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☆番外編3☆
honey moon 14*
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ゆっくりと、俺はさっちゃんの中に包まれていく。そこは熱くて、柔らかくて、堪らなく気持ち良くしてくれる場所だ。
「ぁ、はぁ。っん……」
体を斜めに倒して、片腕で自分の体を支えている俺の言うことに、素直に従って腰を沈める妻の顔を眺める。
目を伏せて、眉を顰める顔は、官能的な俺しか知らない顔。
さっちゃんは小さく吐息を漏らしながら、俺の全部を中に取り込むと、最後に大きくはぁっ、と息を吐いて俺を見上げた。
「全部……入った……よ?」
熱い息と共に、さっちゃんはそう漏らす。繋がった中は、まだ何もしていないのにヒクつき、淫らにうねっては俺を誘っている。
「よく、できました」
そう言うと俺は体勢を少し戻して、その頰に口付けた。
お互い着ている物もまともに脱いでいないのに、淫らに体を繋げているなんて、こんなことは今までしたことはない。結局俺は今まで、そつない優等生のようなセックスしかしてこなかった。でも、愛する妻を目の前にすると、俺はすっかり別人に変わってしまうようだ。
「睦月、さ……ん……」
何もしようとしない俺を、不安げに見つめれ瞳。体の奥は欲しいと蠢いている。
「さっちゃん。本当に可愛い。こんなに可愛い人と結婚できて、俺は幸せものだ」
ゆっくりと腰を揺らしながらそう言うと、さっちゃんは恥ずかしそうに目の周りを紅く染めて俺の頰に両手を当てた。
「私、も。幸せ……っ」
動きに合わすように息を漏らしながらそう言うと、艶めかしい表情を浮かべてさっちゃんから唇を重ねてくれる。
その背中を掻き抱いて、深く唇を合わせながら舌を差し入れる。
「ぅうん。ふ、……はぁっ……」
お互いを求めてジュッと音がするほど吸い合い、突き上げる動きに合わせてさっちゃんは腰を揺らす。
「んっ、あっ、あぁンっ!」
耐えきれないのか、唇を離すと叫ぶように声を漏らす。その声に煽られ、俺は一層動きを激しくさせた。
「やっ!あぁっ!奥がっっ!」
自分の重みで自然に奥の奥まで当たり、グリグリとした感触が伝わると、さっちゃんは嬌声を上げる。
「んっ、ほんと、奥まで当たってる、ね」
腰を掴み上下させると、さっちゃんは俺にしがみつく。
「あっ、あ、ああっ!」
何も遮るものがない状態で、こんなに絞られたら俺も達きそうだ。でも、まだダメだ。そんなに簡単に達きたくはない。俺は必死に堪えながら、さっちゃんが体を震わし上げている声を聞いていた。
俺に揺さぶられて苦しそうに歪める顔も、薄目を開けて俺を見上げる顔も、全部が愛おしい。
「あっ、あ、んんっ。や、そこっ、あぁん!」
言葉にならず上げる甘い声も、何も遮るもの無く繋がった先も、何もかも全部、俺だけのものだと思うと何とも言えない恍惚とした感情が湧いてくる。
「気持ちいい……。さっちゃんは……?」
服は脱ぎ去り、俺達の間に邪魔するものはない。露わになった紅色に染まる肌に俺は体を重ねた。
「……いいっ、ぁ。気持ち良すぎてっ、おかしくなりそうっ」
無意識に腰を揺らしながら、さっちゃんは俺の背中に回した手に力を込めた。
「もっと、おかしくなって。どんな姿でも、俺には世界一可愛いから」
そう言いながらも、動きを止めないでいると、奥からはまた蜜が溢れてグチュグチュとイヤラしい音がした。
「あっ、あ!っ、むつ、き、さ……ん……好き。これからも、ずっと……」
そんな言葉に煽られ、俺はさっちゃんの唇を貪るように塞ぎ、舌を絡め合う。
「ん、ふぅ!ん、んっ……」
さっちゃんは必死で俺に応えながら、首に縋りつく。そして、一層中で俺を絞ると、体に力を入れた。
「あっ、ああ!やぁっん!も、イクっ!イっちゃう!」
首を激しく振りながらひときわ高い声を上げるさっちゃんに俺は高みへと誘われる。
「っ、俺、もっ……!」
そう言うと、俺は痺れるほどの快感に酔いしれていた。
「ねぇ、睦月さん」
まだじんわりと熱い体を抱きしめて、布団に潜り込んでいると、ふいにさっちゃんは言う。
「ん?何?」
しっとりした肌の感触を確かめるように背中を撫でながら答えると、さっちゃんは身動ぎして俺を見上げた。
「借りてた衣装……大丈夫かな?その……汚れてないか心配で」
「えっ?……まぁ、ちょっとヤバいかもね。いっそ買い取って持って帰ろうか。そしたら来年もまた楽しめるし」
笑いながらそう言うと、さっちゃんは目を見開いている。
「来年も、着るの?あれを?」
「ダメ?だって可愛いし。それに……今日のこと思い出して燃えるでしょ?」
笑みを浮かべて言う俺に、さっちゃんは呆れたような眼差しを向けて言う。
「睦月さんて……ちょっと変態?」
それに俺は声を漏らして笑う。
「あははっ!本当に!否定できないかも。でも、そんな俺も好きでしょ?」
つい意地悪な質問をすると、さっちゃんは顔を赤らめながら叫ぶ。
「もうっ!聞かなくてもわかるでしょ!」
そんな可愛い顔に吸い寄せられるように、俺は額にキスをする。
「本当に可愛いなぁ……」
そう言って。
「ぁ、はぁ。っん……」
体を斜めに倒して、片腕で自分の体を支えている俺の言うことに、素直に従って腰を沈める妻の顔を眺める。
目を伏せて、眉を顰める顔は、官能的な俺しか知らない顔。
さっちゃんは小さく吐息を漏らしながら、俺の全部を中に取り込むと、最後に大きくはぁっ、と息を吐いて俺を見上げた。
「全部……入った……よ?」
熱い息と共に、さっちゃんはそう漏らす。繋がった中は、まだ何もしていないのにヒクつき、淫らにうねっては俺を誘っている。
「よく、できました」
そう言うと俺は体勢を少し戻して、その頰に口付けた。
お互い着ている物もまともに脱いでいないのに、淫らに体を繋げているなんて、こんなことは今までしたことはない。結局俺は今まで、そつない優等生のようなセックスしかしてこなかった。でも、愛する妻を目の前にすると、俺はすっかり別人に変わってしまうようだ。
「睦月、さ……ん……」
何もしようとしない俺を、不安げに見つめれ瞳。体の奥は欲しいと蠢いている。
「さっちゃん。本当に可愛い。こんなに可愛い人と結婚できて、俺は幸せものだ」
ゆっくりと腰を揺らしながらそう言うと、さっちゃんは恥ずかしそうに目の周りを紅く染めて俺の頰に両手を当てた。
「私、も。幸せ……っ」
動きに合わすように息を漏らしながらそう言うと、艶めかしい表情を浮かべてさっちゃんから唇を重ねてくれる。
その背中を掻き抱いて、深く唇を合わせながら舌を差し入れる。
「ぅうん。ふ、……はぁっ……」
お互いを求めてジュッと音がするほど吸い合い、突き上げる動きに合わせてさっちゃんは腰を揺らす。
「んっ、あっ、あぁンっ!」
耐えきれないのか、唇を離すと叫ぶように声を漏らす。その声に煽られ、俺は一層動きを激しくさせた。
「やっ!あぁっ!奥がっっ!」
自分の重みで自然に奥の奥まで当たり、グリグリとした感触が伝わると、さっちゃんは嬌声を上げる。
「んっ、ほんと、奥まで当たってる、ね」
腰を掴み上下させると、さっちゃんは俺にしがみつく。
「あっ、あ、ああっ!」
何も遮るものがない状態で、こんなに絞られたら俺も達きそうだ。でも、まだダメだ。そんなに簡単に達きたくはない。俺は必死に堪えながら、さっちゃんが体を震わし上げている声を聞いていた。
俺に揺さぶられて苦しそうに歪める顔も、薄目を開けて俺を見上げる顔も、全部が愛おしい。
「あっ、あ、んんっ。や、そこっ、あぁん!」
言葉にならず上げる甘い声も、何も遮るもの無く繋がった先も、何もかも全部、俺だけのものだと思うと何とも言えない恍惚とした感情が湧いてくる。
「気持ちいい……。さっちゃんは……?」
服は脱ぎ去り、俺達の間に邪魔するものはない。露わになった紅色に染まる肌に俺は体を重ねた。
「……いいっ、ぁ。気持ち良すぎてっ、おかしくなりそうっ」
無意識に腰を揺らしながら、さっちゃんは俺の背中に回した手に力を込めた。
「もっと、おかしくなって。どんな姿でも、俺には世界一可愛いから」
そう言いながらも、動きを止めないでいると、奥からはまた蜜が溢れてグチュグチュとイヤラしい音がした。
「あっ、あ!っ、むつ、き、さ……ん……好き。これからも、ずっと……」
そんな言葉に煽られ、俺はさっちゃんの唇を貪るように塞ぎ、舌を絡め合う。
「ん、ふぅ!ん、んっ……」
さっちゃんは必死で俺に応えながら、首に縋りつく。そして、一層中で俺を絞ると、体に力を入れた。
「あっ、ああ!やぁっん!も、イクっ!イっちゃう!」
首を激しく振りながらひときわ高い声を上げるさっちゃんに俺は高みへと誘われる。
「っ、俺、もっ……!」
そう言うと、俺は痺れるほどの快感に酔いしれていた。
「ねぇ、睦月さん」
まだじんわりと熱い体を抱きしめて、布団に潜り込んでいると、ふいにさっちゃんは言う。
「ん?何?」
しっとりした肌の感触を確かめるように背中を撫でながら答えると、さっちゃんは身動ぎして俺を見上げた。
「借りてた衣装……大丈夫かな?その……汚れてないか心配で」
「えっ?……まぁ、ちょっとヤバいかもね。いっそ買い取って持って帰ろうか。そしたら来年もまた楽しめるし」
笑いながらそう言うと、さっちゃんは目を見開いている。
「来年も、着るの?あれを?」
「ダメ?だって可愛いし。それに……今日のこと思い出して燃えるでしょ?」
笑みを浮かべて言う俺に、さっちゃんは呆れたような眼差しを向けて言う。
「睦月さんて……ちょっと変態?」
それに俺は声を漏らして笑う。
「あははっ!本当に!否定できないかも。でも、そんな俺も好きでしょ?」
つい意地悪な質問をすると、さっちゃんは顔を赤らめながら叫ぶ。
「もうっ!聞かなくてもわかるでしょ!」
そんな可愛い顔に吸い寄せられるように、俺は額にキスをする。
「本当に可愛いなぁ……」
そう言って。
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