23 / 183
7
2
しおりを挟む
「あ、さっちゃん。ご飯まだだよね?俺もまだなんだけど、どっか行く?」
睦月さんにお土産を渡すだけのはずが、いつの間にか仕事の話をする事になり、睦月さんの家で私はそう尋ねられていた。
「あの、本当にお土産渡しに来ただけなので、気を遣わないで下さい」
私がそう言うと、睦月さんは見るからにシュンとした顔を見せた。
「1人でご飯食べるのも侘びしいなぁって思ったんだけど……。じゃあ、うちにあるものだったらいい?と言ってもあるのはさっき買って来た冷凍鍋焼きうどんなんだけど」
そこまで言われると無下に断る事も出来ず、「じゃあ、せっかくなんでいただきます……」と私は答える。
「本当?じゃあ用意してくるから待ってて」
嬉しそうに睦月さんは笑顔を見せて立ち上がると、私も同じように立ち上がる。
「私もお手伝いします」
「ありがとう。さっちゃん」
目の横に皺を寄せて、睦月さんは優しく笑う。
いつもこうやって笑うから、笑い皺ができたのかな?
なんて思いながら私はその顔を見た。
なんだか、とても安心するな……
誰にも抱いた事のない感情を、私はその時初めて感じた気がした。
手伝うと言っても、結局することは鍋焼きうどんを丼に移してレンジで温めるだけ。睦月さんはニコニコしながら、たぶん晩酌用に買って来たんだろう枝豆や焼き豚なんかを皿に移している。
「よかったぁ。お皿を一応何枚かづつ買っといて。丼も2ついるかなぁ?なんて思ってたんだけど」
出来立てのうどんを睦月さんはレンジから出しながらそんな事を言う。
私の方はと言うと、丼が2つ同時にレンジに入らず、1人分を小鍋で温めて、それがちょうど出来上がったところだった。
私が鍋を洗おうとすると、睦月さんはすかさず「俺洗っとくから、一つ運んでもらっていい?」と私から鍋を攫って洗い出す。
その姿が自然で、普段から家事をやっているのがよく分かる。
「じゃあ、これ先に持っていきますね」
そう言って鍋焼きうどんと他のお皿を乗せた小さなトレーを持つとダイニングテーブルに向かった。
私がテーブルに皿を置いていると、すぐに睦月さんもやって来た。
向かい合わせにテーブルに座ると、睦月さんは手を合わせ笑顔になる。
「じゃあ、いただきます」
睦月さんの白くて長い指が合わさるのに、私は釘付けになった。父のゴツゴツした手とは違う、美しい手。撮影している時にカメラを持つ手も美しいと私は思っていた。
「いただきます」
私はそんな事を振り払うように手を合わせてお箸を持つ。
「うん。やっぱり寒くなると温かいものが美味しいねぇ。それにしても、最近の冷凍食品って凄いよね」
美味しそうにうどんを食べながら睦月さんは言う。
「確かに……。自分で作るよりよっぽど美味しいです」
そう言いながら私もうどんを啜る。関西風の出汁は、西日本出身の私にはホッとする味かもしれない。
「だよねぇ。でも、流石に煮込み料理ってあんまりないよね。レトルトはあるけど。カレーはレトルトでいいんだけど、シチューはなぁ……」
と何か思い出すように睦月さんは宙を見上げる。
「シチューお好きなんですか?」
「あー……好きって言うか、子供の頃よく母が作ってくれたなぁって。寒い季節になると食べたくなるんだけど、あんまり外でも見かけないし」
確かに、カレー専門店は山程あるが、シチューはなかなかメニューにある事も少ない気がした。
「簡単だとは思うんですけど。シチューの素にも作り方書いてますし」
私がそう言うと、少し考えてから睦月さんは言った。
「じゃあ挑戦してみるよ。ちゃんと出来たらさっちゃんも食べに来てくれる?」
と。
結局お土産を渡しに来ただけが、ご飯をご馳走になった上、家まで送って貰うことになってしまった。
「本当にすみません」
睦月さんの車の助手席で、私は小さく謝る。
「ん?なんで?こっちが引き留めたんだし、有意義な話も聞けたし。さっちゃんに感謝したいくらいなんだけど?」
睦月さんはふふっと笑いながらそう言う。ハンドルを握って前を向く睦月さんの横顔。時折ライトが当たり照らし出されたその顔は、とても優しくてずっと見ていたくなる。
「さっちゃんさ、いつも仕事の時はあんなに重い荷物持ってるの?」
「え?あ……そうです。必要な物入れてるとあんな感じになってしまって。さすがにもう慣れましたけど」
使い古した大きなトートバッグ。
私はそれに道具を満杯に詰め込んで仕事に向かっている。メイクブラシだけでも結構あるし、勿論メイク用品一式にクレンジングや化粧水を入れると、かなりの重量。
それでも出来るだけコンパクトになるようには工夫しているつもりだ。
「仕事行くだけでも大変だよね。……さっちゃんさえよかったら、せめて俺と一緒に仕事する時、送り迎えさせてくれないかな?」
前を向いたまま言う睦月さんの顔は、少しはにかんだように見える。
そして、私は動揺していた。
睦月さんはどうしてそんな事を私に言ってくれるんだろう?
私が小さくて、か弱そうに見えるから?
そんな思いが頭をよぎって、言葉が続かない。私が黙ったまま俯いていると、睦月さんはふうっと小さく息を吐いた。
「さっちゃんが嫌なら無理にとは言わないよ?でも……俺がそうしたいんだ。ダメかな?」
ちょうど赤信号で止まったタイミング。そこで睦月さんは私の方を向いてそう言った。
睦月さんは優しい。きっと、私が困っているだろうと思ってそう言ってくれているに違いない。この優しさを無碍に断るなんて、私には出来ない。
「じゃあ……睦月さんの都合が良ければ……お願いします」
顔を上げて、でも真っ直ぐ睦月さんの顔を見ることが出来ないまま私はそう答える。
「本当?嬉しいな」
信号がまた変わるタイミングで、それだけ言うと睦月さんはまたハンドルを握った。
嬉しいと思っているのは私の方だ。睦月さんにとって、私が特別なんかじゃなくても、誰にでも向ける優しさでも。それでも、今は私に向けてくれる優しさ。
それをとても嬉しいと思いながら、反面胸が痛くなる。
そのうち嫌でも見てしまうだろう、自分以外にも優しく接している睦月さんの姿を想像してしまうから。
睦月さんにお土産を渡すだけのはずが、いつの間にか仕事の話をする事になり、睦月さんの家で私はそう尋ねられていた。
「あの、本当にお土産渡しに来ただけなので、気を遣わないで下さい」
私がそう言うと、睦月さんは見るからにシュンとした顔を見せた。
「1人でご飯食べるのも侘びしいなぁって思ったんだけど……。じゃあ、うちにあるものだったらいい?と言ってもあるのはさっき買って来た冷凍鍋焼きうどんなんだけど」
そこまで言われると無下に断る事も出来ず、「じゃあ、せっかくなんでいただきます……」と私は答える。
「本当?じゃあ用意してくるから待ってて」
嬉しそうに睦月さんは笑顔を見せて立ち上がると、私も同じように立ち上がる。
「私もお手伝いします」
「ありがとう。さっちゃん」
目の横に皺を寄せて、睦月さんは優しく笑う。
いつもこうやって笑うから、笑い皺ができたのかな?
なんて思いながら私はその顔を見た。
なんだか、とても安心するな……
誰にも抱いた事のない感情を、私はその時初めて感じた気がした。
手伝うと言っても、結局することは鍋焼きうどんを丼に移してレンジで温めるだけ。睦月さんはニコニコしながら、たぶん晩酌用に買って来たんだろう枝豆や焼き豚なんかを皿に移している。
「よかったぁ。お皿を一応何枚かづつ買っといて。丼も2ついるかなぁ?なんて思ってたんだけど」
出来立てのうどんを睦月さんはレンジから出しながらそんな事を言う。
私の方はと言うと、丼が2つ同時にレンジに入らず、1人分を小鍋で温めて、それがちょうど出来上がったところだった。
私が鍋を洗おうとすると、睦月さんはすかさず「俺洗っとくから、一つ運んでもらっていい?」と私から鍋を攫って洗い出す。
その姿が自然で、普段から家事をやっているのがよく分かる。
「じゃあ、これ先に持っていきますね」
そう言って鍋焼きうどんと他のお皿を乗せた小さなトレーを持つとダイニングテーブルに向かった。
私がテーブルに皿を置いていると、すぐに睦月さんもやって来た。
向かい合わせにテーブルに座ると、睦月さんは手を合わせ笑顔になる。
「じゃあ、いただきます」
睦月さんの白くて長い指が合わさるのに、私は釘付けになった。父のゴツゴツした手とは違う、美しい手。撮影している時にカメラを持つ手も美しいと私は思っていた。
「いただきます」
私はそんな事を振り払うように手を合わせてお箸を持つ。
「うん。やっぱり寒くなると温かいものが美味しいねぇ。それにしても、最近の冷凍食品って凄いよね」
美味しそうにうどんを食べながら睦月さんは言う。
「確かに……。自分で作るよりよっぽど美味しいです」
そう言いながら私もうどんを啜る。関西風の出汁は、西日本出身の私にはホッとする味かもしれない。
「だよねぇ。でも、流石に煮込み料理ってあんまりないよね。レトルトはあるけど。カレーはレトルトでいいんだけど、シチューはなぁ……」
と何か思い出すように睦月さんは宙を見上げる。
「シチューお好きなんですか?」
「あー……好きって言うか、子供の頃よく母が作ってくれたなぁって。寒い季節になると食べたくなるんだけど、あんまり外でも見かけないし」
確かに、カレー専門店は山程あるが、シチューはなかなかメニューにある事も少ない気がした。
「簡単だとは思うんですけど。シチューの素にも作り方書いてますし」
私がそう言うと、少し考えてから睦月さんは言った。
「じゃあ挑戦してみるよ。ちゃんと出来たらさっちゃんも食べに来てくれる?」
と。
結局お土産を渡しに来ただけが、ご飯をご馳走になった上、家まで送って貰うことになってしまった。
「本当にすみません」
睦月さんの車の助手席で、私は小さく謝る。
「ん?なんで?こっちが引き留めたんだし、有意義な話も聞けたし。さっちゃんに感謝したいくらいなんだけど?」
睦月さんはふふっと笑いながらそう言う。ハンドルを握って前を向く睦月さんの横顔。時折ライトが当たり照らし出されたその顔は、とても優しくてずっと見ていたくなる。
「さっちゃんさ、いつも仕事の時はあんなに重い荷物持ってるの?」
「え?あ……そうです。必要な物入れてるとあんな感じになってしまって。さすがにもう慣れましたけど」
使い古した大きなトートバッグ。
私はそれに道具を満杯に詰め込んで仕事に向かっている。メイクブラシだけでも結構あるし、勿論メイク用品一式にクレンジングや化粧水を入れると、かなりの重量。
それでも出来るだけコンパクトになるようには工夫しているつもりだ。
「仕事行くだけでも大変だよね。……さっちゃんさえよかったら、せめて俺と一緒に仕事する時、送り迎えさせてくれないかな?」
前を向いたまま言う睦月さんの顔は、少しはにかんだように見える。
そして、私は動揺していた。
睦月さんはどうしてそんな事を私に言ってくれるんだろう?
私が小さくて、か弱そうに見えるから?
そんな思いが頭をよぎって、言葉が続かない。私が黙ったまま俯いていると、睦月さんはふうっと小さく息を吐いた。
「さっちゃんが嫌なら無理にとは言わないよ?でも……俺がそうしたいんだ。ダメかな?」
ちょうど赤信号で止まったタイミング。そこで睦月さんは私の方を向いてそう言った。
睦月さんは優しい。きっと、私が困っているだろうと思ってそう言ってくれているに違いない。この優しさを無碍に断るなんて、私には出来ない。
「じゃあ……睦月さんの都合が良ければ……お願いします」
顔を上げて、でも真っ直ぐ睦月さんの顔を見ることが出来ないまま私はそう答える。
「本当?嬉しいな」
信号がまた変わるタイミングで、それだけ言うと睦月さんはまたハンドルを握った。
嬉しいと思っているのは私の方だ。睦月さんにとって、私が特別なんかじゃなくても、誰にでも向ける優しさでも。それでも、今は私に向けてくれる優しさ。
それをとても嬉しいと思いながら、反面胸が痛くなる。
そのうち嫌でも見てしまうだろう、自分以外にも優しく接している睦月さんの姿を想像してしまうから。
1
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
不埒な社長と熱い一夜を過ごしたら、溺愛沼に堕とされました
加地アヤメ
恋愛
カフェの新規開発を担当する三十歳の真白。仕事は充実しているし、今更恋愛をするのもいろいろと面倒くさい。気付けばすっかり、おひとり様生活を満喫していた。そんなある日、仕事相手のイケメン社長・八子と脳が溶けるような濃密な一夜を経験してしまう。色恋に長けていそうな極上のモテ男とのあり得ない事態に、きっとワンナイトの遊びだろうとサクッと脳内消去するはずが……真摯な告白と容赦ないアプローチで大人の恋に強制参加!? 「俺が本気だってこと、まだ分からない?」不埒で一途なイケメン社長と、恋愛脳退化中の残念OLの蕩けるまじラブ!
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m

知らずに双子パパになっていた御曹司社長は、愛する妻子を溺愛したい
及川 桜
恋愛
児童養護施設の学習ボランティアにとんでもない男が入ってきた!?
眉目秀麗、高学歴、おまけに財閥御曹司。
不愛想でいけすかない奴だと思っていたのに、どんどん惹かれていって・・・
子どもができたことは彼には内緒。
誰よりも大切なあなたの将来のために。
二人の甘い夜は終わらない
藤谷藍
恋愛
*この作品の書籍化がアルファポリス社で現在進んでおります。正式に決定しますと6月13日にこの作品をウェブから引き下げとなりますので、よろしくご了承下さい*
年齢=恋人いない歴28年。多忙な花乃は、昔キッパリ振られているのに、初恋の彼がずっと忘れられない。いまだに彼を想い続けているそんな誕生日の夜、彼に面影がそっくりな男性と出会い、夢心地のまま酔った勢いで幸せな一夜を共に––––、なのに、初めての朝チュンでパニックになり、逃げ出してしまった。甘酸っぱい思い出のファーストラブ。幻の夢のようなセカンドラブ。優しい彼には逢うたびに心を持っていかれる。今も昔も、過剰なほど甘やかされるけど、この歳になって相変わらずな子供扱いも! そして極甘で強引な彼のペースに、花乃はみるみる絡め取られて……⁈ ちょっぴり個性派、花乃の初恋胸キュンラブです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる