上 下
29 / 132
第一章

第29話 勉強会

しおりを挟む
 シャルが好きだと自覚したその日に、僕は二ヶ月後のクリスマスに告白する事を決めた。
 そのためにやるべき事はいくらでも浮かんだが、今はそれよりも先に乗り越えるべき壁があった。
 二週間後の定期テストである。

 魔法師養成学校のテストは、筆記と実技の二種類だ。
 実技はからっきしだが、筆記では毎回上位の成績を収めている。
 学費を両親に工面してもらっている以上、手を抜くわけにはいかない。

「あー、難しいー……」

 エリアが弱音を吐いて机に突っ伏した。

「エリア。もう少しでお昼休憩ですから、そこまでは頑張ってください」

 シャルが双子の妹を励ましている。

 試験まで二週間を切った土曜日、僕とシャルとエリアは、シャルの家で勉強会をしていた。
 エリアも休日を丸々家に拘束される事はあまりないため、普段から土日のどちらかでは集まる事が多い。

「エリア、わからないところがあるなら教えようか?」

 僕はそう申し出た。
 教えるのは好きだし、人に教える事で知識はより定着する。

「うん、ここなんだけど」
「あぁ、ここはね——」

 エリアも地頭は悪くない。
 彼女が大体の内容を理解したところで、自分たちで定めたお昼休憩の時間になった。

 制限時間を設けた方が、集中できるというものだ。
 締切効果というやつである。

 お昼は僕が作った。
 二人には勉強時間を削らせるのは申し訳ないと言われたが、料理にハマっている僕にとっては良い息抜きだ。
 単純に、二人が美味しい美味しいと食べてくれるから作り甲斐があるというのもあるけど。

「いつもの如く美味しいです、ノア君」
「それはよかった」

 頬を緩めたシャルを見て、僕の口元も自然と緩んでしまう。

「いやー、本当にノアの料理はうまいよ。掃除も洗濯もできるし、今すぐにでも嫁に行けるね」
「生憎と僕は男だけどね」
「取っちゃえばいいんじゃない?」
「サラッと怖いこと言ったね⁉︎」

 魔法の進歩により性転換技術は飛躍的に向上しているらしいけど、女性になる予定はない。

「でも、ノアが女の子になれば、三人で温泉入ったりできるじゃん」
「いや、まあ、そうだけどさ」
「あっ、でも二人は『カップル』だから、風呂くらいは一緒に入るか。いずれはセックスするんだし」
「ゲホッ、ゲホッ!」

 シャルが盛大にむせた。

「え、エリアっ、何を言い出すのですかっ!」

 必死に抗議をするその顔は真っ赤だ。
 何とも愛くるしいな。

「エリアってたまに容赦なく下ネタぶち込んでくるよね……あと、僕らが偽カップルって事、忘れてない? 偽り恋人大作戦を提唱したのはエリアのはずだけど」

 まぁ、クリスマスに本物のカップルになれるよう頑張るけど。

「やあねぇ~。冗談よ、冗談」
「シャル。デザートの残りがちょうど二つだから、一緒に食べようか」
「えぇ、ぜひそうしましょう」
「待って待って私が悪かったです本当にごめんなさいこの通り!」

 一息に言い切り、エリアが何の躊躇もなく土下座した。
 おい、テイラー家の次期当主、プライドはないのか。

 結局その後、公平なジャンケンの結果、エリアが一発で一人負けした。

「これが因果応報です。エリア、また一つ賢くなりましたね」
「それくらいは知ってるし!」
「仕方ありません。一口だけどうぞ」
「えっ、マジ⁉︎ お姉ちゃん大好き!」
「こういう時だけ調子が良いのですから……」

 呆れながらも、シャルは笑っている。
 険悪になってもおかしくない境遇であるのに、この姉妹は本当に仲が良いな。



「ねえ、ノア」

 シャルがトイレに立ったタイミングで、エリアが声をひそめて話しかけてきた。

「何?」
「ありがとね。お姉ちゃんの誕生日の事。夕食まで付き合ってくれて……あんなに嬉しそうに誕生日の思い出語ってくれたの、初めてだよ」

 エリアが柔らかく、それでいてどこか寂しげな笑みを浮かべた。

「僕がしたかっただけだから、気にしないで。それでシャルに喜んでもらえたなら、こんなに嬉しい事はないよ」
「間違いなく、今までで最高の誕生日だったと思うよ。一卵性の双子が保証する」
「それは心強いね」

 エリアが言うなら、あながち大袈裟ではないのかもしれない。
 どちらにせよ、シャルが楽しんでくれていたのは間違いないようなので、頑張った甲斐があったというものだ。
 胸の内が温かくなる。

「それとさ、ついでに聞いちゃうけど、その誕生日で何かあった?」
「何かって?」
「いや、具体的な事はわからないけど、あの日を境に二人の距離が縮まった……というよりノアがお姉ちゃんとの距離を縮めたような気がして」
「えっ——」

 僕はまじまじとエリアを見つめてしまった。
 何この子、エスパー?

「やだ。そんなに見ないで、照れるー」
「棒読みがすぎるなぁ……すごい観察眼だね」
「あっ、もしかして本当に何かあったの?」
「うん。と言っても僕たちが何かをしたわけじゃないよ。僕が勝手にシャルへの好意を自覚しただけ」
「それは、異性としてって事だよね?」
「うん」

 エリアに隠す必要はないだろう。

「そっかー。やっぱりね。寂しくなるなぁ」

 エリアが冗談とも本気ともつかない口調でこぼしし、頬杖をついた。

「何でエリアが寂しくなるのさ?」
「だって、三人の中に一組のカップルがあったら、余った一人はどうしても気を遣うでしょ」
「まだカップルになれた訳じゃないけどね。それに、出会ったばかりの僕とシャルより、エリアとシャルの方が明らかに結びつき強いでしょ。一卵性なんだし」
「いやぁ、そこを乗り越えてくるのが男女の仲ってやつでしょ。ノアは私と違って物理的にお姉ちゃんと繋がれるんだし。さっきのは冗談だったけど、やっぱり好きな子となら一緒にお風呂入ったり、セックスしたりしたいでしょ?」
「そりゃもちろんだけど、あんまり想像させないで。僕がここから立てなくなるから」

 シャルの裸なんて想像してしまったら、男の象徴を制御できるはずがない。

「代わりに息子が勃っちゃうもんね」
「そう。僕ら親子は二人同時にたてないんだ」

 下ネタに乗ってやれば、エリアがぶっと吹き出した。

「ノアも普通に下ネタ話すよね」
「男に下ネタ嫌いはいないよ」
「女にもいないよ」
「そうなの?」
「そうだよ。お姉ちゃんだって……おっと、こういう話をするとノアが動けなくなるか」

 エリアがくつくつと笑った。

「そうだね。気をつけて」
「はーい、って、私たち何の話してるんだろう?」
「さあ?」

 顔を見合わせ、僕らは同時に吹き出した。



◇   ◇   ◇



 区切りがついたところで、僕らは座学から魔法の修練に切り替えた。
 シャルの修練兼暴走したとき用の部屋を使わせてもらう。
 最低限のものしか置かれていない、白銀のだだっ広い空間だ。

 三人の間に、特に僕と二人の間には途方もないレベルの差があるが、シャルとエリアなら馬鹿にしてこないとわかっているので、僕も気兼ねなく修練に専念する事ができた。

 もう秋から冬に差し掛かる季節だが、密閉空間に人間が三人もいて、魔法の特訓でもしていれば暑くなってくる。
 僕らは自然と薄着になった。

 シャルなどは半袖半ズボンになっている。
 惜しげもなくさらされた白い手足と、下着のラインが汗により僅かに透けている背中を、僕は思わず凝視してしまった。
 エリアに脇腹をせっつかれる。

「何ガン見してんのよ」
「見惚れてた。綺麗だなって」

 僕は正直に答えた。
 シャルは自分の特訓に集中しており、こちらを気にする様子はない。

「おっ勃たせないでよ」
「それはシャル次第かな。僕の息子、最近反抗期なんだ」
「ちゃんと毎日慰めてあげてる?」
「シャル、本当に魔法の制御うまいよね」
「あっ、話題逸らしたな」
「うるさい」

 エリアがニヤニヤと笑った。
 いくら下ネタがオープンな友達とはいえ、さすがに自慰行為の回数まで知られたくはない。恥ずかしい。
 エリアも引き際は心得ているので、それ以上は追求してこない。

 そのままボーッとシャルの事を眺めていると、少し違和感があった。
 彼女は現在、魔力の弾を自在に操る練習をしているのだが、どこかしっくりこないのだ。
 しばらく観察して、僕は違和感の正体にたどり着いた。

 それをシャルに伝えると、彼女は驚いたように目を見開いた後、「やってみます」と僕のアドバイスを実践してくれた。
 結果、違和感はなくなった。

「すごい……さっきよりもやりやすいですし、何だかしっくりきます。アドバイスありがとうございます」
「お役に立てて良かった。それよりさ、トイレ借りていい?」
「あっ、はい。どうぞ」
「ありがと」

 小走りで部屋を出る。
 シャルの観察に気を取られているうちに、膀胱の限界が近づいていた。



◇   ◇   ◇



「どうしたの? お姉ちゃん」

 エリアが心配そうに顔を覗き込んでくる。
 ノアがトイレに行って以降、シャーロットがずっと考え込んでいるからだろう。

「いえ、先程ノア君にアドバイスを頂いたのですが……おかしいのです」
「何が?」
「魔法が不得手な人では、とてもではありませんが思いつけないような、鋭い視点だったのです」
「ノアなら頭いいし、それくらいはできるんじゃないの?」
「いえ」

 シャーロットは首を振った。

「今回に関しては感覚的なところも含むので、実際に魔法が扱えないとまずたどり着けないはずなのです」

 そう。ノアは感覚的な部分を完璧に言語化してみせたのだ。
 理論を学んだだけでは、とても到達できる次元ではない。

「エリア。私が暴走してしまった時に、師匠がノア君に尋ねていた事、覚えていますか?」
「えっと、小さい時からずっとEランクなのかってやつ? ……まさか、ノアは小さい頃は魔法をもっと使えたって事?」
「そのまさかです」
「……さすがにそれはあり得ないんじゃない?」

 エリアが眉をひそめた。

 シャーロットも現実味のない話をしている自覚はある。
 しかし、カミラから聞いた話——ノアに幼少期の記憶がないという話を絡めると、どうにもあり得ないとは断言できなかった。

 そのタイミングでノアが戻ってきたため、シャーロットとエリアはアイコンタクトで会話を終了した。

「ノア、ナニしてきたの?」
「えっ、おしっこだけど」
「本当に~?」
「何を疑っているのさ」
「ナニだけど」
「んな訳ないでしょ」

 ノアがエリアの頭をチョップした。

「いてっ」
「人の家でそんな最低な事はしないよ。それに、もしそうだとしたら早すぎるでしょ」
「間違いない」

 エリアとノアが笑い合う。
 ……ノアと気兼ねなく下ネタを言い合える妹を、シャーロットは頬に熱を感じつつも、少しだけ羨ましいと思ってしまった。
しおりを挟む
感想 42

あなたにおすすめの小説

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話

kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。 ※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。 ※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 異世界帰りのオッサン冒険者。 二見敬三。 彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。 彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。 彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。 そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。 S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。 オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

処理中です...