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 今度は、先程よりも長く深い口づけだった。

 アテナは頭がボーっとしてきて、何も考えられなくなるような感覚に陥る。

 ただ目の前にいるこの人のことが好きだという感情だけが、湧き上がってくるだけだ。

 しばらくすると彼の指先が首筋から鎖骨、胸へと下りていった。

 それだけの刺激で彼女はビクッと反応してしまう。

 それを見て彼はクスッと笑うと、アテナの胸に手を這わせていった。

 優しく包み込むように触れてくるその手に、アテナは身を委ねるしかできなかった。

 しばらくして彼の手が下半身へと伸びて行く。

 下着の中へと侵入してきたその手は、彼女の秘部に触れるとゆっくりと愛撫を始めた。

 最初は割れ目をなぞるだけだったが徐々に中へと入って行く。

 それと同時に快感が彼女を襲った。

「んっ……あっ……ああっ……」

 思わず声が出てしまう。 

 オルティスはそんな反応を楽しむかのように何度も同じ場所を責め続けた。

 そのたびに彼女の口からは喘ぎ声が漏れる。

「ああ、そこダメです……変になっちゃうわ……」

 彼女は涙目になりながら訴えるように言ったのだが、オルティスは手を止めなかった。

 むしろ激しくなっていくばかりだ。

 やがて絶頂を迎えそうになったとき、彼はピタリと手を止めた。

 そして耳元で囁くように言った。

「これからもっと気持ちよくして、すぐに癒してやる……」

(ああ、この人になら何をされてもいいかも…)

とアテナは思った。

 それからオルティスは、彼女の体に触れ始めた。

 全身くまなく愛撫するかのような手つきで触れられるたびに、彼女は感じてしまい、何度も絶頂を迎えそうになる。

「あぁっ……あぁぁっ……!」

 ビクビクと体を震わせながら、甘い声を上げることしかできなかった。
 それでもオルティスは手を緩めることなく彼女を癒し続けた。

 やがてアテナは絶頂を迎えて、体の傷口は塞がれた。

 秘所からは愛液が流れ出し、シーツに大きな染みを作った。

 それをオルティスは舐めとっていく。

(そんなところを舐めるなんて……!)

 恥ずかしいと思いながらも、それ以上に快感の方が勝っていた。

(もう我慢できない……早く挿れてほしい…)
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