103 / 132
第一章
第103話 元カノからの再接触
しおりを挟む
冬休みが明けて学校が再開してから一週間が経った一月十五日、シャーロットは一人の男と何もない白銀の空間で向かい合っていた。
師匠のルーカスに稽古をつけてもらっているのだ。
場所は彼が用意してくれた、シャーロットの家から徒歩二十分ほどの修練場だ。
スーア星の魔法の中心国であるラティーノ国には、至る所に修練場があり、設備も充実しているところが多い。
シャーロットの家にある、修練場と彼女が暴走した時の収容所を兼ね備えた魔法で作られた部屋では、本格的な稽古をするには設備が足りないそうだ。
稽古中、基本的に会話はない。
実演を通してルーカスが伝えてきているポイントをシャーロットなりに理解し、その事を意識して与えられた課題に取り組む、実戦形式なら彼に挑むという事をひたすら繰り返す。
これまでも、ずっとそうだった。
シャーロットが立てなくなった頃、ルーカスが稽古の終了を告げた。
「ほらよ」
床に仰向けになって荒い息をするシャーロットに、ルーカスが飲み物を寄越してくる。
「ありがとうございます……」
一気飲みした。
喉を通る冷たい感覚が心地よい。
「シャーロット」
「はい」
「お前は普通の優秀な魔法師で終わるポテンシャルじゃねえ。今、お前が普通のAランクに留まっているのは、暴走障害のせいで本気を出す事を恐れているからだ」
「っ……」
シャーロットは息を呑んだ。
新しい視点だったからではない。
彼女自身も、薄っすらとは自覚していたのだ。
「稽古はつけてやるし、まだ伸び代はある。だが、その殻を破らなければ、お前はただの優秀な魔法師のままだ」
そう言い残して、ルーカスは修練場を出ていった。
「……という感じでした」
「シャルの感覚、わかる気がするな。僕も全力を出すのは怖いし」
登校中にルーカスとの稽古についてシャーロットが話すと、ノアがうんうんと頷いた。
彼はシャーロットのように暴走障害を持っているわけではないが、それよりもはるかに厄介なサター星人の血が流れている。
「にしても、ほとんど会話がないってルーカスさんらしいね」
「ですよね」
「逆にあの人が言葉を尽くして説明してくれたら、なんかちょっと怖いもん」
「師匠に伝えておきますね」
「思いとどまっていただける事を切に望みます」
「仕方ありませんね」
茶番を繰り広げながら学校に入る。
三年生の教室がある三階の廊下の雰囲気が、妙に重苦しい事に気がついた。
教室に入ると、空気が一段と重くなった。
原因は考えるまでもなかった。
冬休みを終えて学校が再開してからずっと空いていた中央の席に、女子生徒が座っていたからだ。
アローラ・スミス。
ノアとシャーロットと同じAランク魔法師で、ノアの元カノであり、退学となったジェームズ・ブラウンの交際相手だった女だ。
一週間の謹慎処分を終えたのだろう。
Aランクになってからは常に人だかりができていた彼女の周囲には、誰一人として近づいていなかった。
取り巻きだったはずの生徒たちでさえ、彼女の方を見ないようにしていた。
(彼氏が退学になり、自身も謹慎処分を受けていたアローラさんに対して、どのように接して良いのかわからないから距離を取っているのでしょうか)
最初の頃、シャーロットはそう考えていた。
しかし一日、また一日と時間が経過するに連れて、それだけではない事に気づいた。
蜜に誘われる虫のようにアローラの周りに群がっていた生徒たちは、一様にシャーロットやノアの動向に注目を払っていたのだ。
彼らジェームズ一派は、ノアのいじめに加担していた事からもわかるように、強者に同調する事で自分の居場所を確保しようとする性質がある。
彼らは力を失ったアローラを見限り、新しい宿主としてノアとシャーロットに目をつけたのだ。
(……というのは私の彼らに対する偏見や負の感情が入っているとしても、私やノア君の機嫌を窺っているのは確かですね)
一応はテイラー家の長女であるため、シャーロットもたまに貴族の社交界などに出る事はある。
ジェームズ一派の向けてくる媚びるような目は、下級貴族がシャーロットの父親、つまりテイラー家当主のオリバーに向けるものと同種のものだった。
不愉快だったが、幸いな事に接触を試みようとしてくる者はいなかったため、なるべく意識の外に置くように心がけた。
ノアやエリアはもちろん、ハーバーとも距離が縮まっているし、アッシャーやサミュエル、さらにはテオなどとも関わる機会が増え、楽しい学校生活を送れている。
ノアに暴走障害を受け入れてもらって以来、シャーロットは少しずつではあるが、他の人とも関わるようになっていた。
(負の感情に囚われていては、せっかくの充実した時間がもったいないですから)
シャーロットはそう自分に言い聞かせた。
「ありがとうございました」
「あぁ」
ルーカスに感謝の言葉を伝えてから、修練場が内包されている施設を後にする。
クタクタの足をなんとか動かして帰宅すると、シャーロットは汗をかいた服のままベッドに倒れ込んだ。
理由はわからないが、その日は一段と疲れていた。
せめて体を拭いて着替えないととは思いつつ、睡魔に逆らえずに寝落ちしてしまった。
案の定、翌日に体調を崩した。
◇ ◇ ◇
「えっ、シャル風邪引いたの?」
僕は目を見開いた。
朝、執事さんの運転する黒い車にエリアしか乗っていなかったため、シャルはどうしたのかと尋ねると、風邪を引いたらしいと言われたのだ。
「うん。昨日汗かいた服のまま寝ちゃったみたい」
「冬でそれしたら、そりゃまあ風邪は引くか。どんな様子だった?」
「熱はあって咳と鼻水も出てたけど、普通に会話はできてたし、ただの風邪じゃないかな」
「不幸中の幸いだね」
ほっと胸を撫で下ろす。
「ね。放課後お見舞い行こうよ」
「もちろん。けど、エリアは大丈夫なの?」
確か、基本的に放課後は直帰しなければいけないルールのはずだが。
「長居しなければ大丈夫だよ。安心して、イチャつく時間はたっぷりあるから」
「病人とイチャついちゃダメでしょ。感染ったらシャルが心苦しく感じちゃうだろうし」
「えっ、でもノアって、彼女と菌を共有して喜ぶ性癖持ってなかったっけ?」
「よくそんなの思いつくね」
気持ち悪さを通り越して、僕は逆に感心してしまった。
「そんな褒めないでよ」
「褒めてないよ……あっ」
またくだらないボケに突っ込んでしまった。
「ノアって結構突っ込んでくれるよね」
「条件反射でしちゃうんだよ」
「良いではないか。我は嬉しいぞ」
「僕は嬉しくない」
そっぽを向いて見せれば、エリアがくつくつ喉を鳴らした。
三時間目は魔法学の時間だった。
「今回の実験は難易度が高いから、できればAランクの生徒にやってもらいたい。ノアとシャーロット、お願いできるか?」
「僕は大丈夫ですけど、シャルは欠席です」
「えっ、あぁ、そうか……」
このクラスにAランクは、他には一人しかいない。
先生は僕に申し訳なさそうな表情を向けた後、その生徒を指名した。
「じゃあアローラ。お願いしてもいいか?」
アローラは舌打ちしそうな勢いで顔をしかめたけど、思い直したように表情を改めて頷いた。
「わかりました」
アローラと共同作業なんてしたくなかったけど、先生はAランクにやって欲しいって言ってたし、僕のわがままで授業に支障をきたすわけにはいかない。
「じゃあ、アローラ。僕はこっちをやるから」
「わかった。私はこっちね」
彼女との会話は、不自然なほどに自然だった。
会話の中身というよりは、その雰囲気が、だ。
直径一メートルほどはあろうかという球形の装置の左右には、それぞれ管がついていた。
僕は右の管に、アローラは左の管に魔力を流し込んでいく。
管はそれぞれが魔力を変質させる役割を担っていて、一定の魔力をうまく流し続ける事ができれば、左右の魔力が融合して大きなエネルギーを作り出す事ができるらしい。
流す魔力を均一にする——。
言葉にするのは簡単だが、実行するには相当な技術が求められる上に、失敗すると魔力同士が反発しあって暴発を起こす可能性もある。
学校で使う装置であるため、そう大きな暴発はしないよう安全に作られていると先生は言っていたけど、安全性と成功率の観点からAランク魔法師を指名したんだろうな。
アローラが変な気を起こす事もなく、実験は無事に成功した。
暴発が起きれば彼女自身も危ないから、当然と言えば当然だけど。
シャルが学校を休む事なんて珍しいから、少なくとも中学校でアローラと関わる事はもうないだろうと、席に戻りながら僕は思っていた。
だから、シャルのお見舞いを終えて彼女の家を辞去した直後、暗闇から現れたその姿には驚いた。
「アローラ……⁉︎」
「やあ、ノア。奇遇だね」
彼女は、かつて付き合っていた頃のように、笑顔で手を振った。
久しぶりに見た気がする彼女の笑みに、僕の背中を冷たい汗が伝った。
師匠のルーカスに稽古をつけてもらっているのだ。
場所は彼が用意してくれた、シャーロットの家から徒歩二十分ほどの修練場だ。
スーア星の魔法の中心国であるラティーノ国には、至る所に修練場があり、設備も充実しているところが多い。
シャーロットの家にある、修練場と彼女が暴走した時の収容所を兼ね備えた魔法で作られた部屋では、本格的な稽古をするには設備が足りないそうだ。
稽古中、基本的に会話はない。
実演を通してルーカスが伝えてきているポイントをシャーロットなりに理解し、その事を意識して与えられた課題に取り組む、実戦形式なら彼に挑むという事をひたすら繰り返す。
これまでも、ずっとそうだった。
シャーロットが立てなくなった頃、ルーカスが稽古の終了を告げた。
「ほらよ」
床に仰向けになって荒い息をするシャーロットに、ルーカスが飲み物を寄越してくる。
「ありがとうございます……」
一気飲みした。
喉を通る冷たい感覚が心地よい。
「シャーロット」
「はい」
「お前は普通の優秀な魔法師で終わるポテンシャルじゃねえ。今、お前が普通のAランクに留まっているのは、暴走障害のせいで本気を出す事を恐れているからだ」
「っ……」
シャーロットは息を呑んだ。
新しい視点だったからではない。
彼女自身も、薄っすらとは自覚していたのだ。
「稽古はつけてやるし、まだ伸び代はある。だが、その殻を破らなければ、お前はただの優秀な魔法師のままだ」
そう言い残して、ルーカスは修練場を出ていった。
「……という感じでした」
「シャルの感覚、わかる気がするな。僕も全力を出すのは怖いし」
登校中にルーカスとの稽古についてシャーロットが話すと、ノアがうんうんと頷いた。
彼はシャーロットのように暴走障害を持っているわけではないが、それよりもはるかに厄介なサター星人の血が流れている。
「にしても、ほとんど会話がないってルーカスさんらしいね」
「ですよね」
「逆にあの人が言葉を尽くして説明してくれたら、なんかちょっと怖いもん」
「師匠に伝えておきますね」
「思いとどまっていただける事を切に望みます」
「仕方ありませんね」
茶番を繰り広げながら学校に入る。
三年生の教室がある三階の廊下の雰囲気が、妙に重苦しい事に気がついた。
教室に入ると、空気が一段と重くなった。
原因は考えるまでもなかった。
冬休みを終えて学校が再開してからずっと空いていた中央の席に、女子生徒が座っていたからだ。
アローラ・スミス。
ノアとシャーロットと同じAランク魔法師で、ノアの元カノであり、退学となったジェームズ・ブラウンの交際相手だった女だ。
一週間の謹慎処分を終えたのだろう。
Aランクになってからは常に人だかりができていた彼女の周囲には、誰一人として近づいていなかった。
取り巻きだったはずの生徒たちでさえ、彼女の方を見ないようにしていた。
(彼氏が退学になり、自身も謹慎処分を受けていたアローラさんに対して、どのように接して良いのかわからないから距離を取っているのでしょうか)
最初の頃、シャーロットはそう考えていた。
しかし一日、また一日と時間が経過するに連れて、それだけではない事に気づいた。
蜜に誘われる虫のようにアローラの周りに群がっていた生徒たちは、一様にシャーロットやノアの動向に注目を払っていたのだ。
彼らジェームズ一派は、ノアのいじめに加担していた事からもわかるように、強者に同調する事で自分の居場所を確保しようとする性質がある。
彼らは力を失ったアローラを見限り、新しい宿主としてノアとシャーロットに目をつけたのだ。
(……というのは私の彼らに対する偏見や負の感情が入っているとしても、私やノア君の機嫌を窺っているのは確かですね)
一応はテイラー家の長女であるため、シャーロットもたまに貴族の社交界などに出る事はある。
ジェームズ一派の向けてくる媚びるような目は、下級貴族がシャーロットの父親、つまりテイラー家当主のオリバーに向けるものと同種のものだった。
不愉快だったが、幸いな事に接触を試みようとしてくる者はいなかったため、なるべく意識の外に置くように心がけた。
ノアやエリアはもちろん、ハーバーとも距離が縮まっているし、アッシャーやサミュエル、さらにはテオなどとも関わる機会が増え、楽しい学校生活を送れている。
ノアに暴走障害を受け入れてもらって以来、シャーロットは少しずつではあるが、他の人とも関わるようになっていた。
(負の感情に囚われていては、せっかくの充実した時間がもったいないですから)
シャーロットはそう自分に言い聞かせた。
「ありがとうございました」
「あぁ」
ルーカスに感謝の言葉を伝えてから、修練場が内包されている施設を後にする。
クタクタの足をなんとか動かして帰宅すると、シャーロットは汗をかいた服のままベッドに倒れ込んだ。
理由はわからないが、その日は一段と疲れていた。
せめて体を拭いて着替えないととは思いつつ、睡魔に逆らえずに寝落ちしてしまった。
案の定、翌日に体調を崩した。
◇ ◇ ◇
「えっ、シャル風邪引いたの?」
僕は目を見開いた。
朝、執事さんの運転する黒い車にエリアしか乗っていなかったため、シャルはどうしたのかと尋ねると、風邪を引いたらしいと言われたのだ。
「うん。昨日汗かいた服のまま寝ちゃったみたい」
「冬でそれしたら、そりゃまあ風邪は引くか。どんな様子だった?」
「熱はあって咳と鼻水も出てたけど、普通に会話はできてたし、ただの風邪じゃないかな」
「不幸中の幸いだね」
ほっと胸を撫で下ろす。
「ね。放課後お見舞い行こうよ」
「もちろん。けど、エリアは大丈夫なの?」
確か、基本的に放課後は直帰しなければいけないルールのはずだが。
「長居しなければ大丈夫だよ。安心して、イチャつく時間はたっぷりあるから」
「病人とイチャついちゃダメでしょ。感染ったらシャルが心苦しく感じちゃうだろうし」
「えっ、でもノアって、彼女と菌を共有して喜ぶ性癖持ってなかったっけ?」
「よくそんなの思いつくね」
気持ち悪さを通り越して、僕は逆に感心してしまった。
「そんな褒めないでよ」
「褒めてないよ……あっ」
またくだらないボケに突っ込んでしまった。
「ノアって結構突っ込んでくれるよね」
「条件反射でしちゃうんだよ」
「良いではないか。我は嬉しいぞ」
「僕は嬉しくない」
そっぽを向いて見せれば、エリアがくつくつ喉を鳴らした。
三時間目は魔法学の時間だった。
「今回の実験は難易度が高いから、できればAランクの生徒にやってもらいたい。ノアとシャーロット、お願いできるか?」
「僕は大丈夫ですけど、シャルは欠席です」
「えっ、あぁ、そうか……」
このクラスにAランクは、他には一人しかいない。
先生は僕に申し訳なさそうな表情を向けた後、その生徒を指名した。
「じゃあアローラ。お願いしてもいいか?」
アローラは舌打ちしそうな勢いで顔をしかめたけど、思い直したように表情を改めて頷いた。
「わかりました」
アローラと共同作業なんてしたくなかったけど、先生はAランクにやって欲しいって言ってたし、僕のわがままで授業に支障をきたすわけにはいかない。
「じゃあ、アローラ。僕はこっちをやるから」
「わかった。私はこっちね」
彼女との会話は、不自然なほどに自然だった。
会話の中身というよりは、その雰囲気が、だ。
直径一メートルほどはあろうかという球形の装置の左右には、それぞれ管がついていた。
僕は右の管に、アローラは左の管に魔力を流し込んでいく。
管はそれぞれが魔力を変質させる役割を担っていて、一定の魔力をうまく流し続ける事ができれば、左右の魔力が融合して大きなエネルギーを作り出す事ができるらしい。
流す魔力を均一にする——。
言葉にするのは簡単だが、実行するには相当な技術が求められる上に、失敗すると魔力同士が反発しあって暴発を起こす可能性もある。
学校で使う装置であるため、そう大きな暴発はしないよう安全に作られていると先生は言っていたけど、安全性と成功率の観点からAランク魔法師を指名したんだろうな。
アローラが変な気を起こす事もなく、実験は無事に成功した。
暴発が起きれば彼女自身も危ないから、当然と言えば当然だけど。
シャルが学校を休む事なんて珍しいから、少なくとも中学校でアローラと関わる事はもうないだろうと、席に戻りながら僕は思っていた。
だから、シャルのお見舞いを終えて彼女の家を辞去した直後、暗闇から現れたその姿には驚いた。
「アローラ……⁉︎」
「やあ、ノア。奇遇だね」
彼女は、かつて付き合っていた頃のように、笑顔で手を振った。
久しぶりに見た気がする彼女の笑みに、僕の背中を冷たい汗が伝った。
83
お気に入りに追加
369
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる