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お兄様は真剣な眼差しで尋ねてきた。
彼の気持ちに応えようと、わたしは小さくうなずくとお兄様の胸に顔を埋めた。
恥ずかしくて目を合わせることができない。
そんなわたしの気持ちを察してか、お兄様は優しく頭を撫でてくれる。
その感触が心地よくてうっとりとしてしまうほどだ。
(大好き……)
わたしは心の中でそう呟くと、お兄様に身を委ねることにした。
お兄様はそっとわたしの服を脱がせていく。
下着姿になるとさすがに羞恥心が芽生えてきた。
わたしは恥ずかしくなって身体を隠そうとするが、彼はそれを許してくれなかった。
「綺麗だよ」
お兄様はそう言って優しく微笑むと、首筋にキスを落とす。
くすぐったい感触に思わず声が出てしまう。
「あんっ……」
彼の指先が肌に触れる度に甘い吐息が出てしまうのを抑えることができない。
(恥ずかしい……)
わたしは恥ずかしさのあまり顔を背けてしまったが、お兄様は耳元で囁いた。
「クラリスの声をもっと聞かせてくれ」
「はい……」
わたしは消え入りそうな声で返事をした。
恥ずかしくて死にそうだが、彼が喜んでくれるなら我慢しようと思う。
するとお兄様の手の動きが激しくなった。
彼の手が触れるたびに痺れるような快感が襲ってくる。
(あぁ……おかしくなりそう)
わたしは必死で声を出さないように耐えていた。
しかし、彼はそんなわたしを楽しそうに見ているようだった。
そしてついに彼の手が下着の中に入ってきた。
その瞬間、今まで以上の刺激が襲ってきた。
あまりの快感に頭が真っ白になりそうになるほどだ。
(だめっ……これ以上されたらおかしくなっちゃう!)
わたしはなんとか逃れようと身をよじったが無駄だった。
彼はしっかりとわたしの身体を押さえつけたまま離そうとしない。
そのまま何度も絶頂を迎えてしまったわたしはぐったりとしてしまう。
しかしお兄様は許してくれなかった。
今度は彼の手がドレスを脱がせていくのを感じた。
あっという間にショーツ一枚の姿にされてしまったわたしは、羞恥心でどうにかなってしまいそうだったが、それ以上に期待の方が大きかったように思う。
「綺麗だよ、クラリス」
そう言って微笑むお兄様がとてもセクシーに見えた。
彼の気持ちに応えようと、わたしは小さくうなずくとお兄様の胸に顔を埋めた。
恥ずかしくて目を合わせることができない。
そんなわたしの気持ちを察してか、お兄様は優しく頭を撫でてくれる。
その感触が心地よくてうっとりとしてしまうほどだ。
(大好き……)
わたしは心の中でそう呟くと、お兄様に身を委ねることにした。
お兄様はそっとわたしの服を脱がせていく。
下着姿になるとさすがに羞恥心が芽生えてきた。
わたしは恥ずかしくなって身体を隠そうとするが、彼はそれを許してくれなかった。
「綺麗だよ」
お兄様はそう言って優しく微笑むと、首筋にキスを落とす。
くすぐったい感触に思わず声が出てしまう。
「あんっ……」
彼の指先が肌に触れる度に甘い吐息が出てしまうのを抑えることができない。
(恥ずかしい……)
わたしは恥ずかしさのあまり顔を背けてしまったが、お兄様は耳元で囁いた。
「クラリスの声をもっと聞かせてくれ」
「はい……」
わたしは消え入りそうな声で返事をした。
恥ずかしくて死にそうだが、彼が喜んでくれるなら我慢しようと思う。
するとお兄様の手の動きが激しくなった。
彼の手が触れるたびに痺れるような快感が襲ってくる。
(あぁ……おかしくなりそう)
わたしは必死で声を出さないように耐えていた。
しかし、彼はそんなわたしを楽しそうに見ているようだった。
そしてついに彼の手が下着の中に入ってきた。
その瞬間、今まで以上の刺激が襲ってきた。
あまりの快感に頭が真っ白になりそうになるほどだ。
(だめっ……これ以上されたらおかしくなっちゃう!)
わたしはなんとか逃れようと身をよじったが無駄だった。
彼はしっかりとわたしの身体を押さえつけたまま離そうとしない。
そのまま何度も絶頂を迎えてしまったわたしはぐったりとしてしまう。
しかしお兄様は許してくれなかった。
今度は彼の手がドレスを脱がせていくのを感じた。
あっという間にショーツ一枚の姿にされてしまったわたしは、羞恥心でどうにかなってしまいそうだったが、それ以上に期待の方が大きかったように思う。
「綺麗だよ、クラリス」
そう言って微笑むお兄様がとてもセクシーに見えた。
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