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くっつく。
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あなたに、くっついてると安心するの。
少し出たお腹が柔らかくて、あったかくて、いつでも私の心を溶かしてくれる。
だから、私は、あなたと一緒にいるの。
今日あった嫌な事も、あなたにくっついてる間はどこかに飛んで行っちゃう。
私は、あなたがいないと不安で、寂しくて、怖い…。
初めて来た街で待ち合わせた時、遅れるあなたを一人待ってる時なんか、どれだけ不安なのかなんてあなたは知りもしないよね。でもね、怒ってるはずなのに、あなたの顔が見えた瞬間に全てが吹き飛ぶの。だって、ホッとするんだもん。
『ごめん、ごめん!』
もう、バカ!でも、私は、あなたにくっつく。両手を広げてあなたにくっつく。あなたは、いつも子供みたいに笑って謝る。その顔を見て、私も笑って許しちゃう。ズルいよ、バカ!
全然、顔だって、ファッションだってカッコ良くないくせに。あなたを見つけると嬉しくて…。
この間、人混みではぐれた時、はぐれた事に気付かないあなたの姿が、どんどん遠くに行ってしまって物凄く怖くなったのを思い出したよ。
私は、人混みをかいくぐって何とかあなたの腕にしがみ付いた。
『あれ?まなみ、どうした?』
あなたは、私の動揺なんて、まるで分かってなかったよね。私が、どれだけ、あなたを頼りにして生きてるかなんて知らないもんね。
あなたは、ちょっと、ぼーっとしてて抜けてる所があるから。マイペースなんだよね。
『そっか、そっか。ごめん!』
あなたは、また、子供みたいに笑って謝るの。
『まなみに腕を掴ませてるから、はぐれるんだよな。』
あなたは、私の右手を握る。また子供みたいに笑って。でも、やっぱりそれが嬉しいの。私は嬉しくなって、もっとあなたにくっつくの。
『もう、ちょっと歩きづらいよ。』
怒ってるの?んーん。違うよね。あなたも嬉しそうに私にくっつくもんね。
知ってる?私は、あなたが大好きなの。
『知ってた?俺、まなみが大好きなんだよ。まなみが、くっついてると安心するんだ。』
いつもは、口数少ないくせに、たまにそういうこと言うんだもんね。ズルいよ。
また、くっつきたくなっちゃう。
ー完ー
少し出たお腹が柔らかくて、あったかくて、いつでも私の心を溶かしてくれる。
だから、私は、あなたと一緒にいるの。
今日あった嫌な事も、あなたにくっついてる間はどこかに飛んで行っちゃう。
私は、あなたがいないと不安で、寂しくて、怖い…。
初めて来た街で待ち合わせた時、遅れるあなたを一人待ってる時なんか、どれだけ不安なのかなんてあなたは知りもしないよね。でもね、怒ってるはずなのに、あなたの顔が見えた瞬間に全てが吹き飛ぶの。だって、ホッとするんだもん。
『ごめん、ごめん!』
もう、バカ!でも、私は、あなたにくっつく。両手を広げてあなたにくっつく。あなたは、いつも子供みたいに笑って謝る。その顔を見て、私も笑って許しちゃう。ズルいよ、バカ!
全然、顔だって、ファッションだってカッコ良くないくせに。あなたを見つけると嬉しくて…。
この間、人混みではぐれた時、はぐれた事に気付かないあなたの姿が、どんどん遠くに行ってしまって物凄く怖くなったのを思い出したよ。
私は、人混みをかいくぐって何とかあなたの腕にしがみ付いた。
『あれ?まなみ、どうした?』
あなたは、私の動揺なんて、まるで分かってなかったよね。私が、どれだけ、あなたを頼りにして生きてるかなんて知らないもんね。
あなたは、ちょっと、ぼーっとしてて抜けてる所があるから。マイペースなんだよね。
『そっか、そっか。ごめん!』
あなたは、また、子供みたいに笑って謝るの。
『まなみに腕を掴ませてるから、はぐれるんだよな。』
あなたは、私の右手を握る。また子供みたいに笑って。でも、やっぱりそれが嬉しいの。私は嬉しくなって、もっとあなたにくっつくの。
『もう、ちょっと歩きづらいよ。』
怒ってるの?んーん。違うよね。あなたも嬉しそうに私にくっつくもんね。
知ってる?私は、あなたが大好きなの。
『知ってた?俺、まなみが大好きなんだよ。まなみが、くっついてると安心するんだ。』
いつもは、口数少ないくせに、たまにそういうこと言うんだもんね。ズルいよ。
また、くっつきたくなっちゃう。
ー完ー
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