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初めて好きになった人。
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ー第一章ー
≪メール≫
『お母さん。聞いて!伊織ね、ついに好きな人ができたの。
正直、顔はそんなカッコイイわけじゃないんだけど(笑)、伊織の事をよく分かってくれて、何より一緒にいるとすごく楽しいんだ!o(^-^)o
二十七歳にして初恋だよ!安心した?ま、伊織自身が一番ホッとしてるのかもねぇ。人を好きになれるなんてホントに思ってなかったから…。
どんな人か気になる?…よねぇ!
実はね、その人ホストなんだ。
別に、お金じゃないよ。毎日、毎日、色んな女の子と会って、お話して…大変だけど。
でも伊織は、彼が好き…。
だって、楽しいんだもん。
伊織は、内気だし人見知りだし、かわいくないし…。男の人と楽しく話すことなんて出来ないと思ってた…。
彼は、そんな私でも笑顔でホントに楽しそうに話してくれるの。彼にだったら、全てを捧げてもいいって思った。
あ!まだ付き合ってもないし、何もしてないよ。ただ、そうなったら、いいなぁって思ってるだけ…。
思い切って告白してみよっかなぁ…。なんてね!
でも、伊織なんか相手にしてくれないかな…。
はい!近況報告でした。
また、メールすんね!』
ーーー。
『おひさだね!元気してた?
どう仕事の方は?俺は、相変わらずだよ(>_<)
あ!でも、聞いて!
俺、最近気になるコがいるんだ!
全然、フツーのコなんだけどさ、とりあえず、俺の下らない話しをホントに楽しそうに聞いてくれるんだよね。何かわかんないけど一緒にいると気持ちが楽になれるんだ…。
今度、ガチで告ってみよっかなぁって思ってるさ!でもホストなんか相手にしてくれっかなぁ…。
ま、上手くいったら紹介するよ!上手くいったらな!(笑)』
ー第二章ー
≪迷い≫
俺は、ホントにこのままでいいのか?そんな訳ない。俺は、こんなトコで生きていくはずの人間じゃない!
何がやりたいんだ?
金が欲しいだけなのか?
女を抱きたいだけなのか?
伊織と付き合い始めて半年が過ぎた。
伊織は、一体、俺のどこに惚れたんだろう…。ホストなんか、本気で好きになる女なんて、ホントにいるのか?
疑いは、止む事はない。それは、ただ自分の現状に明らかに疑問を抱いているからなんだ。自分自身を信じれていないんだ。
こんなつもりは、なかったんだ…。
友達に誘われて、興味本位で始めたバイト。中途半端に売れ出したから辞めるに辞めれず。確かに、お陰で金はある。学生のくせには、ある方だろう。でも、それが自分の人生の一ページを彩る事を誇りには思えない。思いたくないんだ。
本来の絶対的目標は、しっかりとある。実は医学生の俺には、医者になる以外の夢はない。ウチは母親が体が弱いから無駄に負担は、かけられないんだ。
『伊織、俺、ホスト辞めようと思うんだ。』
『そう…。いいんじゃない?伊織は、ひー君がホストだから好きになったんじゃないから、この気持ちに変わりはないよ。むしろ、安心かも。なーんて。』
伊織は、言う。
俺の出す答えに異論はないと…。
『ひー君は、いつも迷い過ぎだよ。ってか、それでよくホストなんかやれてたよね。私に告白してくれた時だって散々迷って迷って、やっとだったしね。もっと自分の決心に自信持ちなよ。だって伊織は、初めて好きになった人を疑いたくないもん。そんな信じられない人生なんて嫌!』
『伊織…。』
今まで誰も好きになれなかったから、ホストなんかやれてたんだよ。でも、それを変えてくれたのが伊織だったんだよ。俺の迷いを晴らしてくれたのは、いつも伊織だったんだ。
俺の初めて好きになった人…。
ー完ー
≪メール≫
『お母さん。聞いて!伊織ね、ついに好きな人ができたの。
正直、顔はそんなカッコイイわけじゃないんだけど(笑)、伊織の事をよく分かってくれて、何より一緒にいるとすごく楽しいんだ!o(^-^)o
二十七歳にして初恋だよ!安心した?ま、伊織自身が一番ホッとしてるのかもねぇ。人を好きになれるなんてホントに思ってなかったから…。
どんな人か気になる?…よねぇ!
実はね、その人ホストなんだ。
別に、お金じゃないよ。毎日、毎日、色んな女の子と会って、お話して…大変だけど。
でも伊織は、彼が好き…。
だって、楽しいんだもん。
伊織は、内気だし人見知りだし、かわいくないし…。男の人と楽しく話すことなんて出来ないと思ってた…。
彼は、そんな私でも笑顔でホントに楽しそうに話してくれるの。彼にだったら、全てを捧げてもいいって思った。
あ!まだ付き合ってもないし、何もしてないよ。ただ、そうなったら、いいなぁって思ってるだけ…。
思い切って告白してみよっかなぁ…。なんてね!
でも、伊織なんか相手にしてくれないかな…。
はい!近況報告でした。
また、メールすんね!』
ーーー。
『おひさだね!元気してた?
どう仕事の方は?俺は、相変わらずだよ(>_<)
あ!でも、聞いて!
俺、最近気になるコがいるんだ!
全然、フツーのコなんだけどさ、とりあえず、俺の下らない話しをホントに楽しそうに聞いてくれるんだよね。何かわかんないけど一緒にいると気持ちが楽になれるんだ…。
今度、ガチで告ってみよっかなぁって思ってるさ!でもホストなんか相手にしてくれっかなぁ…。
ま、上手くいったら紹介するよ!上手くいったらな!(笑)』
ー第二章ー
≪迷い≫
俺は、ホントにこのままでいいのか?そんな訳ない。俺は、こんなトコで生きていくはずの人間じゃない!
何がやりたいんだ?
金が欲しいだけなのか?
女を抱きたいだけなのか?
伊織と付き合い始めて半年が過ぎた。
伊織は、一体、俺のどこに惚れたんだろう…。ホストなんか、本気で好きになる女なんて、ホントにいるのか?
疑いは、止む事はない。それは、ただ自分の現状に明らかに疑問を抱いているからなんだ。自分自身を信じれていないんだ。
こんなつもりは、なかったんだ…。
友達に誘われて、興味本位で始めたバイト。中途半端に売れ出したから辞めるに辞めれず。確かに、お陰で金はある。学生のくせには、ある方だろう。でも、それが自分の人生の一ページを彩る事を誇りには思えない。思いたくないんだ。
本来の絶対的目標は、しっかりとある。実は医学生の俺には、医者になる以外の夢はない。ウチは母親が体が弱いから無駄に負担は、かけられないんだ。
『伊織、俺、ホスト辞めようと思うんだ。』
『そう…。いいんじゃない?伊織は、ひー君がホストだから好きになったんじゃないから、この気持ちに変わりはないよ。むしろ、安心かも。なーんて。』
伊織は、言う。
俺の出す答えに異論はないと…。
『ひー君は、いつも迷い過ぎだよ。ってか、それでよくホストなんかやれてたよね。私に告白してくれた時だって散々迷って迷って、やっとだったしね。もっと自分の決心に自信持ちなよ。だって伊織は、初めて好きになった人を疑いたくないもん。そんな信じられない人生なんて嫌!』
『伊織…。』
今まで誰も好きになれなかったから、ホストなんかやれてたんだよ。でも、それを変えてくれたのが伊織だったんだよ。俺の迷いを晴らしてくれたのは、いつも伊織だったんだ。
俺の初めて好きになった人…。
ー完ー
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