110 / 116
信頼編
第百八話 レオと焔
しおりを挟む
久しぶりにレオとの1対1の対面を果たす焔であったが、どうやらもう一人練習場にいるようだった。その姿を捉えた焔は慌てて声をかける。
「おいおい! どうしたリンリン!?」
練習場の隅で疲れ果てたように大の字でリンリンは倒れていた。
「焔……レオ教官……ばち強いネ。攻撃当たってたのに全く効かなかったヨ……」
「なるほど……昔の俺とおんなじだな」
「……そう言えば、焔もレオ教官と戦ったことあるんだったネ」
「ああ。俺も最初の五分間だけ攻撃当て放題だったんだけど、全然効かなくて……で、その後ボコボコにされたわ」
そう言って、焔は笑いそれにつられるようにリンリンも笑顔を見せたが、内心ヒヤッとしていた。
(あたしはガード越しに一発貰っただけでこんな有様なのに、焔はボコボコにやられるまで耐えてたってことネ……あの時、あたしの全力の蹴り入れても焔倒せてなかったんじゃ……)
まだ見ぬ焔の力を垣間見たリンリン。そのリンリンの元を離れ、焔はようやくレオと対峙する。
「どうだ? 体は温まってるか?」
レオは首の骨を鳴らしながら焔に尋ねる。焔も準備運動をしながらその問いに答える。
「いや、もう熱々ですよ。今なら注意しないとレオさんでも火傷しますよ」
「ほお……そいつは楽しみだ」
少しの沈黙が流れる。その緊張感からもうそろそろ焔とレオの対決が始まることを察したのか、リンリンは起き上がり、二人の姿をしっかりと捉える。
その静けさを壊さぬようレオはゆっくりと二度焔に向かって人差し指だけで手招きする。
「全力で来い。どこまで成長したか見てやるよ」
「そんじゃ……お言葉に甘えて……」
そのまま焔は棒立ちの状態から一気に加速する。距離を詰めてくる焔に対し、レオは焦ることなくじっくり観察する。
(なるほど。これが疾兎暗脚もどきか。こりゃ速いな。それに第三試験でシンが言ってた通りだな。疾兎暗脚とは原理は違うが、性能は同じ。とは言っても、完成された疾兎暗脚と比べたらまだまだだが、伸びしろは十分ある。マサさんとは違った力だ……面白い!)
レオとの距離を詰める焔は更に脚に力を入れる。
もういっちょ!!
もう一段ギアを入れた焔はレオが予想したよりも速くに懐に潜り込む。予想を裏切られたレオは一瞬驚いたが、すぐに口角が上がった。
(これは第二試験で見せた途中からの超加速。野郎……力押さえてやがったな)
こっから、急停止した反動全部拳に乗せてレオさんにぶつけるッ!!
ズドンッ!!
焔の放った右拳はレオの脇腹に突き刺さる。物凄い衝撃がレオの身体から焔の拳にも伝わる。
「……決まったネ!」
手応えあり! これならレオさんでも……。
相当自分でもしっくり来たのだろう。焔はレオの顔を見上げて覗き込む。最初は無表情だったレオ……しかし、次の瞬間、同じように焔の顔を覗き込み、不敵な笑みを浮かべた。
焔の全身に悪寒が走る。自身の渾身の一撃を受けたのにも関わらず、まるで全然効いていないような表情。そして、得体の知れない不気味さを感じ取った焔はすぐさまその場を離れる。
「なるほど……前よりかは腰の入ったパンチ打てるようになったじゃねえか」
「そりゃどうも(マジかよ。けっこう自信あったんですけど……)」
ピンピンしているレオに流石の焔も笑顔が引きつる。直後、レオは指に力を入れ骨を鳴らし始めた。
「そんじゃあ、これは俺からの餞別だ。しっかり受け取れよ」
「え?」
言葉の意味を考える間なんてほぼなかった。すでにレオは焔の目の前まで距離を詰めていた。あまりに一瞬の出来事で、焔は言葉も出なかった。
マジかよッ!? この人こんなにデカいのにシンさん並みに速ええ!
「歯食いしばれッ……!」
腹に来る!! ガードは間に合わねえ! 力入れろ!
レオが放った一撃は焔の腹に深く差し込まれる。
「焔ー!!」
リンリンの叫び虚しく焔ははるか後方に吹っ飛ばされる。床に背中から落ちた焔に対し、すぐさまリンリンは駆け寄り、声をかける。
「焔!! 大丈夫カ? 焔!!」
焔の身体を揺すり声をかけるリンリン。そんな心配をよそに焔は勢いよく飛び上がる。
「……プハー!! はあー、死ぬかと思った」
「だ、大丈夫だったんカ、焔!?」
「いやー、大丈夫ってわけでもないんだけど、なんとか(あっぶねー! うしろに飛び退いといて正解だったぜ)」
(ほお、前回はこれで終いだったが……なるほど、耐久力もまあまあ上がったみたいじゃねえか。シンの野郎……ちゃんと師匠してるみたいだな)
ニヤリと笑うレオ。今度は焔、リンリンの二人に向かって手招きをする。
「今度は二人で来い。1時間以内に俺をダウンさせたらお前たちの勝ちってことにしてやるよ」
「へえー、そんじゃあ俺たちが勝ったら何してくれるんすか?」
「……シンの技を一つ教えてやるよ」
その言葉に焔、リンリンは目を見開く。
「え!? レオさんってシンさんの技使えるんすか!?」
「レオ教官も忍者なのカ!?」
「違げえよ。昔、色んな武術学んでた時にあいつの技も教わったんだよ」
そこで総督がレオの説明をした時のことを思い出した。レオは色んな武術を学んでそれを一つの武術に昇華したということを。焔は今まで全くもってシンから技を教えてもらったことがなかったので、レオの話を聞き、思わず拳に力が入る。
「その言葉忘れないでくださいね」
「ああ、男に二言はねえ」
その言葉を聞くと、焔はニヤリと笑った。
「よし! そんじゃあ、行くぞリンリン!」
「おー! やってやるネ!」
そう言って、焔とリンリンは同時に飛び込む。不敵に笑う屈強な男を倒すために。
―――一時間後。
「なんか俺だけボコられ過ぎじゃね?」
焔の顔はとんでもなく腫れあがっていた。
「男ならそんぐらい耐えろ」
「アハハ、でも結局一回もダウンさせることできなかったネ」
「ああ、マジで完敗だわ。レオさんってシンさんよりも強いんじゃないですか?」
笑って尋ねる焔であったが、
「いや、どうだろうな。あいつの底は知れねえからな」
と、焔たちの予想を裏切り、レオはしんみりと返答した。その答えに焔は心のどこかで納得していた。
「ほら、これやるよ。焔」
レオは焔にある物を投げ渡す。
「おっとっと……グローブ?」
それは指の部分が出ているフィンガーレスグローブであった。
「おー、それナックルっつってな。パンチ力が最高2倍まで引き上げることができるグローブだ。俺とリンリンはもうちょっとごついやつ使うんだが、お前は剣も使うからちょうどいいだろ」
「マジすか! あざっす!」
「よし! お前らもう帰っていいぞ。ハクのとこもちょうど終わったみたいだからな」
「わかりました。お疲れした!」
「お疲れさまネ!」
そう言って、二人は先に練習場を後にする。
―――しばらくして、練習場に一人の男が入ってきた。その姿を見てレオは、めんどくさそうに笑う。
「おいおい、何しに来たんだ……シン」
「あれ? その態度はないんじゃない? 勝手に俺のことだしにしてさ」
「しゃーねえだろ。あいつらの本気を引き出すにはちょうど良かったんだよ。それに勝ったからどうでもいいだろ」
「ま、別にいいけど……で、何本持ってかれたの?」
急にシンの口調が変わる。その変化にピクリとレオも反応する。
「……3本ってところか」
そう言って、レオは最初に焔に殴られた場所に手を当てる。その言葉を聞き、シンはニヤリと笑う。
「お! 3本か! 俺はよくて2本ぐらいだと思ってたのにな。やるねー、焔。というか、レオもそんな状態で二人の相手とか大変だったでしょ」
「ま、ちょうどいいハンデだったぜ……それより、お前焔に何も技教えてねえんだよな?」
念を押すように聞いてくるレオにシンは少し不思議に思ったが、
「教えてないよ」
その言葉を聞いた途端、なぜかレオの口角は上がった。
「だが、あいつの攻撃には合点衝突に似たものを感じたぜ」
その話にシンは一瞬動きが止まる。だが、すぐに頭を掻き困ったような表情を浮かべる。
「あらら、マジ? まあ、あれコツ掴めば案外すぐできちゃうからね」
「簡単に言ってくれるぜ。普通に教えりゃいいものを。相変わらずお前の考えていることは読めねえぜ」
「え? 本当に? レオならわかってくれると思ったんだけどな。だから、負けなかったんでしょ?」
少しの沈黙の後、レオはフッと笑う。
「そんなんじゃねえよ」
「おいおい! どうしたリンリン!?」
練習場の隅で疲れ果てたように大の字でリンリンは倒れていた。
「焔……レオ教官……ばち強いネ。攻撃当たってたのに全く効かなかったヨ……」
「なるほど……昔の俺とおんなじだな」
「……そう言えば、焔もレオ教官と戦ったことあるんだったネ」
「ああ。俺も最初の五分間だけ攻撃当て放題だったんだけど、全然効かなくて……で、その後ボコボコにされたわ」
そう言って、焔は笑いそれにつられるようにリンリンも笑顔を見せたが、内心ヒヤッとしていた。
(あたしはガード越しに一発貰っただけでこんな有様なのに、焔はボコボコにやられるまで耐えてたってことネ……あの時、あたしの全力の蹴り入れても焔倒せてなかったんじゃ……)
まだ見ぬ焔の力を垣間見たリンリン。そのリンリンの元を離れ、焔はようやくレオと対峙する。
「どうだ? 体は温まってるか?」
レオは首の骨を鳴らしながら焔に尋ねる。焔も準備運動をしながらその問いに答える。
「いや、もう熱々ですよ。今なら注意しないとレオさんでも火傷しますよ」
「ほお……そいつは楽しみだ」
少しの沈黙が流れる。その緊張感からもうそろそろ焔とレオの対決が始まることを察したのか、リンリンは起き上がり、二人の姿をしっかりと捉える。
その静けさを壊さぬようレオはゆっくりと二度焔に向かって人差し指だけで手招きする。
「全力で来い。どこまで成長したか見てやるよ」
「そんじゃ……お言葉に甘えて……」
そのまま焔は棒立ちの状態から一気に加速する。距離を詰めてくる焔に対し、レオは焦ることなくじっくり観察する。
(なるほど。これが疾兎暗脚もどきか。こりゃ速いな。それに第三試験でシンが言ってた通りだな。疾兎暗脚とは原理は違うが、性能は同じ。とは言っても、完成された疾兎暗脚と比べたらまだまだだが、伸びしろは十分ある。マサさんとは違った力だ……面白い!)
レオとの距離を詰める焔は更に脚に力を入れる。
もういっちょ!!
もう一段ギアを入れた焔はレオが予想したよりも速くに懐に潜り込む。予想を裏切られたレオは一瞬驚いたが、すぐに口角が上がった。
(これは第二試験で見せた途中からの超加速。野郎……力押さえてやがったな)
こっから、急停止した反動全部拳に乗せてレオさんにぶつけるッ!!
ズドンッ!!
焔の放った右拳はレオの脇腹に突き刺さる。物凄い衝撃がレオの身体から焔の拳にも伝わる。
「……決まったネ!」
手応えあり! これならレオさんでも……。
相当自分でもしっくり来たのだろう。焔はレオの顔を見上げて覗き込む。最初は無表情だったレオ……しかし、次の瞬間、同じように焔の顔を覗き込み、不敵な笑みを浮かべた。
焔の全身に悪寒が走る。自身の渾身の一撃を受けたのにも関わらず、まるで全然効いていないような表情。そして、得体の知れない不気味さを感じ取った焔はすぐさまその場を離れる。
「なるほど……前よりかは腰の入ったパンチ打てるようになったじゃねえか」
「そりゃどうも(マジかよ。けっこう自信あったんですけど……)」
ピンピンしているレオに流石の焔も笑顔が引きつる。直後、レオは指に力を入れ骨を鳴らし始めた。
「そんじゃあ、これは俺からの餞別だ。しっかり受け取れよ」
「え?」
言葉の意味を考える間なんてほぼなかった。すでにレオは焔の目の前まで距離を詰めていた。あまりに一瞬の出来事で、焔は言葉も出なかった。
マジかよッ!? この人こんなにデカいのにシンさん並みに速ええ!
「歯食いしばれッ……!」
腹に来る!! ガードは間に合わねえ! 力入れろ!
レオが放った一撃は焔の腹に深く差し込まれる。
「焔ー!!」
リンリンの叫び虚しく焔ははるか後方に吹っ飛ばされる。床に背中から落ちた焔に対し、すぐさまリンリンは駆け寄り、声をかける。
「焔!! 大丈夫カ? 焔!!」
焔の身体を揺すり声をかけるリンリン。そんな心配をよそに焔は勢いよく飛び上がる。
「……プハー!! はあー、死ぬかと思った」
「だ、大丈夫だったんカ、焔!?」
「いやー、大丈夫ってわけでもないんだけど、なんとか(あっぶねー! うしろに飛び退いといて正解だったぜ)」
(ほお、前回はこれで終いだったが……なるほど、耐久力もまあまあ上がったみたいじゃねえか。シンの野郎……ちゃんと師匠してるみたいだな)
ニヤリと笑うレオ。今度は焔、リンリンの二人に向かって手招きをする。
「今度は二人で来い。1時間以内に俺をダウンさせたらお前たちの勝ちってことにしてやるよ」
「へえー、そんじゃあ俺たちが勝ったら何してくれるんすか?」
「……シンの技を一つ教えてやるよ」
その言葉に焔、リンリンは目を見開く。
「え!? レオさんってシンさんの技使えるんすか!?」
「レオ教官も忍者なのカ!?」
「違げえよ。昔、色んな武術学んでた時にあいつの技も教わったんだよ」
そこで総督がレオの説明をした時のことを思い出した。レオは色んな武術を学んでそれを一つの武術に昇華したということを。焔は今まで全くもってシンから技を教えてもらったことがなかったので、レオの話を聞き、思わず拳に力が入る。
「その言葉忘れないでくださいね」
「ああ、男に二言はねえ」
その言葉を聞くと、焔はニヤリと笑った。
「よし! そんじゃあ、行くぞリンリン!」
「おー! やってやるネ!」
そう言って、焔とリンリンは同時に飛び込む。不敵に笑う屈強な男を倒すために。
―――一時間後。
「なんか俺だけボコられ過ぎじゃね?」
焔の顔はとんでもなく腫れあがっていた。
「男ならそんぐらい耐えろ」
「アハハ、でも結局一回もダウンさせることできなかったネ」
「ああ、マジで完敗だわ。レオさんってシンさんよりも強いんじゃないですか?」
笑って尋ねる焔であったが、
「いや、どうだろうな。あいつの底は知れねえからな」
と、焔たちの予想を裏切り、レオはしんみりと返答した。その答えに焔は心のどこかで納得していた。
「ほら、これやるよ。焔」
レオは焔にある物を投げ渡す。
「おっとっと……グローブ?」
それは指の部分が出ているフィンガーレスグローブであった。
「おー、それナックルっつってな。パンチ力が最高2倍まで引き上げることができるグローブだ。俺とリンリンはもうちょっとごついやつ使うんだが、お前は剣も使うからちょうどいいだろ」
「マジすか! あざっす!」
「よし! お前らもう帰っていいぞ。ハクのとこもちょうど終わったみたいだからな」
「わかりました。お疲れした!」
「お疲れさまネ!」
そう言って、二人は先に練習場を後にする。
―――しばらくして、練習場に一人の男が入ってきた。その姿を見てレオは、めんどくさそうに笑う。
「おいおい、何しに来たんだ……シン」
「あれ? その態度はないんじゃない? 勝手に俺のことだしにしてさ」
「しゃーねえだろ。あいつらの本気を引き出すにはちょうど良かったんだよ。それに勝ったからどうでもいいだろ」
「ま、別にいいけど……で、何本持ってかれたの?」
急にシンの口調が変わる。その変化にピクリとレオも反応する。
「……3本ってところか」
そう言って、レオは最初に焔に殴られた場所に手を当てる。その言葉を聞き、シンはニヤリと笑う。
「お! 3本か! 俺はよくて2本ぐらいだと思ってたのにな。やるねー、焔。というか、レオもそんな状態で二人の相手とか大変だったでしょ」
「ま、ちょうどいいハンデだったぜ……それより、お前焔に何も技教えてねえんだよな?」
念を押すように聞いてくるレオにシンは少し不思議に思ったが、
「教えてないよ」
その言葉を聞いた途端、なぜかレオの口角は上がった。
「だが、あいつの攻撃には合点衝突に似たものを感じたぜ」
その話にシンは一瞬動きが止まる。だが、すぐに頭を掻き困ったような表情を浮かべる。
「あらら、マジ? まあ、あれコツ掴めば案外すぐできちゃうからね」
「簡単に言ってくれるぜ。普通に教えりゃいいものを。相変わらずお前の考えていることは読めねえぜ」
「え? 本当に? レオならわかってくれると思ったんだけどな。だから、負けなかったんでしょ?」
少しの沈黙の後、レオはフッと笑う。
「そんなんじゃねえよ」
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる