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第二章
第60話 クールな先輩マネージャーが服の袖をつかんできた
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「それにしても、カップルが多いみたいだな……」
玲子がキョロキョロと周囲を見回しながら言った。
「そうですね。僕たちくらいか、僕たちより少し上って感じがします。切ない恋愛モノですし、先輩と同じで一人だとちょっとっていう人が多いのかもしれませんね」
「えっ? あ、あぁ、そうだな」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。すまない」
玲子が頬を掻いた。
「周囲がカップルだらけだと思うと、ちょっと居心地が悪くてな」
「あー、まあたしかに」
巧にもその気持ちはなんとなくわかった。
「けど、意外と僕らみたいなペアも多いかもしれませんよ? 奢ってもらったときも、ちょいちょいカップルに間違われましたし」
「そ、そうだな。如月君は嫌じゃなかったかい?」
「カップルに間違われることですか? 全然。むしろ光栄ですよ」
「そ、そうか……」
「まあでも、カップルが多いのは事実みたいですね。手をつないでいる方たちも相応にいますし」
「あぁ……」
少し戸惑う様子を見せた後、玲子がギュッと巧の服の袖をつかんだ。
「あ、愛沢先輩?」
巧は動揺した。
(えっ、なに急に?)
「な、なんか悔しいじゃないか。イチャイチャを見せつけられっぱなしなのは……もちろん、如月君が嫌ならやめるが」
「嫌ではありませんよ。ちょっと恥ずかしいですけど」
「ならいいじゃないか」
玲子が服の袖を引っ張る。
彼女も彼女で恥ずかしいのか頬を染めてはいるが、鼻歌でも歌い出しそうな雰囲気だ。
(周囲に対抗心を燃やしてこんなことをするなんて、やっぱり今日の先輩はちょっとテンションがおかしいな……)
「……お酒は飲んでませんよね?」
「おいおい、私は法律は守るタイプだよ。飲んでいるわけ——」
「ごめんなさい」
「早い早い。せめて私が言い終わってからにしてくれ」
玲子がおかしそうにくつくつと笑った。
——お世辞であるとはわかっていても、自分とカップルに間違われることを光栄と言ってもらえて、このときの彼女は少しハイになっていた。
しかしふと冷静になった瞬間、玲子は自分が巧の袖をつかんでしまっているという事実に自分で動揺した。
(な、何をしているんだ私はっ。私と如月君はただの先輩後輩だというのに……彼は拒否しなかったが、本心では嫌がっているんじゃないだろうか)
玲子は巧の表情をチラチラと観察した。
しかし、彼は終始穏やかな表情のままだ。服の袖に視線を向けることもない。
巧はそういうものだと思って特に気にしていなかったし、それは玲子にもわかった。
(嫌がられるよりはマシだが……意に介されないのもそれはそれで複雑なものだな)
無反応ということは、裏を返せば巧が玲子を異性として意識していないということでもあるからだ。
もしも玲子が巧に同様のことをされたら、手に持ったオレンジジュースのコップがぐしゃぐしゃになることは確定だ。
(なんとかして意識させたいな……よく漫画のヒロインなどは腕を絡めて胸を押し当てたりしているが、そんなことをしたら幻滅されてしまうだろう。香奈ちゃんのように元気で明るくて胸も大きい子なら、どさくさに紛れれば有効なのかもしれないが……)
どうして自分は貧乳で可愛げがないんだ、と玲子はため息を吐いた。
「愛沢先輩、どうしましたか?」
「いや何、ちょっと二日酔いでな」
「えっ」
「冗談だよ」
「びっくりしたぁ」
巧が安心したように笑った。
その笑顔を見れば、異性としては意識してくれていなくとも、ある程度の好意を持ってくれているのはわかった。
(まあ、今はそれで満足しよう)
デートのための口実という側面のほうが大きいが、映画自体を楽しみにしていたのは事実だ。
巧との関係は一旦頭の隅に追いやり、玲子は映画の内容それ自体に意識を向けた。
◇ ◇ ◇
「ラストのシーン、素晴らしかったな……」
「感動しましたね、胸に刺さりました……」
巧と玲子は、ゆったりと駅に向かって歩きながら、同じくゆったりと映画について話していた。
話題に上っているシーンで玲子が泣いていたことに巧は気づいていたが、水を差すようなことを言うつもりはない。
「いい映画でしたね。誘ってくれてありがとうございます」
「こちらこそ付き合ってくれてありがとう。また如月君と映画を見たいな」
「えっ?」
予想だにしていなかった言葉に、巧は思わず玲子を見た。
彼女は頬を染め、慌てたように手をブンブンと振った。
「あっ、いや、変な意味じゃないよ⁉︎ ただ、君とは波長が合う気がする、というだけだっ」
早口でそう言った後、玲子はこほんと咳払いをして冷静な口調に戻った。
「……友達の中には、あんまり如月君みたいに一緒に余韻に浸ってくれる子がいなくてな。いや、それが悪いわけじゃないんだが」
「あー、ありますよね。噛みしめたいタイプと、感想を積極的に交換したいタイプみたいな」
「そう。まさにそうなんだ。私はモロ前者だし、君もだろう?」
「そうですね」
巧は結構どっちでもいい派なので、今は玲子に合わせているだけなのだが、そんな無粋なことは言う必要もないだろう。
「それに君は、私が泣いていたことを茶化さないしな」
「そりゃまあ、あの場面で泣くのは普通だと思いますし、そんなことしたら感動が台無しじゃないですか」
「そう考えられる人間は意外と多くないんだよ——」
玲子の口調は達観しているようでもあり、同時に感慨深げでもあった。
「——初めてなんだ。映画が終わった後に、こんなにも感傷に浸っていられるのは。だからその、もしよければだが、また君と映画でも見たいなと思ってだな」
「愛沢先輩がいいなら、全然お供しますよ」
「本当かっ?」
玲子が弾んだ声を上げた。
「なら、いい映画があったら声をかけるよ。君も男一人で見るにはちょっと気が引けるものとかがあれば、遠慮せず誘ってくれ」
玲子が巧の背中をポンっと叩いた。
「わかりました。ぜひそうさせてもらいます」
巧は笑顔でうなずきつつ、これは社交辞令なのかそうじゃないのかどっちなんだろう、と頭を悩ませた。
「楽しかったです。それじゃあ、お気をつけて」
「うん。またな」
以前と同じように改札を入ったところで別れの挨拶を交わした後、
「あっ、如月君」
「はい?」
巧は踏み出しかけていた足を止めて振り返った。
「そういえば明日、ちょっとした出来事があるぞ。君にとって楽しみかはわからないがな」
それだけを告げて、玲子は悪だくみをしているような笑みとともに手を振って去っていった。
巧は、前に香奈にも似たようなことを言われたのを思い出した。
(あのときは二軍と三軍の一時的な入れ替えで香奈が三軍に来たけど、今回は入れ替えの時期じゃないしそれはないよね……って、そういえば香奈は大丈夫かな?)
巧が出かける前に少し不自然な態度を取っていた後輩マネージャーのことを思い出していると、携帯が鳴った。
ホームにたどり着くと、前回と同じように玲子と目が合った。
彼女はニヤリと笑って携帯を掲げた。
(さっきの着信、愛沢先輩か)
予想は当たっていた。
——三回以内にちょっとした出来事が何か君が当てれたら、カフェでコーヒーでも奢ってあげよう。その代わり、当てられなければ逆に君が奢る。乗るかい?
そんなメッセージが送られてきていた。
(やっぱり、今日の先輩ちょっとテンション高いなぁ)
らしくない玲子に苦笑しつつ、巧は返信を打ち始めた。
そして迷うことなく話に乗った結果、見事に三回とも外し、彼が奢ることが確定した。
玲子から「明日にはわかるから楽しみにしていてくれ」ときたので、「気になって夜しか眠れません」と巧が返すと、「私は奢ってもらうのが楽しみで眠れなさそうだ」と返ってきた。
——じゃあ奢るのはやめましょうか
そう打つと、「おい」という短い文面とともに猫が怒っているスタンプが送られてきた。
(あっ、またこの猫のスタンプだ)
クールな人だけど意外と可愛いスタンプ使うんだよね、と巧は頬を緩めた。
ちなみに、玲子は巧相手にしかこのスタンプを使っていないのだが、彼にそんなことを知る由はなかった。
玲子がキョロキョロと周囲を見回しながら言った。
「そうですね。僕たちくらいか、僕たちより少し上って感じがします。切ない恋愛モノですし、先輩と同じで一人だとちょっとっていう人が多いのかもしれませんね」
「えっ? あ、あぁ、そうだな」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。すまない」
玲子が頬を掻いた。
「周囲がカップルだらけだと思うと、ちょっと居心地が悪くてな」
「あー、まあたしかに」
巧にもその気持ちはなんとなくわかった。
「けど、意外と僕らみたいなペアも多いかもしれませんよ? 奢ってもらったときも、ちょいちょいカップルに間違われましたし」
「そ、そうだな。如月君は嫌じゃなかったかい?」
「カップルに間違われることですか? 全然。むしろ光栄ですよ」
「そ、そうか……」
「まあでも、カップルが多いのは事実みたいですね。手をつないでいる方たちも相応にいますし」
「あぁ……」
少し戸惑う様子を見せた後、玲子がギュッと巧の服の袖をつかんだ。
「あ、愛沢先輩?」
巧は動揺した。
(えっ、なに急に?)
「な、なんか悔しいじゃないか。イチャイチャを見せつけられっぱなしなのは……もちろん、如月君が嫌ならやめるが」
「嫌ではありませんよ。ちょっと恥ずかしいですけど」
「ならいいじゃないか」
玲子が服の袖を引っ張る。
彼女も彼女で恥ずかしいのか頬を染めてはいるが、鼻歌でも歌い出しそうな雰囲気だ。
(周囲に対抗心を燃やしてこんなことをするなんて、やっぱり今日の先輩はちょっとテンションがおかしいな……)
「……お酒は飲んでませんよね?」
「おいおい、私は法律は守るタイプだよ。飲んでいるわけ——」
「ごめんなさい」
「早い早い。せめて私が言い終わってからにしてくれ」
玲子がおかしそうにくつくつと笑った。
——お世辞であるとはわかっていても、自分とカップルに間違われることを光栄と言ってもらえて、このときの彼女は少しハイになっていた。
しかしふと冷静になった瞬間、玲子は自分が巧の袖をつかんでしまっているという事実に自分で動揺した。
(な、何をしているんだ私はっ。私と如月君はただの先輩後輩だというのに……彼は拒否しなかったが、本心では嫌がっているんじゃないだろうか)
玲子は巧の表情をチラチラと観察した。
しかし、彼は終始穏やかな表情のままだ。服の袖に視線を向けることもない。
巧はそういうものだと思って特に気にしていなかったし、それは玲子にもわかった。
(嫌がられるよりはマシだが……意に介されないのもそれはそれで複雑なものだな)
無反応ということは、裏を返せば巧が玲子を異性として意識していないということでもあるからだ。
もしも玲子が巧に同様のことをされたら、手に持ったオレンジジュースのコップがぐしゃぐしゃになることは確定だ。
(なんとかして意識させたいな……よく漫画のヒロインなどは腕を絡めて胸を押し当てたりしているが、そんなことをしたら幻滅されてしまうだろう。香奈ちゃんのように元気で明るくて胸も大きい子なら、どさくさに紛れれば有効なのかもしれないが……)
どうして自分は貧乳で可愛げがないんだ、と玲子はため息を吐いた。
「愛沢先輩、どうしましたか?」
「いや何、ちょっと二日酔いでな」
「えっ」
「冗談だよ」
「びっくりしたぁ」
巧が安心したように笑った。
その笑顔を見れば、異性としては意識してくれていなくとも、ある程度の好意を持ってくれているのはわかった。
(まあ、今はそれで満足しよう)
デートのための口実という側面のほうが大きいが、映画自体を楽しみにしていたのは事実だ。
巧との関係は一旦頭の隅に追いやり、玲子は映画の内容それ自体に意識を向けた。
◇ ◇ ◇
「ラストのシーン、素晴らしかったな……」
「感動しましたね、胸に刺さりました……」
巧と玲子は、ゆったりと駅に向かって歩きながら、同じくゆったりと映画について話していた。
話題に上っているシーンで玲子が泣いていたことに巧は気づいていたが、水を差すようなことを言うつもりはない。
「いい映画でしたね。誘ってくれてありがとうございます」
「こちらこそ付き合ってくれてありがとう。また如月君と映画を見たいな」
「えっ?」
予想だにしていなかった言葉に、巧は思わず玲子を見た。
彼女は頬を染め、慌てたように手をブンブンと振った。
「あっ、いや、変な意味じゃないよ⁉︎ ただ、君とは波長が合う気がする、というだけだっ」
早口でそう言った後、玲子はこほんと咳払いをして冷静な口調に戻った。
「……友達の中には、あんまり如月君みたいに一緒に余韻に浸ってくれる子がいなくてな。いや、それが悪いわけじゃないんだが」
「あー、ありますよね。噛みしめたいタイプと、感想を積極的に交換したいタイプみたいな」
「そう。まさにそうなんだ。私はモロ前者だし、君もだろう?」
「そうですね」
巧は結構どっちでもいい派なので、今は玲子に合わせているだけなのだが、そんな無粋なことは言う必要もないだろう。
「それに君は、私が泣いていたことを茶化さないしな」
「そりゃまあ、あの場面で泣くのは普通だと思いますし、そんなことしたら感動が台無しじゃないですか」
「そう考えられる人間は意外と多くないんだよ——」
玲子の口調は達観しているようでもあり、同時に感慨深げでもあった。
「——初めてなんだ。映画が終わった後に、こんなにも感傷に浸っていられるのは。だからその、もしよければだが、また君と映画でも見たいなと思ってだな」
「愛沢先輩がいいなら、全然お供しますよ」
「本当かっ?」
玲子が弾んだ声を上げた。
「なら、いい映画があったら声をかけるよ。君も男一人で見るにはちょっと気が引けるものとかがあれば、遠慮せず誘ってくれ」
玲子が巧の背中をポンっと叩いた。
「わかりました。ぜひそうさせてもらいます」
巧は笑顔でうなずきつつ、これは社交辞令なのかそうじゃないのかどっちなんだろう、と頭を悩ませた。
「楽しかったです。それじゃあ、お気をつけて」
「うん。またな」
以前と同じように改札を入ったところで別れの挨拶を交わした後、
「あっ、如月君」
「はい?」
巧は踏み出しかけていた足を止めて振り返った。
「そういえば明日、ちょっとした出来事があるぞ。君にとって楽しみかはわからないがな」
それだけを告げて、玲子は悪だくみをしているような笑みとともに手を振って去っていった。
巧は、前に香奈にも似たようなことを言われたのを思い出した。
(あのときは二軍と三軍の一時的な入れ替えで香奈が三軍に来たけど、今回は入れ替えの時期じゃないしそれはないよね……って、そういえば香奈は大丈夫かな?)
巧が出かける前に少し不自然な態度を取っていた後輩マネージャーのことを思い出していると、携帯が鳴った。
ホームにたどり着くと、前回と同じように玲子と目が合った。
彼女はニヤリと笑って携帯を掲げた。
(さっきの着信、愛沢先輩か)
予想は当たっていた。
——三回以内にちょっとした出来事が何か君が当てれたら、カフェでコーヒーでも奢ってあげよう。その代わり、当てられなければ逆に君が奢る。乗るかい?
そんなメッセージが送られてきていた。
(やっぱり、今日の先輩ちょっとテンション高いなぁ)
らしくない玲子に苦笑しつつ、巧は返信を打ち始めた。
そして迷うことなく話に乗った結果、見事に三回とも外し、彼が奢ることが確定した。
玲子から「明日にはわかるから楽しみにしていてくれ」ときたので、「気になって夜しか眠れません」と巧が返すと、「私は奢ってもらうのが楽しみで眠れなさそうだ」と返ってきた。
——じゃあ奢るのはやめましょうか
そう打つと、「おい」という短い文面とともに猫が怒っているスタンプが送られてきた。
(あっ、またこの猫のスタンプだ)
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ちなみに、玲子は巧相手にしかこのスタンプを使っていないのだが、彼にそんなことを知る由はなかった。
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