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「さて、そろそろいい頃合かな……」

 フィリップ殿下はそう言うと、自分のものを取り出した。

「あ……」

 それは大きく怒張していた。アシェリーは怯えたように後ずさりしようとしたが、抱き寄せられて動けなかった。

「大丈夫だ。怖くないから」

「はい……」

 アシェリーは頷いたが、恐怖は消えない。

 あんな大きいものが自分の中に入るなんて信じられない……。

 でも、彼の期待を裏切ることはできない……。覚悟を決めなければ……。

「いくよ?」

 フィリップ殿下はゆっくりと腰を進めた。

「ああっ……」

 アシェリーの顔が苦痛に歪む。

「痛いかい?」

「はい……ちょっとだけ……」

「最初は少し苦しいかもしれないが、すぐに慣れるよ」

「はい……」

 アシェリーは不安そうな表情を浮かべた。

 フィリップ殿下はアシェリーに優しく触れた。

「心配しなくていい。私を信じて」

「はい……」

 アシェリーはこくりと肯く。そして、目を瞑った。次の瞬間、一気に貫かれる感覚がした。あまりの質量の大きさに、息もできないほどだ。

「あ……ああ……」

「全部入ったよ」

「嬉しい……」

 アシェリーは涙を流しながら微笑んだ。

「愛しているよ、アシェリー」

「私もです」

 二人は抱き合ったままじっとしていた。

 お互いの体温を感じることで幸せを感じた。

 しばらくして、フィリップ殿下は動き出した。最初はゆっくりと……次第に速くなっていく。

「あっ……ああっ……」

 アシェリーの口から喘ぎ声が漏れる。それは苦痛の声ではなく、快楽の声だった。

「あ、ああんっ……あんっ……ああっ……」

 フィリップ殿下の動きに合わせて、アシェリーも腰を動かす。その度に彼女の中で快感が弾けた。
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