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わあ、綺麗
しおりを挟む魔法陣に乗った2人がたどり着いた場所。
そこは、リーフフィアを驚かせることに成功した。
「わぁ、綺麗!」
リーフフィアは目を輝かせて周りを見渡す。
リーフフィアの黒い瞳にも、カイトの藍色の瞳にも綺麗な星々が瞬いていた。
「でしょ?連れてきたかったんだ。リーフィが星空って言ったからね」
カイトはそう言って右手を上へと伸ばした。
「リーフィも手を」
リーフフィアもカイトと手を離し、指輪が付いている右手を空にあげる。
「よく、見てて」
カイトが言い終わると同時に、カイトとリーフフィアの指輪から光がたくさん飛び出して舞い始める。
カイトの指輪から飛び出した金色の光は、星々を繋いで何らかの生物、人型もエネミーのような形の模様も作る。
そして、最後に作ったのは、
「この前の!」
巨大Gだった。
しかし、その心臓部に小さくだがバツ印が付いている。
それに気がついたリーフフィアは他の絵にもバツ印がないか確認する。
「……9体」
巨大Gと人型の絵の9体にだけ、バツの印が付けられていた。
「新しく1体増えてる」
カイトがある方向を見て呟く。
カイトが見ていたのは、バツ印が付いていない絵だった。
「北斗七星が、銀の光で!」
リーフフィアの指輪から飛び出した銀色の光は北斗七星を作り出し、大きく光り輝いたところで、リーフフィアの意識は遠のいていった。
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