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第96話
「・・・真実に気づいた者は消す、でしたよね」
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ケイリィ「立ち入り禁止の階って・・・
なにかあそこについての真相知ってるんですか!?」
「えぇ。今は使われてないらしく張り紙を貼って封鎖されてるけれどね、
上の階には生徒がちゃんと存在して居たのよ」
ケイリィ「つまり、2年生・・・俺たちの、先輩にあたる方、ですよね」
「そう。知ってた?」
ケイリィ「なんとなく・・・・そんな気がして。
上の階に上がって、それで見てしまったんです。写真を・・・たぶん、記念撮影だったのかな・・・。
そこに映って居た先輩達の、首とかに、赤い線が引かれてて・・・・生徒の顔にばつ印を付けられてる者とか居て・・・・」
「・・・・そう。見てしまったのね。
まぁ、気にならないわけがないわよね。
私もこっそりこの騎士学校について探ってたの。
気づかれない様にね。あんだけ紙テープで封鎖してるからなにかあるんじゃないかって、私も上の階にあがったことがあるの。
・・・夜にね。
そこで話し声を聞いたの。紛れもなく、カトレア様達の声だった」
ケイリィ「・・・!」
ー
コチョウ「・・・真実に気づいた者は消す、でしたよね」
カトレア「ええ。使えない子は人形として売るしないわ。そっちの人生の方が凄く貴方達を綺麗に着飾ってくれるわ」
カトレア達の目の前には数名の怯えた2年生の姿があった。
カトレア「貴方達も黙って何も探らずにわらわ達の言うことにだけ従っていれば、こんなことにはならなかったのに。残念よ」
「や・・・やめ、て・・来、ないで・・・来ないでぇ!」
「い、いやあああぁ!」
カトレアの瞳が赤く光り、
怯えてた生徒の瞳が虚に変わる。
カトレア「それじゃあとは4人にお任せするわね」
キキョウ「はい」
コチョウは躊躇わず、その生徒の首を扇子でスパッと切り落とした。
それを見て居てしまった保健室の先生。
カトレアがこっちに向かってきて居たから、保健室の先生は静かに階段を駆け降りて行った。
ーーー
ケイリィ「え・・・2年の先輩方はその時は、生きて、いた・・・?」
「えぇ・・・これが、騎士学校の秘密なのよ・・・。皆騎士に・・・あの人々に憧れて入ってくる生徒が多くて、
でも裏ではとんでもないことをしているのよぉ!
人形にして、売るって・・・!!それも生きている人間の首を切り落としてよ・・・!?
最初は信じられなくて、半信半疑だったけれど・・・ほら、1年の生徒達が消えたって騒ぎになってたじゃない?1年の間で。それで確信に変わった・・・。
あの子達も餌食になったんだわ・・・きっとそうよ・・・!
もう耐えられない、!いやだ、はやく、ここから逃げなくちゃ!貴方達も逃げないと、いつか餌食にされるわ・・・!
でも、大丈夫!私がすぐにでも助けを呼んであげるからね!」
ケイリィ「え、ちょ、せ、先生!?」
その言葉を残し、先生は走って学校を飛び出していく。
うそだ・・・そんなのが真実・・・・なんて・・・。
その時静かな学校にリチアの悲鳴が響いてきた。
ケイリィ「!」
リチア!?
なにかあそこについての真相知ってるんですか!?」
「えぇ。今は使われてないらしく張り紙を貼って封鎖されてるけれどね、
上の階には生徒がちゃんと存在して居たのよ」
ケイリィ「つまり、2年生・・・俺たちの、先輩にあたる方、ですよね」
「そう。知ってた?」
ケイリィ「なんとなく・・・・そんな気がして。
上の階に上がって、それで見てしまったんです。写真を・・・たぶん、記念撮影だったのかな・・・。
そこに映って居た先輩達の、首とかに、赤い線が引かれてて・・・・生徒の顔にばつ印を付けられてる者とか居て・・・・」
「・・・・そう。見てしまったのね。
まぁ、気にならないわけがないわよね。
私もこっそりこの騎士学校について探ってたの。
気づかれない様にね。あんだけ紙テープで封鎖してるからなにかあるんじゃないかって、私も上の階にあがったことがあるの。
・・・夜にね。
そこで話し声を聞いたの。紛れもなく、カトレア様達の声だった」
ケイリィ「・・・!」
ー
コチョウ「・・・真実に気づいた者は消す、でしたよね」
カトレア「ええ。使えない子は人形として売るしないわ。そっちの人生の方が凄く貴方達を綺麗に着飾ってくれるわ」
カトレア達の目の前には数名の怯えた2年生の姿があった。
カトレア「貴方達も黙って何も探らずにわらわ達の言うことにだけ従っていれば、こんなことにはならなかったのに。残念よ」
「や・・・やめ、て・・来、ないで・・・来ないでぇ!」
「い、いやあああぁ!」
カトレアの瞳が赤く光り、
怯えてた生徒の瞳が虚に変わる。
カトレア「それじゃあとは4人にお任せするわね」
キキョウ「はい」
コチョウは躊躇わず、その生徒の首を扇子でスパッと切り落とした。
それを見て居てしまった保健室の先生。
カトレアがこっちに向かってきて居たから、保健室の先生は静かに階段を駆け降りて行った。
ーーー
ケイリィ「え・・・2年の先輩方はその時は、生きて、いた・・・?」
「えぇ・・・これが、騎士学校の秘密なのよ・・・。皆騎士に・・・あの人々に憧れて入ってくる生徒が多くて、
でも裏ではとんでもないことをしているのよぉ!
人形にして、売るって・・・!!それも生きている人間の首を切り落としてよ・・・!?
最初は信じられなくて、半信半疑だったけれど・・・ほら、1年の生徒達が消えたって騒ぎになってたじゃない?1年の間で。それで確信に変わった・・・。
あの子達も餌食になったんだわ・・・きっとそうよ・・・!
もう耐えられない、!いやだ、はやく、ここから逃げなくちゃ!貴方達も逃げないと、いつか餌食にされるわ・・・!
でも、大丈夫!私がすぐにでも助けを呼んであげるからね!」
ケイリィ「え、ちょ、せ、先生!?」
その言葉を残し、先生は走って学校を飛び出していく。
うそだ・・・そんなのが真実・・・・なんて・・・。
その時静かな学校にリチアの悲鳴が響いてきた。
ケイリィ「!」
リチア!?
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