5 / 183
2
1
しおりを挟む
今日は楽しかったなぁ~
そう思いながら、俺は家路まで車を走らせる。
久しぶりに香緒に会って、そして香緒を撮った。そんな日が来るなんて思いもしてなかったから、人生何があるか分からないよなぁとつくづく思う。
香緒と出会ったのは、もう16年程前の事だ。当時香緒は小学生で、性別を隠して女児向けの高級子供服の専属モデルをしていた。
そして、それを撮っていたのは他でもない、俺が長年アシスタントをしていた司だった。
まだ大学を卒業したばかりで、何でもするからと、半ば無理やりに司のアシスタントになった俺は、撮影に向かう香緒の送り迎えをするようになった。
最初は全然喋ってくれなくて、何か尋ねても頷くだけか、希海がいれば希海に耳打ちして答えを聞くなんて普通だった。けど、段々と心を開いて笑ってくれるようになり、とても嬉しかったのはいい思い出だ。
そんな香緒は、ある事がきっかけで小学6年生の秋にフランスへ家族と移り住んだ。そこから高校を卒業するまで香緒は日本に戻らず、香緒が日本に戻って来てからようやく再会した。それが8年前。
でもそれから2年後、司がニューヨークで活動すると言い出して、俺もそれに着いて行く事にした。
俺達がまた日本に戻って来たのは、ほんの数ヶ月前の事。ニューヨークにいる間、香緒には全く会う事がなくて、今日本当に久しぶりに会ったのだ。
ずいぶん雰囲気変わったよなぁ
今日の香緒の様子を見て思う。あんなに人見知りが激しかったのに。6年前会った時ですら、あんなに屈託なく笑う事はなかった。
年齢に似合わない、何処か翳りのある空気を纏わせていたが、今ではすっかりそれも無くなった。
だから司は、この仕事を俺に寄越したのかなぁ……なんて思った。
それともう一人。物凄く興味を惹かれたコに今日出会った。
栗鼠みたいに可愛らしいのに、仕事に対しては物凄くストイックな彼女を思い出して、俺は自然に顔が緩むのが分かった。
さっちゃんの第一印象は、小さいな……だったなんて、多分本人は気にしそうだから言えない。
俺とは20センチ以上差のありそうな身長。黒目がちのクリッとした瞳で俺の事を見上げるその姿は、まさに愛玩用の小動物を彷彿とさせた。
見た目はかなり若そうで、未成年にも見えるけど、さすがに成人はしてるだろう。香緒とは長いって言ってたし。
けど、その見た目とは裏腹に、仕事は出来るコだな、と思った。
今日の撮影でのこと。
香緒の撮影を開始して、まずテストがてら簡単に撮ってから、俺はモニターを確認しに行った。
うーん……。なんだろう。ちょっとした違和感があるなぁ
そう思いながら画面を眺める。
俺は司みたいに、頭の中に撮りたいイメージをはっきり描きながら撮るなんて事は出来ない。
どちらかと言えば、ぼんやりしたイメージを撮影しながら明確にしていっている気がする。
ずっとこれでいいのかなぁって思っていたけど、結局は司に「自分の腕をもうちょっと信用しろ」って後押しされて今に至るって感じだ。
「睦月君、どうかした?」
あまりにも長い間モニターとにらめっこしていた俺が心配になったのか、香緒からそう声をかけられる。
「うーん。ちょっとピンと来なくって」
俺が正直にそう答えると、香緒もモニターを眺めながら「うーん……。そう?」と呟いた。
俺達の様子を見ていたのか、さっちゃんが遠慮気味に少し離れたところからモニターに視線をやっている。
けれどその真っ直ぐな視線に何故か心惹かれた。
意思の強そうな、ちゃんと自分を持っているんだなと感じるその瞳に、まるで吸い寄せられるように目が釘付けになっていた。
「あのっ!」
さっちゃんにそう声をかけられて、俺はハッとして我に返った。
「何?」
「少しメイクを修正したいんですが、時間大丈夫ですか?」
先程とは打って変わって、さっちゃんは控えめな表情で俺に申し出る。
「うん。いいよ?気が済むまでやって来て」
そう言って笑顔でそう答えると、さっちゃんは「ありがとうございます」とペコリと頭を下げて香緒の元へ向かった。
「すみませんでした!お願いします」
そう言ってさっちゃんが連れて来た香緒を見て、俺はあれ?と思う。
何処が変わったかと言えば、上手く説明出来ないけど、なんとなくさっきと違う香緒に、俺はまたカメラを向けた。
やっぱり……
もう一度モニターを確認すると、さっきまでの違和感が消えている。
香緒も気にならない程度の、衣装とメイクのミスマッチ。それを俺は違和感と感じ、そしてさっちゃんは、それに気づいてくれたようだった。
感性が同じなのかもな……
少し離れたところで、不安そうにこっちを見ているさっちゃんに、俺はニコッと笑いかける。
「じゃあ、本番行くね~!」
そう言って俺は香緒の元へ俺は向かった。
司から独立して、初めてと言っていい大きな仕事。月刊雑誌の撮影で、これから毎月俺の撮った香緒が紙面を飾る。そう思うと、緊張もするが楽しみでもある。
人を撮るなんて自分には出来ない。
そう思っていた自分が、この世界に入るきっかけを作ったとも言える香緒を撮っているんだから。
「おっつかれっー!」
先にスタジオを出た香緒とさっちゃんを追いかけるように後ろから声を掛ける。
一見すると姉妹にも見える2人。さっちゃんはさすがに香緒にはリラックスした表情を見せていた。
俺に対しては、まだ香緒の知り合いだからと認識しているからか、まだそこまで緊張した面持ちではない。
けれど、彼女はきっと男性が苦手……なんだと思う。
毛嫌いしてるとかではなくて、どう接していいのか分からないのかもなぁ、とスタジオ内での様子を遠くから眺めていて何となく感じた。
「さっちゃん。着替えだけしてくるからちょっと待ってて」
一緒に控え室の前まで来ると、香緒はそう言って部屋の中に入って行った。
「さっちゃんは、香緒と帰るの?」
すでに重そうなトートバッグを肩から下ろして床に置くさっちゃんに、そう声を掛ける。
「え?あ、大体香緒ちゃんと一緒の時は送ってくれます」
戸惑いながらさっちゃんはそう答えた。
「荷物、重そうだもんね。もし誰もいない時は俺に声かけてよ。都合つけばいくらでも送るよ?」
俺が笑顔で言うと、さっちゃんは少し困った顔をしてから「ありがとうございます……」と答える。
別に、リップサービスじゃないんだけどなぁ……
その顔を見て、俺はそう思った。
そう思いながら、俺は家路まで車を走らせる。
久しぶりに香緒に会って、そして香緒を撮った。そんな日が来るなんて思いもしてなかったから、人生何があるか分からないよなぁとつくづく思う。
香緒と出会ったのは、もう16年程前の事だ。当時香緒は小学生で、性別を隠して女児向けの高級子供服の専属モデルをしていた。
そして、それを撮っていたのは他でもない、俺が長年アシスタントをしていた司だった。
まだ大学を卒業したばかりで、何でもするからと、半ば無理やりに司のアシスタントになった俺は、撮影に向かう香緒の送り迎えをするようになった。
最初は全然喋ってくれなくて、何か尋ねても頷くだけか、希海がいれば希海に耳打ちして答えを聞くなんて普通だった。けど、段々と心を開いて笑ってくれるようになり、とても嬉しかったのはいい思い出だ。
そんな香緒は、ある事がきっかけで小学6年生の秋にフランスへ家族と移り住んだ。そこから高校を卒業するまで香緒は日本に戻らず、香緒が日本に戻って来てからようやく再会した。それが8年前。
でもそれから2年後、司がニューヨークで活動すると言い出して、俺もそれに着いて行く事にした。
俺達がまた日本に戻って来たのは、ほんの数ヶ月前の事。ニューヨークにいる間、香緒には全く会う事がなくて、今日本当に久しぶりに会ったのだ。
ずいぶん雰囲気変わったよなぁ
今日の香緒の様子を見て思う。あんなに人見知りが激しかったのに。6年前会った時ですら、あんなに屈託なく笑う事はなかった。
年齢に似合わない、何処か翳りのある空気を纏わせていたが、今ではすっかりそれも無くなった。
だから司は、この仕事を俺に寄越したのかなぁ……なんて思った。
それともう一人。物凄く興味を惹かれたコに今日出会った。
栗鼠みたいに可愛らしいのに、仕事に対しては物凄くストイックな彼女を思い出して、俺は自然に顔が緩むのが分かった。
さっちゃんの第一印象は、小さいな……だったなんて、多分本人は気にしそうだから言えない。
俺とは20センチ以上差のありそうな身長。黒目がちのクリッとした瞳で俺の事を見上げるその姿は、まさに愛玩用の小動物を彷彿とさせた。
見た目はかなり若そうで、未成年にも見えるけど、さすがに成人はしてるだろう。香緒とは長いって言ってたし。
けど、その見た目とは裏腹に、仕事は出来るコだな、と思った。
今日の撮影でのこと。
香緒の撮影を開始して、まずテストがてら簡単に撮ってから、俺はモニターを確認しに行った。
うーん……。なんだろう。ちょっとした違和感があるなぁ
そう思いながら画面を眺める。
俺は司みたいに、頭の中に撮りたいイメージをはっきり描きながら撮るなんて事は出来ない。
どちらかと言えば、ぼんやりしたイメージを撮影しながら明確にしていっている気がする。
ずっとこれでいいのかなぁって思っていたけど、結局は司に「自分の腕をもうちょっと信用しろ」って後押しされて今に至るって感じだ。
「睦月君、どうかした?」
あまりにも長い間モニターとにらめっこしていた俺が心配になったのか、香緒からそう声をかけられる。
「うーん。ちょっとピンと来なくって」
俺が正直にそう答えると、香緒もモニターを眺めながら「うーん……。そう?」と呟いた。
俺達の様子を見ていたのか、さっちゃんが遠慮気味に少し離れたところからモニターに視線をやっている。
けれどその真っ直ぐな視線に何故か心惹かれた。
意思の強そうな、ちゃんと自分を持っているんだなと感じるその瞳に、まるで吸い寄せられるように目が釘付けになっていた。
「あのっ!」
さっちゃんにそう声をかけられて、俺はハッとして我に返った。
「何?」
「少しメイクを修正したいんですが、時間大丈夫ですか?」
先程とは打って変わって、さっちゃんは控えめな表情で俺に申し出る。
「うん。いいよ?気が済むまでやって来て」
そう言って笑顔でそう答えると、さっちゃんは「ありがとうございます」とペコリと頭を下げて香緒の元へ向かった。
「すみませんでした!お願いします」
そう言ってさっちゃんが連れて来た香緒を見て、俺はあれ?と思う。
何処が変わったかと言えば、上手く説明出来ないけど、なんとなくさっきと違う香緒に、俺はまたカメラを向けた。
やっぱり……
もう一度モニターを確認すると、さっきまでの違和感が消えている。
香緒も気にならない程度の、衣装とメイクのミスマッチ。それを俺は違和感と感じ、そしてさっちゃんは、それに気づいてくれたようだった。
感性が同じなのかもな……
少し離れたところで、不安そうにこっちを見ているさっちゃんに、俺はニコッと笑いかける。
「じゃあ、本番行くね~!」
そう言って俺は香緒の元へ俺は向かった。
司から独立して、初めてと言っていい大きな仕事。月刊雑誌の撮影で、これから毎月俺の撮った香緒が紙面を飾る。そう思うと、緊張もするが楽しみでもある。
人を撮るなんて自分には出来ない。
そう思っていた自分が、この世界に入るきっかけを作ったとも言える香緒を撮っているんだから。
「おっつかれっー!」
先にスタジオを出た香緒とさっちゃんを追いかけるように後ろから声を掛ける。
一見すると姉妹にも見える2人。さっちゃんはさすがに香緒にはリラックスした表情を見せていた。
俺に対しては、まだ香緒の知り合いだからと認識しているからか、まだそこまで緊張した面持ちではない。
けれど、彼女はきっと男性が苦手……なんだと思う。
毛嫌いしてるとかではなくて、どう接していいのか分からないのかもなぁ、とスタジオ内での様子を遠くから眺めていて何となく感じた。
「さっちゃん。着替えだけしてくるからちょっと待ってて」
一緒に控え室の前まで来ると、香緒はそう言って部屋の中に入って行った。
「さっちゃんは、香緒と帰るの?」
すでに重そうなトートバッグを肩から下ろして床に置くさっちゃんに、そう声を掛ける。
「え?あ、大体香緒ちゃんと一緒の時は送ってくれます」
戸惑いながらさっちゃんはそう答えた。
「荷物、重そうだもんね。もし誰もいない時は俺に声かけてよ。都合つけばいくらでも送るよ?」
俺が笑顔で言うと、さっちゃんは少し困った顔をしてから「ありがとうございます……」と答える。
別に、リップサービスじゃないんだけどなぁ……
その顔を見て、俺はそう思った。
1
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
けいこ
恋愛
人生に疲れ、自暴自棄になり、私はいろんなことから逃げていた。
してはいけないことをしてしまった自分を恥ながらも、この関係を断ち切れないままでいた。
そんな私に、ひょんなことから同居生活を始めた個性的なイケメン男子達が、それぞれに甘く優しく、大人の女の恋心をくすぐるような言葉をかけてくる…
ピアノが得意で大企業の御曹司、山崎祥太君、24歳。
有名大学に通い医師を目指してる、神田文都君、23歳。
美大生で画家志望の、望月颯君、21歳。
真っ直ぐで素直なみんなとの関わりの中で、ひどく冷め切った心が、ゆっくり溶けていくのがわかった。
家族、同居の女子達ともいろいろあって、大きく揺れ動く気持ちに戸惑いを隠せない。
こんな私でもやり直せるの?
幸せを願っても…いいの?
動き出す私の未来には、いったい何が待ち受けているの?
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!

包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~
吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。
結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。
何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。
独占欲強めな極上エリートに甘く抱き尽くされました
紡木さぼ
恋愛
旧題:婚約破棄されたワケアリ物件だと思っていた会社の先輩が、実は超優良物件でどろどろに溺愛されてしまう社畜の話
平凡な社畜OLの藤井由奈(ふじいゆな)が残業に勤しんでいると、5年付き合った婚約者と破談になったとの噂があるハイスペ先輩柚木紘人(ゆのきひろと)に声をかけられた。
サシ飲みを経て「会社の先輩後輩」から「飲み仲間」へと昇格し、飲み会中に甘い空気が漂い始める。
恋愛がご無沙汰だった由奈は次第に紘人に心惹かれていき、紘人もまた由奈を可愛がっているようで……
元カノとはどうして別れたの?社内恋愛は面倒?紘人は私のことどう思ってる?
社会人ならではのじれったい片思いの果てに晴れて恋人同士になった2人。
「俺、めちゃくちゃ独占欲強いし、ずっと由奈のこと抱き尽くしたいって思ってた」
ハイスペなのは仕事だけではなく、彼のお家で、オフィスで、旅行先で、どろどろに愛されてしまう。
仕事中はあんなに冷静なのに、由奈のことになると少し甘えん坊になってしまう、紘人とらぶらぶ、元カノの登場でハラハラ。
ざまぁ相手は紘人の元カノです。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる