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第一章 突入
第7話 渋谷門防衛戦
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——同年4月10日 正午
戦闘という名の蹂躙が始まってから10日が経過した。
自衛隊員達は、始めは慣れないどころか初めて経験した実戦に精神を疲労させていたものの、銃器を持たず馬もしくは足で真っ直ぐ突撃してくるだけの敵に何の脅威をないとわかると、その対応にも段々と慣れていき、今では定期的にやってくる敵兵を作業感覚退けるまでになっていた。
渋谷隊上層部は、兵士たちに精神的余裕ができたのと、敵勢力の情報をいち早く掴むために部隊を二つに分けた。渋谷門の防衛を主に行う渋谷防衛隊、門周囲及び敵勢力の偵察を主に行う渋谷偵察隊だ。
渋谷門周辺での自衛隊と所属不明の武装集団による散発的な戦闘——後に『渋谷門防衛戦』と呼ばれる戦闘に配備された、渋谷防衛隊のとある小隊の隊員たちは、この基地設備の中では比較的早くに整備された屋内にある簡易食堂で昼飯を食べていた。
「おい、小林。明日は一日休暇だよな?」
「そうだが……何故いきなり当たり前のことを?」
「そこで、一つ質問なんだが、明日どこかに行く予定あるか?」
同僚に小林と呼ばれたその男は、その一言で同僚が何を言いたいのか察してしまった。そして、小林は持っているのだ、自衛隊内部でも一目置かれるそれを。
「あぁー本当に残念だが、俺は愛しの妻と娘が家で待っていてねー。本当に残念なんだが、休暇はお前と遊ぶことはできないんだよな~」
小林は、ワザとらしく左の薬指に嵌っている指輪を大事そうに撫で、これ以上ないほどまでの非リアへの煽りムーブをかましていく。
「く、くそッ!分隊長~!小林が既婚者ムーブで煽ってきます~!」
「お前は、すぐ先生にチクろうとする小学生か」
「おいおいどうしたんだ柴? ああ、なるほど。小林、俺と同じ既婚者だからって非婚者を余りいじめちゃダメだぞ☆」
そういって、分隊長も自分の左薬指の指輪を愛しそうに撫でながら二人へ地味に似合うウインクを投げる。
「ぶ、分隊長!貴方まで俺を置いてくんですか~?」
——ブーブーブーブー
和やかな空気が流れていた基地内に、突然けたたましいサイレン音と無機質な戦闘準備という声が鳴り響く。
「またか、これで何度目だ?」
「もう10回は鳴ってますよ」
このサイレンは、数日前に基地内に設置された無線警報システムで、渋谷防衛隊が引いている三つの防衛ラインのうちの一つ——基地から最も遠い第一警戒線を敵部隊が踏み越えた場合に、防衛ライン監視用の兵士がスイッチを入れると、自動的に基地に設置された警報システムが作動し、敵の接近を知らせるのだ。
余談だが、今はまだ設備の設置が追い付いていないため、監視兵の手動で警報が鳴らされているが、数か月後には監視カメラなどを使用して作戦本部が警報を鳴らすシステムへと置き換わっているだろう。
「はあ、敵さんも何が目的なんだがわからんが、随分とこの門にご執心なようで」
「そうだな、やはり人気者は辛いぜ」
「なるほど。これが、俗にいう有名税ってやつか!」
「おい、二人ともごちゃごちゃ言ってないで早く行くぞ!」
戦闘準備の殺伐とした雰囲気が余り感じられないのは、それだけ隊員たちの精神的ストレスや疲労が無いことなのだが、定期的に来る敵部隊の襲撃もあるため緊張感は丁度いい塩梅で保たれている。
サイレンが鳴り始めてから凡そ五分、食堂で昼ご飯を食べていた隊員たちの半分近くが敵軍への防衛対応へと向かっていった。
★★★
場所は移り、自衛隊の基地がある渋谷門から西へ100キロほど移動した所にある森林地帯。
その中央部では、渋谷門を潜り新年の渋谷スクランブル交差点で『血染めの渋谷事件』を起こした騎士たちが所属する国——【神聖帝国シュルードル】の第六次東部遠征隊が拠点を構えていた。
神聖帝国シュルードルは、カラスコ大陸南東部一帯を支配する大国だ。
そして、神聖帝国と国名にあることから容易に想像できる通り、彼らは一神教であるシュルート教を絶対とする宗教国家だ。
彼らは聖都シュルードルより、教皇の命を受け異変予知の神託があったという東部沿岸部を目指して行軍していた。
第六次東部遠征隊の拠点に数十個ほど建てられているのは、木と動物か何かの皮で作られているテントだった。その中でも一つだけ異様に豪華なテントがあり、そのテントの中には十人近くの人間が集まって作戦会議を行っていた。
「おい!一昨日出発したガストン将軍はまだ帰ってこないのかッ!」
「申し訳ございません、ロットー閣下。つい先ほど、偵察部隊が帰還したのですが、その報告によるとガストン将軍どころか、ここ10日で出発させた全部隊が忽然と姿を消したとのことです」
「そんな、ふざけたことがあるわけないだろぉッ!」
部下にロットー閣下と呼ばれた、初老の男はわなわなと怒りの震えが止まらない拳を思いっきり机へ叩きつける。
すると、ドゴォ!という鈍い音と共に拳が叩きつけられた場所だけが抜けた。その老い始めの体からは、想像の出来ないほどの怪力と技術だ。
「少し落ち着きましょう、ロットー閣下。今は、未知への対策を考える時間です」
怒り心頭といった様子のロットーに、宥めるような声をかけたのは糸目の若い男だった。イライラがMAXに達しようとしているロットーに声を掛ける行為は、遠征隊の中では自殺行為に等しい。この男を除いて。
「ふん、そうだな。ならば、そういう貴様は何かいい案があるのか?」
一般人なら動けなくなるほどにロットーから睨まれる糸目の男だが、男は飄々とした態度を崩すことなく余裕の笑みで少し思案した後、思いついた作戦を語り始める。
「そうですね。先ほどの報告を聞く限り、その場所で魔力が使われた形跡はないのですね?」
「はい、魔力感知をかけましたが周囲に魔力反応はありませんでした」
偵察任務の報告に来た男は、糸目の男からの質問にすらすらと答える。
「……しかし、その」
「なにか?」
「……はい、偵察隊の隊長から直接聞いたのですが、偵察を行った場所から少し離れた場所に恐ろしく巨大な魔力反応があったので、興味本位で少し近づいてみたそうなのですが……」
先ほどまでとは打って変わって、次の言葉を発するのを尻込みする男。
糸目の男とロットーは、視線で続きを促す。
「……そこには、巨大な鉄の壁があり、その内側には魔力を持たない人間に極めて似た生物がいたというのです」
「ほう……」
「魔力を持たない人間ですか。それなら、魔力感知にも引っ掛からなかにも頷けますね。しかし……」
「魔力を持たぬ者がどうやって、あの凶将ガストンを討ち取ったのだ? さらに、ガストンの部下を含む5,000人近くが消えたらしいしな」
「そうですね、疑問が尽きませんが今回は一旦引いた方が良いかも知れませんね」
「そうだ————
——パァァッン!
糸目の男の言葉に、ロットーが頷こうとしたその時——静寂に包まれていたテントに一発の乾いた銃声が響き、椅子に座っていたロットーが胸から血を流して倒れた。
「ほう、あのロットーを一発で……」
目の前で味方が死んだにも関わらず冷静すぎる糸目の男。
しかし、報告に来た男はそうにも行かず、いきなりの出来事に混乱してしまう。
そのまま、叫びながらテントの外へと出るももう一発銃声が鳴り頭から血を流し崩れ落ちる。
「て、敵襲ーッ!」
その声を皮切りに、今まで静寂に包まれていた拠点が一瞬で地獄と化して、森の中に銃声や騎士たちの怒号ないしは悲鳴が響き渡った。
その後、自衛隊の隊員がテントに突入するも、既に糸目の男の姿はなかった。
戦闘という名の蹂躙が始まってから10日が経過した。
自衛隊員達は、始めは慣れないどころか初めて経験した実戦に精神を疲労させていたものの、銃器を持たず馬もしくは足で真っ直ぐ突撃してくるだけの敵に何の脅威をないとわかると、その対応にも段々と慣れていき、今では定期的にやってくる敵兵を作業感覚退けるまでになっていた。
渋谷隊上層部は、兵士たちに精神的余裕ができたのと、敵勢力の情報をいち早く掴むために部隊を二つに分けた。渋谷門の防衛を主に行う渋谷防衛隊、門周囲及び敵勢力の偵察を主に行う渋谷偵察隊だ。
渋谷門周辺での自衛隊と所属不明の武装集団による散発的な戦闘——後に『渋谷門防衛戦』と呼ばれる戦闘に配備された、渋谷防衛隊のとある小隊の隊員たちは、この基地設備の中では比較的早くに整備された屋内にある簡易食堂で昼飯を食べていた。
「おい、小林。明日は一日休暇だよな?」
「そうだが……何故いきなり当たり前のことを?」
「そこで、一つ質問なんだが、明日どこかに行く予定あるか?」
同僚に小林と呼ばれたその男は、その一言で同僚が何を言いたいのか察してしまった。そして、小林は持っているのだ、自衛隊内部でも一目置かれるそれを。
「あぁー本当に残念だが、俺は愛しの妻と娘が家で待っていてねー。本当に残念なんだが、休暇はお前と遊ぶことはできないんだよな~」
小林は、ワザとらしく左の薬指に嵌っている指輪を大事そうに撫で、これ以上ないほどまでの非リアへの煽りムーブをかましていく。
「く、くそッ!分隊長~!小林が既婚者ムーブで煽ってきます~!」
「お前は、すぐ先生にチクろうとする小学生か」
「おいおいどうしたんだ柴? ああ、なるほど。小林、俺と同じ既婚者だからって非婚者を余りいじめちゃダメだぞ☆」
そういって、分隊長も自分の左薬指の指輪を愛しそうに撫でながら二人へ地味に似合うウインクを投げる。
「ぶ、分隊長!貴方まで俺を置いてくんですか~?」
——ブーブーブーブー
和やかな空気が流れていた基地内に、突然けたたましいサイレン音と無機質な戦闘準備という声が鳴り響く。
「またか、これで何度目だ?」
「もう10回は鳴ってますよ」
このサイレンは、数日前に基地内に設置された無線警報システムで、渋谷防衛隊が引いている三つの防衛ラインのうちの一つ——基地から最も遠い第一警戒線を敵部隊が踏み越えた場合に、防衛ライン監視用の兵士がスイッチを入れると、自動的に基地に設置された警報システムが作動し、敵の接近を知らせるのだ。
余談だが、今はまだ設備の設置が追い付いていないため、監視兵の手動で警報が鳴らされているが、数か月後には監視カメラなどを使用して作戦本部が警報を鳴らすシステムへと置き換わっているだろう。
「はあ、敵さんも何が目的なんだがわからんが、随分とこの門にご執心なようで」
「そうだな、やはり人気者は辛いぜ」
「なるほど。これが、俗にいう有名税ってやつか!」
「おい、二人ともごちゃごちゃ言ってないで早く行くぞ!」
戦闘準備の殺伐とした雰囲気が余り感じられないのは、それだけ隊員たちの精神的ストレスや疲労が無いことなのだが、定期的に来る敵部隊の襲撃もあるため緊張感は丁度いい塩梅で保たれている。
サイレンが鳴り始めてから凡そ五分、食堂で昼ご飯を食べていた隊員たちの半分近くが敵軍への防衛対応へと向かっていった。
★★★
場所は移り、自衛隊の基地がある渋谷門から西へ100キロほど移動した所にある森林地帯。
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神聖帝国シュルードルは、カラスコ大陸南東部一帯を支配する大国だ。
そして、神聖帝国と国名にあることから容易に想像できる通り、彼らは一神教であるシュルート教を絶対とする宗教国家だ。
彼らは聖都シュルードルより、教皇の命を受け異変予知の神託があったという東部沿岸部を目指して行軍していた。
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「おい!一昨日出発したガストン将軍はまだ帰ってこないのかッ!」
「申し訳ございません、ロットー閣下。つい先ほど、偵察部隊が帰還したのですが、その報告によるとガストン将軍どころか、ここ10日で出発させた全部隊が忽然と姿を消したとのことです」
「そんな、ふざけたことがあるわけないだろぉッ!」
部下にロットー閣下と呼ばれた、初老の男はわなわなと怒りの震えが止まらない拳を思いっきり机へ叩きつける。
すると、ドゴォ!という鈍い音と共に拳が叩きつけられた場所だけが抜けた。その老い始めの体からは、想像の出来ないほどの怪力と技術だ。
「少し落ち着きましょう、ロットー閣下。今は、未知への対策を考える時間です」
怒り心頭といった様子のロットーに、宥めるような声をかけたのは糸目の若い男だった。イライラがMAXに達しようとしているロットーに声を掛ける行為は、遠征隊の中では自殺行為に等しい。この男を除いて。
「ふん、そうだな。ならば、そういう貴様は何かいい案があるのか?」
一般人なら動けなくなるほどにロットーから睨まれる糸目の男だが、男は飄々とした態度を崩すことなく余裕の笑みで少し思案した後、思いついた作戦を語り始める。
「そうですね。先ほどの報告を聞く限り、その場所で魔力が使われた形跡はないのですね?」
「はい、魔力感知をかけましたが周囲に魔力反応はありませんでした」
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「……しかし、その」
「なにか?」
「……はい、偵察隊の隊長から直接聞いたのですが、偵察を行った場所から少し離れた場所に恐ろしく巨大な魔力反応があったので、興味本位で少し近づいてみたそうなのですが……」
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「ほう……」
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「魔力を持たぬ者がどうやって、あの凶将ガストンを討ち取ったのだ? さらに、ガストンの部下を含む5,000人近くが消えたらしいしな」
「そうですね、疑問が尽きませんが今回は一旦引いた方が良いかも知れませんね」
「そうだ————
——パァァッン!
糸目の男の言葉に、ロットーが頷こうとしたその時——静寂に包まれていたテントに一発の乾いた銃声が響き、椅子に座っていたロットーが胸から血を流して倒れた。
「ほう、あのロットーを一発で……」
目の前で味方が死んだにも関わらず冷静すぎる糸目の男。
しかし、報告に来た男はそうにも行かず、いきなりの出来事に混乱してしまう。
そのまま、叫びながらテントの外へと出るももう一発銃声が鳴り頭から血を流し崩れ落ちる。
「て、敵襲ーッ!」
その声を皮切りに、今まで静寂に包まれていた拠点が一瞬で地獄と化して、森の中に銃声や騎士たちの怒号ないしは悲鳴が響き渡った。
その後、自衛隊の隊員がテントに突入するも、既に糸目の男の姿はなかった。
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