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何か反応した方がいいのかな?
しおりを挟む『昔々の大昔のことだ。世界では神々と神々が争った時代があった』
目を遠くにやり、当時のことを思い出して話をし始めた人型は言葉を続ける。
リーフフィアは真面目に聞きながらも、いつ相槌を入れるべきか悩んでいた。
『人間に力を貸し、共存すべきだ、という意見の神々と、人間から神々が動くためのエネルギーを一方的に搾取すべきだ、という意見の神々が争ったんだ』
「あなたは、どちらを選んだのですか?」
リーフフィアはつい気になって、口を挟んでしまった。
『私?さあね、話を聞けば分かるよ』
にっこりとした笑みではぐらかし、昔話を語る方へと話を戻す。
『それはそれは、凄惨な闘いだった。下界まで被害が及んでしまったから。ただ、救いだったのは、人々が巻き込まれなかったことだろう』
人型の者は、大きな息を吐いて、一度話を区切った。
『結果はね、人々との共存を望んだ神々が負けた。負けた神々は勝った神々によってこうして、封印されて閉じ込められた。そして、人が見つけられないように強力な呪いまでかけた』
リーフフィアは入り口が見つからなかった理由が分かり、スッキリする。
『今でも人は、神々に一方的に搾取されているんだろうね』
人型をした者、神様はふわりと笑って、これで終わりだと告げた。
全てを聞き終えたリーフフィアは立ち上がってローブについた土を払った。
そして、神様の目の前へと立った。
「……私にできることはありますか?」
リーフフィアは、神様の目をまっすぐに見て尋ねる。
「そして、この話が嘘でないと証明できますか?」
リーフフィアのその尋ねに、神様は獰猛に笑った。
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