精霊王達は人間達を翻弄する

りん

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積もっていく怒り

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それから私達は、自分達の仕事をするために解散しようとしたのだが・・・

「大変です!大変です!精霊王様方。」

慌てたように中級精霊が会議室に入ってきた。

ふうり   「どうしたの?何か急用かしら。」
中級     「はい。それが、人間と契約している精霊達に思念が送られてきまして・・・。」

アイリ   「なんて送られてきたの?」
中級      「それがですね、(今からそちらに王子様が向かう。心してお迎えしろ。)と言ってきました!」

『はぁー!?!?』

何それ!おかしくない?喧嘩売ったのはそっちだっちゅうの!何が、何がお迎えしろですって!ちょっと、本気で潰さないとね・・・。ふふっ。

こうき    「アイリ?  おーい!・・・はぁ。自分の世界に入っとる。こうなったら、怖いわ。哀れだね、人間が。まあ、自業自得ということで!」

『うんうん!こうなったらアイリは、止められないしね。鬱憤晴らしてあげないと、面倒くさくなるから。こっちに怒りを向けられるのも勘弁願いたいし。』

アイリ   「ん・・・?なんか言った?」
ふうり    「いいえ、何も言ってないよ。それで、どうする?みんな」

『ほっとけ。』
ヤミー    「どうせ、精霊界には入れないしね。うちらが招かないかぎり。よし!精霊達に釘をさしてくるわ。じゃあ。」

『うん。よろしく。』

今日は何故か、精霊達の言うことがはもるのだった。
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