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帰り道で・・・

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「ところで、本題なの。実花は、私達をどうやって使役しようと思ってるなの?」

帰り道、ふと雪が聞いてきた時からそれは始まっていた。

「えっと、まずはどうやって魔物を倒すのかを教えて欲しいです。それを知ってないと使役どころか貴方達、精霊に力を貸して欲しいなんて言えないと思った。」

「実花は、私達の見込みどうりね。女神様が力を貸せと言うのも納得できるなのー。」

「ありがとう。」

「あのね、私達が司っているのは、色々あるでしょ?その精霊によって・・・。さっき、紹介したとうりなんだけど、1回の紹介で分かったかな?」

「うん。何とか分かったけど・・・。あと、2人いるとか」

「うん。いるんだけど・・・。さっき、私を含めて紹介した者とあと2人を入れた6人が、上位精霊なの。だから、これからもっと増やすつもり。私達が楽するために・・・。」

楽するために?良い意味でだよね・・・?
私の頭の中に(?)がついていることが分かったのか雪は説明してくれた。
「私達は、1人1人司るものがあるから他のことに気を使えないの。だから、下位精霊をさっきみたいに呼び出すの。そうすると1人1人の仕事が少なくなるって意味で・・・。他意はないです。」

「そうなんだ。でも、私は頑張ってくれるだけでいいよ。ところで・・・」

「実花っ!」「え?」
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