月が響鳴-カナデ-るカプリッチオ

瑠璃✧*̣̩⋆̩☽⋆゜

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二魂の心は相違して

月が響鳴-カナデ-るカプリッチオ 69話

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城外では…

ブライト「霊殲破!」

セピア「っ! ブラッドナイフ!!」

攻撃音がずっと響いている。

両者とも譲るつもりはないが、押されているのはセピアの方だった。

セピア「っ…血のサングイス…」

ブライト「幽玄の支配アルカム・レグラ! 五連刃!!」

セピア「なっ!」

言い終わる前にまたしても吹っ飛ばされる。

ブライト「霊斬! 閃実義! 十字閃!!」

三連続で斬りかかってその回数分突き飛ばす。

セピア「っ…かはっ…」

(霊属性ブライト…初めて会った時も思いましたが…

この者の実力は…あまりにも脅威に…!

違反になりますが…生かしておくよりは…オーブを使ってでも……)

ブライト「どうした。もう終わりか。律零王の側近ともあろう者が」

ブライトの声に顔を上げる。

ブライト「ゼニスを狙うなら、俺は容赦せん」

セピア「………貴方にとって…ゼニスはどういう存在で…?」

セピアの意図が分からない。ただ、答えは…

ブライト「俺の弟子だ。そしてあいつを見捨てる事はない。

見捨てるなど…師がするべき事ではない」

セピア「……フフッ…そうですか…

良いですわ…今日は退きます…ゼニスがこちらに来た時、あなたはどうするのでしょうね」

ブライト「そうはさせん。」

きっぱりと言い切る。

セピア「……さようなら。どうか、ゼニスを守ってあげてくださいな」

セピアはそれで退場していった。

ブライト「……」


メリディエム「そうですか…ありがとうございます…」

ソレイユ「私達としては、サラテリとは仲直り…? したつもりだから」

ゼニス「これから君もギルド「天馬」に送る。

マスター達には許可を取ったから、安心していいよ」

ペコペコと何度も頭を下げながら「ありがとうございます」を連呼している。

メリディエム「あっ! …セピアさんの魔力が消えました…」

ビオレ「まさか…殺し…」

メリディエム「いえ、転移しただけのようですね。」

良かった…殺していたら困ったところだ。

サルファー「ブライトさんは無事でしょうか?」

パリス「平気だとは思いますけど…急ぎましょうか」

メリディエムをギルドに送り、城の外へと出る。

道中の魔物は倒していたので、帰りは楽だった。


ゼニス「ブライトさん!!」

ブライト「お前達、戻ったか。その様子だと成功したようだな」

ソレイユ「はい! セピア…大丈夫でしたか?」

さすがに心配したが…問題ないようで。

ブライト「かすり傷一つない。気にするな」

さすがだ……セピア相手に無傷だなんて…;;;

サルファー「ブライトさん、私達でも能力スキルを習得できるといいましたよね。

それは、本当ですか…?」

ブライト「ああ。別にクレセディアの奴らだけが使えるわけじゃない。

意志に反応するんだ。意志が具現化したという感じか…」

それを聞いてエルブが俯く。

ブライト「……エルブ。お前は確か、能力スキルを奪われたと聞いたが…

…使えなくなったなら、新たな意志を作ればいい。」

エルブ「え……」

ブライト「今のお前がしたい事、成し遂げたい事は何だ。

お前の意志はどこを見ている」

エルブ「…僕の…意志……」

……もしかして、エルブも形は違えど、また能力スキルが使えるように…

サルファー「とりあえず、人々を解放しませんか?」

ソレイユ「そうだね。いこっか」


幽閉されていたのはセイクレイ城の地下牢だった。

街の人達もいた。

ローレル「お前ら!?」

ゼニス「お久しぶりです。敵はもういないので、解放しに来ました。

……断ち切る絶望アブシディレ・ディスペル!」

牢を壊す。

ネメシア「さすがです…ありがとうございます。」

ガイラルディア「また君達には助けてもらってしまったな」

後、もう二人。

シオン「みんな、無事だったのか、良かった」

アイリス「私達も戦ったんだけど…勝ち目なくて…ごめんね」

パリス「彼ら相手じゃ仕方ないですよ…」

アイリス「ほら、ブローディアとローズマリー…起きて?」

立ち上がってる人たちの陰で視えなかったが、ああ、二人が寝ている。

ローズマリー「え…? あ、助け来たの!?」

ブローディア「ふわぁーーーあ…やっと出られる…?」

肝が据わってるな…まあ、寝れる時に寝た方がいいだろうけど…。

ガイラルディア「我々はこれから国の立て直しをしなければならない。

…共に戦えずすまない」

ビオレ「気にしないでください。国が機能しないと解放した意味がないですから」

シオン「……ゼニス、その、大丈夫か…?」

ゼニス「…うん。平気。シオン達は国を頼むよ」

………

アイリス(……ゼニス、無理、してないかな…)


彼らを解放して、再び船に乗り込む。

ブライトも一緒なのだが…

ゼニス「ブライトさんも付いて来てくれるんですか?」

エルブ「だったら、ブライトさんに人々を解放してもらいませんか?

僕達が戦っている間、不安にさせておくのもあれですし…」

確かに、次の相手はフェズだ。時間は掛かるかもしれない。

ブライト「わかった。…なら、そっちはお前達に任せる。

…フェズか……あいつの強さは?」

サルファー「ゼニスの話だと、フェズかサラテリが四零士最強。

フェズの強さはよく分からないそうですが…」

ゼルシェード「あいつの強さは…俺達もフェズと戦った事がないから分からん。

ただ…魔王…いや、もしかしたら神に匹敵するかもしれん」

………は!?

パリス「そんなに強いんですか?」

ゼルシェード「多分だからな? あいつの強さは不明だ」

…これは…気を引き締めないといけないな…

ブライト「町の人達は近くの町に幽閉されていると聞いている。

要人はどこか知らないが……

そして、フェズは城の中だ。…死ぬなよ」

……

ゼニス「……ソレイユ、ちょっと、向こうで話がある」

ソレイユ「? いいよ」


その魔導船。なぜか噴水もある形式で…

おそらくマスターの趣味だろう。

そこに二人で向かった。

ソレイユ「話って、何?」

ゼニス「次の戦いは、今までで一番厳しいと思う。

降りたければ、降りて構わないよ…僕は、ソレイユには傷付いてほしくない」

返事はノー。

ソレイユ「私はゼニスについて行くよ。それに、フェズには借りがあるから」

……そうだった。

ソレイユ「話、他にもあるでしょ」

ゼニス「…もし、僕がゼファになってしまったら……」

ソレイユ「その時は、私が助ける。連れ戻してみせる」

予想外の返事に驚いた。

ゼニス「それが退けだけ危険か分かってる!? 殺す方がずっと簡単なのに!

僕は…君を傷つけたくないって言っ…」

ソレイユ「私は! ゼニスを失いたくない。

そのためだったら、どれだけ傷付いたって、助ける。

そして、絶対に死なない」

…………

ゼニス「でも……」

ゼルシェード「ゼニス。お前を失いたくない奴は多いんだ。

その中でもソレイユはずば抜けているだろう。

今狙われているのはどちらかというとお前だ。

たまには、頼ってもいいんじゃないのか」

…ゼルシェードの言う通りだ…



ソレイユ「あーもう、じゃあ指切り! 約束しよ!

私はゼニスがどうこうなったら必ず死なずに助け出します!

ゼニスは?」

………

ゼニス「呑まれたとしても、抗い続ける。

ソレイユが手を伸ばしたなら、必ず伸ばし返す。そしてまた君の元へ戻る」

指切り…なんてあいまいな約束。

でも、今の自分達には、これほど大事で、確実な約束の方法はない。

その時ゼニス達の手元で、光を放った。

ソレイユ「え……」

ゼルシェード「俺の力を少し込めておいた。

……そこらの約束事よりは、果たされてくれると思うぞ」

ゼニス「……ありがとう、ゼルシェード」

気休めでも、何でもいい。

不安は一気に消えて行く。信じよう、彼らを。


イテールナ城。

………

フェズ「おーい、生きてっか?」

そこにいたのはラージャとカテドラル王。

さっきから無応答なのだ。

フェズ「はあ…テネブリス、こいつら生きてるのか?」

隣にいた紅い龍に話しかける。

テネブリス「生きてはいる。が、考える事を放棄…若干諦めモードだな」

やれやれ、と頭を抱える。

フェズ「ゼニス君達なら生きてるぜ? ああ、違うか。

ゼニス君がゼファだって言うんで、不安なわけか」

ラージャ「っ…ああそうだよ! ゼファにもしもなったら…俺はあいつを…」

フェズ「殺さないとならねぇって? 情けねぇなぁ…元に戻すとか、呼び戻すとか、

引きはがすぐらいの事も言えねぇのかよ」

そう言われてつい睨みつけてしまう。

テネブリス「止しておけ。お前達はここから出られないし、フェズ様に勝つことは不可能だ」

実力的にも精神的にも勝てないのは明白だった。

フェズ「ゼニス君だけどな…ゼルク大陸、クレイドル大陸、ラディル大陸を解放して、

今、ここに向かってるらしいぜ」

テネブリス「! それは…」

フェズ「他の三人は生きて捕虜だ。龍はメリディエムは生きてるぜ」

ラージャ「ゼニス……!」

カテドラル「やはり…勝てるのは彼らだけか…」

自分達の無力が悔しい…抜け出せなければ、戦っても足手纏い…。

フェズ「ゼルシェードは完全にあっちの味方だってセピアとエピナールが言ってたな…

あと、ゼニス君の師匠にセピアが負けたってよ」

テネブリス「セピア様が…!? どれほどの者なんだ……」

肩をすくめてそれを返事とする。

フェズ「まあ、俺はゼニス君と闘えればいいんだけどなぁ。あとはソレイユちゃんか」

テネブリス「それ以外の奴らも来るぞ。どうするんだ」

フェズ「ここに来るには近場の町に船を止めねぇと駄目だ。

そこから徒歩で城まで…その道中に一つ罠を仕掛けた。

ゼニス君とソレイユちゃんの魔力に反応して、城内まで飛ばす罠をな」

つまり、誰かがそれに気付かない限り、二人でここへ乗り込む事になる。

ラージャ「おい、お前!!」

フェズ「信じてやったらどーだよ。後輩だろ?

…ゼニス君は今まで何度も俺達を退けた…その力は何だと思う?」

………

テネブリス「……流変剣……?」

フェズ「ちげーよ。最初だぜ。俺を退けたのは。その時は流変剣なんて持ってない」

ラージャ「守りたい奴の存在と、後悔したくないからだ」

カテドラル「悔いのない最善手を取ろうとして、迷って、そんな自分を悔いて旅に出た…

ゼニスは…誰よりも優しく、強い心を持っている…」

その答えに満足したのか、「くくっ」と笑う。

フェズ「テネブリス以外は分かってんだなぁ!」

その言葉にテネブリスもイラつく。

フェズ「そうだ、それがゼニス君の力の正体。

律零王の技とか関係ねぇ。それが俺を退けた。他でもない俺を。

ソレイユちゃんもそうだ。ゼニス君を失いたくない一心で、悲しませたくない一心で、

ここまで強くなった。サラテリと一騎打ちできるまでになぁ。

……テネブリス。ゼニス君達が来たら奥に通せ」

………

テネブリス「弱者を通すほど私は甘くないぞ」

フェズ「へいへい。殺すなよぉ?」

ラージャ(ゼニス………無事でいろよ……っ)

フェズが牢から背を向け、天井を向く。

フェズ「さあ、俺はここに居るぜゼニス君!

さいっこうの闘争の果てに決着を!

お前らの希望も救いも何もかも、俺が貪り尽くしてやるよ!!」
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