22 / 40
第2章 呪われし者
もう一人の虎
しおりを挟む
「ごちそうさまでした」
「お粗末さまでした」
空になった食器を手渡す。雅家の住み込み家政婦である鶴見が作る料理が、犬飼の毎日の楽しみである。
「今日もこれからビラ配りですか?」
まずは自分のことと、なんでも屋の仕事を知ってもらおうと作成した広告。かれこれ一週間かけて、あらゆる場所へ配布したが効果はゼロ。いまだに仕事の依頼はない。
「いいえ、今日は狼子さんの仕事の手伝いに行きます」
──明日、暇なら警護の仕事を手伝ってくれ
狼子から直々に頼まれた。なんでも隣国から王子がお忍びで遊びに来るらしい。今、そこの国は王が病に伏せていて、次期国王の座を狙って継承権のある息子たちが、醜い争いをしている最中。今回、rebirthへ来る王子もまた、順位は低いながらも継承権を持っていて、他の者に命を狙われないとも限らないので警護して欲しいと、そう依頼があった。
「お嬢様と犬飼様の仲が良くなって、とても嬉しいですわ」
はじめて名前を呼んでくれた日から、少しずつだが、狼子との距離が縮んでいっている気がする。以前は仕事以外で話しかけられることはなかったが、彼女が暇になると自分の事務所へ遊びに来てくれるようにまでなった。
「僕もです……」
自分のことのように喜んでくれる鶴見を見て微笑む。犬飼もまた、狼子との関係が徐々に進展していくことに、ひとしおの喜びを感じていた。
「それじゃ、僕は──」
出かけてきます。そう彼女に言う。
「あら? 定期船が来るのは夜でしょうに?」
約束の時間にはずいぶんと早いのではないかと尋ねられた。
「仕事の前に、ちょっと行きたい場所があって……そこにいる人に渡したい物があるんです。だから──」
それまでとは違って固い表情の犬飼。迷いと決意の狭間で、揺れ動いているかのように見えた。
「……そうですか。気をつけていってらっしゃいませ」
聡明な人だから心内を察したのだろう。誰にとも、何処へとも、余計なことは一切聞かない。ただ笑って、自分を送り出してくれることに感謝した。
「はい! いってきます!!」
「昌子さん、おはよう」
別れを告げ出かけようとした時、一人の男が食堂へと入ってきた。
(……誰、だろう?)
「おはようございます──」
虎幸様。鶴見が男の名を呼んだ。
(虎幸……まさか!)
ふと男と目が合う。左右色の違う瞳に、犬飼の疑問は確信に変わる。
「ん? キミは……」
「虎幸様、こちらが例の犬飼様です」
鶴見が男に紹介する。
「そうか……キミが! やっと会えたね」
「あの、もしかして……貴方は」
「そう。狼子の兄の虎幸です」
ふわりと笑う彼の顔立ちは、狼子とはまた違った美しさ。うすい水色の着流しが物腰の柔らかさを表しているようだ。よろしくと差し出された手を掴もうとしたが、光の速さで横から伸びてきた手に叩き落とされ、それは叶わなかった。
「──痛っ!?」
「気安く俺のに触ってんじゃねーよ」
低音ボイスが腰にくるとはこの事か。どこからともなく現れた男前、切れ長の目がジロリと犬飼を睨みつける。
「佐助! なんてことを!」
謝りなさいと叱られるのを無視して、甘えるように虎幸に抱きつく。
「なんで俺を置いてったんだ?」
「いつまでたっても起きないキミが悪いんです」
さながら飼い主とペットのようだ。十数センチもある身長差に、虎幸はすっぽりと覆われている。
「俺の傍から離れるな……心配するだろ」
「はいはい、ごめんなさい」
咎めるようにぐりぐりと顔を動かす佐助の背中を、あやすように優しく撫でる。犬飼そっちのけで甘い雰囲気が立ち込めていた。
「あ、あの……」
声をかけた。
「なぁ、飯食ったらもう一度寝直そうぜ?」
だが無視された。
「久しぶりの休みなんだから虎幸と離れたくない」
「なに言ってるの? いつも一緒にいるでしょ?」
「ばか、そうじゃねーよ」
ニヤリと笑った佐助の手が虎幸の尻に。
「あ、あの!?」
このままおっ始めそうな佐助に、思わず叫んだ。
「なんだよ、うっせーな。てか……お前誰だ?」
「あ、忘れてた。犬飼くん、こちら猿磨 佐助。私の」
「恋人だ」
「……右腕って紹介しようと思ったんだけどね」
剥き出しの敵意。牽制の意味を込めて無理やり交わされた握手は、骨が軋むほどの力強さ。
「……っ、」
「離しなさい佐助! 犬飼くんの手が折れちゃうでしょ! ……ごめんね。佐助は少々過保護なんだ。近づくものは全て、私を狙ってるって思い込んでしまってるから」
(少々どころじゃないですよ……)
過保護というより独占欲、痛む左手を擦りながらそう思った。
「……あれ? 猿磨って」
どこか聞き覚えのある名字だ。
「そうだよ。佐助は右近さんの息子なんだ」
言われてみれば……。虎之助の側近の面影がちらほらと見てとれた。
「佐助もそんなに警戒心を出さなくても大丈夫だよ。前にも話したでしょ? 犬飼くんが好きなのは狼子だって」
「なっ!?」
そうだよね……なんて、虎幸に同意を求められて思考が固まる。
「そうだったか? お前以外の奴の話なんてどうでもいいから、覚えてねーわ」
心底どうでもいいなんて佐助は言うが、こちらとしては、どうでもよくない。
「ちょっと待って下さい!! なんで、虎幸さんが──」
その秘密を知っているのか。
「私だけじゃないよ? ね、鶴見さん!」
「はい。私も存じております」
「鶴見さんも!?」
カウンターの向こうから、犬飼たちのやり取りを見守っていた鶴見が返事をする。
「というか……狼子以外の者は知ってると思うよ。父さんが楽しそうに話していたから」
全員に。なんて絶望的な展開。
──くれぐれも狼子さんには内緒にして下さいね! 絶対ですよ!!
──言わないよ~! ボクこうみえても口が固いから安心してよ!
確かに約束したのに。嫌な予感は当たったと頭を抱える。
(ひどいですよ! 虎之助さん!!)
「それじゃダメだよ? 虎之助にお願いする時は、ちゃんと誰にもって文言いれなきゃ」
(そんな揚げ足とり…………あ、)
前にも覚えがあるやり取りにはっとし顔をあげると、虎幸が意味深な笑みを浮かべている。
「そうだよ。私も父と同じ能力があるんだ」
まだ完全体ではないけど。犬飼の気持ちを代弁するように、そう答えた。
(能力は遺伝するのか……)
「次期当主だけに与えられる能力。意地悪な神様からの贈り物さ」
「それじゃあ……狼子さんも」
何かしらの能力を与えられているのか。あの異常ともいえる力、あれはもしかしたら──。虎幸に尋ねようとしたら、またもや横やりが。
「何ふたりの世界に浸ってんだよ」
「……うおっ!?」
大きな手で顔を掴まれ後ろに押され、佐助の顔が面前に迫る。
「耳の穴かっぽっじてよく聞けよ? 虎幸を見るな、触るな、話しかけるな……分かったか?」
(そんな……無茶苦茶な!?)
──ボコッ!
「こら、犬飼くんを困らせないの!」
佐助の頭へと容赦なく振り下ろされる。虫も殺さなそうな顔をしている割には、その拳は重い。
「痛ってーな! 虎幸、何しやがる!」
「それはこっちの台詞……一度ならず二度までもごめんね」
「あ、いえ!」
「犬飼の味方す、る──!?」
抗議の声をあげる佐助。虎幸は、彼の頭と首に手を回し引き寄せると、触れるだけのキスをした。
「──佐助、続きが欲しければ黙りなさい」
シーっと、人差し指を唇にあてる。その仕草が妙に色っぽい。
(すごい! 黙った!)
ピタリと止まり一言も話さない佐助。その姿に、やはりふたりは飼い主とペットのようだと思った。
「そういえば、雪兎には会ったかい?」
「雪兎……さんというのは、もう一人の?」
「そう。私の弟、狼子の兄だよ。その様子を見るに、まだ会ってないみたいだね」
名前だけはチラリと聞いたことがある。虎之助と狼子の会話に出てきたはず。
「まぁ、雪兎は人前には滅多に出ないからね」
気長に待てば、そのうち──。
「はぁ……?」
「なんなら雅家の地下に探しに行けば会えるよ。いつも潜ってるから」
「地下なんてあるんですか!?」
ただでさえ敷地内に数多くの部屋が存在するのに。そのうえ地下室まで……。住む人数に合わない広さに、ますます謎が深まる。
「色々と用心しなきゃいけないってことさ」
備えあれば憂いなし。犬飼はハイエナの言葉を思い出した。
──もともと雅家の為に造られたんだよ。rebirthはな
あの台詞と何か関係があるのだろうか。確か茶木も変なことを言っていた気がする。
(部屋のいずれかはダミーだって……)
まるで何かから身を隠すような。更正施設の管理人と聞かされていたが、もしかして雅家は──。
「いいのかい?」
「えっ?」
「時間。引き留めた私が言うのもなんだけど、どこかに出掛けるんでしょ?」
「あ! そうだった!」
腕時計を確認する。こうしちゃいられないと虎幸たちに頭を下げると、食堂を飛び出した。
「お粗末さまでした」
空になった食器を手渡す。雅家の住み込み家政婦である鶴見が作る料理が、犬飼の毎日の楽しみである。
「今日もこれからビラ配りですか?」
まずは自分のことと、なんでも屋の仕事を知ってもらおうと作成した広告。かれこれ一週間かけて、あらゆる場所へ配布したが効果はゼロ。いまだに仕事の依頼はない。
「いいえ、今日は狼子さんの仕事の手伝いに行きます」
──明日、暇なら警護の仕事を手伝ってくれ
狼子から直々に頼まれた。なんでも隣国から王子がお忍びで遊びに来るらしい。今、そこの国は王が病に伏せていて、次期国王の座を狙って継承権のある息子たちが、醜い争いをしている最中。今回、rebirthへ来る王子もまた、順位は低いながらも継承権を持っていて、他の者に命を狙われないとも限らないので警護して欲しいと、そう依頼があった。
「お嬢様と犬飼様の仲が良くなって、とても嬉しいですわ」
はじめて名前を呼んでくれた日から、少しずつだが、狼子との距離が縮んでいっている気がする。以前は仕事以外で話しかけられることはなかったが、彼女が暇になると自分の事務所へ遊びに来てくれるようにまでなった。
「僕もです……」
自分のことのように喜んでくれる鶴見を見て微笑む。犬飼もまた、狼子との関係が徐々に進展していくことに、ひとしおの喜びを感じていた。
「それじゃ、僕は──」
出かけてきます。そう彼女に言う。
「あら? 定期船が来るのは夜でしょうに?」
約束の時間にはずいぶんと早いのではないかと尋ねられた。
「仕事の前に、ちょっと行きたい場所があって……そこにいる人に渡したい物があるんです。だから──」
それまでとは違って固い表情の犬飼。迷いと決意の狭間で、揺れ動いているかのように見えた。
「……そうですか。気をつけていってらっしゃいませ」
聡明な人だから心内を察したのだろう。誰にとも、何処へとも、余計なことは一切聞かない。ただ笑って、自分を送り出してくれることに感謝した。
「はい! いってきます!!」
「昌子さん、おはよう」
別れを告げ出かけようとした時、一人の男が食堂へと入ってきた。
(……誰、だろう?)
「おはようございます──」
虎幸様。鶴見が男の名を呼んだ。
(虎幸……まさか!)
ふと男と目が合う。左右色の違う瞳に、犬飼の疑問は確信に変わる。
「ん? キミは……」
「虎幸様、こちらが例の犬飼様です」
鶴見が男に紹介する。
「そうか……キミが! やっと会えたね」
「あの、もしかして……貴方は」
「そう。狼子の兄の虎幸です」
ふわりと笑う彼の顔立ちは、狼子とはまた違った美しさ。うすい水色の着流しが物腰の柔らかさを表しているようだ。よろしくと差し出された手を掴もうとしたが、光の速さで横から伸びてきた手に叩き落とされ、それは叶わなかった。
「──痛っ!?」
「気安く俺のに触ってんじゃねーよ」
低音ボイスが腰にくるとはこの事か。どこからともなく現れた男前、切れ長の目がジロリと犬飼を睨みつける。
「佐助! なんてことを!」
謝りなさいと叱られるのを無視して、甘えるように虎幸に抱きつく。
「なんで俺を置いてったんだ?」
「いつまでたっても起きないキミが悪いんです」
さながら飼い主とペットのようだ。十数センチもある身長差に、虎幸はすっぽりと覆われている。
「俺の傍から離れるな……心配するだろ」
「はいはい、ごめんなさい」
咎めるようにぐりぐりと顔を動かす佐助の背中を、あやすように優しく撫でる。犬飼そっちのけで甘い雰囲気が立ち込めていた。
「あ、あの……」
声をかけた。
「なぁ、飯食ったらもう一度寝直そうぜ?」
だが無視された。
「久しぶりの休みなんだから虎幸と離れたくない」
「なに言ってるの? いつも一緒にいるでしょ?」
「ばか、そうじゃねーよ」
ニヤリと笑った佐助の手が虎幸の尻に。
「あ、あの!?」
このままおっ始めそうな佐助に、思わず叫んだ。
「なんだよ、うっせーな。てか……お前誰だ?」
「あ、忘れてた。犬飼くん、こちら猿磨 佐助。私の」
「恋人だ」
「……右腕って紹介しようと思ったんだけどね」
剥き出しの敵意。牽制の意味を込めて無理やり交わされた握手は、骨が軋むほどの力強さ。
「……っ、」
「離しなさい佐助! 犬飼くんの手が折れちゃうでしょ! ……ごめんね。佐助は少々過保護なんだ。近づくものは全て、私を狙ってるって思い込んでしまってるから」
(少々どころじゃないですよ……)
過保護というより独占欲、痛む左手を擦りながらそう思った。
「……あれ? 猿磨って」
どこか聞き覚えのある名字だ。
「そうだよ。佐助は右近さんの息子なんだ」
言われてみれば……。虎之助の側近の面影がちらほらと見てとれた。
「佐助もそんなに警戒心を出さなくても大丈夫だよ。前にも話したでしょ? 犬飼くんが好きなのは狼子だって」
「なっ!?」
そうだよね……なんて、虎幸に同意を求められて思考が固まる。
「そうだったか? お前以外の奴の話なんてどうでもいいから、覚えてねーわ」
心底どうでもいいなんて佐助は言うが、こちらとしては、どうでもよくない。
「ちょっと待って下さい!! なんで、虎幸さんが──」
その秘密を知っているのか。
「私だけじゃないよ? ね、鶴見さん!」
「はい。私も存じております」
「鶴見さんも!?」
カウンターの向こうから、犬飼たちのやり取りを見守っていた鶴見が返事をする。
「というか……狼子以外の者は知ってると思うよ。父さんが楽しそうに話していたから」
全員に。なんて絶望的な展開。
──くれぐれも狼子さんには内緒にして下さいね! 絶対ですよ!!
──言わないよ~! ボクこうみえても口が固いから安心してよ!
確かに約束したのに。嫌な予感は当たったと頭を抱える。
(ひどいですよ! 虎之助さん!!)
「それじゃダメだよ? 虎之助にお願いする時は、ちゃんと誰にもって文言いれなきゃ」
(そんな揚げ足とり…………あ、)
前にも覚えがあるやり取りにはっとし顔をあげると、虎幸が意味深な笑みを浮かべている。
「そうだよ。私も父と同じ能力があるんだ」
まだ完全体ではないけど。犬飼の気持ちを代弁するように、そう答えた。
(能力は遺伝するのか……)
「次期当主だけに与えられる能力。意地悪な神様からの贈り物さ」
「それじゃあ……狼子さんも」
何かしらの能力を与えられているのか。あの異常ともいえる力、あれはもしかしたら──。虎幸に尋ねようとしたら、またもや横やりが。
「何ふたりの世界に浸ってんだよ」
「……うおっ!?」
大きな手で顔を掴まれ後ろに押され、佐助の顔が面前に迫る。
「耳の穴かっぽっじてよく聞けよ? 虎幸を見るな、触るな、話しかけるな……分かったか?」
(そんな……無茶苦茶な!?)
──ボコッ!
「こら、犬飼くんを困らせないの!」
佐助の頭へと容赦なく振り下ろされる。虫も殺さなそうな顔をしている割には、その拳は重い。
「痛ってーな! 虎幸、何しやがる!」
「それはこっちの台詞……一度ならず二度までもごめんね」
「あ、いえ!」
「犬飼の味方す、る──!?」
抗議の声をあげる佐助。虎幸は、彼の頭と首に手を回し引き寄せると、触れるだけのキスをした。
「──佐助、続きが欲しければ黙りなさい」
シーっと、人差し指を唇にあてる。その仕草が妙に色っぽい。
(すごい! 黙った!)
ピタリと止まり一言も話さない佐助。その姿に、やはりふたりは飼い主とペットのようだと思った。
「そういえば、雪兎には会ったかい?」
「雪兎……さんというのは、もう一人の?」
「そう。私の弟、狼子の兄だよ。その様子を見るに、まだ会ってないみたいだね」
名前だけはチラリと聞いたことがある。虎之助と狼子の会話に出てきたはず。
「まぁ、雪兎は人前には滅多に出ないからね」
気長に待てば、そのうち──。
「はぁ……?」
「なんなら雅家の地下に探しに行けば会えるよ。いつも潜ってるから」
「地下なんてあるんですか!?」
ただでさえ敷地内に数多くの部屋が存在するのに。そのうえ地下室まで……。住む人数に合わない広さに、ますます謎が深まる。
「色々と用心しなきゃいけないってことさ」
備えあれば憂いなし。犬飼はハイエナの言葉を思い出した。
──もともと雅家の為に造られたんだよ。rebirthはな
あの台詞と何か関係があるのだろうか。確か茶木も変なことを言っていた気がする。
(部屋のいずれかはダミーだって……)
まるで何かから身を隠すような。更正施設の管理人と聞かされていたが、もしかして雅家は──。
「いいのかい?」
「えっ?」
「時間。引き留めた私が言うのもなんだけど、どこかに出掛けるんでしょ?」
「あ! そうだった!」
腕時計を確認する。こうしちゃいられないと虎幸たちに頭を下げると、食堂を飛び出した。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。


妻を蔑ろにしていた結果。
下菊みこと
恋愛
愚かな夫が自業自得で後悔するだけ。妻は結果に満足しています。
主人公は愛人を囲っていた。愛人曰く妻は彼女に嫌がらせをしているらしい。そんな性悪な妻が、屋敷の最上階から身投げしようとしていると報告されて急いで妻のもとへ行く。
小説家になろう様でも投稿しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる