上 下
55 / 55

ヴァルキュリア隊を再建しよう その5

しおりを挟む

 おっさんは隊員たちに食堂に行くよう促していく。みんな本調子ではないものの、よろよろと起き上がって食堂に向かう。もちろん全員裸だったが気にしないように言ってある。ボテ腹になった娘にも気にせず行くよう伝えた。

 こうしてとりあえず隊員が食堂に集合したのである。ちょうど机は後ろに散らかっていたので中央には広めのスぺースが出来ていた。おっさんはドアから観察する。

 裸の娘たちが無防備にたむろする光景は素晴らしい。こうなるとエロを通りこして芸術となるのかもしれない・・・・いや・・やっぱりエロだな。あの中に飛び込んで全員の尻を並べて交尾したい気持ちになるが・・まだだ・・今後を考えての苦渋の決断・・。やはりなんでも最初が肝心。その分何倍にもなって収穫できるはず・・・・しかし結果は天のみぞ知るか・・。

 らしいことを言っはいるがが、おっさんはただ浮かれているだけだ。生きていればこんな良いことがあるんだなと。と考えている間にストレイジア様が颯爽と入ってきた。隊員が全員直立不動の態勢を取る。

「みんな・・ご苦労。早速だが・・」。

 しばし演説が入る。たなびくマントに帝国紋章の入った立派な大剣を持っている・・が、マントの下はもちろん全裸。豊満な乳房や肉感のある肢体、股間の茂みまで全部丸出しだが関係ないといった様子。むしろそれすら包括する謎のオーラで謎にエロくないかのような錯覚が・・・・乳首も勃ってるし・・よく見るとやっぱりエロいか・・。

 隊員も全裸で前も隠さず傾聴の姿勢を維持している。オッパイがいっぱい・・あまたの花園が惜しげもなく咲き乱れ・・これぞ多くの哲学者が描いていた理想郷ではないのか・・・・違うか。

「今回、不慮の事故で隊が危険にさらされている・・そこで隊の再建のために応援を要請した!入れ!」

 おっさんの出番が来たようだ・・。ちょっと緊張するなぁ・・。

「ど・・どうも・・」

 本当に軽い挨拶。もちろんおっさんもみんなに習い全裸だ。股間もガチガチに天井を向いている。気のせいかおっさんの股間に視線が集中しているような気もするが・・これも女の本能なのか・・おっさんは女じゃないからよくわからんけど・・エロは人間の根源だからな・・。

「ジローだ!今日から名誉平民少将としてこの隊の管理人に任命する!私はこの島の長と交渉がある故この船にはいないことが多くなると思われるのでジローに私の持つ全権を委任しておく!」

 名誉平民少将とか管理人とか全部滅茶苦茶だけど・・まぁいいだろう。おっさんの自由になるようにしたいだけだ。

「あの!・・その・・本当によろしいのですか・・ストレイジア様の権を委任するなどと・・この方はどう見てもただのおっさん・・いや平民にしかみえませんが・・」

 口を挟んだのは副官のリーファちゃんだっけか・・この娘も帝国の大貴族出身らしい。有能で律儀であまり融通の利かないタイプみたいだ。ストレイジア様には大層惚れ込んでいるが・・アレ?もしかして暗示がかかってない?かけ忘れた?かかりが悪い?・・どれだ・・でも素っ裸だし・・流されているだけ?・・まだ一部思考が働いていないとか?・・これはおっさんピンチなのか・・。

「確かに!リーファの言うことに一理ある・・・・だが!これは私が決めたことだ!これが答えだ!納得できたか?」

 おおっ・・なんてゴリ押し・・しかし・・なぜか抗えない何かが・・これが皇女・・いやストレイジア本人の力なのか・・

「はい!私が間違っていました!ストレイジア様の聡明遠大な思慮に口を挟むなど・・全てストレイジア様の仰せのままに・・」

 心から心酔している・・これは・・これで・・暗示と変わらんな・・。

「うむ、ありがとう。どうかこれからも私の力になって欲しい」

「ストレイジア様のご命令であれば・・我ら例えこの身がどうなろうと必ずや任務果たす所存です」

「はい!!!!」

 隊員全員が一丸となっている・・ストレイジア様のカリスマおそるべし。

「では!委任式を始めるぞ!」

 ばっとマントを脱ぎ棄てると前に出る。大剣の束に手をかけるとお尻を突き出した。

「ではジロー・・委任を・・」

「はっ!」

 おっさんはストレイジア様の腰をがっしり掴む。立ちバックの態勢でいきり立つ極太いストレイジア様の中へ・・。

「ちょっと待って下さい!」

 えっ・・これはシナリオにないんだけど・・。

「なんだリーファ副官?」

 真顔のストレイジア様。立ちバックの態勢のまま問答が始まる。

「何をされるおつもりですか?」

「何とは・・正式な作法で権の委任を・・」

「は・・はぁ・・ですがこの方は平民ですし・・そのような醜悪で巨大なものを・・・・何もストレイジア様の御神体を触らせることもないかと・・」

「そうか?・・なら変わるか?リーファ副官・・確かに・・ただの形式だしな・・別に私でなくても・・」

 何か変な方向に話がいっているな・・でも・・リーファちゃんが代わるのならそれはそれで・・。

「えっ!私がですか!ソレを・・」

おっさんの股間に皆の視線が手中する。そんなにマジマジ見られると恥ずかしい。

「嫌ならなら私が・・ジロー!やるぞ!」

 また尻を突き出すストレイジア様。

「待ってください!やっぱり私が代わりを務めます。どうかストレイジア様は御下がりを!」

「そうか・・ではジロー・・リーファに入れてやってくれ!」

 こうして委任の儀式をリーファちゃんが代わりに行うことになった。リーファちゃんがみんなの前で大剣を掴んで尻を突き出す格好になっている。これは想定外だったが・・これはこれで面白い。

 おっさんは小柄なリーファちゃんの桃尻を掴み肉棒を押し当てたのだった。
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

【R-18】異世界行っても面倒なので戦闘パートは省きます

カエルフォース
ファンタジー
18禁です。 不意に異世界転移を果たした高校生黒神ジローは魔法マスターの恩恵を受けることに。最初は真面目に冒険していたがクエストや戦闘だけの日々に虚無を感じ飽きてしまう。試しに使った催眠・洗脳系魔法にはまったジローは気に入った美少女から人妻までセフレ・嫁にしていく。子孫繁栄を新たな目的として自由な異世界性活を謳歌する話。 催眠・暗示系エロ。全話エロあり。

分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活

SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。 クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。 これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

18禁NTR鬱ゲーの裏ボス最強悪役貴族に転生したのでスローライフを楽しんでいたら、ヒロイン達が奴隷としてやって来たので幸せにすることにした

田中又雄
ファンタジー
『異世界少女を歪ませたい』はエロゲー+MMORPGの要素も入った神ゲーであった。 しかし、NTR鬱ゲーであるためENDはいつも目を覆いたくなるものばかりであった。 そんなある日、裏ボスの悪役貴族として転生したわけだが...俺は悪役貴族として動く気はない。 そう思っていたのに、そこに奴隷として現れたのは今作のヒロイン達。 なので、酷い目にあってきた彼女達を精一杯愛し、幸せなトゥルーエンドに導くことに決めた。 あらすじを読んでいただきありがとうございます。 併せて、本作品についてはYouTubeで動画を投稿しております。 より、作品に没入できるようつくっているものですので、よければ見ていただければ幸いです!

【R18】転生先のハレンチな世界で閨授業を受けて性感帯を増やしていかなければいけなくなった件

yori
恋愛
【番外編も随時公開していきます】 性感帯の開発箇所が多ければ多いほど、結婚に有利になるハレンチな世界へ転生してしまった侯爵家令嬢メリア。 メイドや執事、高級娼館の講師から閨授業を受けることになって……。 ◇予告無しにえちえちしますのでご注意ください ◇恋愛に発展するまで時間がかかります ◇初めはGL表現がありますが、基本はNL、一応女性向け ◇不特定多数の人と関係を持つことになります ◇キーワードに苦手なものがあればご注意ください ガールズラブ 残酷な描写あり 異世界転生 女主人公 西洋 逆ハーレム ギャグ スパンキング 拘束 調教 処女 無理やり 不特定多数 玩具 快楽堕ち 言葉責め ソフトSM ふたなり ◇ムーンライトノベルズへ先行公開しています

男女比1対999の異世界は、思った以上に過酷で天国

てりやき
ファンタジー
『魔法が存在して、男女比が1対999という世界に転生しませんか? 男性が少ないから、モテモテですよ。もし即決なら特典として、転生者に大人気の回復スキルと収納スキルも付けちゃいますけど』  女性経験が無いまま迎えた三十歳の誕生日に、不慮の事故で死んでしまった主人公が、突然目の前に現れた女神様の提案で転生した異世界で、頑張って生きてくお話。

死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?

わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。 ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。 しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。 他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。 本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。 贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。 そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。 家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

処理中です...