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「あっ!あぁっ!」
さっきからずっと喘がされ続けて、もう頭がぼうっとして来た。
執拗な程に舌で、指で、攻め立てられて、私は何度もイカされて続けている。
「んっんー!あっ、だめっっ!」
「ん?何がダメ?ここ、ドロドロだけど」
そう言って私が弱いと知っている耳に舌を這わせて、もう指が何本入っているか分からない蜜で溢れるそこをグチュグチュと掻き回す。
「やっ……!あっぁあッ!」
自分でも分かるくらいにヒクついて、そこに入った指を捉えて締め上げている。
「またイった?」
嬉しそうに笑うその顔は、久しぶりに悪魔を見ている気分だ。
「も……無理。……意地悪しないで……」
イカされすぎて目には涙が溜まって時々流れて行く。
司はそれを掬うように舐めとって、
「そんなつもりはねーけど、お前の声が可愛すぎて……つい啼かせたくなるんだよ」
なんて言う。
ようやく指を引き抜かれて司は起き上がる。
「綺麗だ」
そんな甘い言葉を自然と口にして私を見下ろすその顔は、ついさっき見せた顔とは違って凄く優しい顔をしていた。
「司……」
私が手を伸ばすと、司はその手を取り指を絡めて「何?」と尋ねる。
「そのままの司を感じたい。お願い……」
こんな事を強請るのは初めてだ。今まで、誰にもそんな事は言った事はないし、言おうと思った事も勿論ない。
私が言った事の意味を察して、司の双眸が開かれる。でも、私がこんな無理な事を言っている理由も分かっているはずだ。
「分かってるんでしょ?私がピルを飲んでるって。それに、もう数日すれば次が来るって」
もちろん、避妊が目的で飲んでいる訳ではない。だから、大丈夫だとわかっていても、誰にも中に放つ事を許してこなかった。
「何となく……。そうじゃないかと思ってた。俺は今までその誘いには乗った事ねーけど、お前は違う。……本当にいいのか?」
私は絡めた指に力をキュッと入れる。
「私だって、こんな事言うのは司だけだよ?……ねぇ……来て……」
司の瞳が熱さを増して私を見ている。それだけでもう体の奥が疼いてドロドロと溶かされていきそうだ。
「本当に……。お前は俺を煽るのが上手い。後悔するなよ?」
そう言うと、そのまま蜜口に自分のモノをあてがって、ゆっくりと私の中に入って来た。
「あっ!あああっ!」
あんなに薄い膜がないだけなのに、あまりの違いに入れられただけで悲鳴の様な嬌声が上がる。
司の方も眉間に皺を寄せて堪える様な表情を見せる。
「お前、ヤバすぎ。すぐイキそう……」
珍しく余裕のない事を言いながら、司はゆっくりと律動を始めた。
はぁはぁと、どちらのものか分からない熱い吐息が部屋に響く。
「あっっ、はぁっっぁ!」
奥に当たるたびに、全身が痺れるような快感が体中を襲う。頭がおかしくなりそうなくらいに気持ちいい。
「やっ!あっ…あっ!つか、さっっ!」
背中にきっとまた爪痕が刻まれているだろうけど、そんな事は気にしていられない程強くしがみつく。
「ん……。締めすぎ」
「ぁあっっ……だれ…が、そうして……。んーっ!」
一番奥の、その先をこじ開けるように押し付けられ、私は背中を弓なりにする。それでも司はその激しい律動を止めず私の中を犯し続ける。
「あっ!あっ!やっ、ぁっ!イクッ!イっちゃう!」
両手首を押さえられて行き場を失い、私は頭を振り続けた。体の中を電流が駆け巡り、筋肉が緊張を高めていき、無意識に足の指が反っていく。
「あぁー!!」
一際大きな自分の叫び声を何処か遠くで聞きながら、体中に力を入れる。
「んんっ……」
熱く艶のある吐息が司から漏れ、そして放たれたものを私は受け入れた。
薄ら汗の滲むその顔の眉間に皺が刻まれ、美しい顔が官能的に歪んでいる。
余韻を楽しむようにゆるゆると動くと、そのまま司は私に覆いかぶさり、私はその背中に手を回した。
「司……ありがと。私の我儘きいてくれて」
まだ私の中に入ったまま、横に顔を埋める司の背中を撫でながらそう呟く。それを聞いて司は顔をこちらに向けると、ちょうど私の耳元になった唇で優しく愛撫してくれる。
「ずっとお前の中に入ってたい」
そう囁くとゆっくり体を起こし、私の唇に小さく触れる。
「俺のほうこそ……。すっげー幸せ。愛してる……」
そう言うと、艶かしいキスをされる。その求めに応えるように、お互いの唇を貪り始める。
「はぁ……司……。私も……愛してる」
キスの合間にそう言うと、私の中で何かが急激に大きさを増す。
何かって何か分かってるんだけど……
「ちょっと!あっ!」
1度も抜かないまま、司はまた腰を揺らし始め、慌てて声を上げるがもう遅かった。
「ひゃっあっ!」
蜜なのか、何なのか分からない程びしょびしょに濡れているそこからは、いやらしい水音が聞こえる。
「無理。お前が可愛い過ぎるのが悪い」
顔を上げた司は口角だけ上げてニヤリと笑う。
「やっ!あっん!司の悪魔ーー!!」
そんな私の叫びを嘲笑うように、私はその後も声が掠れるほど散々啼かされたのだった。
さっきからずっと喘がされ続けて、もう頭がぼうっとして来た。
執拗な程に舌で、指で、攻め立てられて、私は何度もイカされて続けている。
「んっんー!あっ、だめっっ!」
「ん?何がダメ?ここ、ドロドロだけど」
そう言って私が弱いと知っている耳に舌を這わせて、もう指が何本入っているか分からない蜜で溢れるそこをグチュグチュと掻き回す。
「やっ……!あっぁあッ!」
自分でも分かるくらいにヒクついて、そこに入った指を捉えて締め上げている。
「またイった?」
嬉しそうに笑うその顔は、久しぶりに悪魔を見ている気分だ。
「も……無理。……意地悪しないで……」
イカされすぎて目には涙が溜まって時々流れて行く。
司はそれを掬うように舐めとって、
「そんなつもりはねーけど、お前の声が可愛すぎて……つい啼かせたくなるんだよ」
なんて言う。
ようやく指を引き抜かれて司は起き上がる。
「綺麗だ」
そんな甘い言葉を自然と口にして私を見下ろすその顔は、ついさっき見せた顔とは違って凄く優しい顔をしていた。
「司……」
私が手を伸ばすと、司はその手を取り指を絡めて「何?」と尋ねる。
「そのままの司を感じたい。お願い……」
こんな事を強請るのは初めてだ。今まで、誰にもそんな事は言った事はないし、言おうと思った事も勿論ない。
私が言った事の意味を察して、司の双眸が開かれる。でも、私がこんな無理な事を言っている理由も分かっているはずだ。
「分かってるんでしょ?私がピルを飲んでるって。それに、もう数日すれば次が来るって」
もちろん、避妊が目的で飲んでいる訳ではない。だから、大丈夫だとわかっていても、誰にも中に放つ事を許してこなかった。
「何となく……。そうじゃないかと思ってた。俺は今までその誘いには乗った事ねーけど、お前は違う。……本当にいいのか?」
私は絡めた指に力をキュッと入れる。
「私だって、こんな事言うのは司だけだよ?……ねぇ……来て……」
司の瞳が熱さを増して私を見ている。それだけでもう体の奥が疼いてドロドロと溶かされていきそうだ。
「本当に……。お前は俺を煽るのが上手い。後悔するなよ?」
そう言うと、そのまま蜜口に自分のモノをあてがって、ゆっくりと私の中に入って来た。
「あっ!あああっ!」
あんなに薄い膜がないだけなのに、あまりの違いに入れられただけで悲鳴の様な嬌声が上がる。
司の方も眉間に皺を寄せて堪える様な表情を見せる。
「お前、ヤバすぎ。すぐイキそう……」
珍しく余裕のない事を言いながら、司はゆっくりと律動を始めた。
はぁはぁと、どちらのものか分からない熱い吐息が部屋に響く。
「あっっ、はぁっっぁ!」
奥に当たるたびに、全身が痺れるような快感が体中を襲う。頭がおかしくなりそうなくらいに気持ちいい。
「やっ!あっ…あっ!つか、さっっ!」
背中にきっとまた爪痕が刻まれているだろうけど、そんな事は気にしていられない程強くしがみつく。
「ん……。締めすぎ」
「ぁあっっ……だれ…が、そうして……。んーっ!」
一番奥の、その先をこじ開けるように押し付けられ、私は背中を弓なりにする。それでも司はその激しい律動を止めず私の中を犯し続ける。
「あっ!あっ!やっ、ぁっ!イクッ!イっちゃう!」
両手首を押さえられて行き場を失い、私は頭を振り続けた。体の中を電流が駆け巡り、筋肉が緊張を高めていき、無意識に足の指が反っていく。
「あぁー!!」
一際大きな自分の叫び声を何処か遠くで聞きながら、体中に力を入れる。
「んんっ……」
熱く艶のある吐息が司から漏れ、そして放たれたものを私は受け入れた。
薄ら汗の滲むその顔の眉間に皺が刻まれ、美しい顔が官能的に歪んでいる。
余韻を楽しむようにゆるゆると動くと、そのまま司は私に覆いかぶさり、私はその背中に手を回した。
「司……ありがと。私の我儘きいてくれて」
まだ私の中に入ったまま、横に顔を埋める司の背中を撫でながらそう呟く。それを聞いて司は顔をこちらに向けると、ちょうど私の耳元になった唇で優しく愛撫してくれる。
「ずっとお前の中に入ってたい」
そう囁くとゆっくり体を起こし、私の唇に小さく触れる。
「俺のほうこそ……。すっげー幸せ。愛してる……」
そう言うと、艶かしいキスをされる。その求めに応えるように、お互いの唇を貪り始める。
「はぁ……司……。私も……愛してる」
キスの合間にそう言うと、私の中で何かが急激に大きさを増す。
何かって何か分かってるんだけど……
「ちょっと!あっ!」
1度も抜かないまま、司はまた腰を揺らし始め、慌てて声を上げるがもう遅かった。
「ひゃっあっ!」
蜜なのか、何なのか分からない程びしょびしょに濡れているそこからは、いやらしい水音が聞こえる。
「無理。お前が可愛い過ぎるのが悪い」
顔を上げた司は口角だけ上げてニヤリと笑う。
「やっ!あっん!司の悪魔ーー!!」
そんな私の叫びを嘲笑うように、私はその後も声が掠れるほど散々啼かされたのだった。
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