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在宅蜃気楼遭難地帯
第34話
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あきがオンエア中のスタジオまで。
ガラス越しに見えるあき。
僕に気づかず、一生懸命喋ってる。
かわいいな。
リスナーの皆さん、あきは、僕の彼女なんだ。
あ、いけね、アクセサリーにしちゃった。
バツが悪そうに出てきたあき。
あれだけ噛んだらね。
かわいい。
僕らは車2台連ねて、あきの車置いておける場所へ。
僕の車に乗り込むあき。
「ずっと、聴いてた?」
「うん。上手だった」
あきは照れて叩いた。
結構痛くて、ふたりたちまち破顔した。
ああそうだ。
あきは笑って良いって、いつも言ってくれるんだ。
なんだかんだ生きれてんだ。
もっと笑うぜ。
笑えるんだぜ。
あきのおすすめは、カレーうどんだった。
少しおしゃれした服にカレーを飛び散らせて顰め面。
ほんとにかわいいや。
来て良かった。
無理しても、来て良かった。
それからラブホへ。
たくさん愛し合った。
夕方あきの実家へ、晩飯をご馳走になりながら軽い挨拶。
泊まってけば、と言われたが、それが叶わぬから白昼のラブホだった。
明日は仕事だから。
夜遅く、あきと別れを惜しんで何度もキスして、東京を後にした。
ガラス越しに見えるあき。
僕に気づかず、一生懸命喋ってる。
かわいいな。
リスナーの皆さん、あきは、僕の彼女なんだ。
あ、いけね、アクセサリーにしちゃった。
バツが悪そうに出てきたあき。
あれだけ噛んだらね。
かわいい。
僕らは車2台連ねて、あきの車置いておける場所へ。
僕の車に乗り込むあき。
「ずっと、聴いてた?」
「うん。上手だった」
あきは照れて叩いた。
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ああそうだ。
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