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第43話 人族の代表達の対策
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キエティ、カズマサ、ガルドマドの人族の前で、キウエーン街で生じた事態の報告がされている。
説明している人物は、なるべく内容を端的に短時間で伝えているようだ。
キエティ、カズマサ、ガルドマドはグリフォンが出頭命令を出しに来た時の状況を報告されいた。
説明している人物は、なるべく内容を端的に短時間で伝えようとしている。
人族の下に、グリフォンから出頭命令書が届いたわけで、それについて人族の代表三人は集まって対策を練ることになった。
カズマサが喋り出す。
「これはかなり危険な状況かもしれない」
「そうか? あの魔族がグリフォンを撃退するじゃろう?」
「いや、私はまさかこれほどの軍を送り込むとは思っていませんでした。グリフォンはよく言えば、誇り高い、悪く言えば尊大です。たかが人族に大勢の軍を送り込むなど、彼らのプライドからするとあり得ないと思っていました。グリフォンの歴史に汚点として残るからです。
また、グリフォン国は、過去の大戦で周辺国から恨みを買っています。そのため、本国の警備を緩めることはできないと思っていました。しかし、グリフォンは一時的に、警備を解いてでも人族を侵攻することを優先した。おそらく、種のメンツが掛かってしまったからでしょう」
キエティは黙っていた。自分が今回の出頭命令書を送られる原因の一つになってしまった以上、この場で自分が先に話すのは憚られた。
「キエティさんはどう考えますか?」
カズマサが聞いてくる。
「私は、このグリフォンの出頭命令に従って、私がグリフォン国の裁判所で弁明すべきだと思います。今回の出頭命令は脅しになっていますが、すぐにグリフォンは攻めてくるつもりはないようです。今ならグリフォン国の裁判所で弁明すれば、人族は見逃してもらえる可能性があります」
「いや、それはないでしょう」
「何故ですか?」
キエティがそう質問した瞬間だった、カズマサが一瞬〝あっ〟という顔をした。
しかし、次の瞬間にはいつもの顔に戻っていた。
「ああ、確かにそうですね。たしかにグリフォン国にあなたとあの魔族が向かい、弁明してくるのがいいでしょう」
カズマサがそう淡々としゃべった。
キエティは少し不思議に思ったが、続けることにする。
「問題はあの魔族が同行するとは思えない点にあります。なんとか連れていければいいのですが」
「おまえさんとあの魔族は夫婦ではないのか?」
ガルドマドが不思議そうな顔をしてキエティに尋ねた。
「再三になりますが、誤解です。何故、あのようにマスコミが急に私たちが結婚したかのように報道したのか分かりませんが、完全に誤報です。そして、その情報を傍受したグリフォンは、人族が魔族と結託して、グリフォン国に対して反旗を翻したと判断した。
私とあの魔族に婚姻関係がないことを証明できれば、人族は無罪になるかもしれません」
「あの魔族は闘ってくれないのじゃろうか?」
「分かりません。私はここしばらく、あの魔族をずっと監視していましたが、あの魔族が戦うような魔力の使い方をするところを私は一度も見たことがありません。かなり高い魔力コントロールはできるようですが、グリフォンを相手にどれだけ戦えるのかはよく分かりません。
それに、私はあの魔族と一緒にいて感じたことですが、自らがグリフォンに襲われれば、自衛のために戦うでしょうが、あの魔族が人のために戦うとは思えません。自分の領地と最初に言ったようですが、本当に人を守るつもりがあるのか分かりません」
その言葉を聞いて残りの二人の顔が曇る。
キエティは言う。
「もうこの段階です。時間がありません。私はあの魔族を何とかして、グリフォンの国へ一緒に行くように説得してみます。あの魔族にとっては、現在、生きるか死ぬかの状況にあるということを理解していないはずなので、今ならうまくグリフォンの前へ連れ出すことが出来るかもしれません。
時間が惜しいです。私はこれから、すぐにあの魔族の説得に当たります」
そう言ってキエティは立ち上がると、その会議部屋から出て行った。
キエティ以外の二人の男がその場に取り残される。
********************
カズマサは〝失敗した〟と思った。
あの魔族にキエティをあてがえて、既成事実にしてしまえば喜んで人の国を守ると思ったが、完全に間違いだった。下手にマスコミを使って、結婚という既成事実を〝作った〟ことが裏目に出た。
あの魔族がグリフォン数十体程度になら勝てる可能性もあると思っていたが、まさかグリフォン軍の半分を人族の国へ向けるとは思わなかった。
グリフォンが二十体もいれば人族の街を相当壊すことはできる。にもかかわらずこれほどの脅しをかけるということは、グリフォン国は相当怒っていることになる。あの魔族が強いことを考慮しても、たかが人族に軍を半分ほど向けるなど、奴らのプライドからするとは思わなかったが、現実にはそうなってしまった。
出頭命令の時間が1日という時間の短さがこれを示している。1日ならば他国はこの時間を突いて、軍や暗殺者を派遣することはない。人族を滅ぼすのはもちろん1日掛からない。短期間なら、本国の警備は緩めてもかまわないと判断したのか。
それに、もしエルフ女とあの魔族が出頭しないのであれば、その場で、軍半分の戦力で人族を滅ぼすつもりだろう。単に街を破壊するだけではなく、1人も逃がさず、人族自体を完全に絶滅させるつもりか……。弱い者に対して過剰な戦力を投入しようとしている理由の一つはおそらく、他国へのみせしめだ。
エルフ女は出頭する気があるようだが、今の会議での、あの女のニュアンスからすると、あの魔族が出頭することはないだろう。
運よく、あの魔族の説得に成功してグリフォン国へ連れていくことが出来ても意味はない。
なぜなら、あの女と魔族に〝関係がないことを証明はできない〟からだ。男女の関係を否定するのには、相当合理的な証拠がなければ、当事者だけの証言では意味が無い。
まさに〝悪魔の証明〟の典型だ……。
グリフォンは相当怒っている。対外的、国内的な意味でも何かしらの報復措置を示す必要もあるだろう……。
これは……もう人族はダメだな……。
――すぐにでもこの都市から逃げるしかない――
実力のある冒険者に現状を説明して、この国から自分と家族を守ってもらいながら脱出を手伝ってもらうしかない。
亡命した後、受け入れをしてくれる国があるかどうかわからないが、ここにいては殺されるのは明白だ。
すぐにそう結論付けると、会議室から急いで出て、階段に向かって走り出していた。
説明している人物は、なるべく内容を端的に短時間で伝えているようだ。
キエティ、カズマサ、ガルドマドはグリフォンが出頭命令を出しに来た時の状況を報告されいた。
説明している人物は、なるべく内容を端的に短時間で伝えようとしている。
人族の下に、グリフォンから出頭命令書が届いたわけで、それについて人族の代表三人は集まって対策を練ることになった。
カズマサが喋り出す。
「これはかなり危険な状況かもしれない」
「そうか? あの魔族がグリフォンを撃退するじゃろう?」
「いや、私はまさかこれほどの軍を送り込むとは思っていませんでした。グリフォンはよく言えば、誇り高い、悪く言えば尊大です。たかが人族に大勢の軍を送り込むなど、彼らのプライドからするとあり得ないと思っていました。グリフォンの歴史に汚点として残るからです。
また、グリフォン国は、過去の大戦で周辺国から恨みを買っています。そのため、本国の警備を緩めることはできないと思っていました。しかし、グリフォンは一時的に、警備を解いてでも人族を侵攻することを優先した。おそらく、種のメンツが掛かってしまったからでしょう」
キエティは黙っていた。自分が今回の出頭命令書を送られる原因の一つになってしまった以上、この場で自分が先に話すのは憚られた。
「キエティさんはどう考えますか?」
カズマサが聞いてくる。
「私は、このグリフォンの出頭命令に従って、私がグリフォン国の裁判所で弁明すべきだと思います。今回の出頭命令は脅しになっていますが、すぐにグリフォンは攻めてくるつもりはないようです。今ならグリフォン国の裁判所で弁明すれば、人族は見逃してもらえる可能性があります」
「いや、それはないでしょう」
「何故ですか?」
キエティがそう質問した瞬間だった、カズマサが一瞬〝あっ〟という顔をした。
しかし、次の瞬間にはいつもの顔に戻っていた。
「ああ、確かにそうですね。たしかにグリフォン国にあなたとあの魔族が向かい、弁明してくるのがいいでしょう」
カズマサがそう淡々としゃべった。
キエティは少し不思議に思ったが、続けることにする。
「問題はあの魔族が同行するとは思えない点にあります。なんとか連れていければいいのですが」
「おまえさんとあの魔族は夫婦ではないのか?」
ガルドマドが不思議そうな顔をしてキエティに尋ねた。
「再三になりますが、誤解です。何故、あのようにマスコミが急に私たちが結婚したかのように報道したのか分かりませんが、完全に誤報です。そして、その情報を傍受したグリフォンは、人族が魔族と結託して、グリフォン国に対して反旗を翻したと判断した。
私とあの魔族に婚姻関係がないことを証明できれば、人族は無罪になるかもしれません」
「あの魔族は闘ってくれないのじゃろうか?」
「分かりません。私はここしばらく、あの魔族をずっと監視していましたが、あの魔族が戦うような魔力の使い方をするところを私は一度も見たことがありません。かなり高い魔力コントロールはできるようですが、グリフォンを相手にどれだけ戦えるのかはよく分かりません。
それに、私はあの魔族と一緒にいて感じたことですが、自らがグリフォンに襲われれば、自衛のために戦うでしょうが、あの魔族が人のために戦うとは思えません。自分の領地と最初に言ったようですが、本当に人を守るつもりがあるのか分かりません」
その言葉を聞いて残りの二人の顔が曇る。
キエティは言う。
「もうこの段階です。時間がありません。私はあの魔族を何とかして、グリフォンの国へ一緒に行くように説得してみます。あの魔族にとっては、現在、生きるか死ぬかの状況にあるということを理解していないはずなので、今ならうまくグリフォンの前へ連れ出すことが出来るかもしれません。
時間が惜しいです。私はこれから、すぐにあの魔族の説得に当たります」
そう言ってキエティは立ち上がると、その会議部屋から出て行った。
キエティ以外の二人の男がその場に取り残される。
********************
カズマサは〝失敗した〟と思った。
あの魔族にキエティをあてがえて、既成事実にしてしまえば喜んで人の国を守ると思ったが、完全に間違いだった。下手にマスコミを使って、結婚という既成事実を〝作った〟ことが裏目に出た。
あの魔族がグリフォン数十体程度になら勝てる可能性もあると思っていたが、まさかグリフォン軍の半分を人族の国へ向けるとは思わなかった。
グリフォンが二十体もいれば人族の街を相当壊すことはできる。にもかかわらずこれほどの脅しをかけるということは、グリフォン国は相当怒っていることになる。あの魔族が強いことを考慮しても、たかが人族に軍を半分ほど向けるなど、奴らのプライドからするとは思わなかったが、現実にはそうなってしまった。
出頭命令の時間が1日という時間の短さがこれを示している。1日ならば他国はこの時間を突いて、軍や暗殺者を派遣することはない。人族を滅ぼすのはもちろん1日掛からない。短期間なら、本国の警備は緩めてもかまわないと判断したのか。
それに、もしエルフ女とあの魔族が出頭しないのであれば、その場で、軍半分の戦力で人族を滅ぼすつもりだろう。単に街を破壊するだけではなく、1人も逃がさず、人族自体を完全に絶滅させるつもりか……。弱い者に対して過剰な戦力を投入しようとしている理由の一つはおそらく、他国へのみせしめだ。
エルフ女は出頭する気があるようだが、今の会議での、あの女のニュアンスからすると、あの魔族が出頭することはないだろう。
運よく、あの魔族の説得に成功してグリフォン国へ連れていくことが出来ても意味はない。
なぜなら、あの女と魔族に〝関係がないことを証明はできない〟からだ。男女の関係を否定するのには、相当合理的な証拠がなければ、当事者だけの証言では意味が無い。
まさに〝悪魔の証明〟の典型だ……。
グリフォンは相当怒っている。対外的、国内的な意味でも何かしらの報復措置を示す必要もあるだろう……。
これは……もう人族はダメだな……。
――すぐにでもこの都市から逃げるしかない――
実力のある冒険者に現状を説明して、この国から自分と家族を守ってもらいながら脱出を手伝ってもらうしかない。
亡命した後、受け入れをしてくれる国があるかどうかわからないが、ここにいては殺されるのは明白だ。
すぐにそう結論付けると、会議室から急いで出て、階段に向かって走り出していた。
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