19 / 115
1.始まりの春
18
しおりを挟む
彼を連れて辿り着ついた場所は、さっきの桜並木と同じくらい賑わいを見せていた。通路の両側に屋台が並んでいて、たくさんの観光客がそぞろ歩いている。どこからともなく、食欲をそそるソースの香りや、ベビーカステラの焼ける甘い香りなどが次々と鼻をくすぐり、自然とお腹が鳴っていた。
「じゃあ、賭けの内容を説明しますね」
立ち止まると、遠くを見つめていた彼に話しかける。こちらを向くと彼は緩やかに笑みを浮かべた。
「OK」
そんな彼に、私は話し始めた。
賭けの内容はいたって簡単だ。
この並んでいる屋台の中から、食べたいものを選ぶ。それだけだ。
どんな屋台が並んでいるか、自分はだいたいわかっているし、食べたいものもすでに決めてある。けれど彼はそういうわけにもいかず、いったん二人で屋台を見て回ることにした。
彼はまた、浅草でもそうだったように楽しそうに「あれは何?」「これは何?」と尋ねる。その様子を観察しながら、彼が選びそうなものを考えた。
屋台が途切れた先に着くと、いったん端により立ち止まる。
「どうですか? 決まりそうですか?」
「ああ、決めた。そうだ恵舞。俺もこれに乗っかってもいいか?」
口角を上げニヤリと笑うと彼はそう切り出し、私は内心やはりと思いながら頷く。
ゲームの舞台としてここは最適なはずだ。今度はどんな内容だろうかと彼を見上げると、その薄い唇が緩やかに動いた。
「――じゃ、これで問題ないなら、ここで先に答え合わせをしよう。この前のようにスマホでいい?」
「問題ありません。あ、賞品は……どうしますか?」
彼の出題を聞いたあと、恐る恐る尋ねてみる。それに満面の笑みをたたえると、彼は私の耳元に顔を寄せた。
頰にやんわりと彼の熱を感じ、自分の体はさぁっと熱を帯びる。心臓が早鐘を打つのを自覚していると、彼の吐息が耳朶を撫でた。
「もちろん、前と同じ。君の唇が欲しい」
わざとなのか彼は至近距離で小さく笑う。その漏れ出た吐息が私を刺激する。思わず耳に手を当て、体を反らすと一息に言葉を返した。
「今度は当てさせません!」
「俺も、そう簡単に外すつもりはないよ」
自信ありげに微笑む彼の表情は艶やかで、改めてその整った顔にドキリとする。そしてたった一度だけ見た、ルークの艶のある表情が頭によぎった。
『Emma……』
記憶にある、悩ましげに私の名前を呼ぶルークの声が、依澄さんの声に塗り替えられているような気がする。顔は似ていても、声までは似ていないと思っていたのに、今はもうあやふやで自信を失ってしまう。
「恵舞? どうかしたのか?」
ほんの束の間、意識を遠くに飛ばしていた私に、彼が訝しむように尋ねる。
「な、んでも、ないです。そうだ! 私が勝ったら屋台で食べたいものをご馳走してください」
慌てて取り繕う私に、彼はほんの少し呆れたように息を吐いた。
「恵舞は本当に欲がないな。そんなものいくらでもご馳走するよ。じゃあ、答えをスマホに」
彼の指示に従いスマホのメモに答えを入れる。自分のものと彼のもの、二つずつ。
見比べたとき分かりやすいように、お互い答えは私のを先に、彼のをあとに書くことになった。
一つ目の答えは最初から決めていたからすぐに文字にする。そして彼からの出題の答えも、ほぼ悩むことなく入れた。
問題は次だ。彼はいったい何を選んだろう? 涼しい顔でスマホに向かう彼を盗み見ながら、その答えを探していた。
気づけば空は、橙色の光を追いかける藍色で覆われていた。その色が濃くなるにつれ、夜桜を楽しみに繰り出してきた人々が徐々に増えていた。
桜の木からは離れているが、それでも人で溢れる池のほとりで、運良く空いたベンチに座り、ぼんやりと空を見上げていた。
(あんなに……悔しそうな顔するなんて……)
答え合わせの結果、私はなんとか1ポイントをもぎ取り、彼は0ポイントだった。それがわかった途端、彼は一瞬悔しさを滲ませていた。けれどすぐに表情を切り替えた。
『今回は俺の負けだ。じゃあ、食べるものを買いに行ってくるよ。恵舞はどこかで待ってて』
明るくそう言う彼に、池の近くに座るところを探しておくと伝え、その場で別れた。
一人になると、余計にさっきの彼のことを考えてしまう。
自分が負けたことが悔しいのか、それとも……。
そんなはずはないと、打ち消すように慌てて頭を振る。まさか賞品、つまり私とキスできないのを残念に思っているなんて、そんなことあるはずがない。
虚しく息を吐き出すと、それは楽しげな騒めきにかき消された。
「恵舞!」
弾むように私を呼ぶその声がはっきりと耳に届く。まだ出会ってそう経っていないのに、不思議なくらい、間違いなく彼のものだとわかってしまう。
「ちょっと、あの人芸能人?」
「身長、高ぁい!」
彼のほうに向く私のそばを通り過ぎる女性たちの会話が聞こえる。その視線の先には、いくつもレジ袋を下げた彼が、嬉しそうに手を振っていた。
(日本じゃ、自分の容姿は相当目立つって、少しは自覚して欲しいんだけど……)
笑顔の彼は、すぐそばで熱い視線をよこす女性たちに気づくこともなく、真っ直ぐ私の元へ向かっていた。
「じゃあ、賭けの内容を説明しますね」
立ち止まると、遠くを見つめていた彼に話しかける。こちらを向くと彼は緩やかに笑みを浮かべた。
「OK」
そんな彼に、私は話し始めた。
賭けの内容はいたって簡単だ。
この並んでいる屋台の中から、食べたいものを選ぶ。それだけだ。
どんな屋台が並んでいるか、自分はだいたいわかっているし、食べたいものもすでに決めてある。けれど彼はそういうわけにもいかず、いったん二人で屋台を見て回ることにした。
彼はまた、浅草でもそうだったように楽しそうに「あれは何?」「これは何?」と尋ねる。その様子を観察しながら、彼が選びそうなものを考えた。
屋台が途切れた先に着くと、いったん端により立ち止まる。
「どうですか? 決まりそうですか?」
「ああ、決めた。そうだ恵舞。俺もこれに乗っかってもいいか?」
口角を上げニヤリと笑うと彼はそう切り出し、私は内心やはりと思いながら頷く。
ゲームの舞台としてここは最適なはずだ。今度はどんな内容だろうかと彼を見上げると、その薄い唇が緩やかに動いた。
「――じゃ、これで問題ないなら、ここで先に答え合わせをしよう。この前のようにスマホでいい?」
「問題ありません。あ、賞品は……どうしますか?」
彼の出題を聞いたあと、恐る恐る尋ねてみる。それに満面の笑みをたたえると、彼は私の耳元に顔を寄せた。
頰にやんわりと彼の熱を感じ、自分の体はさぁっと熱を帯びる。心臓が早鐘を打つのを自覚していると、彼の吐息が耳朶を撫でた。
「もちろん、前と同じ。君の唇が欲しい」
わざとなのか彼は至近距離で小さく笑う。その漏れ出た吐息が私を刺激する。思わず耳に手を当て、体を反らすと一息に言葉を返した。
「今度は当てさせません!」
「俺も、そう簡単に外すつもりはないよ」
自信ありげに微笑む彼の表情は艶やかで、改めてその整った顔にドキリとする。そしてたった一度だけ見た、ルークの艶のある表情が頭によぎった。
『Emma……』
記憶にある、悩ましげに私の名前を呼ぶルークの声が、依澄さんの声に塗り替えられているような気がする。顔は似ていても、声までは似ていないと思っていたのに、今はもうあやふやで自信を失ってしまう。
「恵舞? どうかしたのか?」
ほんの束の間、意識を遠くに飛ばしていた私に、彼が訝しむように尋ねる。
「な、んでも、ないです。そうだ! 私が勝ったら屋台で食べたいものをご馳走してください」
慌てて取り繕う私に、彼はほんの少し呆れたように息を吐いた。
「恵舞は本当に欲がないな。そんなものいくらでもご馳走するよ。じゃあ、答えをスマホに」
彼の指示に従いスマホのメモに答えを入れる。自分のものと彼のもの、二つずつ。
見比べたとき分かりやすいように、お互い答えは私のを先に、彼のをあとに書くことになった。
一つ目の答えは最初から決めていたからすぐに文字にする。そして彼からの出題の答えも、ほぼ悩むことなく入れた。
問題は次だ。彼はいったい何を選んだろう? 涼しい顔でスマホに向かう彼を盗み見ながら、その答えを探していた。
気づけば空は、橙色の光を追いかける藍色で覆われていた。その色が濃くなるにつれ、夜桜を楽しみに繰り出してきた人々が徐々に増えていた。
桜の木からは離れているが、それでも人で溢れる池のほとりで、運良く空いたベンチに座り、ぼんやりと空を見上げていた。
(あんなに……悔しそうな顔するなんて……)
答え合わせの結果、私はなんとか1ポイントをもぎ取り、彼は0ポイントだった。それがわかった途端、彼は一瞬悔しさを滲ませていた。けれどすぐに表情を切り替えた。
『今回は俺の負けだ。じゃあ、食べるものを買いに行ってくるよ。恵舞はどこかで待ってて』
明るくそう言う彼に、池の近くに座るところを探しておくと伝え、その場で別れた。
一人になると、余計にさっきの彼のことを考えてしまう。
自分が負けたことが悔しいのか、それとも……。
そんなはずはないと、打ち消すように慌てて頭を振る。まさか賞品、つまり私とキスできないのを残念に思っているなんて、そんなことあるはずがない。
虚しく息を吐き出すと、それは楽しげな騒めきにかき消された。
「恵舞!」
弾むように私を呼ぶその声がはっきりと耳に届く。まだ出会ってそう経っていないのに、不思議なくらい、間違いなく彼のものだとわかってしまう。
「ちょっと、あの人芸能人?」
「身長、高ぁい!」
彼のほうに向く私のそばを通り過ぎる女性たちの会話が聞こえる。その視線の先には、いくつもレジ袋を下げた彼が、嬉しそうに手を振っていた。
(日本じゃ、自分の容姿は相当目立つって、少しは自覚して欲しいんだけど……)
笑顔の彼は、すぐそばで熱い視線をよこす女性たちに気づくこともなく、真っ直ぐ私の元へ向かっていた。
16
お気に入りに追加
166
あなたにおすすめの小説
苺の誘惑 ~御曹司副社長の甘い計略~
泉南佳那
恋愛
来栖エリカ26歳✖️芹澤宗太27歳
売れないタレントのエリカのもとに
破格のギャラの依頼が……
ちょっと怪しげな黒の高級国産車に乗せられて
ついた先は、巷で話題のニュースポット
サニーヒルズビレッジ!
そこでエリカを待ちうけていたのは
極上イケメン御曹司の副社長。
彼からの依頼はなんと『偽装恋人』!
そして、これから2カ月あまり
サニーヒルズレジデンスの彼の家で
ルームシェアをしてほしいというものだった!
一緒に暮らすうちに、エリカは本気で彼に恋をしてしまい
とうとう苦しい胸の内を告げることに……
***
ラグジュアリーな再開発都市を舞台に繰り広げられる
御曹司と売れないタレントの恋
はたして、その結末は⁉︎
【完結】もう二度と離さない~元カレ御曹司は再会した彼女を溺愛したい
魚谷
恋愛
フリーライターをしている島原由季(しまばらゆき)は取材先の企業で、司馬彰(しばあきら)と再会を果たす。彰とは高校三年の時に付き合い、とある理由で別れていた。
久しぶりの再会に由季は胸の高鳴りを、そして彰は執着を見せ、二人は別れていた時間を取り戻すように少しずつ心と体を通わせていく…。
R18シーンには※をつけます
作家になろうでも連載しております
もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
泉南佳那
恋愛
イケメンカリスマ美容師と内気で地味な書店員との、甘々溺愛ストーリーです!
どうぞお楽しみいただけますように。
〈あらすじ〉
加藤優紀は、現在、25歳の書店員。
東京の中心部ながら、昭和味たっぷりの裏町に位置する「高木書店」という名の本屋を、祖母とふたりで切り盛りしている。
彼女が高木書店で働きはじめたのは、3年ほど前から。
短大卒業後、不動産会社で営業事務をしていたが、同期の、親会社の重役令嬢からいじめに近い嫌がらせを受け、逃げるように会社を辞めた過去があった。
そのことは優紀の心に小さいながらも深い傷をつけた。
人付き合いを恐れるようになった優紀は、それ以来、つぶれかけの本屋で人の目につかない質素な生活に安んじていた。
一方、高木書店の目と鼻の先に、優紀の兄の幼なじみで、大企業の社長令息にしてカリスマ美容師の香坂玲伊が〈リインカネーション〉という総合ビューティーサロンを経営していた。
玲伊は優紀より4歳年上の29歳。
優紀も、兄とともに玲伊と一緒に遊んだ幼なじみであった。
店が近いこともあり、玲伊はしょっちゅう、優紀の本屋に顔を出していた。
子供のころから、かっこよくて優しかった玲伊は、優紀の初恋の人。
その気持ちは今もまったく変わっていなかったが、しがない書店員の自分が、カリスマ美容師にして御曹司の彼に釣り合うはずがないと、その恋心に蓋をしていた。
そんなある日、優紀は玲伊に「自分の店に来て」言われる。
優紀が〈リインカネーション〉を訪れると、人気のファッション誌『KALEN』の編集者が待っていた。
そして「シンデレラ・プロジェクト」のモデルをしてほしいと依頼される。
「シンデレラ・プロジェクト」とは、玲伊の店の1周年記念の企画で、〈リインカネーション〉のすべての施設を使い、2~3カ月でモデルの女性を美しく変身させ、それを雑誌の連載記事として掲載するというもの。
優紀は固辞したが、玲伊の熱心な誘いに負け、最終的に引き受けることとなる。
はじめての経験に戸惑いながらも、超一流の施術に心が満たされていく優紀。
そして、玲伊への恋心はいっそう募ってゆく。
玲伊はとても優しいが、それは親友の妹だから。
そんな切ない気持ちを抱えていた。
プロジェクトがはじまり、ひと月が過ぎた。
書店の仕事と〈リインカネーション〉の施術という二重生活に慣れてきた矢先、大問題が発生する。
突然、編集部に上層部から横やりが入り、優紀は「シンデレラ・プロジェクト」のモデルを下ろされることになった。
残念に思いながらも、やはり夢でしかなかったのだとあきらめる優紀だったが、そんなとき、玲伊から呼び出しを受けて……
黒王子の溺愛は続く
如月 そら
恋愛
晴れて婚約した美桜と柾樹のラブラブ生活とは……?
※こちらの作品は『黒王子の溺愛』の続きとなります。お読みになっていない方は先に『黒王子の溺愛』をお読み頂いた方が、よりお楽しみ頂けるかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
狂愛的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執着愛〜
羽村美海
恋愛
古式ゆかしき華道の家元のお嬢様である美桜は、ある事情から、家をもりたてる駒となれるよう厳しく育てられてきた。
とうとうその日を迎え、見合いのため格式高い高級料亭の一室に赴いていた美桜は貞操の危機に見舞われる。
そこに現れた男により救われた美桜だったが、それがきっかけで思いがけない展開にーー
住む世界が違い、交わることのなかったはずの尊の不器用な優しさに触れ惹かれていく美桜の行き着く先は……?
✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦
✧天澤美桜•20歳✧
古式ゆかしき華道の家元の世間知らずな鳥籠のお嬢様
✧九條 尊•30歳✧
誰もが知るIT企業の経営者だが、実は裏社会の皇帝として畏れられている日本最大の極道組織泣く子も黙る極心会の若頭
✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦
*西雲ササメ様より素敵な表紙をご提供頂きました✨
※TL小説です。設定上強引な展開もあるので閲覧にはご注意ください。
※設定や登場する人物、団体、グループの名称等全てフィクションです。
※随時概要含め本文の改稿や修正等をしています。
✧
✧連載期間22.4.29〜22.7.7 ✧
✧22.3.14 エブリスタ様にて先行公開✧
【第15回らぶドロップス恋愛小説コンテスト一次選考通過作品です。コンテストの結果が出たので再公開しました。※エブリスタ様限定でヤス視点のSS公開中】
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる