精霊王は人間に恋をした

りん

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本論 ー過去編ー

人間界で①

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ー人間界ー

「「さあ、早く契約者に会いに行こう!」」
火    「お前が美津子なる者に興味を持っていた間、無      駄な時間が凄くあった。」

風    「そうだ。その間に色んな問題を解決できたとゆうのに。現を抜かしおって!まったく・・・」

水    「それは、申し訳ないと思っています。明日からは、仕事をこれまでの分を早く終わらせられように努力します。」


余談だが、精霊王の中でも位というのは存在する。現在だと上から
        
        火       風      土     水     光      闇

になる。だから、私は、火と風の精霊王には刃向かえない。まあ、その順位も産まれた順番で変わるが・・・。

火    「そう言えば、そんなにも美津子は、興味をそそる者なのか?お前が熱心になるのはこれが初めてだから、皆興味を持っていたぞ!まあ、被害を被っている水の中位、下位精霊はとても不満そうだったが・・。お前が盗られて不服らしい。」

そうだったとは・・・。私は、なんということを。信じて着いてきてくれるものを差し置いて、まだ契約したばかりの者を気遣うとは・・・。まだまだ、未熟だな。

風     「そうだな。お前に忠誠を誓っている者も中にはいる。そういう者を落胆させない為にも努力は怠らない事だ。これから、巻き返していけば良い事だ。がんばれー!!  まあ、精霊界を脅かす事が起こればうちらも動くし、1人では無い。他の精霊王を頼ることもしたら良い。そしたら、誰かは助けてくれるだろう。自分の所が忙しくなければだが・・・。」

我は、それを聞いて何が大切なのかをもう一度考えさせられた。
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