精霊王達は人間達を翻弄する

りん

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会議で①

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『すぐさま、人間共に報復すべき!私たち(我等を)怒らせた報いを受けるべき!』

「そうね。というか、何で会議が精霊たちが攫われたと聞いてから1週間後なのよ!?まさか・・・アイリ?執務をこなさずにいたら溜まっていてそれを捌いていたとかだったりしないよね?」

そう言ったのは風の精霊王『ふうり』だ。

水 「はい。その通りでございます。」
アイリ 「ちょっ!?!?それは言わないでとお願いした・・・「へぇー。ちょっと、詳しく聞きましょうか!」だって、「言い訳無用!!」ごめんなさい。」

そう。私は、執務(仕事)が嫌いでよく抜け出しては人間界に行ったり、精霊界で遊んだりしていたのだ。そうしてたら、仕事が増えるのはわかるわけで・・・。今回も増えるに増えてしまい、捌くのに時間が経ちすぎて会議が一週間後になってしまった。これは言い訳しない方が良さそう・・・。

ふうり「ちょっと聞いてるの!?」
アイリ 「聞いてます!すみませんでした。どうか許してー。」
ふうり 「今回ばかりは無理よ!?何回言ったら気が済むわけ?皆同じことしてるのよ?誰かが仕事をしなければ、そこで何もかもストップするのよ。もう!!」
「まあまあ、落ち着いて。」
そう言ったのは、土の精霊王『どう』。

「そうだぞ。ちょっと落ち着け?」
これは、光の精霊王『こうき』

「あなた達が怒るのもしょうがないですよ。どう、こうき。」
これは、闇の精霊王『ヤミー』

ジュー 「うんうん!私もそう思うな。だからさ、今回の報復はアイリに任せようよ!勿論、仕事もして貰うけどねー。」
アイリ 「ジュー!?えっ?人間達に報復をするのは面白そうだからいいけど、仕事までするのは無理だよー。謝りますから許して下さい。」

『ダメです!』

結局、報復する時に統括するのは私に決まり、仕事も今までどうりにこなすことで許してもらったのだった。
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