25 / 183
8
1
しおりを挟む
ほんと……馬鹿だなぁ……俺。
自分のやらかした事を思い出しても、後悔の言葉しか出てこない。
さっちゃんは男が苦手って知ってるのに、それでもつい触れようとしてしまった。……その唇に。
俺の事なんて、ほんとお父さんと同レベルにしか思ってないだろうに、もし触れてしまってたら、その世代まで苦手の対象になってしまうところだった。
何やってんだか。
帰り道の赤く光る信号をぼんやり見ながら思う。
俺が何しようとしたか、さっちゃんは気づいたかも知れないなぁ。でなきゃ、別れる時あんな固い表情はしないはずだ。
振り向く事なく真っ直ぐに、重い荷物を抱えて帰って行くさっちゃんの背中を見送って、俺は自分のしでかした事を後悔していた。
「はぁ~……」
家に帰ると、明かりを付けて溜め息と共にソファに座り込む。
さっきまでさっちゃんが座っていた場所。そこにあるぬいぐるみを、ポンポンと撫でて俺はまた溜め息を吐いた。
そんな事をしていると、ポケットに入れっぱなしだったスマホが震え出す。
取り出して表示を見ると希海だ。
「はーい。何?」
努めて明るい声で出ると、希海の抑揚のない低い声が聞こえてきた。
『さっきは綿貫の事、ありがとうございます』
「あー……こっちこそ。さっちゃんは無事に送り届けたからご心配なく」
さすがに放置して帰ったのが心配だったのかと俺はそう返した。
『睦月さんに心配はしてなかったのですが。……ところで、綿貫が今度司と仕事をする事になって。良ければ綿貫にアドバイスしてやってくれませんか?』
「へ?司と?」
さっちゃんは司とは面識があるのは知っている。けど、仕事をする事になるなんて……と正直驚いた。
『はい。急な話だったんですが、司から綿貫を貸してもらえないかと連絡がありまして。さっき綿貫に了承を貰ったところです』
仕事にはとにかく拘りの多い司が、さっちゃんを貸して欲しいって、よっぽどの事だ。きっとどこかで、さっちゃんのその仕事ぶりを知ったからこそ依頼したに違いない。
「そっか。でも、俺さっちゃんの連絡先知らないんだよね」
本当は聞きたかったんだけど、ずっとタイミングが掴めず今の今まで来ている。仕事の事なら、仕事用のメールアドレスを使えばいいし、どうしても連絡を取りたければ、こうやって希海か香緒に取り次いで貰えばいいのだから。
『だろうと思って、綿貫の連絡先を睦月さんに教えてもいいか聞いておきました』
「えっ?それで?」
何故か希海は電話の向こうで少し笑うような声になると、『いいそうです。後で俺からメッセージ送ります』と答えた。
◆◆
希海から送られて来たさっちゃんの電話番号とメッセージアプリのID。それをじっと眺めながら、俺は一人悶々としていた。
どうしよう……。さっきはごめんって……送れるわけないか。
だいたいもう結構遅い時間だし、今から送ったら迷惑だろうしなぁ。
なんてグルグル部屋の中を歩き回っていると気づけば夜中。さすがに通知が行くだろうし、このタイミングでメッセージを送るのは憚られる。
そんな訳で、せっかく教えて貰った連絡先を眺めるだけで早くも土曜の夕方を迎えていた。
俺ってここまで優柔不断だったっけ?
あまりの不甲斐なさに歩きながら溜め息しか出なかった。前はもうちょっと気楽に誰かを誘ったり連絡を取ったりしていた気がする。
なのに相手がさっちゃんになると、途端に色々考えてしまう。
嫌われたらどうしよう?って頭を過ぎるから。
そんな、未だに整理のつかない思考回路のまま、電車を乗り継いで来てしまった店。
今日も紺色の暖簾が、まもなく師走の冷たい風に煽られ揺れていた。
何となく飲みたい気分で、ふと思い付いて来てしまった。さっちゃんの面影を辿るように。
まさか、さっちゃんがいたり……なんて事はないよね?
それはそれで顔を合わせ辛いかも知れないと、そっと店の引き戸を開けて中を見ると、さっちゃんらしき女の子の姿はなかった。
ホッとしてガラガラと扉を開けると、店主が顔を上げて威勢よく「らっしゃい!!」と声を上げた。
「1人ですけどいいですか?」
前は見かけなかった、店主と歳の頃は同じくらいの割烹着姿の女性にそう声をかける。
「カウンターですけどいいですか?」
「はい」
促されてカウンター席に向かうと、店主の方から声を掛けてくる。
「あれっ?前に咲月と一緒にいた兄さんか!なんだ。今日は1人か?」
俺の顔を見るなりそう言われて、苦笑いしながら「ちょっと近くに来る用事あって」なんて言い訳しながらコートを脱いで席についた。
テーブル席では仕事帰りなのか、スーツ姿で盛り上がる何人かのグループがいて、カウンターにも疎らに1人飲みの客が座っていた。
「兄さん、何にする?今日のおすすめはそこな」
店主はカウンターの向こうで手を動かしながら俺に問いかける。
俺はその中から何品か選び、そして前にさっちゃんが言っていた地酒と一緒に注文した。
「兄さん、あれから咲月には会ったのか?」
店主は酒を差し出しながら、悪気なく俺に問いかける。
昨日会ったばかりのうえ、さっちゃんの事で頭の中はいっぱいですなんて言えるわけもなく、「えぇ。まあ。仕事で」と俺は言葉を濁した。
自分のやらかした事を思い出しても、後悔の言葉しか出てこない。
さっちゃんは男が苦手って知ってるのに、それでもつい触れようとしてしまった。……その唇に。
俺の事なんて、ほんとお父さんと同レベルにしか思ってないだろうに、もし触れてしまってたら、その世代まで苦手の対象になってしまうところだった。
何やってんだか。
帰り道の赤く光る信号をぼんやり見ながら思う。
俺が何しようとしたか、さっちゃんは気づいたかも知れないなぁ。でなきゃ、別れる時あんな固い表情はしないはずだ。
振り向く事なく真っ直ぐに、重い荷物を抱えて帰って行くさっちゃんの背中を見送って、俺は自分のしでかした事を後悔していた。
「はぁ~……」
家に帰ると、明かりを付けて溜め息と共にソファに座り込む。
さっきまでさっちゃんが座っていた場所。そこにあるぬいぐるみを、ポンポンと撫でて俺はまた溜め息を吐いた。
そんな事をしていると、ポケットに入れっぱなしだったスマホが震え出す。
取り出して表示を見ると希海だ。
「はーい。何?」
努めて明るい声で出ると、希海の抑揚のない低い声が聞こえてきた。
『さっきは綿貫の事、ありがとうございます』
「あー……こっちこそ。さっちゃんは無事に送り届けたからご心配なく」
さすがに放置して帰ったのが心配だったのかと俺はそう返した。
『睦月さんに心配はしてなかったのですが。……ところで、綿貫が今度司と仕事をする事になって。良ければ綿貫にアドバイスしてやってくれませんか?』
「へ?司と?」
さっちゃんは司とは面識があるのは知っている。けど、仕事をする事になるなんて……と正直驚いた。
『はい。急な話だったんですが、司から綿貫を貸してもらえないかと連絡がありまして。さっき綿貫に了承を貰ったところです』
仕事にはとにかく拘りの多い司が、さっちゃんを貸して欲しいって、よっぽどの事だ。きっとどこかで、さっちゃんのその仕事ぶりを知ったからこそ依頼したに違いない。
「そっか。でも、俺さっちゃんの連絡先知らないんだよね」
本当は聞きたかったんだけど、ずっとタイミングが掴めず今の今まで来ている。仕事の事なら、仕事用のメールアドレスを使えばいいし、どうしても連絡を取りたければ、こうやって希海か香緒に取り次いで貰えばいいのだから。
『だろうと思って、綿貫の連絡先を睦月さんに教えてもいいか聞いておきました』
「えっ?それで?」
何故か希海は電話の向こうで少し笑うような声になると、『いいそうです。後で俺からメッセージ送ります』と答えた。
◆◆
希海から送られて来たさっちゃんの電話番号とメッセージアプリのID。それをじっと眺めながら、俺は一人悶々としていた。
どうしよう……。さっきはごめんって……送れるわけないか。
だいたいもう結構遅い時間だし、今から送ったら迷惑だろうしなぁ。
なんてグルグル部屋の中を歩き回っていると気づけば夜中。さすがに通知が行くだろうし、このタイミングでメッセージを送るのは憚られる。
そんな訳で、せっかく教えて貰った連絡先を眺めるだけで早くも土曜の夕方を迎えていた。
俺ってここまで優柔不断だったっけ?
あまりの不甲斐なさに歩きながら溜め息しか出なかった。前はもうちょっと気楽に誰かを誘ったり連絡を取ったりしていた気がする。
なのに相手がさっちゃんになると、途端に色々考えてしまう。
嫌われたらどうしよう?って頭を過ぎるから。
そんな、未だに整理のつかない思考回路のまま、電車を乗り継いで来てしまった店。
今日も紺色の暖簾が、まもなく師走の冷たい風に煽られ揺れていた。
何となく飲みたい気分で、ふと思い付いて来てしまった。さっちゃんの面影を辿るように。
まさか、さっちゃんがいたり……なんて事はないよね?
それはそれで顔を合わせ辛いかも知れないと、そっと店の引き戸を開けて中を見ると、さっちゃんらしき女の子の姿はなかった。
ホッとしてガラガラと扉を開けると、店主が顔を上げて威勢よく「らっしゃい!!」と声を上げた。
「1人ですけどいいですか?」
前は見かけなかった、店主と歳の頃は同じくらいの割烹着姿の女性にそう声をかける。
「カウンターですけどいいですか?」
「はい」
促されてカウンター席に向かうと、店主の方から声を掛けてくる。
「あれっ?前に咲月と一緒にいた兄さんか!なんだ。今日は1人か?」
俺の顔を見るなりそう言われて、苦笑いしながら「ちょっと近くに来る用事あって」なんて言い訳しながらコートを脱いで席についた。
テーブル席では仕事帰りなのか、スーツ姿で盛り上がる何人かのグループがいて、カウンターにも疎らに1人飲みの客が座っていた。
「兄さん、何にする?今日のおすすめはそこな」
店主はカウンターの向こうで手を動かしながら俺に問いかける。
俺はその中から何品か選び、そして前にさっちゃんが言っていた地酒と一緒に注文した。
「兄さん、あれから咲月には会ったのか?」
店主は酒を差し出しながら、悪気なく俺に問いかける。
昨日会ったばかりのうえ、さっちゃんの事で頭の中はいっぱいですなんて言えるわけもなく、「えぇ。まあ。仕事で」と俺は言葉を濁した。
1
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
不埒な社長と熱い一夜を過ごしたら、溺愛沼に堕とされました
加地アヤメ
恋愛
カフェの新規開発を担当する三十歳の真白。仕事は充実しているし、今更恋愛をするのもいろいろと面倒くさい。気付けばすっかり、おひとり様生活を満喫していた。そんなある日、仕事相手のイケメン社長・八子と脳が溶けるような濃密な一夜を経験してしまう。色恋に長けていそうな極上のモテ男とのあり得ない事態に、きっとワンナイトの遊びだろうとサクッと脳内消去するはずが……真摯な告白と容赦ないアプローチで大人の恋に強制参加!? 「俺が本気だってこと、まだ分からない?」不埒で一途なイケメン社長と、恋愛脳退化中の残念OLの蕩けるまじラブ!
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m

知らずに双子パパになっていた御曹司社長は、愛する妻子を溺愛したい
及川 桜
恋愛
児童養護施設の学習ボランティアにとんでもない男が入ってきた!?
眉目秀麗、高学歴、おまけに財閥御曹司。
不愛想でいけすかない奴だと思っていたのに、どんどん惹かれていって・・・
子どもができたことは彼には内緒。
誰よりも大切なあなたの将来のために。
二人の甘い夜は終わらない
藤谷藍
恋愛
*この作品の書籍化がアルファポリス社で現在進んでおります。正式に決定しますと6月13日にこの作品をウェブから引き下げとなりますので、よろしくご了承下さい*
年齢=恋人いない歴28年。多忙な花乃は、昔キッパリ振られているのに、初恋の彼がずっと忘れられない。いまだに彼を想い続けているそんな誕生日の夜、彼に面影がそっくりな男性と出会い、夢心地のまま酔った勢いで幸せな一夜を共に––––、なのに、初めての朝チュンでパニックになり、逃げ出してしまった。甘酸っぱい思い出のファーストラブ。幻の夢のようなセカンドラブ。優しい彼には逢うたびに心を持っていかれる。今も昔も、過剰なほど甘やかされるけど、この歳になって相変わらずな子供扱いも! そして極甘で強引な彼のペースに、花乃はみるみる絡め取られて……⁈ ちょっぴり個性派、花乃の初恋胸キュンラブです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる