27 / 72
第26話
しおりを挟む
でも、待てよ。
弥生ちゃんがトテ子と刺し違えろと言ったわけだし、トテ子、滅亡担当局に雇われているって言ってたぞ。
そこからは、わたしに話させて。
あ、しのさん。
わりと初期キャラなのに、おもくそモブで存在薄いな。
そういうのも、作品には必要なの。
めでたくたいちくん煽情の任についたトテちゃん、最初は嬉しそうに、わたしたち事務局にたいちくんが彼女を想って抜いた回数を報告してたわ。
トテちゃんイヤーは50kmさきのたいちくんがイク時の息遣いを察知出来たから。
えーっ!恥ずっ。
でも、すぐに彼女は煽情員失格の烙印を押された。
あなたを好きになりすぎたのよ。
あなたと結ばれたいと、願うようになったの。
愛しあったら、ちくびニードルとちんぽこアタックでお互い死んでしまう事を知りながら。
一方、わたしたちは政府のやり方に疑問を持つレジスタンスとして、独立して滅亡担当局を設立したわ。
同じ男性の遺伝子が急速に拡散する危険性、計画に関わる当事者や生まれてくる子供たちへの巨大な人権無視、そして、低賃金。
不満を持つ工作員は少なくなく、「これは人間牧場だ」と反旗を翻し、弥生ちゃんたち政府側のたいちくん対策本部と敵対する勢力を形成した。
そして、トテちゃんを抱き込んだの。
だからと言って、滅亡担当局なんて…
わたしたちは思想を先鋭化した。
現代不死社会において、老人が死なずに子供が増えない、この状況は高度文明の宿命で、一度滅ぼさなきゃいけないと。
そこで自殺率の高さに目を付けたの。
丹羽課長は、嫌味とか、セクハラ・モラハラ・パワハラを駆使して弱い人間を自殺に追い込む、ハラスメント課の出身で、飛び降り自殺幇助が専門だった。
わたしは、ほら、名前。
しの、は、「死のう」なんだよ。
だから、ね、(顔を赤らめながら)たいちくんとシた時も、イクとき、一緒に死のう!って言ったでしょ?
瑠璃子が睨んでる。
気まずい。
そんなサブリミナルや、実際に誘って、電車や車に飛び込ませる、轢死担当がわたし。
弥生ちゃんと同じ様に、絶が使えるの。
わたしはみんなみたいな戦闘力はないから、普段は専ら電話対応や書類作成をしているわ。
このふたりでトテちゃんとあなた、自殺に追い込む計画だったんだけど、見事に失敗。
もともとわたしたちの思想とは関係なく、ただたいちくんへの想いだけで動いていたトテちゃんは、逆に丹羽課長を倒し、わたしはあなたを夢中にさせられなかった。
なんだか壮大だな。
トゥルーマンショーみたいだ。
弥生ちゃんがトテ子と刺し違えろと言ったわけだし、トテ子、滅亡担当局に雇われているって言ってたぞ。
そこからは、わたしに話させて。
あ、しのさん。
わりと初期キャラなのに、おもくそモブで存在薄いな。
そういうのも、作品には必要なの。
めでたくたいちくん煽情の任についたトテちゃん、最初は嬉しそうに、わたしたち事務局にたいちくんが彼女を想って抜いた回数を報告してたわ。
トテちゃんイヤーは50kmさきのたいちくんがイク時の息遣いを察知出来たから。
えーっ!恥ずっ。
でも、すぐに彼女は煽情員失格の烙印を押された。
あなたを好きになりすぎたのよ。
あなたと結ばれたいと、願うようになったの。
愛しあったら、ちくびニードルとちんぽこアタックでお互い死んでしまう事を知りながら。
一方、わたしたちは政府のやり方に疑問を持つレジスタンスとして、独立して滅亡担当局を設立したわ。
同じ男性の遺伝子が急速に拡散する危険性、計画に関わる当事者や生まれてくる子供たちへの巨大な人権無視、そして、低賃金。
不満を持つ工作員は少なくなく、「これは人間牧場だ」と反旗を翻し、弥生ちゃんたち政府側のたいちくん対策本部と敵対する勢力を形成した。
そして、トテちゃんを抱き込んだの。
だからと言って、滅亡担当局なんて…
わたしたちは思想を先鋭化した。
現代不死社会において、老人が死なずに子供が増えない、この状況は高度文明の宿命で、一度滅ぼさなきゃいけないと。
そこで自殺率の高さに目を付けたの。
丹羽課長は、嫌味とか、セクハラ・モラハラ・パワハラを駆使して弱い人間を自殺に追い込む、ハラスメント課の出身で、飛び降り自殺幇助が専門だった。
わたしは、ほら、名前。
しの、は、「死のう」なんだよ。
だから、ね、(顔を赤らめながら)たいちくんとシた時も、イクとき、一緒に死のう!って言ったでしょ?
瑠璃子が睨んでる。
気まずい。
そんなサブリミナルや、実際に誘って、電車や車に飛び込ませる、轢死担当がわたし。
弥生ちゃんと同じ様に、絶が使えるの。
わたしはみんなみたいな戦闘力はないから、普段は専ら電話対応や書類作成をしているわ。
このふたりでトテちゃんとあなた、自殺に追い込む計画だったんだけど、見事に失敗。
もともとわたしたちの思想とは関係なく、ただたいちくんへの想いだけで動いていたトテちゃんは、逆に丹羽課長を倒し、わたしはあなたを夢中にさせられなかった。
なんだか壮大だな。
トゥルーマンショーみたいだ。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
連続寸止めで、イキたくて泣かされちゃう女の子のお話
まゆら
恋愛
投稿を閲覧いただき、ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)
「一日中、イかされちゃうのと、イケないままと、どっちが良い?」
久しぶりの恋人とのお休みに、食事中も映画を見ている時も、ずっと気持ち良くされちゃう女の子のお話です。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる