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私は征士さんに必死で従った。
特に料理に関しては指摘されることが多く、細心の注意を払っていた。けれど、征士さんから褒められることなどなく、指摘は増える一方だった。
私は何かに取り憑かれたように料理をした。材料の切り方だって、定規を使って大きさを揃え、塩分濃度も器具で測った。
征士さんはそうやって作った料理を黙々と食べては『今日はまぁまぁだったかな』と言うだけだった。
あの日は、事前に家に来るとは聞いていなかった。来ても週末だと思っていた私は、ありあわせの材料しかなかったことに不安を覚えていた。それに、作りかけていた夕食は、自分しか食べないのだからと、少し気を抜いていた。
「征士さん、あの……。ご飯、できたよ?」
征士さんはソファでスマートフォンを眺めていた。
「……あぁ」
それだけ言うと、スーツの上着にそれをしまいダイニングに出てきた。
「ごめんなさい。今日来ると思ってなくて、あまり材料がなくて……」
自分のものを減らしてでも、征士さんにはちゃんと一汁三菜用意した。それでもテーブルに並ぶものを見て、不満気な表情を浮かべていた。
征士さんは無言で椅子に座ると、いただきますもなくそのまま食べ始めた。
「味噌汁の具、大根とワカメだけ? せめて豆腐くらい入れられないわけ? それに、今日は魚って気分じゃなかったんだけど」
征士さんはお椀を持ち上げ、呆れ果てたように溜め息を吐いた。
「ごっ、ごめんなさい。今日は買い物に行けてなくて……」
今日は仕事で、行き違いからのトラブルがあり疲れていた。それもあり、途中どこにも寄らず帰って来たのだ。
「言い訳はいいよ」
面倒くさそうに吐き捨ててまた箸を動かし始める。それを見ながら自分も食べ始めた。美味しいなんて感じることの出来ない料理を、ただ生きるためだけに。
食事が終わり、綺麗になった皿の前で征士さんは切り出した。
「僕は三十になった。おまえはもう二十九だろ?」
征士さんは私の一つ上。この前誕生日を迎えたばかりだった。
(もしかして……プロポーズ……?)
年齢的にそれを期待した。真っ直ぐに私を見る征士さんを見てドキドキしながら。
「副社長の娘と結婚することになったんだ。向こうはまだ二三。やっぱり若いほうがいいしな」
「…………。え……?」
何を言われたのか全く理解できなかった。
「今日は鍵返しに来ただけ。親切だろ?」
うちの合鍵をテーブルに置くと立ち上がる。
張り付いたように椅子から立ち上がれず、私は呆然としながら扉が閉まる音を聞いていた。
「――ねぇねぇ! 瑤子ちゃん!」
お人形片手の紗英ちゃんに呼びかけられ、私はハッとした。
「あっ。ごめんね? なんだっけ?」
「あのね? ご飯できたよ!」
もちろん、そのご飯は目に見えない。お人形の家を前に座り込んでいる私の手には男の子のお人形があった。
「あ……りがとう。今日は何かなぁ?」
「今日はね、ショウくんの好きなシャケおにぎりだよ!」
この男の子の名前はショウ君と言うらしい。紗英ちゃんはさっきまで玩具のキッチンセットの前で、トントンと切る真似をしていた。なのに出てきたのがおにぎりでつい笑ってしまう。
「うわぁ。美味しそう! 僕、シャケおにぎり大好きなんだ!」
ショウ君になりきり大袈裟に言いながら人形を動かす。紗英ちゃんはそれを聞いて「たくさん食べてね! 百個作ったからね!」と笑った。
(本当に可愛い……)
絶望し、生きることさえ苦しくなった私を救ってくれた紗英ちゃんの屈託のない笑顔。それから夕実ちゃんのさりげない優しさ。そしてもう一人。
「たっだいまぁ! お。瑤子ちゃん、いらっしゃい!」
「なっちゃん! お邪魔してます」
「あっ。パパ! ただいま~」
紗英ちゃんは立ち上がると大好きなパパに飛び付きに行っている。
「そこはおかえり~。だぞ? 紗英」
そう言いながらも、目尻を下げて愛娘を抱き上げた。
「おかえり、夏希。今日は無事早く帰ってこれたんだね」
キッチンに籠り夕食の準備をしていた夕実ちゃんも顔を出した。
「おう! 世の中平和で助かった」
にかっと笑うその顔は日に焼けて真っ黒だ。半袖から見える逞しい腕もかなり日に焼けていた。
私が、なっちゃんと親しみを込めて呼ぶのは夕実ちゃんの旦那様。今は警察官をしている。二人は剣道を通じて知り合った幼なじみで、大学生の頃から付き合っていた。私ともその頃から共通の友人として仲良くしてくれていた。
顔付きは精悍で、睨んだら結構怖いと聞くなっちゃんだけど、とても優しくて頼りになる。同じ年だけど、なんだか兄妹のような関係になっていた。
「紗絵、もうそろそろご飯の時間。お片付けしてね。夏希は先お風呂!」
夕実ちゃんが、さすが大企業の秘書室長、という感じでテキパキと指示を出す。二人は「「はぁい」」と声を揃えた。
二人がそれぞれ言われたことをしている間に、私は夕実ちゃんを手伝って料理をテーブルに運んだ。
(私の好きなのばっかり。ほんと、夕実ちゃんったら……)
その気遣いが嬉しい。私は鼻歌混じりで仕上げをする夕実ちゃんを見て、そんなことを思った。
特に料理に関しては指摘されることが多く、細心の注意を払っていた。けれど、征士さんから褒められることなどなく、指摘は増える一方だった。
私は何かに取り憑かれたように料理をした。材料の切り方だって、定規を使って大きさを揃え、塩分濃度も器具で測った。
征士さんはそうやって作った料理を黙々と食べては『今日はまぁまぁだったかな』と言うだけだった。
あの日は、事前に家に来るとは聞いていなかった。来ても週末だと思っていた私は、ありあわせの材料しかなかったことに不安を覚えていた。それに、作りかけていた夕食は、自分しか食べないのだからと、少し気を抜いていた。
「征士さん、あの……。ご飯、できたよ?」
征士さんはソファでスマートフォンを眺めていた。
「……あぁ」
それだけ言うと、スーツの上着にそれをしまいダイニングに出てきた。
「ごめんなさい。今日来ると思ってなくて、あまり材料がなくて……」
自分のものを減らしてでも、征士さんにはちゃんと一汁三菜用意した。それでもテーブルに並ぶものを見て、不満気な表情を浮かべていた。
征士さんは無言で椅子に座ると、いただきますもなくそのまま食べ始めた。
「味噌汁の具、大根とワカメだけ? せめて豆腐くらい入れられないわけ? それに、今日は魚って気分じゃなかったんだけど」
征士さんはお椀を持ち上げ、呆れ果てたように溜め息を吐いた。
「ごっ、ごめんなさい。今日は買い物に行けてなくて……」
今日は仕事で、行き違いからのトラブルがあり疲れていた。それもあり、途中どこにも寄らず帰って来たのだ。
「言い訳はいいよ」
面倒くさそうに吐き捨ててまた箸を動かし始める。それを見ながら自分も食べ始めた。美味しいなんて感じることの出来ない料理を、ただ生きるためだけに。
食事が終わり、綺麗になった皿の前で征士さんは切り出した。
「僕は三十になった。おまえはもう二十九だろ?」
征士さんは私の一つ上。この前誕生日を迎えたばかりだった。
(もしかして……プロポーズ……?)
年齢的にそれを期待した。真っ直ぐに私を見る征士さんを見てドキドキしながら。
「副社長の娘と結婚することになったんだ。向こうはまだ二三。やっぱり若いほうがいいしな」
「…………。え……?」
何を言われたのか全く理解できなかった。
「今日は鍵返しに来ただけ。親切だろ?」
うちの合鍵をテーブルに置くと立ち上がる。
張り付いたように椅子から立ち上がれず、私は呆然としながら扉が閉まる音を聞いていた。
「――ねぇねぇ! 瑤子ちゃん!」
お人形片手の紗英ちゃんに呼びかけられ、私はハッとした。
「あっ。ごめんね? なんだっけ?」
「あのね? ご飯できたよ!」
もちろん、そのご飯は目に見えない。お人形の家を前に座り込んでいる私の手には男の子のお人形があった。
「あ……りがとう。今日は何かなぁ?」
「今日はね、ショウくんの好きなシャケおにぎりだよ!」
この男の子の名前はショウ君と言うらしい。紗英ちゃんはさっきまで玩具のキッチンセットの前で、トントンと切る真似をしていた。なのに出てきたのがおにぎりでつい笑ってしまう。
「うわぁ。美味しそう! 僕、シャケおにぎり大好きなんだ!」
ショウ君になりきり大袈裟に言いながら人形を動かす。紗英ちゃんはそれを聞いて「たくさん食べてね! 百個作ったからね!」と笑った。
(本当に可愛い……)
絶望し、生きることさえ苦しくなった私を救ってくれた紗英ちゃんの屈託のない笑顔。それから夕実ちゃんのさりげない優しさ。そしてもう一人。
「たっだいまぁ! お。瑤子ちゃん、いらっしゃい!」
「なっちゃん! お邪魔してます」
「あっ。パパ! ただいま~」
紗英ちゃんは立ち上がると大好きなパパに飛び付きに行っている。
「そこはおかえり~。だぞ? 紗英」
そう言いながらも、目尻を下げて愛娘を抱き上げた。
「おかえり、夏希。今日は無事早く帰ってこれたんだね」
キッチンに籠り夕食の準備をしていた夕実ちゃんも顔を出した。
「おう! 世の中平和で助かった」
にかっと笑うその顔は日に焼けて真っ黒だ。半袖から見える逞しい腕もかなり日に焼けていた。
私が、なっちゃんと親しみを込めて呼ぶのは夕実ちゃんの旦那様。今は警察官をしている。二人は剣道を通じて知り合った幼なじみで、大学生の頃から付き合っていた。私ともその頃から共通の友人として仲良くしてくれていた。
顔付きは精悍で、睨んだら結構怖いと聞くなっちゃんだけど、とても優しくて頼りになる。同じ年だけど、なんだか兄妹のような関係になっていた。
「紗絵、もうそろそろご飯の時間。お片付けしてね。夏希は先お風呂!」
夕実ちゃんが、さすが大企業の秘書室長、という感じでテキパキと指示を出す。二人は「「はぁい」」と声を揃えた。
二人がそれぞれ言われたことをしている間に、私は夕実ちゃんを手伝って料理をテーブルに運んだ。
(私の好きなのばっかり。ほんと、夕実ちゃんったら……)
その気遣いが嬉しい。私は鼻歌混じりで仕上げをする夕実ちゃんを見て、そんなことを思った。
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