺らすだけの明美。

 決着がつかない。

 わたしの出番ね。
 たいちくん(とその他大勢)は、わたしが守る。

 課長も弥生ちゃんも、なんでいちいち話の最後にキメ顔するんだろう?
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