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第一章
第九話 不穏な気配
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「いやはや、自分の功績すら隠さなければならないとは、ずいぶん不便なものですなぁ――辺境出身者というのは」
吉田のその言葉に、沙希は思わず空也を見た。そして同時に理解する。『僕の場合は』という、空也が付け加えた言葉の真意を。
辺境とは、大陸の最東部にある最も魔大陸に近い地域を指す。
空気中の魔力濃度も濃く、王都を中心とする都市部よりも出現する魔物のレベルも高いその地域のイメージは、一言で言えば「野蛮」だ。
未開人、荒くれ者とも揶揄される辺境出身者たちは、そのイメージにより都市部では冷遇されていて、様々な職種において差別を強いられている。
九条家も拠点を構える王都では、辺境出身というだけで門前払いをする過激派もいるくらいだ。
だから、基本的には辺境出身者は素性を知られる可能性の低い職業——例えば冒険者など——を選ぶし、特に体面を重視する貴族は辺境出身者だと判明した者を、普通は内側には置いておかない。
しかし、空也の含みに誰も明確な答えを返さなかったのは、九条家として彼が辺境出身者であるという事実を受け入れたということ。
そんな状況下での吉田の発言は、当然のようにその場の空気感を一変させた。
「そうなんですよ。僕らは色々な行動を色眼鏡を通して見られてしまうので、目立たないようにするのに苦労しています」
少なくとも不快感を感じても良い場面で、空也のその口調、表情はどちらも気を悪くしている様子は見られなかった。
彼の苦笑により空気が和らいだところに、皐月がすかさず乗っかった。
「人は内面よりも肩書で他人を判断しがちですものね。ですが空也君、ご安心ください。私たち九条家はそんな短絡的な評価などしませんから。ですよね、お父様?」
「もちろんだ。ただ、世間ではそうはいかないだろうから、確かに空也君の功績は隠しておいたほうが良いだろう」
「ありがとうございます」
流れるような連携を、最後は空也が感謝の言葉で締め括った。その間、他の者たちが口を挟むタイミングは皆無だった。
吉田の顔がわずかに歪む。大河たちに気づかれないように顔を背けてはいるが、一番端の席である沙希からは丸見えだった。
沙希は、心のモヤモヤが少し晴れるのを感じた。
「それでは、この辺りでお開きにしましょうか」
美穂の穏やかな声に反論は出ず、食事会は――少なくとも表面上は――平和的に幕を閉じた。
◇ ◇ ◇
夕食会が終わって空也が部屋でのんびりしていると、ノックの音がした。
「はい」
「皐月さまがお見えです」
「どうぞ」
ヒナの言葉に答えれば、皐月が部屋に入ってきた。
「少しお時間をいただいてもよろしいですか?」
「大丈夫だよ」
空也はソファーを手で示す。皐月はお礼を言って腰を下ろした。空也もその向かいの椅子に腰をかける。
皐月はすぐには話を切り出さなかった。雑談をしに来た、という様子ではなさそうだったので、空也は彼女が口を開くのを待った。
少しの間視線を彷徨わせてから、皐月は口を開いた。
「——空也君」
「何?」
「先程は申し訳ありませんでした」
皐月が腰を深く折って頭を下げた。
「……何が?」
空也は「ああ、吉田という執事のことだな」とすぐに気づいたが、あえて一拍置いて聞き返した。
「吉田さんのことです」
果たして、皐月の口から出たことは空也の予想通りのものだった。
そして同時に思う。執事の失態を当主の娘が謝罪するのはおかしくもなんともないが、その失態を演じた執事が同伴してないことなどあるのか、と。
「不愉快な思いをさせてしまい、すみませんでした」
「ああ、そのこと。全然気にしていないから大丈夫だよ」
重ねて頭を下げる皐月に、空也はグレーゾーンに踏み込みかけた思考を中断し、首を横に振ってみせた。
これはほとんど誰にも教えていないことだが、空也には感情をコントロールする術があった。身体的機能と同様、精神的機能にも魔力は関わっている。その仕組みさえ理解してしまえば、よほど大きな感情でないかぎりはコントロールすることができるのだ。
空也は元々感情の起伏が大きいわけではないが、この術――空也は【精神統一】と呼んでいる――によって、吉田の嫌味に対して覚えた負の感情はすでに清算し終えていた。
だから、皐月に頭を下げさせたままでいるのは心苦しかったのだ。
顔は上げたものの、皐月の表情にはまだ申し訳なさが張りついていた。
「それよりもむしろ、僕は九条家が辺境出身者を受け入れてくれたことが嬉しかったよ。ありがとう」
「いえ。恩人なのですから当然です」
空也の言葉は単なるフォローではなかった。辺境出身というのは、それだけで大きな足かせになる。
だから、空也はこれまで誰にも自分が辺境にいたことを明かしてこなかったし、それを九条家という大きな存在が認めてくれたという事実に、空也は素直に喜びを覚えていた。
そんな彼の心根が通じたのか、皐月の表情も少し柔らかくなる。
「料理もすごい美味しかったし、皐月さんも色々おススメしてくれたから、食事も楽しかったよ」
「あっ……」
雰囲気が軽くなったのを見逃さずに空也が話題を逸らせば、なぜか皐月は顔を赤くさせた。
「どうしたの?」
「い、いえっ、その、いろいろと馴れ馴れしくしてしまってご迷惑ではなかったかな、と……」
先程までとは打って変わった可愛らしい「気遣い」に、空也は思わず苦笑を洩らした。
「全然。むしろ楽しかったよ。まさに両手に花って感じで」
「っ——!」
空也としては今度こそ「単なるフォロー」をしたつもりだったのだが、彼の意図に反して皐月はさらに顔を赤くさせた。
「……タラシ」
「えっ、何て?」
「な、何でもありませんっ」
小声で呟かれた言葉を聞き返せば、皐月は品位を感じさせながらも乱暴に立ち上がるという高度な技を実践してみせた。
そして、冷静な口調に戻って言う。
「私はそろそろ戻ります。突然お部屋まで押しかけて、失礼しました」
「ううん、皐月さんと話せて楽しかったよ」
「は、はい。私もです」
戻りかけていた皐月の顔色がまた赤みを帯びたが、空也はその事実を意識の外に置いた。
「それじゃあお休み……かな?」
「はい。お休みなさい」
最後に小さく頭を下げ、皐月は部屋を出て行った。その流麗な黒髪の隙間から覗いた耳は、赤みを帯びたままだった。
◇ ◇ ◇
空也と皐月が微笑ましい(?)やり取りをしている頃、当主室ではそれとは似ても似つかない重苦しい空気が流れていた。
ため息を吐いた大河が、早速本題を切り出す。
「空也君には申し訳ないことをしたな」
「ええ」
佐々木が短い言葉で同意を示す。この場にいるのは大河を除けば彼だけだ。
「今までは客には大人しくしていたのに、少年の傷に塩を塗るようなことをして、何がしたいのだろうか?」
「九条家の強大化を恐れたのかもしれませんな。少なくとも世間的には【光の女王】と親しい九条家が奥義を使える空也君まで取り込んだら、王宮からの天下り組としては面白くないはずです」
王宮からの天下り、という言葉が佐々木の口から漏れ出ると、大河は眉を顰《しか》めた。
「その懸念はわからなくはないがな……」
「辺境出身はえてして只者ではございませんからな。奥義や異なる魔法の同時発動という実力だけではなく、空也君は吉田の発言に対して、少なくとも私がわかるようには不快感は浮かべませんでしたし」
「辺境は生存競争も厳しいと聞く。魔法の腕だけでなく、精神的にもタフでなければやっていられなかったのだろう」
「……内側に入れていて大丈夫なのですか?」
佐々木の躊躇いがちのの問いに、大河が鋭い視線を向けた。
しかし、佐々木はそれに怯まなかった。もっとも、睨まれた程度で怯んでいては九条家の執事長は務まらないだろうが。
「彼はパーティを追放されたばかりのようですし、得体が知れません」
「そうだな」
大河は佐々木の懸念を否定しなかった。
しかし、懸念を覚えることとそれに基づいて行動することは、少なくとも大河にとっては別の問題だった。
「しかし、ここで彼を放り投げるのは娘や部下、ミサちゃんの心情的にも良くないし、味方になってくれれば大きい。それに打算的なものを無視しても私は信頼しているし、彼をぞんざいに扱うのは人道的にも一線を超えている」
「わかりました」
失礼しました、と佐々木は素直に引き下がった。
「今後のことを考えても、やつにはそろそろ何か手を打たねばな……」
大河の宙を見つめながらの呟きに、佐々木は無言で首を縦に振った。
吉田のその言葉に、沙希は思わず空也を見た。そして同時に理解する。『僕の場合は』という、空也が付け加えた言葉の真意を。
辺境とは、大陸の最東部にある最も魔大陸に近い地域を指す。
空気中の魔力濃度も濃く、王都を中心とする都市部よりも出現する魔物のレベルも高いその地域のイメージは、一言で言えば「野蛮」だ。
未開人、荒くれ者とも揶揄される辺境出身者たちは、そのイメージにより都市部では冷遇されていて、様々な職種において差別を強いられている。
九条家も拠点を構える王都では、辺境出身というだけで門前払いをする過激派もいるくらいだ。
だから、基本的には辺境出身者は素性を知られる可能性の低い職業——例えば冒険者など——を選ぶし、特に体面を重視する貴族は辺境出身者だと判明した者を、普通は内側には置いておかない。
しかし、空也の含みに誰も明確な答えを返さなかったのは、九条家として彼が辺境出身者であるという事実を受け入れたということ。
そんな状況下での吉田の発言は、当然のようにその場の空気感を一変させた。
「そうなんですよ。僕らは色々な行動を色眼鏡を通して見られてしまうので、目立たないようにするのに苦労しています」
少なくとも不快感を感じても良い場面で、空也のその口調、表情はどちらも気を悪くしている様子は見られなかった。
彼の苦笑により空気が和らいだところに、皐月がすかさず乗っかった。
「人は内面よりも肩書で他人を判断しがちですものね。ですが空也君、ご安心ください。私たち九条家はそんな短絡的な評価などしませんから。ですよね、お父様?」
「もちろんだ。ただ、世間ではそうはいかないだろうから、確かに空也君の功績は隠しておいたほうが良いだろう」
「ありがとうございます」
流れるような連携を、最後は空也が感謝の言葉で締め括った。その間、他の者たちが口を挟むタイミングは皆無だった。
吉田の顔がわずかに歪む。大河たちに気づかれないように顔を背けてはいるが、一番端の席である沙希からは丸見えだった。
沙希は、心のモヤモヤが少し晴れるのを感じた。
「それでは、この辺りでお開きにしましょうか」
美穂の穏やかな声に反論は出ず、食事会は――少なくとも表面上は――平和的に幕を閉じた。
◇ ◇ ◇
夕食会が終わって空也が部屋でのんびりしていると、ノックの音がした。
「はい」
「皐月さまがお見えです」
「どうぞ」
ヒナの言葉に答えれば、皐月が部屋に入ってきた。
「少しお時間をいただいてもよろしいですか?」
「大丈夫だよ」
空也はソファーを手で示す。皐月はお礼を言って腰を下ろした。空也もその向かいの椅子に腰をかける。
皐月はすぐには話を切り出さなかった。雑談をしに来た、という様子ではなさそうだったので、空也は彼女が口を開くのを待った。
少しの間視線を彷徨わせてから、皐月は口を開いた。
「——空也君」
「何?」
「先程は申し訳ありませんでした」
皐月が腰を深く折って頭を下げた。
「……何が?」
空也は「ああ、吉田という執事のことだな」とすぐに気づいたが、あえて一拍置いて聞き返した。
「吉田さんのことです」
果たして、皐月の口から出たことは空也の予想通りのものだった。
そして同時に思う。執事の失態を当主の娘が謝罪するのはおかしくもなんともないが、その失態を演じた執事が同伴してないことなどあるのか、と。
「不愉快な思いをさせてしまい、すみませんでした」
「ああ、そのこと。全然気にしていないから大丈夫だよ」
重ねて頭を下げる皐月に、空也はグレーゾーンに踏み込みかけた思考を中断し、首を横に振ってみせた。
これはほとんど誰にも教えていないことだが、空也には感情をコントロールする術があった。身体的機能と同様、精神的機能にも魔力は関わっている。その仕組みさえ理解してしまえば、よほど大きな感情でないかぎりはコントロールすることができるのだ。
空也は元々感情の起伏が大きいわけではないが、この術――空也は【精神統一】と呼んでいる――によって、吉田の嫌味に対して覚えた負の感情はすでに清算し終えていた。
だから、皐月に頭を下げさせたままでいるのは心苦しかったのだ。
顔は上げたものの、皐月の表情にはまだ申し訳なさが張りついていた。
「それよりもむしろ、僕は九条家が辺境出身者を受け入れてくれたことが嬉しかったよ。ありがとう」
「いえ。恩人なのですから当然です」
空也の言葉は単なるフォローではなかった。辺境出身というのは、それだけで大きな足かせになる。
だから、空也はこれまで誰にも自分が辺境にいたことを明かしてこなかったし、それを九条家という大きな存在が認めてくれたという事実に、空也は素直に喜びを覚えていた。
そんな彼の心根が通じたのか、皐月の表情も少し柔らかくなる。
「料理もすごい美味しかったし、皐月さんも色々おススメしてくれたから、食事も楽しかったよ」
「あっ……」
雰囲気が軽くなったのを見逃さずに空也が話題を逸らせば、なぜか皐月は顔を赤くさせた。
「どうしたの?」
「い、いえっ、その、いろいろと馴れ馴れしくしてしまってご迷惑ではなかったかな、と……」
先程までとは打って変わった可愛らしい「気遣い」に、空也は思わず苦笑を洩らした。
「全然。むしろ楽しかったよ。まさに両手に花って感じで」
「っ——!」
空也としては今度こそ「単なるフォロー」をしたつもりだったのだが、彼の意図に反して皐月はさらに顔を赤くさせた。
「……タラシ」
「えっ、何て?」
「な、何でもありませんっ」
小声で呟かれた言葉を聞き返せば、皐月は品位を感じさせながらも乱暴に立ち上がるという高度な技を実践してみせた。
そして、冷静な口調に戻って言う。
「私はそろそろ戻ります。突然お部屋まで押しかけて、失礼しました」
「ううん、皐月さんと話せて楽しかったよ」
「は、はい。私もです」
戻りかけていた皐月の顔色がまた赤みを帯びたが、空也はその事実を意識の外に置いた。
「それじゃあお休み……かな?」
「はい。お休みなさい」
最後に小さく頭を下げ、皐月は部屋を出て行った。その流麗な黒髪の隙間から覗いた耳は、赤みを帯びたままだった。
◇ ◇ ◇
空也と皐月が微笑ましい(?)やり取りをしている頃、当主室ではそれとは似ても似つかない重苦しい空気が流れていた。
ため息を吐いた大河が、早速本題を切り出す。
「空也君には申し訳ないことをしたな」
「ええ」
佐々木が短い言葉で同意を示す。この場にいるのは大河を除けば彼だけだ。
「今までは客には大人しくしていたのに、少年の傷に塩を塗るようなことをして、何がしたいのだろうか?」
「九条家の強大化を恐れたのかもしれませんな。少なくとも世間的には【光の女王】と親しい九条家が奥義を使える空也君まで取り込んだら、王宮からの天下り組としては面白くないはずです」
王宮からの天下り、という言葉が佐々木の口から漏れ出ると、大河は眉を顰《しか》めた。
「その懸念はわからなくはないがな……」
「辺境出身はえてして只者ではございませんからな。奥義や異なる魔法の同時発動という実力だけではなく、空也君は吉田の発言に対して、少なくとも私がわかるようには不快感は浮かべませんでしたし」
「辺境は生存競争も厳しいと聞く。魔法の腕だけでなく、精神的にもタフでなければやっていられなかったのだろう」
「……内側に入れていて大丈夫なのですか?」
佐々木の躊躇いがちのの問いに、大河が鋭い視線を向けた。
しかし、佐々木はそれに怯まなかった。もっとも、睨まれた程度で怯んでいては九条家の執事長は務まらないだろうが。
「彼はパーティを追放されたばかりのようですし、得体が知れません」
「そうだな」
大河は佐々木の懸念を否定しなかった。
しかし、懸念を覚えることとそれに基づいて行動することは、少なくとも大河にとっては別の問題だった。
「しかし、ここで彼を放り投げるのは娘や部下、ミサちゃんの心情的にも良くないし、味方になってくれれば大きい。それに打算的なものを無視しても私は信頼しているし、彼をぞんざいに扱うのは人道的にも一線を超えている」
「わかりました」
失礼しました、と佐々木は素直に引き下がった。
「今後のことを考えても、やつにはそろそろ何か手を打たねばな……」
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